『寂しさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君との
幸せだった日々は
失われ
ただ、
寂しさだけが
此処に残る
「寂しいなぁ」
ひとりで過ごすクリスマス。
君がいないと、家の中はこんなにも静かだったんだね。
寂しさが次々流れ出てきて、僕の感情はノンストップ状態。
僕にはわかるよ。僕がこんなに寂しいのも、きっと君がいないからだって。
ベッドに寝ているとき
いつも寂しさを感じる
どうしてだろう
無意識で、私にとってベッドというものは
なんだかふいに感じる肌寒さ、
くらいの、つまりは強い寂しさをかんじる
どこからそんなふうに感じてしまうようになったんだろう
あの頃のあのことがきっかけかもしれないな
わかっていても、なんだかいつになっても寂しいんだよな
だからって、どうしようもできない
そんな寂しさ、誰かわかってくれるかな
寂しさ
それは不意に現れる。
そのくせなかなか消え去らない。
じわじわと心の中に巣食っていって、
どんなことを起こしてしまうか分からない。
寂しい
あなたともう1ヶ月も会ってない
デートに誘いたいでも誘う勇気なんてない
『寂しさ』
なんとなく寂しくなる瞬間がある。
なぜそんな感情になるのか。
それは、きっとあなたが他の人と考え方と優先順位が違うからかもしれない。
人という生き物は、それぞれが個性を持ち、自我があって人間社会でコミュニティを築く。
得意なことも、不得意なこともバラバラ。誰一人として同じものがいないオンリーワン。
一見、自分を確立する上でメリットばかりに見えるが、その影に隠れたデメリットまで気づいている人はいるのだろうか。
誰とも違うということは、決して誰とも同じになれないということ。
外面だけどんなに似せてもそれはその相手本人ではない。
癖や性格はコピーはできても、それは本物にはなれない。
だから相手に歩み寄る、相手を理解するということそのものが非常に難しい。
なにせ当事者本人ではないのだ。体験していない以上、想像して思いを巡らせるくらいしかできない。
だからこそ人として生きる延長で、寂しさは時々起こって然るべき感情なのだろう。
さあ、今日感じたこの寂しさを、今日の私は何で埋めようかな。
「寂しさ」
毎年2月3日を過ぎると決まった神社に参拝
する。
年によっては初詣になってしまうが、気に
していない。
毎年同じ御守りを返納し、新しい御守りを
手にするのだが、この間の時間だけ何とも
言えない寂しさを感じる。
『寂しい坂にて』
寂しさと淋しさのあいだに真綿を詰めてもの寂しい羊ができました。羊の足ではメリー•ルゥの丘まで48時間はかかります。そのあいだに僕らはことばを失い、文字は消え、笑ったり泣いたりすることもままならなくなりました。寂しい坂では電話が鳴くよ 木箱が軋んで村ができるよ ポルカを踊りくるくるいくよ 僕らの真新しい表現はメリー•ルゥまで響いてく。
空虚とか寂寥とかそんな言葉で表される感情に、今現在絶賛陥っている最中である。
飲み会が終わって皆が散り散りに帰って行った後、俺は一人近くの公園で水を買って飲んでいた。先程まで騒がしかったから余計に寂しさが増す。
夜はまだ長い。これからどんどん長くなる。一人が増える。それが酷く恐ろしく、だがいっそ諦観している自分もいた。それもまた怖い。
空を見上げたら星が瞬いていた。ここら辺は街灯が少ないから良く見えるのだろう。確かあの、砂時計みたいな形の星座。何だったっけ。冬に見える星座だ。どうでも良い事なのに気になってスマホで調べる。
「あぁそう、オリオン座」
ぽつんと呟いた言葉は闇に溶けていく。子供の頃、塾の帰りに友達と探した記憶がある。懐かしい。そう思うと胸の中にすとんと嵌る何かがあった。何かは知らない。
でも、いつのまにか自分は寂しさを我慢できる子供になっていたんだなぁ、なんてぼんやり思った。
#寂しさ
テーマ【寂しさ】
制作者:いと。 12.19 2022 20:46
今日も一人。きっと明日も一人。
その次の日だってずっと。
最後に学校に行ったのは2年前。
最後に人にあったのは5ヶ月前。
もう誰も期待を抱いてはくれない。
もう誰もそばにいてくれない。
どうせ、”ただ学校に行けばいいだけじゃん。”
”ちゃんと勉強したらいいじゃん。”
”また期待してもらえるように頑張ればいいじゃん。”
なんて思ってるんでしょ?
「…わかってる。」
そんなこと、自分が一番よくわかってる。
自分が一番理解してる。
悔しいはずなのに、見返したいはずなのに...
「…あーあ、笑」
そんな事を思いながら今日も一日、
薄暗い部屋の中で一人寂しさに溺れる。
寂しさ
寂しさとは何も感情がなくなった時
そして、周りに誰も居なくなった時
蛍光灯の明かりが嫌い。とくに真夜中の。
冷たくて眩しすぎてつらいから。
空はどんより曇り空
今にも雨が降り出しそう
風はひんやり空っ風
手がかじかんで凍えてる
大地はカラカラ乾燥し
草木が茶色く実ってる
こんなに過ごしにくいのに
気を引き締めて生きている
こんなに辛い環境で
みんな真剣に生きている
君もきっとどこかで
寂しさ
寂しさ
病になった奴がいて、
そこの小屋に居た連中は全員処分されたそうだ。
人間の間でも、何やら病が流行っているらしい。
不思議だね。彼らは処分されないんだ。
何でだろう、僕たちだって、仲間がいなくなったら寂しさも悲しみもあるのにね。
そう言ってた奴の小屋でも病が出て、
そいつ含めて全員処分された。
思うようにいかない日々に凹み
見たくもない動画を見ては消し
エサのようなメシを食い
発泡酒のタブを倒す
あなたの声が聴こえるひとときと
あたなの顔が見られるひとときが
寂しさからの束の間の開放
#寂しさ
ぱらり
本を開いて
取り出した押し花の栞
貴方がくれた
淡い青色
この頁も、
貴方と一緒に読んだ頁。
私の生活全てに
貴方が寄り添ってる。
冷たい朝の空気の中
ほぅっと吐き出した息の中に
寂しさを誤魔化して
1人、コーヒーを淹れる。
「寂しさ」
止まった時計を見るとなぜか寂しくなる。
なんだろう、取り残された感覚。
動かない秒針とか切なさの極み。
あと、ミニチュアハウスも苦手。
繊細な細工にワクワクする反面、誰もいない生活感溢れた小さな部屋に、突然 寂寥感が襲ってくる。
こういう自分だけがダメージ受けちゃうモノって、
思い出せない過去に何かがあったのかなあ。
きっと周りの人も、私には想像もできない何かで寂しがっているのかもね。
寂しさが、楽しさに変化する。
彼女の前髪は、サラサラだ。
寂しさ
さみしくて…ふあんで…
依存してるの…
あなたがいないと…
ソワソワ…おちつかないの…
涙が止まらないの…
そばにいて…
ずっと守っているんだね
君はそいつを隠すために
悲劇を語り、過去を誇張する
嘘で塗り固めて
見えないように
ばれないように
そうすると寂しさから解放されるみたい
君は満足して帰っていく
でも一人になると
またそいつが隙間から出てくるんでしょ
だからほら、また君から電話だ
本当は全部気付いてたけど
君の寂しさに付き合ってると疲れるんだ
だから気付かないふり
君は魅力的なのに
そいつを隠すことに必死な時は
なんだか私も疲れるの
今は何をしたらいいのか分からない
こんなに疲れるのなら
私も君から遠ざかってしまいたい
ごめんね
私も君の寂しさを広げてしまう
#寂しさ