『小さな命』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
小さな命
すっかり葉の落ちた、老梅の枝先に、紅いポツポツが現れて、少しづつ膨らみ始めている…
最初は、近づかないとわからないほど小さく硬い感じだったものが、1週間余りで、紅さがはっきりして来て、花芽だと分かるようになってきた…
もう少しすれば、可憐な花が咲き、春の訪れを告げてくれるだろう…
その他にも、小さな命の誕生が、知らない何処かで、始まっているのだろう…まだまだ小さく、儚い命は、やがて、力強く蠢くのだろう…
小さな命
小学校低学年の夏休み、カブトムシの卵を割ってしまったことを妙に覚えている。
朝のラジオ体操から帰宅後、飼っていたカブトムシに餌をあげることが日課だった。玄関隅に置かれた土いっぱいの籠を持ち出し、蓋を開ける。夜行性の彼らが地上にいることはほとんどないので、土の中から掘り出して、全員の存在を確認する。雄雌それぞれ2匹ずつだっただろうか。見分けがつかないぐらいそっくりだったので、名前は付けていなかった。新しいゼリーを置き、食べ始めるのを少し眺めてから籠に蓋をして玄関隅へ戻す。夏休みの朝は、そんなふうに過ごしていた。
ある日、いつものようにカブトムシを探すために土を掘り返していると、白い粒のようなものがいくつか見つかった。卵だ。つぶさないように、転がり落ちないようにやんわり手のひらに乗せて、卵を生んだカブトムシを探していると…手のひらに一瞬妙な感覚があった。違和感を覚えて指を開いてみると、卵が1つ消えていた。なぜか手のひらがほんの少し濡れている。割ってしまったのだ、とすぐに悟った。慌ててほかの卵を土に返した。小学生ながら悪いことをしてしまった罪悪感から、誰にも言わなかった。言えなかった。
小さな命を奪ってしまった後悔は、何十年と経った今でもふと思い出す。
小さな命
小さな蟻やバッタには命があり、
大きな象も命がある。
生きているもの全てに命は宿っている。
命があればこそ、活動ができる。
未来を創造する為に命がある。
争う為の命であってはいけない。
小さな命は未来を継なぐ。
「小さな命」 #288
この世に存在する、たくさんの命
みんな平等なんてわかっているけれど
あの子の命と比べれば
どんな命だって私からしたら小さい
この世の全てを滅ぼしてでも
あの子の命を守りたいくらいには、ね
向かいのデスクの女性社員に
媚びた話題ばかり振るおっさん
愛想よく相手してもらってご満悦の様子
キショい。
半ばストーカー。
おいら、呆れて苦笑い
意地悪いおいらの命は小さく微笑む
なんて人間臭い
おいらも、おっさんも
#小さな命
一番小さな生き物は
単細胞の細菌類なんだって
顕微鏡でしか見えない世界にも
《命》はあるんだな
【小さな命】
夕暮れの街の中
公園の子供の喧騒が
ブランコの軋む音と合わさって
郷愁のハーモニーを奏でている
丘の上から眺めるCityscape
この世界が生きている様を表している
下に見える豆つぶの人々
一つ一つに小さな命
一番星のように煌めいている
眩しくて目を閉じる
私自身も生きていると感じさせられた
なんでもない今日という一日の話
今日は2年前に亡くなった曾祖母の誕生日。
はじめて人の“死”を目の当たりにして、命とは、こんなにも脆くて儚いのかと思い知った。
祖母の家でどんどん衰弱していった99歳の曾祖母。
もう長くはなくて、いつ死んじゃってもおかしくない。そんな状況にあったのを理解していながら、はじめての“死”と向き合うのがなんだか怖くて、機会だって沢山あったのも全て潰していったのは私自身だった。
曾祖母の誕生日の、1週間ほど前の休日。
21時頃だっただろうか、両親と姉妹弟とタクシーに乗って祖母の家に向かった。“もうすぐ”だという時だった。
シワシワで、でもしっとりしてて、冷たくて、随分と小さくなった曾祖母の手を順番に握って、「ありがとう」と「大好きだよ」を伝えた。
※ーーー※
身体はそこにあるのに、でもただ眠っているのとは確かに違う。そんななんとも表現しがたい感覚に包まれたのを、よく覚えている。
※ーーー※
【小さな命】
※途中まで。後日書き切ります
『逃げてください! 山から逃げて!』
起きてきたきみがテレビを点けると、アナウンサーの声が飛び出してきた。
何度も速報の音が鳴る。
「あのね、朝ごはん、おんなじのでいい?」
「ええ、お願いします。未明に顕現したらしいですよ」
「山のやつ?」
「みたいです」
厚切りの食パンは何をしてもおいしい。CMだと、内相が空気を含んで焼き上がって、ちぎった断面にほんのりと湿った光があるような、ふわっふわ感を売りにしている。
けれど、今日は違う。
スプーンの底を使って、ぎゅうぎゅうとパンのやわらかさを殺してゆく。もう、硬めで、ふぅわと戻ってこないのが理想!
できた窪みはちょっと不格好。
まあ、味は変わらないし。
そこに、器をつくるみたいにハムをのせる。きちんと整えられた丸い断面は、見た目も中身も均一に加工されている。
ふちはマヨネーズで囲んじゃおうかな。
冷蔵庫から出した卵を割るのは、平たくて勢い余って突き指しちゃうくらい硬いところがいいよね。
卵殻は内側の薄膜で補強されているから、ゴツンと一思いにぶつけた。そうすると、亀裂が入ってグジャリとした感触が指に伝わってくる。
いい感じに上下に割れれば最高。
殻が入らないように、パンの窪みに落として。
つやんとした、透明な半液体。白く濁った部分と透ける部分が混ざって、息をしているみたいに揺れる。
らんらんに火照るような、きれいな黄味色。
その上に、栄養価たっぷりだった牛乳を脂肪分にした濃厚なチーズをかける。焼かれて溶けて、とろ~りとするのがいいよね。
ンッ、緑たりない。
ぶんぶんチョッパーで細切れにしたパセリ、かけちゃおうかな。確か、冷凍庫で凍らせていたはず。
あ、ついでに牛乳でホットミルクしよう。
あとは、これをトースターで……、あー、トースター壊れてるんだった。寿命、まだある感じだったのに。夕方までに廃品に持ってかないと。
じゃあ焼くのはお魚グリルでいいかな。
そうやって朝ごはんの準備をしていると、また、テレビで速報の音が流れる。
『いま、陲ォ縺輔k閠が■■■の■山を横断しています! いつ、市街地へ来てもおかしくない状況です!』
「怖いですね」
「そこって、街が近くにあるの?」
「いえ、確か、山の深いほうだったはずです。ですが、国道もありますし、人も住んでいますから」
映し出されたそれは、山を跨ぐようにしてゆっくりと動いている。手ブレがひどいから、きっと撮影しているところから随分遠いところだろうけれど。
ガクンと映像が上下に揺れる。
悲鳴のような声が上がった。
『ああっ! いま、いまっ! 触手が! ちょうど■■村のあるあたりです! 逃げてください! 逃げて‼』
「■■ですか。大変ですね。ここらは山がないですから大丈夫でしょうけれど」
「あッ!」
「どうしました?」
テレビを見ていたきみが、ぼくに振り返る。ガタンとチェアが動いて。
「はちみつ床に落としちゃった。ホットミルク、甘くしたくて」
「もう。ティースプーン一杯分が蜂の一生分ですのに、もったいない」
「ごめん。すぐ片付けるから!」
すぐ近くにあった濡れ布巾を手に取る。
あーあ、しばらくベタベタするかも。
#小さな命
小さな命
わたしの腕の中で
小さく寝息をたてている、小さな命
時折、動く小さな手は
どんなものより愛おしい
わたしのすべて
あなたのためなら、わたしはなんだってできる
あなた以上なんて、きっとこの世に存在しない
この小さな命が
大きく成長しますように
鬱とか
ホルモンバランスの乱れとか
病気とは言えない類の
しんどさって
怠け者って言われる
そんなことを言う人になりたくないけど
それを言えるくらい強い人になってみたい
気がする
小さな命
わたしの友達は、みなそろって犬や猫や鳥など、自慢のペットを飼っていた。
放課後に皆と帰ると、毎日のように犬が芸を覚えただとか、猫が甘えてきただとか、そんな話が始まる。
…そうなるたびに私は、そっと列より後ろに移動しては、いつもと同じように、校舎裏の柵から飛び出ている葉を数枚千切っていた。
少し柑橘の良い香りがする、特別綺麗な葉っぱだ。
もちろん誰にも見せずにポケットに仕舞う。
家に着いたら、すぐ靴を脱いでそのまま自室に向かった。わたしの愛する、小さな命の為に。
教科書やノートが散らばった机の端にある虫籠、それを開けた。でも少し古いもんで、かたり、と固い音がした。
緑の蓋と透明なケースの隙間から出てきたのは、わたしの小指ほどしかないアゲハ蝶の幼虫。
もう数日前に脱皮は済ませていた。だから、黒と白のかっこいい保護色から、鮮やかな緑と目に見える模様に変わっている。採れたての葉をやると、ふにふにと動く。愛らしくって堪らない。
ここ何週間か、わたしはこの子の世話をしていた。
毎日、同じ場所から同じ葉を取ってくる。同じ時間に与えて、同じ時間に観察する。
わたしが自室以外で何をしようが、何をされようが、この子には関係がない。この子はいつも、同じ調子で私を受け入れ、出迎えてくれる。
そんな変わらない私の日常が、心底愛おしかった。
…でも、今日はいつもと違った。葉を食べない。動き回るだけだ。
私が横で宿題をして日記を書いて、ずうっと付きっきりでいたのに、とうとう食べることはなかった。
考えたくはないが、もし、もし蛹になろうとしているならどうしよう。そうしたら、この子が変わってしまう。姿が変わって、ご飯も住む場所もいらなくなって、用無しになったわたしの元から飛び立ってしまう。それは嫌だ。
…どうして? と頬杖ついて問うても、当たり前に返事はない。もしこの子が犬だったならワンワン、猫ならニャアニャア、鳥ならピーピーと返事しただろうけど、 あいにく、わたしは幼虫のことばを知らない。
気がつくと、私はどこかにいた。がらすみたいな床だ。
「…これはね、ぷらすちっくだよ」
どこからか底抜けに明るい声がする。誰だろう。
「なんと、たべられないんだ」
そんなのしってるよ。わたしにだって分かるもの。
不意に下を見ると、つぎは緑の葉っぱで埋め尽くされていた。あの柑橘の匂いがする。…レモンの葉か。
「こっちは、たべれるよ」
……そんなの、普通は食べないよ。お腹壊すし。と、すこしぶっきらぼうに答えた。
「そうなの。 おいしいのになあ」
声が少し、悲しそうに聞こえた。
わたしは他人の感情を読み取って反応する…というのがいちいち面倒だから、よく疎まれることがある。
…でも、もしかして…こいつは傷ついたのだろうか。ならこういう時、なんていうんだろ。謝る、とか?
わたしには珍しく他人の為に考えて、考えて、なんとなく考えが纏まりかけたとき、後ろからぱり、ぱり、と音がした。
「ほらね。おいしい」
……食ってる?マジで?
おいしいんだ。ええ。その奇行に驚きと、なんだかやばい人なんじゃないかと今更怖くなってきて、軽く混乱してくる。そんなわたしの耳元で声がした。
「ふふ。いつも、きみがくれるじゃない」
それを聞いて振り返っても、もうなんにもなかった。
「たまには、ぼくだって、きみにおしえたくてさ」
そいつは最後に、そんなことを言っていた気がする。
気がついたら、目の前に見覚えのある木目があった。私は机に向かったまま寝ていたらしい。窓が空いていて、月明かりと共にぬるい夜風が差し込んでくる。
手の上には、緑の葉っぱが1枚だけ乗っていた。籠の中は空っぽ。あの子はいなかった。
あの子は羽化して蝶として飛んでいったのか、それとも外に落ちて芋虫として死んだのか、わからない。
硬い葉の感触と共に、柑橘の匂いが口の中に広がる。
小さな命の代わりに残ったそれを、わたしは食べた。
小さな命
あなたに報告があります。私のお腹の中に小さな命がやって来ました。
これからは、2人で育てて行こうと思ったのに...なぜ、あなたは、植物状態になっているのよ(泣)
早く、会いたいわ(泣)目が覚めるなは、いつなのかしら?
小さな命
今日もどこかで誰かが生まれている。
地球上では毎日大量の命が生まれ、亡くなっていく。
だが、そのようなことを考える間もなく毎日必死に生きている人が大半であろう。
「自分の命はいつ亡くなるのだろうか」
こんなことを考えながら生きる必要はないが、この生まれ持った小さな命を
小さな命は歩き出す
心に大きな希望を持って
そしていつしか見知らぬ世界に怖気づき
立ち止まることもあるだろう
でも忘れないでほしい
あなたを愛して
あなたの命を無限大に想ってくれる人がいることを
虫や小動物、植物
赤ちゃんも小さな命と表現される
体の小さな生物の命は
小さいと表現されることが多い
だが長い歴史や
宇宙目線から見れば
ほぼすべての命は小さい
体の大きさ=命の大きさではないだろう
すべての命は尊いのだから
「小さな命」
細い路地を歩いていると、小さく掠れた声が聞こえた。周りを見渡しても誰もいない。茂みの隙間をそっと覗いてみると、そこに薄汚れた小さな猫がいた。しばらく見守ったが、親も兄弟も現れない。寂しげに鳴くその猫の姿が、1人寂しく暮らす自分に重なって見え、そっと抱き上げた。細い体だが、確かに心臓の鼓動と暖かさが伝わり、小さな命の輝きを感じた。
偶然出会った小さな命。それは僕の心に暖かな火を灯した。
こんな僕だけれど、君を幸せに出来たらいい。
明日があるなら _
こんな僕でも生きるから _
だから だからさ ずっと ずっと
待っててね _
誰よりも小さくても
誰よりも目立って
誰よりもかっこよく
迎えに行くからね _ 。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
♡150⤴︎ ありがとうございます !
気ままに始めたのにこんなに沢山の方に見て頂けて嬉しいです🎵
この話から 題名予想出来ますか?(
少なくとも私は無理ですね((
2026/2:24/(火)
「小さな命」
ちっちゃい手のひらにちっちゃい足。
まんまるでぷくぷくの体。
か弱き儚き小さな命。
初めて姪っ子を見た時、そう思った。
義姉から「だっこしてみる?」と言われたが、あまりにも小さな命すぎるので怖くて断ったのを覚えている。
一歳を過ぎたら普通にだっこが出来るのに、なぜ生後すぐとか数ヶ月だと怖く感じてしまうのだろうか。
思い込みなのか、心配ゆえか、はたまた両方か。
慣れたら怖くなくなるのだろうか。身近に赤ちゃんはもういないが。
小さな命
エントロピーは増大するのに
命は収束する
熱力学に抗うのだから
生きづらいのも頷ける
一切皆苦 なんだってさ
星の一生とも言うように
星にも命はあるとすれば
一番大きな命は宇宙の命
ベテルギウスも
ブラックホールも苦しそう
一番小さな命は
苦しみを知らない
暖かく輝く光そのもの
一番小さな 誰も知らない
わたしの命