『平穏な日常』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
何かしら刺激は欲しいとは思う。
その気持ちもわかる。
かつてはそう思ってたこともある。
変なことも色々したよ正直。
裏切られたりDV受けたり
最低限の支払いが出来なかったり
死にそうになりながらもがいて。
人生切り替えて日々何も望まず
とどのつまり
平穏な日々を毎日迎えることの喜びを知ったんだな。
もう人生も後半だけどね!
家族が死んだって
僕の目からは涙は落ちやしない
心が抉られるほどの悲しみも
喪失から来る焦燥も
何も無い
ただ、死んだという事実だけが
僕の記憶に刻み込まれた
家族の絆など
あるものか
いつか終る日が来るのなら
思い出などいらない
僕たちは、『あれ』から目を逸らして生きている。
『あれ』を直視すると不安でしょうがなくなってしまうから。
「ミサイルだ!」
「水素爆弾だ!」
「銃声が聞こえる!」
「『敵』だ!!!!!!!!!」
「今にも殺されるかもしれない!!」
平穏な日常は『悲惨な現実の叫び』から目を背けることで存在する。
平穏は『恐怖』や『擾乱』があるからこそ存在している。
僕らは『あれ』をじっと見つめ、持たなくてはならない。
平穏でなくなる勇気を。
心から平和を願う当事者になる勇気を。
テーマ『平穏な日常』
退屈で死ぬ人種がいる。僕もその一人だ。
周囲のには真面目だとか、優等生だとか言われてる。
けれど本心は、毎日吐きそうなくらいに憂鬱で
いっそ消えてしまいたいくらいの虚無感でいっぱいだった。
10の並んだ通知表さえ持っていけば、親は僕の行動に口を出さない。
さっさと課題を終わらせ、僕は自分の部屋にある大型モニターの前に座る。
今日は何をしようか。この前出た新作映画を見る?
それともFPSでバトルロワイヤル? ゲーム実況をするのもいいな。
モニターの向こう側は楽しい。
生徒というレッテルも無ければ、成績というものさしもない。
誰かの人生を覗いたり、共通の趣味で繋がれる誰かと出会える。
本当は、リアルでもありのままの僕を見てほしい。
けど、そんなことしたらきっと、周囲の大人たちはこう言うんだ
『期待外れだった』って。
真面目な子供は、真面目の範囲から出ると残念がられる
意味が分からない。
子供にも多面性があるということを、大人は忘れていないだろうか。
子供の頃の記憶をゴミ箱に捨てた奴らは、きっと頭の容量が足りないんだ。
僕だったら絶対に、自分が子供の頃に悲しかったことを、他の子供達にはやらないのに。
「……今日は、あの映画を見よう」
一人つぶやきながら、リモコンを操作して映画タイトルの画面を開く。
親に黙ってクレカで登録した、映画のサブスクリプションサービス。
僕なりの、ちょっとした復讐だった。
日常が壊れ、ピンチに陥る主人公を自分に重ねる。
今のこの時間だけ、僕は僕以外の誰かになれた。
他者の人生で食いつなぎながら、今日も退屈という死神から逃げおおせる。
これが僕の、平穏な日常。
なんにもなかったいつも通りの今日
よかったね幸せで
いつもと変わらず
友達や家族と笑い合う
何気ない瞬間を何よりも
大切にしていきたい
#平穏な日常
「平穏な日常」
いつしか崩れる"それ"は、
僕には必要ない。
平穏な日常
みんながみんな、平穏な暮らしをしていない…。
戦争・暴力・虐待・きょうだい児・被災者などと
平穏に生きたいと私たちは望んでるのに、
いつまでこんなつらい思いをしないといけないの?
(平穏な日常)
毎日早起きをして朝ご飯を食べて頑張りに行く。
帰ったらお風呂やご飯や色々して早く寝る。
そんな平穏な日常も送れず不規則な起床と就寝をして不健康な食事をしている。
頑張った事なんてない。
こんなに恵まれた環境なのになんでこんなに頑張れないのかやる気が無い怠けてるだけの最底辺の生命体。
平穏なのに馬鹿みたいな日常を過ごしてる。
もう過ごしたく無い。
お題《平穏な日常》
なんでもない日のなんでもない日常が、幸せだってこと――知ってるよ。
「平穏な日常」
ぼくが
いいこにしてれば
おとうさんは やさしい
おかあさんも ニコニコ
だから
うばわないで
ぼくの 平穏な日常を
君と話して、君と遊んで、君と笑う。
そんな日常があれば僕は、幸せなんだっていつ気づいてくれるんだ?
待ちに待った週末。
私はテーブルに置いてあるお弁当を前に、ごくりと喉を鳴らした。
デパートでやっていた北海道展で、とても美味しそうなお肉弁当を手に入れたのだ。
コップにお茶を注ぎ、蓋を開ける。
この瞬間を待っていたのだ。
「うわぁ、すごい」
中には柔らかそうなステーキ肉が米の上にぎっしりと敷き詰められている。
端には焼いたホタテまである。
「いただきます」
ステーキ肉を一切れ頬張れば、もう幸福感しかない。
「うわぁ、なんて柔らかいんだ。このホタテも美味しい。米も甘くて美味しいや」
いつもなら昼まで寝坊してゴロゴロと過ごす週末なのだが、そんな平穏な日常とはまた違った、少しだけ贅沢な時間を過ごすことができた。
「たまにはこんな贅沢もいいものだなぁ」
柔らかい肉を大切に噛み締めながら、ちょっと特別な週末が過ぎていった。
『平穏な日常』
皆がおれを嫌いでもいいんだ。
必要とされているのは、おれの"才能"。
おれ自身は求められていない。
皆の役に立つならなんて、本当は嘘。
ただこの日常を、壊したくないって。
本当は、気付いていたんだ───────
太陽は穏やかに大地を照らし
時間が止まっているかのように
雲はゆっくり流れてゆく
あなたから見える空
わたしの見ている空
遠く離れていても
同じ空の下にいる私たち
空の青さはどこまでも
果てしなく広がって
私たちを繋げてくれるのです
今日も平穏な1日を過ごせますように
静かに目を閉じて
あなたのことを想います
平穏ってなんだろうなあ。
いつもと変わらない面々に向けて
そう呟いてみるも、次に聞こえたのは
棚に小指をぶつけた後輩の叫びだった。
「ッ〜〜〜〜!?!?ちょっと誰ですかここに棚置いたの!!ばかなんですか!?そういやここにいるのはみーんなおばかさんでしたねェ!?」
「ちょっと、みんなって言わないでよ。私までバカになるじゃん」
「お前チビのクセに声はでけぇよなぁ」
「はぁ!?先輩が無駄に大きいだけでしょ!?僕に身長100cmくらいくれてもいいんすよ!」
「あんたら聞いてる?てか普通にうるさい、邪魔」
これを見て平和だなぁと思うのは
多分俺だけ…じゃないかなとか思う。
結局、平穏ってなんだろうな。
騒がしいわ喧嘩ばっかだわだけど
ぱっと浮かんだ平穏はこの日常だから
まぁ俺にとってはこれが平穏なのだ。
「ねぇ、部長がニヤニヤしてんだけど」
「気持ち悪いっすよ部長」
「あー、なんか妄想でもしてんだろ。ほっとこうぜ?」
おいこら、お前ら。
俺をなんだと思ってるんだよ。
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「平穏な日常」2023. 3. 11
いつものように外に出た。部活をするため学校に行く。いつもと変わらない普通の道。いつもと変わらない風景。道はポカポカしてるが木のトンネルは涼しくて日差しが差し込む。
音楽室に着くと友達がいなかった。誰もいなかった。一番乗りだ。嬉しかった。カーテンを開け、窓を開ける。春の匂いが音楽室に入り込む。いい匂いだ。心が洗われる。
いつものように楽器を組み立てる。クラリネットを組み立てる。楽譜を立てて練習をする。少し面倒臭い。しかし吹いているうちに楽しくなってくる。
しばらくすると友達が来た。二人で話す。親の愚痴とか面白い出来事とか。
いつもの日常。いつものように生活する。私は先輩に元気に挨拶をする。
平穏という大切さ。
きっと気付いているひとは少ないでしょう。
「完璧や」
6時。カフェの雰囲気を思わすお気に入りの洋楽のプレイリスト。朝焼けの冷たく気持ちええ空気。淹れたてのアールグレイ。これぞ、平穏な日常の一日。そして完璧な朝や。
ードッカアァァァアン!!!
前言撤回、全く持って平穏やない。壁が吹き飛んだ。あと立てかけてたギターも。修理費いくらやねんこれ。
「はぁ…、どいつもこいつもよう飽きもせんと来るもんやなぁ」
ここは東京のパラレルワールド。ーえ、関西弁やのに東京なんとか思ったそこの君。こーいうアクションものは東京の方がパッとするでしょーが!!
えー、気を取り直して。今や日本中に蔓延った巨獣を駆逐することを目的とし、市民の安全を守る特殊部隊。その名も…
「このドアホ!カッコつけとる暇あるんやったらさっさとコイツ倒せや!!アホか!」
「2回もアホ言うなや、流石に傷付くわ!…ま、いっちょひと騒ぎしますか」
そんなこんなで落ち着けない平穏な日々は続いていく。人知れず、誰もが誰かの平穏を守りながら。そして自分も、こうやって仲間と軽口を叩けることが、どれだけ幸せかも知らずにー。
#平穏な日常
守られた中で生きているのに
前途が険しく前が見えない
一寸先は闇
後に退くことはできず
毎日生きることが戦いである
己を己という柵でがんじがらめにして
もがいてあがいて
崖端に立ち続けている
見えない敵に立ち向かい戦い抜いて
一体その先に何が見えるんだろう