『形の無いもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
また見失ってしまった
愛の形を
君の姿を
これからどうすればいい
形の無いものばかりが支配しているこの世の中
僕はため息をついた
いったい何ができるというのだ
僕の心の中で不調和が飽和していく
もうダメかもしれない
いつも君を思い出すんだ
隣で寝ていた君の寝顔を
でももう戻れないんだね
それを知ったとき初めて君の優しさを知った
拳を固く握りしめた僕はただ月を見ていた
君の前で強がっていた僕は一番弱虫かもしれない
しばらくしてカーテンの隙間から覗かせた光が僕を現実へ引きずり戻す
そうか
一番大切なものっていうのは形にできないんだ
それを教えてくれた君に伝えたい
ありがとうと
私は高校に入ってすぐの頃、
同性の先生からのハグに救われました。
当時、私は散財恐怖症とでも言いましょうか。
お金を使うことが怖くて、食べる時もシャワーを浴びる時も、できるだけ節約しよう、少なくしようとしていました。
それは病的な程で、白いはずのシャツが、
いつも汗で黄ばんでいるような程でした。
なんせ思春期。
当然の事ながら、同級生は私をからかいます。
詳しい脈絡は忘れてしまいましたが、
その事を問題視した先生が、音楽室の小部屋で吹奏楽の練習をしていた、私のところに来られました。
からかわれる事は嫌なのに、どうしたらいいのかわからない。
当時は散財恐怖症を自覚していなかったため、
支離滅裂にそう先生へ訴えました。
「ちょっと立って」突然の指示に言われるがまま従うと、先生は両手で私を抱きしめました。
「ごめんね、ごめんね」泣きそうな声を絞り出して、強く抱きしめてくださいました。
数日に1回しか洗濯をしていなかった私からは、
きっと悪臭が出ていたでしょうに。
何故抱きしめたのか。何故先生が謝ったのか。
視野の狭かった私にはわかりませんでしたが、
「負けちゃいけない」「強く生きなさい」
一見、押し付けがましいその言葉からも勇気を貰えました。
国語の先生だったその方は、きっと形の無いものの価値をわかっておいでだったのでしょう。
お金のためではなく、自分が自分であるために行動できるようになったのは、それからのことでした。
朝眠っている顔を見るとそっと頬に触れたくなる。
楽しくはしゃいでいる姿を見ると笑顔になる。
嘘や誤魔化しで逃げる姿に怒りが込み上げる。
熱に浮かされる吐息に涙が出る。
親心。
『形の無いもの』
形があるといつか壊れると認識して生きてきた
形の無いものは、確かに壊れるけれども自分の気持ちの持ちようで
どうにかなる
形の無いものの方が尊いと思い込んで生きてきた
本当のところはわからない
このところ、心が曇っている
形があるものは分かりやすいよね
なんだろう、うまく書けない
目の前にあるものが現実
なんて言う迷信はどこから来たんだろう
こうして、スマホを眺めている間も
家族が事故に遭ったかもしれない
友人が苦悩を抱えているかもしれない
目に見えないものの中にも現実はある
そして、その断片が何処かに転がっているはず
見つけてみせる
失ってからでは遅いから
形の無いもの
そんなものあるのかな?
何かしらは形がある
歪んでても
正解はわからないけど
形の無いものは沢山ある
愛情とか友情とか恋心とか
友達と手を繋いだり、言葉を交わすのは
ひとつのものとして存在してる
誰かを好きな気持ちも
誰かを愛する気持ちも
おんなじように存在してる
そんないろんな感情や気持ちは
手に取れないし触れることもできない
けど、存在してる
形は無くとも、ちゃんとあるんだよ
だから、もしも誰かがあなたを嫌っていたとしても
決して苛立っちゃいけない
その感情や気持ちの存在を否定しないで
存在証明を打ち消さないで
形の無いもの
好きで好きで燃える愛、
辛いのに誰にも言えない悩み。
何処かの誰かの笑い声、
何処かの誰かの泣き声。
叶うかわからない大きな夢、
忘れてしまった昨日の夜の夢。
楽しかった記憶、
思い出すと胸が痛む記憶。
どこからともなく吹いて励ましてくれる風、
私をびしょ濡れにする無情な雨。
あなたとの大事な思い出、
もうここにはいないあなたの、優しい笑顔。
〖形のないもの〗
1番に思い浮かぶのは“人間関係”
あの人との関係性はいかに...!?!?
友情度!
仲良し度!
信用度!
ラブラブ度!
あの人と関わっていく最中、、
形ないものばかりで不安になるけれど、
でもきっと、そこが良い。
...形になったら便利そうだけど、とても不自由そうね。
形のないもの
脆く崩れやすい…
涙が溢れて
一瞬で…
崩れ…
跡形もなく…
虚しい気持ち
涙が止まらない…
スモーク
もくもく上がる煙は
儚く透けてゆく
ゆらゆら上がる煙は
こおばしく香り残してく
誰かの声が 次の誰かの夢になったりする
素敵だわ
名前、りーちゃん
ずっとこのクセが続くのかな?
ずっと強がって
ずっといじめられて
ずっと心が痛い
でも私はそのまま生きて何言われても集中集中
人の心を傷つけないようにおやすみなさい
この心を、この愛を、
取り出してきみに見せてあげられたらいいのに。
そうすればきみのその瞳が
揺れることもなく僕に微笑んでくれただろうに。
『形の無いもの』
形にしたいのに、出来ないことが悔しい。
形にできるものが、出来なくなる。
形の無いものは、それほどの価値がある。
そう信じるしかない。
やるせない気持ちにけじめをつけても
まだ残ってる。
全てを消すことなんて不可能。
だから、形の無いもの。
形がないから、いいんだ。
心は誰にも見えない
見えない分一番大切にしないといけないよね
人の心を傷つけたらダメだよ
あっても無くても
みえても見えなくても
大事に、
いつもいつも
自分にとって『大切なもの』は
形の無いものばかりだ
『絆』だったり
『想い』だったり
『心』…だったり
だけれども
それで良いのかも知れない
“形のないもの”なら
幾らでも形を変えられるだろう?
たとえば些細なモノにでも
『特別な想い』をこめられる
…僕は、そう思うよ。
いつでも『形の無いもの』だけが
僕の傍らにいる
#形の無いもの
世の中の現象だったり、人の感情の世界かな。
形のないものほど
大切だから
大事にしたい
形のないもの
確証がないから
きつい、つらい、しんどい。