『宝物』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子供の頃の宝物ってとてつもなくつまらない「どんぐり」だったり「変身アイテム」だったり、高価であったりなかったり
様々だったのに、大人になりに連れて、宝物は「友人」であったり、「家族」かもしれない。「貰った指輪」とかや、「その日のなんてことない思い出」だったりしたっておかしくしくない。
大人になったからって「変身アイテム」が宝物でも、「どんぐり」が宝物でも、普通であろう。
なのに、皆普通を求めて、批難する。子供っぽいなどとか言って。
いいじゃない子供でも、子供が大人になったなんて感じる時は、きっと分からなくてずっと心は少年少女で居てしまう。
だから、間違えるし失敗も何度もする。それを恥ずかしいだなんて思わなくてもいい。思うから子供のままなのだ。
経験も宝だ
お金や名誉でもない知識は誰も奪わないし奪われない。いつか失うものよりも、自分の自信に変えた方が生きているのがずっと楽である。
宝は日常に密かに、チョッピリ潜んでいる。それを宝にするかどうかは自分次第である。
誰も彼もレシピ通りの人生設計をする
自分の判断、意思のつもりでも
それの原料は環境や見たもの聞いたもの
これまでの大人たちが作ってきたもの
そして、結局は自分も同じものを作り上げる
これまでと同じ
昔から続く……
繰り返し繰り返し……
なんでそう思うの?
それほんとに自分の気持ち?
なんで?なんで?
分からなくなる
でも…
何か見つかりそう
そう少しで見つかりそう
私の気持ち
私の考え。
見つけたら大事にするんだ
世の中の普通に埋れないように
#宝物
宝物
可愛い小さな手で ぎゅっと
私の 指を 握る 可愛い天使
笑い顔 泣き顔 何をしても
可愛くて イタズラしても
ふてくされた顔しても・・
叱られる様な事しても
可愛くて 仕方がない・・
そんな 我が子が 大きくなっても
やっぱり 可愛い そんな 我が子
が 私には この世で一番の宝物
些細なもの、だったかな。
最初は、そんなもんだった。
でも、自分にとっては大切で、大切で。
けどいつからか、解らなくなった。
ちゃんとあるはずなのに、大切だったはずなのに、無意味で無価値になり下がった。
”宝物”は、いつだってガラクタだった。
それでも良い、なんて思えていた頃が、実は一番の”宝物”だったのかもしれない。
宝物
「私の宝物」
なんでも相談乗ってくれる母
アドバイスをしてくれる長女
色々な所に連れてってくれる長男
勉強を教えてくれる次男
なんだかんだ優しい三男
私の宝物は
いっぱい愛情をくれる
いっぱいの笑顔をくれる
いっぱいの楽しいをくれる
「宝物」
もしもだれかが宝探しを始めたら、
地図をみるのが苦手なわたしは
きっと一番にはなれないだろうから、
君のところにばつ印はつけないでおこうとおもう。
宝物
「お前が俺にとっての宝物」とか、
くさい事言えたらいいのにな。
そんな勇気がないから、
それに代わる言葉を必死に探して、
その度にお前が笑いながら揶揄うんだ。
その顔が見たくて、
いつも戯けてみせるんだよ。
そうしたら、いつも伝えそびれるんだぜ。
宝物は色々。
新しいくつ、おそろいのヘアゴム、昔の漫画とかね。
もう宝物を見つけた人も、まだ見つけてない人も、大切にしていこう。
自分の大切なもの
壊したり 増やしたり 消えたり
だけどそれでも大切にしたい
この宝物をあの世まで持っていきたい
お題『宝物』
それはきっと一時的だと、
昔どうしても欲しかったプリキュアの変身道具を思い出す。
それでも胸を張って紹介できるような宝物がある人になりたい。
宝物って
いっぱいあったらすてきかな
わたしは
ひとつがいいな
ひとつを一心に愛して
一心にだいじにして
一心に磨き上げて
一生それを色んな角度から眺めて
ついてしまった傷をなでて
一生あたためて
そんなことが できるひとでいたい
「宝物」
あなたが私にかけてくれた言葉
あなたと行った場所
あなたから貰った物
あなた自信
私にとって “あなた”が関わっていることは
宝物なの
「捨てちゃうの?」
あどけない声に振り返れば、そこには幼い自分。
目の前のもの全てに目を輝かせて、好きなものを小さな腕いっぱいに抱え込んでいた頃の、無垢な子供。
薄汚い心も世の中の理不尽も、何も知らなかった頃の、馬鹿な、子供。
「捨てるよ。」
幼い自分から目を背けて、手にしていたものをゴミ袋に放り込む。
「もういらないから。」
ずっと集めていたキャラクターのカード、キラキラしたガラスの破片、何が描いてあるのかもわからない絵、友人に貰った手紙、まぁるいビー玉、ボロボロのぬいぐるみ。
全部全部、大切に仕舞っておいたものばかり。
「大切なものじゃないの?」
「……大切だよ。」
好きだから集めて、大切だから仕舞っておいた。
誰に見せるでもない、自慢するでもない。
ただ、自分の手の中にあるのが嬉しかった。
「でも、捨てないと。」
日記帳をゴミ袋に押し込む。
拙い字で綴られた頁が、ぐしゃりとシワを作った。
「捨てないと、『大人』になれないんだよ。」
「……ふぅん。」
幼い自分が、ゴミ袋の中を覗き込んだ。
せっかく捨てた色んなものを、また引っ張り出しては眺めている。
「変なの。大切なもの捨てなきゃいけないなら、僕大人になんなくていいよ。」
「……なんなきゃいけないんだよ、大人に。」
幾ら望んでいなくとも、否応なしに時間は進んでいく。
子供のままでいたいと願っても、社会はそれを許容しない。
そうして皆、子供の頃の大切なものに蓋をして、ゴミ袋に放り込んで、全部捨て去って大人になるのだ。
それが、社会の『当たり前』なのだから。
「ねぇ、捨てるなら僕にちょうだい。」
「……ぇ、」
幼い自分が取り出した、ほつれたクマのぬいぐるみ。
いつ貰ったのかもわからない、大切なもの。
本当に、大切だったもの。
「だって、いらないんでしょ?なら、僕がもらってもいいよね?」
「ぇ、あ、まって、」
色んなものを詰め込んだゴミ袋を、幼い自分が持ち上げる。
半透明の袋の中は、きらきらと色鮮やかに輝いている。
「捨てるんなら、僕がもらうよ。じゃあね。」
きらきら、きらきら。
幼い自分が持ち去っていくゴミ袋から、光がこぼれ落ちて尾を引いた。
光はどんどん遠くなり、小さくなっていく。
「待って!!」
伸ばした手は届かずに、光は闇に呑まれて消える。
後に残ったのは、空っぽな心だけ。
「……まって。」
本当に、大切だったんだよ。
[宝物]
困っちゃうね、大切なものが沢山あると
守れないものがが出てきてさ。
犬のぬいぐるみ
ピンクのワンピース
キャラクターのハンカチ
ガチャで出たマスコット
匂いのする消しゴム
テーマパークのクッキーの缶
履き慣れたスニーカー
雨垂れ模様の傘
きらきらのピアス
ノートの切れ端に書いた手紙
お揃いのシャープペン
ふざけて撮った写真
キミがうたう歌
あぁ、増えていくばっかりだ。
【宝物】
宝物
宝物と書いて心身と解くとすると
宝をゴミにする輩は多い
物は気をつけないと壊れる
心が壊れるとは
心が不安定で
身が壊れたとしても予防は割と出来る
心と身は繋がっているようで
その実は身に乱されている心で
心とはその身に委ねられている考え
ほとんどは
記憶の仕方の違いではないかと
間違いに囚われいて
基本的に身は常に正しく作用している
習慣的な病気が心の病なのかも
コントロールされてない心は素直だけど
その素直さが醜くくもある
多くの人間には醜くい心はある
それを過剰に相手にしないことが
醜くさをほどく作業だと思われる
醜さにある間違いを正すことは不可能で
それは他人が出来ることではない
自らの妄想の他人に支配されては駄目
あなたにとって
あなたが宝物であることを願う
宝物
私の宝物は誰にも触れさせたくない。
その思いは物心着く前から自然と出来ていた気がする。
今まで絶対本当に大切なものは人に話さなかったし、たとえ親でもどれだけ近い人間でも自分の口から決して言うことは無かった。
その思いは変わらない。これからもだ。
宝物
それはあなたと過ごした日々。
離れ離れでも毎日電話した時間。
雑踏の中、待ち合わせした駅であなたを探した瞬間。
一分一秒と短くても会うたびにワクワクした感情や思いが、
今の宝物。
私の宝物は、パッと浮かばない。
けど、友達とバカ出来てた日が
友達と嫌になるほど居た日々が
意見がぶつかりあった日が
友達とちょっと悪いことをしてたあの青春が
また来ますように、って。
そう願ってしまうほど、あの日々を溺愛してた。
これは、宝物じゃない。渇望してる。
また、また。って。
来るはずのないものに執着してるだけ。
当たり前に過ごせる時間が、宝物
なんて、言えたら良かったんだけどな、