『小さな命』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日はとても暖かい一日でした
ようやく降り積った雪が溶け
お庭には
小さな命が咲きました
もうすぐ、春がやって来ます
『姉の覚悟』
「姉ちゃん」
その声に振り返る。そこには虚ろな目をした弟が立っていた。
「どうしたの?」
弟は重い物を吐き出すように口を開いた。
「母さんはどうして俺を…俺たちを殺したの?」
その言葉に息が詰まった。弟の目線は私の後ろに移動する。私もそれを追いかけた。
私たちの目線の先には眠っている妹が。すやすやと可愛い寝息をたてながらベッドに横たわっている。私はその顔についている涙の跡を撫でながら弟の質問に答える。
「さぁ、ね。私もわかんない。ただ……あの言葉はお母さんの本心じゃないかなとは思ってる」
「俺たちはいらない子だったってこと……?」
ハッと息を飲んだ弟が悲痛な声を出す。自分で言ったもののその言葉に頷くのは辛い。
弟の顔は悲痛に歪められていた。絶望の色に染まった目からは今にも涙が零れ落ちそうだった。
「おいで」
そう声をかけ、両腕を広げる。弟はよろよろと歩きながら私の体に収まった。その頭を撫でてあげると、弟の嗚咽が聞こえてきた。
……私が、守らないと。この子達を。
弟を抱きしめてる腕に、より一層力を込めた。
ーこれは小さな命たちの始まりの物語
【小さな命】
・・·・・· 小さな命 ・ ·・・・ ·・・·・・· ·・・·・・·・・·・・ ·・・·・・·・・·・・
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ Je suis en train d'écrire. ・·・・· ·・・·・・·・・・・·
題名「いただきます。」
「うん!今日もうまそう。」私は自分の食事に点数をつけながら、コップにはスマホを立てて、スマホから流れてくる動画に目を輝かせながら、スプーンでオムライスをすくう。
オムライスの黄身は、焼き加減がうまく出来ていて、口の中になめらかと溶けていく。
「……いただきます。」
彼女は、少し考え事をしたような顔になった後、スプーンをオムライスに入れる。ゆっくりオムライスの黄身が、破れて行った。
彼女は口を動かし、堪能している。
彼女がオムライスを堪能した後、じっと私の目を見つめる。恥ずかしくなって目を逸らす。彼女が口を開く。
「最近は、スマホに熱心だね。」
急にスマホの話をされたから、つい、急にどうしたの?と聞いてしまう。
ため息混じりで、彼女が話し始める。
「食事ってさ、食べることなんでしょ。いただきますもしないで。その卵たちが可哀想だよ。」
ついに、ヴィーガンに目覚めた……とつい心の中で考えついてしまった。その考えを頭を振り、すぐさま切り替える。
「それは、ごめん……」
彼女は、少し唇を指で押しながら、話し始める。
「まぁ、食事は、小さい命の積み重ねだから、野菜も動物も、食べさせてもらっているから、その感謝の意味でのいただきますなんだから。それに、ちゃんとご飯を味合わないと、楽しく無いよ。」
そう言い終えると、少しギコついた笑顔になる。
「命か……」
私はつい、スプーンをすくう手を止める。
命、卵も命だな。そもそも小さい頃私は毎回してたのに、なんでやらなくなったんだろう。
そうして視線をテーブルに戻すと、そこには
「ア……」
そこには、コップに立てかけられたスマホがあった。
私は食事中も食事を作る時も、スマホをいじっていた。ずっとずっと、欲を求めてしまった。彼女との食事や会話より、スマホをしてしまっていた。
私は、つい言葉が出てしまう。
「ごめんなさい、私、当たり前。忘れてたかも。」
私が言うと、彼女は少し、苦笑を浮かべながらも
話す。
「そこまで深く考えなくても良いよ。食事の感謝だって、人によって、色々あるものだしね。でも、私との食事中は、スマホとか、使わないで欲しいなぁ……って」
その顔は、ほっとした表情をしていて、笑顔が眩しかった。
「なら、もう一回、一から良い?」
彼女はそう言う。
「うん、私ももう一回したい。」
スマホをテーブルに伏せ、手を合わせる。
「「いただきます」」
ネタと毎回、かけ離れてしまう。
今日、産まれたばかりの子が死んだ
赤ちゃんは息をしていない
女性は泣きわめき、男性はショックで言葉もでなかった
「もっと…いい人生を歩ませてあげたかったな…」
と男は呟いた
小さな命は大切だ。
小さな命
お題はスルーします。
今日は書きたいこと書く日にしました。
とはいえ、書きたいこともないので詩にします。
【乖離】
太陽は上り
そして沈む
月は上り
欠け
そして沈む
星は瞬き
そして消息を断つ
山は靄の息をし
そして闇となる
毎日繰り返された
朝と晩
ありきたりな
朝と晩と言葉
空っぽだ
わたしの心も頭も
人間は生きて
そして死ぬ
浮き出る言葉を
奥歯ですり潰し
哲学の骨に染みらす
肉であるはずの詩は
言葉の前に霊気を宿らせ
沈黙する
わたしの空っぽな心で
なにができると言うのか
【小さな命】
命に大きいも小さいもない、いずれはなくなるんだから。
違った人生
街中でまだ保育園くらいの子供を見るといつも思う。
この子はこれから、どんな学校に入って、どんなことに興味を持って、どんなふうに生きていくのか。
一人一人違った人生があるのって、やっぱり変な感じ。
わたしの元に来てくれて
本当にありがとう
ちいさなちいさなきみ
小さな命
何よりも輝いていて
わたしの心は明るく照らされ
あたたかさで満ち足りた
大きな大きな
何よりも大切な存在
小さな命
この世に 小さな命 大きな命 なんてものないわ
大分偏った意見に聞こえるかもしれないけれど…
小さな命と大きな命は
なにで比べているのかなとふと疑問に思ったの
その命を持つものの大きさ?
その命が積んできた時間の長さ?
その命の社会的価値?
考えるだけでどんどん浮かんでくる
けど、全て当てはまらないのよね
だから私は小さな命が理解できるまで
小さな命と大きな命はこの世にないそう思っておくわ
テスト全日に「小さな命」かぁ…。
人間も。
宇宙からすると。小さき命なんだろうな。
俺はこの小さくて温かい命を、どう、大切にすれば良いのだろう 何故、俺がこの子を飼ったのかは分からない 分からないと云うより、忘れてしまったのだろう この手のひらに感じる生温かさとふさふさとしたくすぐったい毛並みが俺に命を飼う罪悪感を教えてくる いやだ、逃げたい、なかったことにしたい そう願えば願う程、この手に擦り寄ってくる なんとなくで付けた名前、なんとなく此処に来させられた君 全てがなんとなくだったのを、なんてことないように俺の手からチーズを食べる君を見てなんて思えば良いのかが分からなくなった
俺がペットを家族と呼ぶ人間になるだなんて思ってもみなかった 君の体温は死ぬ迄温かかった 君の毛並みをしとしとと湿らせてしまうことを許して 君に似た子を飼って、君と似た名前を付けてしまうことを許して
わたしたちの間にできた
日の目を見ることなく消えた
小さな命
会いたかったなんて言う資格ないかな?
ごめんね
許さないでね
ずっとあなたのこと覚えているから
お腹をジッと見つめる。
特に目立ったものはなくて不思議に思ってしまう。
視線を戻してエコー写真を見つめてニヤッと変な笑みを浮かべてしまった。
一瞬鏡に写った自分の顔も視界に入ってしまい、それがとんでもなくだらしのない顔でスンと真顔になる。
でも、緩む。
改めてお腹をさすった。
嬉しい、嬉しい、嬉しい。
愛しい彼と願った小さな命が私のお腹に宿っている。
色々大変なことはあったけれど、それでもようやく宿った愛しい命だ。
「うれしい……」
私は自分の身体を優しく抱きしめる。
これで彼に本当の家族ができるんだ。
もちろん、私にも。
おわり
六四九、小さな命
『小さな命』
ニョゴモロンニョがそろそろ出産時期を迎えています。
初夏に交尾をしますが、ニョゴモロンニョは、着床遅延という機能を持っていますから、好物であるオッチョコチョイドンブリガエルをたっぷり食べて脂肪を蓄え、体力が十分に温存できていれば、秋ごろに着床します。
自然界ならではの合理的な仕組みなんですね。
この時期のニョゴモロンニョは気が立っていて、危険です。うかつに近づく生物がいようものなら、その鋭い牙と爪で威嚇し、攻撃に転じることもあります。ごく稀に機嫌がいいと結構長い時間、手を振ってきます。
他にも猛獣が彷徨いています。ニョゴモロンニョにとって天敵である、オヒネリメガネハゲキャットやツヨシシッカリシナサイベアーなどです。お互いに警戒していますね。
その後、妊娠したニョゴモロンニョはそのまま冬眠に入ります。しっかり眠り、出産に適した温かい春先を待つのです。
春先ついにーー新たな、小さな小さな命が生まれました。見てください、愛らしい子ニョゴロモンニョです。親ニョゴモロンニョは子ニョゴロモンニョのへその緒を噛み切り、食べてしまいます。さあ、子育ての開始です。
しばらくは親子で行動をともにしますが、親ニョゴモロンニョの子ニョゴロモンニョへの過干渉は常軌を逸しています。子ニョゴロモンニョに全く何もさせません。付き纏い、何かしようとすると子ニョゴロモンニョを止めます。しかしニョゴモロンニョは賢い生体であるため、親ニョゴモロンニョを反面教師にして育ちます。狩も危険の避け方も勝手に覚えていくわけです。
親離れするのは短くて7〜8年かかり、長ければ寿命の3分の2を親子で一緒に過ごします。これは子離れできない親ニョゴモロンニョの本能です。
そして、ニョゴモロンニョは次の世代へ引き継がれていくのですね。
まさに自然界での生命の神秘とはこのことですね。
「小さな命」
地球という小さな命に巣食う病原体なのだな、人類は
いつか我々を焼きつくす薬が投与されるだろう。
その時は、近い。
小さな命ってなんだろう。
赤ちゃん?猫?インコ?
分からない。
大きな命ってなんですか。
よく分からない。
小さな命を雑に扱ってくる人がたくさんいる。
そんな人たちのせいで、どれだけ多くの小さい命が奪われてきたのだろうか。
生まれる前から小さな命は誕生している。
生まれてくることができなかった子や、親の勝手な都合で生まれてくることができてもすぐ捨てられて死んでしまったりした子。たくさんいるよね。
自分ももう18歳だしいつでも子供を産める年だと思う。
でも今の私にはまだまだちゃんとお母さんできないから。
心から好きな人ができて、その人と一緒になれる運命がもしあるのだとして、その運命に奇跡が加わり、小さな命が宿ってくれたら、自分の命をかけて大切にするからね。
そして無事に生まれてきてくれたら言わせてください。
ママの元に来てくれて、ありがとう。
私たちをママとパパにしてくれて、ありがとう。
私たちを夫婦にしてくれて、ありがとう。
幸せにしてくれて、ありがとう。
これから大変なことや嬉しいこと、たくさん起こると思うけど、あなたと3人で幸せになりたいって思ってるよ。
もし妹や弟ができたら、一緒に面倒見てくれるかな?
たとえ兄弟が増えても、あなたのこともちゃんと愛すからね。大丈夫。
みーんな笑って暮らせるように、
これから大人の一員として、あなたに会えるように、頑張っていくよ。
最後の50分が終わった。
終わりのチャイムを合図にすぐに多くの生徒に囲まれる人気者。
入り込む隙はないと分かっているけれど、ただ一言だけ言いたくて。
迷惑になりたくない思いと、話がしたい思いが喧嘩して、どうやら負けたのは前者らしい。
何度も何度も窓の反射で前髪を治して、出てくるのを待っていた。
ぱちり。
生徒の波から逃げるように飛び出してきた先生と目が合う。
はく、と口が動いた。
なにか言いたいのに、これで終わりなんて嫌だと諦めたはずの恋心が疼き出す。
寂しくてたまらないのだと、そばに居たいのだと大きな声で泣きわめく心根にうるさいと包丁を突き立てたのは先生のお陰で少しだけ大人になった私だ。そう、私なのだ。
何も言わない私に、先生はゆっくり口角を上げて、
「来年も頑張って。」なんて。
ひらりと手を振って歩き出すその背中に、行かないで欲しいと抱きつけたらどれだけ良かったことか。
しかし、大人な私はそんなことしない。そんな自分の立場を理解していない子供みたいなこと、絶対にしないのだ。
でも、それでも。
「まだ、子供でいたい。」
細く小さく、まるで葉っぱに乗った雨粒が落ちるくらい小さな音で漏れ出た私の声を、その丸い耳はきちんと拾ってくれたらしい。
丸い目をさらに丸くして、大きな目をさらに大きくして、こちらを見た先生。
すぐにきゅ、っと細めて、くすくす笑って。
「まだまだお前は子供だよ。」
今度こそ、とでも言いたげに歩き出したその背はもう止まってくれはしないみたい。
先生、またね。
君と手を繋いで歩く時間は
永遠じゃないけど
君の小さなこの手を
守り抜くと誓うよ
君の命が続くように
君が笑顔で過ごせるように