『平穏な日常』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
平穏な日常が、ずっと続きますように。
普通の時間を大切にしなさいって大人は言うけど、それってかなり難しい。
だって、当たり前なのだから。
朝が来ることも、ご飯を食べることも、勉強することも、友達とはしゃぐことも、夜寝ることも。
特別なことは起きない。ただ普通の日々が流れていくだけ。
漫画みたいに突然超能力を手に入れたりしない。
初恋の人に再会することもないし、宇宙人も襲ってこない。
ゆったりと、のんびりと。
みんな普通に過ごしてて、普通に悩みがあって、普通に遊んで、食べて、寝て、目を覚まして。
でも、それこそが幸せなのだ。
わたしたちは弱いから、小さな波でも揺らぐ。
でもどこか強くて、雷に打たれても何でもない顔をしたりする。
けど時にはやっぱり休んだり、深呼吸したりして。
みんなの日常。
平穏な日常。
辛いこともあるけど、どこか優しい日常。
ずっと続くなんて保証はないけど、それでもそう祈りたいのだ。
神様。
どうかずっとこのまま、平穏な日常を消さないでください。
暖かな日
凍えそうな日
いつだって平穏と思えば平穏で
ただ、私の平穏は私のもの
誰にも分からないだろうね
《平穏な日常》
朝、目が覚めてスマホを手にし時間を確認する。
私の1日の始まり。
うつ病と不眠症に20年近く悩まされた私の日常は数年前。
ある出会いで変わった。
薬を飲んでも寝れない日々から…
夜、瞼を閉じれば眠りにつき朝起きる…
あの日の出会いが、私に平穏な日常をもたらしてくれている。
夜寝て朝起きる…それが私にとって平穏。
ピコン、ピコン、うるさい。
昔からの友人も、今の学校でできた友だちも誰も悪くない。わかってる。わかってるけどさ。
スマホの画面は複数人から送られたメッセージの通知でいっぱいだ。好きなゲームやアラーム、配信の通知が埋もれて、代わりに無機質な文字だけの「大丈夫?」が並んでる。
絵文字がなんだ、スタンプがなんだ。どれだけ飾ったところで本当に私の体調を心配している人なんていないじゃない。
私だけ弾かれたグループがあるのを知ってる。SNSでも他のアカウントを使ってまで私を除け者にしてる。
学校で流れる噂も、あのとき集まった人しか知り得ない情報も、全部ぜんぶ「友人・友だち」を騙った悪者が広めているの。
SNSはブロックした上でアカウントを消そう。
トークアプリも履歴を消してブロックするんだ。
本当はアプリごと消してしまいたいけどそんなことをしたら私の生活まで壊れてしまう。だからいらない人だけ弾いたの、私がそうされたように。
ああ、壊れていく。狂っていく。
矛盾だらけで、短絡的で、自分本位。指先一つですべてを消せる薄っぺらい関係。スマホがなかったら生まれなかった友情といっそ死んでしまいたいほどの憎悪。
嫌い、嫌い嫌い。みんな大っ嫌い。消えてしまえばいいのに。
――――――
「どうしたの、体調悪い?」
「…ううん、ちょっとボーッとしてただけ」
ねえ、私たちはいつまで友達でいられるかな。
この平穏な日常はいつまで続くのかな。
今度こそ、ちゃんとした「友達」でいようね?
【題:平穏な日常】
ある程度備えることはできても完全に避けることはできないのが災害や事故ですね
被害や歴史を忘れず伝え続けることも生きている者の努めですね
#平穏な日常
心の平穏→家庭の安定、健康、経済的な安定
社会の平穏→戦争、紛争のない社会、飢餓のない社会、差別のない社会
始まりも知らない空の下、
何度目かの誕生日と出会って、
与えられた普通を僕等、
飽きるほど繰り返して来た。
「平穏な日常」
世の中、平穏な日常を送れてない人たちが
いっぱいいる。
それをニュースなので知り、悲しいし辛い。
平穏な日常を送れてる私は、とても幸せ者だ。
この状況を感謝したい。
「世界の標語?」
「いい世界だね」
「ドラマのタイトル?」
「ありそうでなさ…いや、ある?」
手元のスマホで検索し始める横顔を眺めながら考える。愛と平和。あるか?あるならどこ?
「あ、布団」
「布団が愛と平和?」
「うんそう。今度紹介しようか?」
遊ぶような軽口だったのにあいつの顔がみるみる赤くなっ、あ、ちがう、ちげーから、ちげーよばか。
2024/03/09 愛と平和
「あっ先輩先輩!昨日からずっと話そうと思ってたんですよ!先輩の担当、限定ピックアップきましたけど引けました!?」
「まずはおはようございますだろ、後輩」
ちなみに爆死したからその話はやめろ。
"平穏な日常"
私を呼ぶ声がする
振り返ると友達が
笑顔で言葉を紡ぐ
私の声に耳を傾け
声を返してくれる
気づけば周りには
仲間たちが勢揃い
それは、ごく普通の
私の日常
備考欄に『もうそうばなし』休載無く続いた学級日誌の一年
題-平穏な日常
平穏な日常では満足出来ないのが人間の強欲なところです。
『平穏な日常』
いつ、誰にでも奪えてしまう脆く儚いもの。
そんなものが平穏、と言えるのか私には分からない。
でも、今日私が歩む一日が“平穏な日常”であることを心から祈る。
『平穏な日常ってどんなの?』
「そうね...消耗って言えばいいのかしら?」
『あとは!』
「それで実際に何か変わることは無くて...」
『へー...』
平穏な
日々を送って
いる裏で
追いかけるのは
始まりの3つ
「俺は、必ず果たさなければならない」
復讐と共に「あいつ」をただ探し続ける藤木遊作
(遊戯王VRAINS)
現代が舞台なので古い言葉っぽくならないよう気をつけます
特別な日でもないただの昼下り
皆が微笑み、心から笑っている。
私も一緒になって笑う。
皆、優しい光に包まれて
明るくて淡い絵の具で描かれている。
私だけなんで刺々しいんだろう。
唇が引きつった途端に
幸せな光景が遠のいていく。
すぐ隣に笑っている人がいるのに
額の外にいるみたい。
#平穏な日常
平穏な日常
当事者にとっては退屈な日常かもしれない。
特になにもない、当たり障りのない日々。
それがどれだけ羨ましいことか。
けれど、それが簡単に壊れてしまう恐ろしさは
実際に経験するまではわからない。
追伸
始めたばっかりですけど、
お題難しくない…?
爺さんや爺さんや、今日の新聞届きましたよ。
ここに置いときますからね。
婆さんや婆さんや、おっきなきゅうりがとれましたよ。
こんな立派なきゅうりをわしゃ今まで見たことないよ。
爺さんや爺さんや、今日は天気がいいですよ。
お庭でご飯を食べましょうか。
婆さんや婆さんや、散歩に行きましょうよ。
今日は空気が澄んでいますから。
爺さんや爺さんや、私は幸せもんですよ。
婆さんや婆さんや、わしゃ幸せもんだよ。
これから先もずっと、二人で歩んでいきましょうね。
平穏サブレ(29人前)の作り方
《注意》
出る杭は打つこと(打っている間は打たれません)
打った杭は触らないこと(指先の傷が致命傷に!)
■材料
・8×8(64平方メートル)の世界
・29人の没個性的生徒
・1人の個性豊かな生徒
・ルッキズム
・モンスターペアレント
・盲目盲信の指導者
(お好みで家柄、成績、問題児……)
■作り方
1.モンスターペアレント、ルッキズムを柔らかくしておきます。
2.29人の没個性的生徒を常温に戻しましょう。
3.材料を1人の個性豊かな生徒以外すべて入れてよく混ぜます。
4.少し寝かせます。
5.大体のグループがまとまってきたら、1人の個性豊かな生徒を入れます。
6.最初は他グループとまとまってしまいますが、念入りに混ぜましょう。数分で孤立します。
7.生地を伸ばします。このときに、お好みの味付けをしましょう。行っても行わなくてもこの教室は救われることはありません。「変わらなければ平穏。変わらない不幸も平穏」
8.型抜きをします。このとき、グループが分かれないよう注意します。
1人の犠牲と29人の平和の下、平穏の出来上がり!
【平穏な日々】2024/03/11
出来が悪い