『巡り会えたら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
一夜だけの関係だった。再び巡り会うことがあれば、その時は他人のフリをしましょう、なんて言ってたのに。
「今日からこの部署の配属になりました」
爽やかな笑顔で私を見つめる彼の目は笑っていない。どうやら、あの日の約束を彼は守るつもりがないらしい。
「巡り会えたら」
僕は、東京に住み、東京の会社に通うごく普通のサラリーマンだ。いつも、朝4時ぐらいに起きると、窓を開けて換気する。それから朝ごはんを作って1人で食べる。午前6時ごろ出かけて、途中でお昼ご飯を買い、満員電車に揺られながら出社して午後6時ごろには切り上げて帰ってくる。7時位には家に帰って晩ごはん作って食べてお風呂入って、寝る準備してちょっと遊んだりゲームしたりして10時くらいには寝る。そういう平凡な生活じゃなくてもっとワクワクするような楽しい生活と巡り会えたらすごく幸せなんだろう。
「 巡り会えたら 」
( 逃げ若 現パロ 、 ぶぶ若 )
( ( … ほぼほぼ 皆には会えたが 、 吹雪 にだけ 会えていない 、 …… もしかしたら … そんなことは 考えたくないもないが ,, 吹雪 の 記憶が なくてもいい 、 せめて 会って抱き締めたい 、、 ) )
「 …… 桜 、 綺麗だな 。 」
「 そうですね 、 我が君 。 」
「 御一人 ならば 、 自分 が 相席しても , ? 」
「 … 、 !? ぁ …… ふ 、 吹雪 、 ? 」
立っては勢い良く抱き締めた。
「 … 逢いたかった 、 遅いぞ 吹雪 ,, 」
「 ゎ …… 、 … すみません 我が君 。 自分も 、 逢いたかったです 。 」
「 … 前世 と 全然変わっていない 、 」
「 我が君 こそ 、 …… 皆 には 会えましたか , ? 」
「 嗚呼 、 もう 1ヶ月 位前から 会えている 。 … 幾ら待っても 吹雪 の姿が現れる 気配が しないから もう 逢えないのかと 思ったぞ 、 」
「 何方も 同じことを 思っていましたね 、 自分 は 気分転換に 花見をと 、 そしたら 我が君が 。 」
「 … ふ 、、 そうか ,, 吹雪 、 皆 待っているぞ 、 帰ろう 。 」
「 …… はい 、 勿論 。 」
「 桜の木の下でまた 出逢えたら __ 」
声だけを聴いた時は
なんとなく、足りないと思った
話し合えた時は
知れたことを、嬉しく想った
顔を合わせた時に
会いたかった人だと
漸く、そう腑に落ちた。
“巡り会えたら”に
可いが足されて
巡り会えた“か”ら
私達は成る可くして
縁が巡ってきたじゃないかと
互いに笑い逢えたんだ。
ー 巡り会えたら ー
巡り会えたら
オレはいつも通り交差点を渡り学校へ向かう。
今日。凄く綺麗な男性とすれ違った。
何処かであった気がする。昔にも、こんなことがあった。
家族で出かける時、凄く綺麗なオレと同い年くらいの子とすれ違った。
また会えたらいいな。何て思いながら過ごしていた。
もしかしたらその人なのかもしれない。
そうだとしたら嬉しい。
そう願いながら学校へ遅れぬよう向かう。
朝礼の時間。
転校生が来るそうだ。
隣のクラスだが。
一目見た。嗚呼。やはりこれは運命だ。
やっと会えた。
やっと
巡り会えた。
巡り会えたら
何てずっと思いながら過ごしていたのが、良かったのかもしれない。
いつか、どこかに落としてしまったのだろうか
それとも、持たずして生まれ落ちたのだろうか
どこかで無くした
はたまた最初から持ってなどいなかった何かは
世界を巡れば拾えるのだろうか
もしそれを見つけたら
この空白は埋まるのだろうか
ここから踏み出す勇気もないのに
いつか、巡り会えたら
それを拾う資格などなくても
いつか。
『巡り会えたら』
桜の木の下には
タロの遺骨がある
桜の木の下へと
わたしが埋めた
風が吹くたびに
桜の花びらは散ったが
決して枯れることはなく
毎年 美しい花を咲かせた
桜は咲き続けたが
タロは戻ってこない
それでも わたしは
桜を愛でる
今年もまた 美しい花が咲いたと……
いつかの再会を願って
─巡り会えたら─
私、仕事が出来ないんです。
稼げないので、常にお金の事が心配です。
私に出来る仕事って何? 誰か教えて。
目を閉じ心を無にすると、何かが語りかけてきた。
『全国民から一人一円ずつ貰らえば、
1億円以上にはなる。一円くらいなら、くれるよ』
くれないよ!
私に出来る仕事なら、真面目に働くよ?
『小銭を拾う能力を授ける。少額なら頂いても捕まらないよ。固いこと言うなよ』
捕まるよ! そんなの職業に出来ないよ。
『道に落ちてる小銭を拾いながら
日本一周したいなぁ。楽しそうじゃん』
そんなに落ちてないよ。
『一緒に行こう?』
そ ん な に 落ちてないよ。
『全国民に一人一円ずつ、その辺に落として貰う様に手配する。神様に頼んで来る』
あなた何者なんですか?
道端で一円ずつ拾って、ご飯買って、服買って、
夜はどこに泊まるの?
野宿なんてしてたら、いつか死ぬよ。
『私がついてるよ!』
私が憑いてるよ!?
『お金が欲しければ、お金を愛して下さい。
話しかけて撫で撫でして、慈しんで下さい。
物にも魂は宿るので、
やがて喜んであなたの元に寄ってきます』
紙幣って、人の顔が印刷されてるけど、
もっと愛しやすい小動物とかじゃ駄目なの?
日本に昔からいる柴犬や三毛猫で良くない?
『そんなんだから お金が寄って来ないんだよ。
物の表面しか見ないのでは、良い巡り会いは出来ないよ。紙幣のデザインじゃなくて、もっとお金の本質を見るんだよ』
紙です。
『神です? そうだね。分かったかね?』
はい。(分かってないです)
もう会えないのに言えなかった言い訳を
あれからずっと考えている
#巡り会えたら
巡り会えたらなんと伝えるだろう。
君に会いたかった?何してたの?
きっと何も上手く言えないだろう。
それくらい奇跡で溢れてるだろうから。
巡り会えたら
俺とお前は。
同じ年に生まれ。
同じ国で育った。
だが。
裕福な家庭に育ったお前と、
貧しく荒んだ家庭で育った俺は、
住む世界が、余りに違い、
幼い頃に巡り会う事は無かった。
悲しく辛かった幼い頃に。
周りに裏切られたあの頃に。
お前に巡り会えていたら。
どんなに良かっただろう。
お互いが、こんな不幸な運命に、
雁字搦めになる前に、
お前と巡り会えていたら、
俺とお前は、
ごく普通の友人に、
そして、在り来りな恋人に、
なれたのだろうか。
だが。
それは叶わぬ夢。
俺とお前は、
酷く残酷な状況で、
巡り会ってしまった。
もしも。来世で、
再びお前と巡り会えたら。
俺はお前に手を差し出すから、
俺の手を取って欲しい。
そして、
俺はお前にこう言うんだ。
…今度こそ二人で幸せになろう。
と。
巡り会えたら
恋人に手酷くフラれた私は長い間凹んでいた。向こうが一方に悪いのが明らかな分、やるせなさがこたえた。波を立てずに別れた自分を立派に思い、同時に後悔することの繰り返し。なぜあんな人を好きになったのかと思うと、自分が情けなくて仕方がなかった。
そんな私を見かねたのか、友人が巡り逢い神社に行かないかと提案した。
「巡り逢い神社?」
「あたしの地元にあるの。新しい出会いにどうかな」
聞けば霊験あらたかな神社で、参拝者が互いに会いたいと願った場合、神様が巡り会わせてくれるらしい。
「つまり、私が会いたいと願った人が、過去にその神社で私に会いたいと願っていたら、会えるの?」
「そう。神様が会うべきと判断したら、その場で呼び寄せてくれるの。口寄せの術、知ってる?」
ホントに空間転移するんだよ、と友人が真剣な顔で言うので、その真偽はともかく遊びに行くことにした。
神社は緑に囲まれた山の麓にひっそりと立っていた。参拝客はまばらだが、時折、号泣した様子の人が見える。本殿の向こうへ行くと、喜びに満ちた表情の親子とすれ違った。どうやら、マジの神社らしい。
会いたい人、か。中学や高校の知り合いはどうかと言われたが、本気で考えていたわけではなかった。
順番が来た。
素直に思い浮かんだ名前を神様に願った。
(面会時間はどのくらいがよいかな?)
「10秒で!」
謎の声に答えて目を開けると、例の元彼が驚いた様子で立っていた。が、すぐに状況を理解して、
「俺が悪かった! だから、またやり直し__」
ドゴッと音がして、私の拳に衝撃が走る。
情けない悲鳴とともに吹っ飛んだ男は、ちょうど10秒後に消えた。
すっきりした私は、深々とお辞儀をして帰った。
人や物はご縁があって、巡り会えたら良くも悪くも糧になる。
印象に残るかが大事かなと個人的には思う。
一目惚れ、何かとタイミングが合う、新しい価値観をくれる、なぜか気づくと傍にいる、落ち着く、ふと思い出す、癒される、波長が合う、等々なにか良いなと思ったり、あーそういう感じ方や考え方があるのかと学んだり、これは絶対似合わないなと体験したり、繰り返し思い出したり、ふとしたときに拠り所になる出逢いは糧になるご縁なのだろう。
情報社会といえど、好みが分かっていたといえど、調べたからと確実に出会えるわけでもないし、交通事故のように偶然見つけることの方が多い。特に人間関係はそう感じる。
パートナーと出会えたのもマッチングアプリの偶然が重なって。
友人も引っ越しが多かったから縁が切れると思っていた人達。
手放せないぬいぐるみも家族で暇潰しでかけた先で。
好きなアーティストはその時なんとなくやっていたゲームで使われていて。
どうしても相容れない人とはクラスメイトだったりバイト先に。
大事になっていくものほど意図してなくて、大事な経験も意図してなくて。永い年月で情が生まれて理解することも、無意識に経験を活用していたのに気づく事だってある。
やり直したい過去はいっぱいあるんだけど、そこになにかと良い巡り合わせがある人生で、とても幸運だと思ってる。
辛かったところに、1つ、2つ人間関係から言葉とか行動の大事なコトがあった。それが今の自分を作っているらしい。その自分を愛してくれる人がいるし、人に共感したり優しくできてる自分もいるから、やり直したいと言いきれない。
自分に関してはマイナス思考で、定期的に消えたくなるけど。悪に染まりきらない限りは世界は案外優しいなと思ってる。信じてなんとかやっている。
そう想えるのも日本に生まれたおかげだろうな。ラッキーだな自分は。
兎にも角にも、良くも悪くも、印象に残っている物事は私だけの廻り合わせだ。自分に残る人や物、言葉や行動に、巡り会えたら、自分が少し育って変化する時なのだろう。実感するのは、少し先の未来かも知れないけど。今を重ねたボーナスだから貰っておこう。押し売りだけど貰っておこう。育つために、糧として吸収しよう。美味しくなかったら置いといてあとで食べれば良いじゃないかな。
きみと巡り会えたら
なにをはなそう?わかんない。
あなたと巡り会えたら
きっと吐き出しちゃうんだ、毒が、抜けなくて
きれいじゃないわたしはいらない子、かなぁ。
もうきっと訪れない巡り合わせに未来をみてる。
私は今まで人生で後悔したことが一度もなかった。
中学生の時から夢だった職業を諦めたことも、病気になってそれがこの先も自分の人生に影響していくことも、どれも今の自分になるために必要だったのだと、後悔したことはなかった。
周りからは「あの時ああしてなかったら、あなたは病気にならなかったかもしれないのに」とさえ言われた。それでも私は自分の選択は後悔してこなかった。
たったひとつ、偶然出会ったあの人と、お別れしたことだけは後悔した。30年以上生きてきて、初めて後悔を知った。
もしもまた、あの人に巡り会えたら。後悔をしないように、言えなかった気持ちを全部伝えたい。
巡り会えたら
よく晴れた昼下がり。見上げれば胸がすくような青空。
大きく息を吸い込むと、僕はこの青空に似合わない、灰色の背中に別れの言葉を投げつけて、大袈裟に手を振った。
「元気でなっ!」
「…」
「もう変なところに入り込んで嵌ったりするなよ!」
「…」
もちろん返事はない。
「……」
…いや、もしかしたらふりふりと左右に揺れているあの尻尾こそが、返事の代わりなのかもしれない。
見知らぬ土地、見知らぬ風景、そして見知らぬ猫。
猫から見れば僕も見知らぬ人間。
浮草のように所在なく旅を続ける僕だから、もうここには二度と来ないかもしれない。もし再び訪れたとしても、少し青みがかった灰色の毛並みを持つ君とは、もう二度と出会えないかもしれない。
幾度となく出会いと別れを繰り返し、もう惜しむ心も見失っていたはずなのに。
なのにーーー・・・
もうほとんど見えなくなった背中に向けて、そっと呟いた。
「また、巡り会えたら…」
なんて、そう思うんだ。
【巡り会えたら】
君は私に色んなものをくれた
知らない景色、友情、裏切りも
思い返せばいい思い出ばかりじゃないかもしれない
それでも私君に出会えてよかった
今世では長く一緒に居られなかったけど
それでもまた巡り会えたら
その時は優しく笑って見せてね
また夢で貴方と巡り会えたなら
私はまた恋に落ちるでしょう
直ぐに忘れる泡沫の恋に
巡り
長いときがたった
忘れていた
忘れていたはずなのに
久しぶりに耳にした
あなたの名前
この先もう…
そう思うのに
冬が近づくにつれて
冷たい風が
あの日を思い出させる
会いたい。
もう一度巡り会えたら
なんて
叶わぬのに
そう、ひそかに願う
巡り会えたね
悦ちゃん 大好きだーーーーーー!
俺は君を 海よりも広い心と深い愛で
ずっとずっと死ぬまで守り抜くからね!
愛❤優