『夫婦』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#61 夫婦
手紙を書いたのは11の夕方、
届け出を書いたのは24の早朝。
2023/11/22
その健やかなるときも、病めるときも、
喜びのときも、悲しみのときも、
富めるときも、貧しいときも、
これを愛し、これを敬い、
これを慰め、これを助け、
その命ある限り、真心を尽くす ことを誓いますか?
あなたは私を見つめ、私はあなたを見つめ、
互いに微笑み、キスを交わし、指輪を嵌めた。
私たちが夫婦となってもう何年が過ぎただろう。
あのときの誓いは今も果たされているのだろうか。
当たり前すぎる日常が、当たり前に過ぎていき、
何気ない日常が、何気なく通り過ぎる。
燃え上がるような恋は終わりを見せ、
穏やかな愛が広がっていく。
誓いの言葉が果たされる証明は、きっと死に別れる瞬間か、違う道を歩き始めるときだろう。
そう思って過ぎた時はあまりにも長いものでした。
いつか理想の夫婦を描いた二人の夢に、
少しは近づくことはできたのでしょうか。
【夫婦】
たぶん僕らは、ずっと昔から、こうやって二人一緒だったんだと思うよ。
僕らが産まれる前、きっと前世とか、もしかしたらそれよりもっと昔から。そんな気がするんだ。
前はどんな関係だったのかな? 親子とか、双子とか?
でも、この人生、他人として産まれて良かったって心から思ってる。
だからこそ、今、こうやって一緒にいられる。
これからもよろしくね。僕の一番大切な人。
『夫婦』
夫婦
夫婦‐特別な関係を持っている人。
人間の生命を受け継ぐ人ら。
そして、誰でもその年になれば、夫婦としていることが出来る。
でも、それだけが夫婦の使命ではない。
夫婦は、他ではない、素晴らしいものを持っている…。
それが、夫婦の中でいる、私たちなのだ。
だから私は‐このままを受け継いでいく。
お互いのことを探り、
仲が深まり、
恋人になって
夫婦になる。
世界共通なのではないだろうか?
愛がなくとも夫婦と呼ぶのだろうか?
「夫婦」
夫婦。夫婦か。俺は子供の頃に親が離婚したから夫婦というものに憧れがない。家族というものが幸せの形と思えない。
俺にとって親というものは憎むべき存在だから。ろくに教育もせず金も残さず。貧乏人が子供を作るな。
努力がどうのと言うやつは多いがそんなのは恵まれた環境に生まれ育った人間の言うことだろう。
憎い。ただ親が憎い。
ずっと一緒だった。ずっと一緒だったはずなのに。どうしてこうなったんだろう。夫婦は、愛する者同士なのに。僕達はなんで、愛せなかったのだろう。いつも、いつも、喧嘩ばっかり。何のために僕達は結婚したのだろう。
いい夫婦の日に結婚して、
いい夫婦の日に離婚した。
狙ったわけでなく、偶然だった。
いい夫婦って何だろう?
そもそも夫婦って何だろう?
こんな疑問をいい夫婦の日がくる度に
考えてしまう。
いい夫婦の日って、
夫婦の在り方について、
考える日なのかもしれない。
今年はひとりだけど、
考えてみようと思う。
夫婦
夫婦とはどこからが夫婦と言うのだろうか
結婚式をあげたらなのか籍を入れたらなのか
友達や親友みたいに夫婦というものもいつの間にか成り立っているものではないのかと私はいつも思う
まず結婚したいんだが。
まだ経験がないからいまいちピンとこないが、
ただ理想の夫婦像は、
お互い尊重し合い高め合うことができる関係性ですね。
求める相手を明確に描いて、その相手が現れた時に釣り合う自分になる為に自分磨きをしたいと思います。
てゆーただの意気込みと宣言になります。
しゃーねーな、付きやってやるよと思ってくれた方、いいねよろしくお願いします。
【⠀夫婦 】
私は絶対に結婚しない、と決意を固めてる
だけどこれはただのプライドかもしれない、周りのみんなはすぐにパートーナーを見つけてしまう、悲しい寂しいとは思わない結婚式に呼ばれるたびにおめでたい気持ちになる……ただそれだけ……
君の手を放したら、君は風船のように空に飛んでいってしまうのではないかと心配だ。
だけど、そうならないように君の側で過ごすほどの情は残っていない。
もはや私たちの愛は原形をとどめないほど歪んでしまった。
『夫婦』
_____二人は、神の前で永遠を誓った。
健やかなる時も、病める時も。喜びの時も、悲しみの時も。富める時も、貧しき時も。
死が、二人を別つまで_____。
#夫婦
Congratulations on your wedding day.
(結婚おめでとう)
私に言えるのはこれくらい。
同じベッドで目覚め、同じ玄関を通り、同じ家に帰る
そんな当たり前をあなたと生きてみたかった
【夫婦】
「いい結婚式だったね」
ほろ酔いの君が引き出物の紙袋を大事そうに膝に抱えて言う。
俺らは二次会は遠慮して、タクシーを拾って帰宅の途中だ。
同級生の結婚式はあたたかくて、和やかなもので、俺も君も終始笑っていた。
「あいつとあの子がくっつくなんて、高校時代には思いも寄らなかったよなぁ。2人とも高校の時はぜんぜんだっただろ?」
「縁って不思議だね」
「あー、あいつらも遂に夫婦ってわけかぁ。なんか変な感じだな」
「そーだねー」
君は小さく笑って、それから引き出物の入った紙袋に視線を落とす。
人気のパティスリーの焼き菓子とか、小洒落たワインが、今日の幸せな2人にぴったりだった。
じゃあ、俺らは?
俺らには?
「……なぁ、これからおまえんち、寄ってもいい?腹減ったからなんか食わせてよ」
ぶっきらぼうな俺に、君は「卵かけご飯くらいしかねぇぞ」と顔を上げた。
「いいよ。卵かけご飯ってサイコーじゃんか」
有り合わせのもので小腹を満たすなんて、本当に夫婦みたいでサイコーじゃんか。
俺らにはこれがぴったりだよ、な?
二つ星が出逢う夜
雲がこゆくてまだ見えない
僕の頬を両手で包んで
涙をぬぐってくれたね
一番僕の深いところまで
降りてきてくれた
扉こじ開けて
見た君の眼差しは
圧倒的な太陽だった
痛いくらいに
涙が流れた
僕の光
永遠の愛
今度は俺が繋ぐから
雲の上飛んで
追いつくから
約束の国へ
夫婦なんて言葉
なんか汚らしくて嫌い
音は可愛いのに
漢字は嫌い
理由はわからない
男女差別?時代にあってない?
ニコイチみたいでムカつく?
どれももっともらしい答えに思えるけど
はたしてそれがそうなのかと聞かれたら
どうなんだろ?
ただ私の何処かが嫌いって言ってる
誰かと夫婦であることなんか、忘れてたよ。
家族を作る最小単位?
お父さんとお母さんであり、
今やじいじとばあば。
結局、誰かから見た関係性。
私は、私。
幸せにしてくれなくて良いから
一緒に幸せになろうね