『平穏な日常』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ただ、ただ、何にもなく
ただ、いつも通りの日々。
今のこの平穏な日々が貴方は良いと言う。
でも………
【平穏な日常】
平穏な日常がいつまでも続くといいなと僕は思っていた。
テーマ 平穏な日常
いつも通りのルーティンをいつも通りに
誰かと笑って会話して
争いごとが起きないような静かな暮らし。
みんなが不満なんて持たないような生活を
みんなで作っていきたい。
友達の大ニュースがご飯をこぼしたことだったときや、
知らない人が落とし物を届けてくれたときに、
平穏だね、と言う
平穏な日常
何も心配なく穏やかに暮らせることの尊さ
平穏な日常
窓から差し込む光に目を覚まし
支度をして会社に向かう
最初はわからないことだらけだった仕事も
今ではすっかり慣れたもの
定時で退社して
近所のスーパーで食材を買って
テレビを見ながら簡単に夕食を済ます
今までもそうだったし
きっとこれからもこの平穏な日常が続いていく
別段不満がある訳ではないし
恵まれていると思う
なのに
時々不安に駆られるのは何故なのだろう
何か物足りないような
何かを忘れているような
思い出してしまえば
きっと平穏な日常は終わりを告げる
そんな予感がするから
見て見ぬふりをしながら日常を送っている
のかもしれない
それは求めていたものだった
何人何十人何千人の人達が犠牲になり
やっと掴んだものだった
しかしそれはいつの日か蔑ろにされた
ある男は立ち上がった
皆に平穏がどれだけ幸せなことかを知らせたかったから
どれだけの苦労を重ねて手に入れたものだったのか
矛盾を重ねているのはわかっている
だけどその矛盾を見て見ぬ振りをした
みんながしたことを忘れて欲しくないから
お題『平穏な日常』
朝目が覚めたら
顔を洗ってスキンケアをする。
さっと朝食を作って食べる。
お気に入りの洋服に着替える。
大好きな音楽を流しながら大好きなコスメでお化粧する。
お化粧に合わせてヘアセットをする。
さっと家事を済ませる。
家を出る準備をしてドアに手をかける。
「いってきます!」
そう貴方に笑いかける
帰ってくるものは特に何も無い。
だけどこれが私のルーティーン
さて、やっと
私の1日が始まる。
平穏な日常
それはほんとに私にとって毎日のこと。
でも、その日常に終わりがあるということは知っている
知っているけど、見ないフリをしている、
いつか来るその終わりはすごく怖い
怖いからこそ
私はいつ終わっても後悔しないようすごしていたい
平穏な日常
平穏なとは、
安定している、穏やかな、変わり映えない、つまらない。良くも悪くも受け取れる。
アップダウンか激しい毎日は刺激があり、疲れる。これは、年齢にもよるのかもしれない。
若いうちは変化が楽しく思えるが、年を重ねると、何もない平穏な日々が平和な気がする。
しかし、ある状態がずっとは続かない訳で、いいことがあれば、必ず悪いこともある。そうやって皆んな悟っていくのかな。
世の中は、今色々な国の戦力が拮抗している状態にある。その中でも、平穏な日々を暮らす一家があった。その家族の内容はこうだ。
父 外交官
母 専業主婦
娘 殺し屋
息子 情報屋
この家族は、拮抗した世の中を生き抜いている。己の持つ力のみで。周りのことなど露知らず、暮らしている。この世の何処かで。
平穏とは
変わったことが起こらず、おだやかなさま。
つまらない
今日はいつものように朝起きて、朝食を食べ、家を出た。
いつものように空は不機嫌で、私は舌打ちをした。
すると空は目ざとく私にだけ雨を振らし、ついでに雷で脅しをかけてきた。
それは卑怯だって
むっと空を見上げると、あいつはにやりとしたり顔で太陽を覗かせてきた。
強風が背中から吹く。早くしねえとバスに間に合わねえぞと言っている。上から目線でムカつくな。
私はひたつく制服を気にも止めず、目の前の坂を猛ダッシュする。
頂上につこうとした途端、急な暴風にあおられる。
おまっ!まぁじでさーもお!いつもだるいって!!
ケラケラケラと光の反射が辺りに飛び散った。
こいつ私で遊んでやがる。ピクピクっと目元が痙攣した。はあっとため息をこぼしもう一度坂を登ると今度は背中を押された。最初からそうしとけよな。
頂上から見る景色は虹がかけられていて、私は思わず口元が緩んだ。
ご機嫌取りかよ
空は穏やかに雲を流していた。さらっと頬を撫でる風は感じのいい清涼感だった。
私は下り坂を駆けて、いつものようにバスに遅れた。
.平穏な日常
平穏な日々とはあって当たり前のものなのだと、そう信じて疑わなかった。そうではないと理解したのは、奇しくもあの地獄を体感してからだ。
彼奴は私から全てを奪っていった。家も、家族も、友人も、温もりも、それら全てを等しく消し去ったのだ。
普段の穏やかさを忘れたように狂い、うつくしいマリンブルーを真っ黒く焦がしながらこちらに躍り掛かる姿は、瞼の裏に鮮明に残っている。
十数年経った今となっては、家族や友人との会話も、あれだけ睨み合っていた上司とのいざこざですら遠い記憶の向こうで、ひどく懐かしい。
あそこから得られたものも少なくないが、如何せん失ったものが多すぎた。
私は未だに海に近づけないままでいるのに、世界は刻一刻と進んでいく。私は焦る。一人だけ世界のどこかに置いていかれているみたいで寂しくて、さらに焦ってミスをして……。そんなことを繰り返しながら日々を乗り過ごしている。
この胸の穴がいつ塞がるのか私にはわからない。そもそも塞がるかどうかすら怪しい。
だけど。
それでも私は、あの日常を──あの日常に限りなく近い幸福を目指して明日も生きていくのだろう。
それが残された私にできる、唯一の鎮魂歌だと思うから。
▶平穏な日常 #65
いつしか送れなくなったよね
今はただ
恐怖に怯えるだけ
悲しいね
カレを持ってしてでも
変えられなかった
まだ遅くないと言われても
無理な気しかしない
なのに頑張れるなんて
私にはできない
今すぐ死んでしまいたいのに
泣いて阻止されて
私どうしたら良いの?
もう何もできない
一度生んだ大きな失敗を
償うなんて無理だ
さぁ
私の国にもおいで
安楽死よ
#平穏な日常
何も無い
退屈な
変わり映えのない
そんな時の流れがやたらに
愛おしいと感じられることに
歳を重ねて気がついた
停まっているようで動いている
見えないけどそこにあるもの
日常という奇跡
何も無いことに感謝できれば
退屈な時間の中に
小さな発見ができたなら
熱く闇雲に駆け抜け翻弄された
あの激しい時代(きせつ)さえ
この退屈な日常への延長線
私たちを包む
満たされてる何もない時間
起きる
学校
帰る
ご飯食べる
ゆっくり過ごす
寝る
この繰り返しがずっとずっと続けばいいのに…
「平穏な日常」
手紙を書く。
ごはんを食べる。
温かい寝床で、優しい夢を見る。
凪いだ心を守り、誰かの平穏無事を祈る。
荒んだ精神を奮い、あなたへの言葉を紡ぐ。
平穏な日常を支える全ての人にありがとう
生きていてくれてありがとう
平穏な日常
私のクラスは朝からずっと賑やかだ。それが日常。
隣の席の子は暗くてジメジメしてる。でもそれも私にとっては日常。
クラスの子がこの子をいじめるのも日常。
私にはなんの害もない。平和ってこういうことなんだと思う。
そんなある日、隣の席がずっと空くようになった。
いじめっ子たちが獲物を狙ってる。
(あ、目合った。)
お願い早く来て。私の平穏な日常を壊さないで。
そう毎朝思うのが私の日常となった。
享受するのは簡単だ。続けることは難しい。
No.13 平穏な日常