よい

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今日はいつものように朝起きて、朝食を食べ、家を出た。
いつものように空は不機嫌で、私は舌打ちをした。
すると空は目ざとく私にだけ雨を振らし、ついでに雷で脅しをかけてきた。

それは卑怯だって

むっと空を見上げると、あいつはにやりとしたり顔で太陽を覗かせてきた。
強風が背中から吹く。早くしねえとバスに間に合わねえぞと言っている。上から目線でムカつくな。
私はひたつく制服を気にも止めず、目の前の坂を猛ダッシュする。
頂上につこうとした途端、急な暴風にあおられる。

おまっ!まぁじでさーもお!いつもだるいって!!

ケラケラケラと光の反射が辺りに飛び散った。
こいつ私で遊んでやがる。ピクピクっと目元が痙攣した。はあっとため息をこぼしもう一度坂を登ると今度は背中を押された。最初からそうしとけよな。
頂上から見る景色は虹がかけられていて、私は思わず口元が緩んだ。

ご機嫌取りかよ

空は穏やかに雲を流していた。さらっと頬を撫でる風は感じのいい清涼感だった。
私は下り坂を駆けて、いつものようにバスに遅れた。

.平穏な日常

3/11/2024, 10:41:56 AM