『夜景』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夜景
夜景って、夜の景色ていう意味だそうだ。
まあ、漢字を見たまんまだけれど。
でも、こんなにも田舎だと夜景って感じがしない。
だってほら、夜景って聞くと大体の人はビルの光が綺麗に輝いているのを想像するでしょ。
田舎者としてはそんな夜景は憧れでしかない。
けれど、上を見上げると空一面の星と大きな月が綺麗に輝いているこの夜景も悪くない。
5…4…3…2…1…。
ハッピーニューイヤーという声が世の中を包み込む。
そんなこと私には関係ないけど。
中くらいの大きさで
とても分厚い漫画を寝っ転がりながら読み、
内容を付箋に書き
表紙に貼る。
本を読んだ時はいつもそうだ。
1部の本を除いて、
その本がどんな本だったか見返す時間が
惜しくてたまらない。
お陰で本棚は付箋だらけだが、
別に構わない。
大切なのは
過去にこの本を読んだことがあるという事実と、
どんな内容だったかだけだ。
私にはそれ以外必要ない。
本なんてただの紙切れ。
写真なんてゴミが増えるだけ。
思い出なんか明日には忘れてる。
冷たい人間だと言われる人も、
優しい人だと言われる人も、
羨む人も、
恨む人も、
全部この夜景の中にいる。
まとめてしまえば皆同じなのだ。
新しい本を読もうと
新巻の本棚へ手を伸ばす。
「世界が青くなったら」
あれ。
この本の名前見たことある。
しかしそこに付箋は無い。
おかしいな。
何回も読みたいと思った本は付箋を貼っていない。
だがこの本は特にそうは思わなかったはずだ。
本棚から出し、
少し考えて隣の本棚を探してみた。
あった。
これはつい3ヶ月ほど前に読んだ本で、
何回も読みたいと思ったが、
なんとなく付箋を貼って戻したんだった。
真横にはそのシリーズの新巻が置かれていた。
表紙が同じ青色だから
間違えたのだろう。
そういえばどんな内容だっけと、
付箋に目をやる。
"Good Midnight!"
ああ。
そうだった。
この本の内容は
付箋には書き表せないものなんだった。
ただ
3ヶ月前も、
今も、
この言葉が1番ピッタリなのだと
満月を細目で眺めた。
1人で夜景を眺めるのは寂しい。ねえ、一体どこにいるの?あの夏の日の君に会いたいよ。話したいよ。
…ううん。会えなくても、別にいいんだ。ただ、僕のことを忘れないでくれたら、死ぬまでずっと覚えていてくれたら、それで十分だ。そう自分に言いきかせた。
俺)今日は月が綺麗だね。
彼女)ほんとだね!今日は満月だよ!綺麗だなぁ
これが見れるのも、今日で最後だなんて、寂しいな、、、
俺)俺が何回でも見せてあげるよ!だから、いなくならないでくれよ、、、ずっとそばにいて?
彼女)ごめんね。それは出来ないよ…そういう運命なんだよ、、、だからさ!これからは、私のことは忘れて、また新しい人生を生きてね!泣
〜それから一年後〜
俺)今日は満月か、、、あれから、僕は君のことが忘れられないよ。天国でもこの満月は見えてるのかな?
天国の彼女)うん。ちゃんと見えてるよ。
俺&彼女)場所は違うけど、また、こうやって満月を見れて嬉しいな。俺と(私と)出会ってくれてありがとう。あなたとの思い出は、一生忘れないよ。また、満月の日に一緒に見ようね。その時まで、さようなら。
人の営み。
数多の灯。
夜の帳にて煌めくは、
眠りを知らない光の真珠。
【夜景】
いつから夜景が煌めいた非日常ではなく疲れた景色になったのだろう。
【夜景】
夜景というものは
まるで宇宙に浮かぶ星々のようだ
そんな星々の輝きを
肉眼で近くから見られるのだから
夜景を眺めるというのは
かなり贅沢なひとときだろう
ふと目についたビルを見る
このビルが発する
星のような光のひとつひとつの中に
何人もの人がいて
それぞれの生活があり
それぞれの人生があるのだと思うと
実に壮大な気分にさせられる
夜景をただ眺めるのは楽しいが
こうして建物から発せられる
それぞれの光の中にいる人たちに
思いを馳せてみるのも
なかなかおもしろい
「夜景」
夜景が綺麗な街に住んでいる
その灯りにはそれぞれ
物語が存在する
そのたくさんの
奇跡の物語の中の1つが
我が家だったりする
いろんな思いが輝いてるから
どこの夜景もとても綺麗...
**夜景に咲く心の灯**
愛してしまえば
愛されてしまえば
心に優しい光が差し込む
静かに根を張るように
忘れようとしても
夜景の中で瞬く
遠くの灯火が優しく揺れて
思い出は静かに語りかける
星が見えない夜でも
街の灯が心を包む
もう届かぬ温もりでも
そっと心を照らし続ける
夜の穏やかな風に乗って
胸の奥で聞こえる声
愛はやさしさの中に生きて
心に永遠の光を灯す
夜景
空は暗いカーテンに覆われ、
建物の明かりがより目立つ時間帯。
お店の外装、信号機、車のライトに街灯。
それはどこかの高い位置から見下ろせる景色。
修学旅行の最終日
帰りの飛行機の中、窓から見える都会の夜景
ぽつぽつと明かりが少なくなるのを感じて、修学旅行が終わったのだと現実を突き付けられた
今同じ景色を見てもあの時と同じ気持ちは味わえないだろう
学生時代に戻りたい
タワーにのぼったカップルは、夜景に酔う
会社帰りの御一行は酒に酔う
その内の一人は車で酔う
今日も、夜は人を酔わせていく
〚夜景〛
夜の景色を一緒に観ていたのはいつもあの人。
でも今日は僕一人だけ。
あの人は、僕以外との恋を見つけたって。
同性で過ごしてはならないって。
そう言って僕から逃げていく。
新しい恋を見つけたなんて、あの人が言うんだ。
あの人との想い出は沢山あるのに。
〜夜景〜
月を見ようにも
今日は雨空
というより、雷
外にあった洗濯物も中に入れて
乾燥機にかける
ロマンチックのかけらもない
イレギュラーではあったけど
いつもと違うそんな風景
今日、彼女にプロポーズしようと綺麗な夜景が見えるレストランに生きました。
でも、プロポーズをする前に別れようといわれ、別れてしまいました。
彼女は病気で、俺を残し死ぬのが怖かったらしいです。
それでもいいから、結婚しようと伝えたら泣きながら、OKしてくれました。
その後は妻の病気は、どんどんよくなっていき、今は元気に暮らしています。
あの時、諦めずにプロポーズをして良かったと心から思います。
最終便の飛行機、、
もうじき着陸のアナウンス、、
空から眺める街の灯り、、
皆が温かく安らぐ1日であります様に
争いなんて要らない
世界中が優しさで溢れる様に、、
空からそう願わずにいられない、、
#夜景
夜景とは程遠い田舎で育った。
夜景をみたのは、
都会にでてから…。
こんなに
たくさんの人が
暮らしているんだと
驚いた。
今は、
自分もその中の
灯りのひとつを
灯している。
夜景
ずっとこの夜景が好きだった。
でもそれを見るのも今日で最後。
この一日を過ごすのも。
この人生でこの景色を見るのも。
全部最後。
今日、この大好きな夜の景色を見ながら
私もいま、あの大好きな空の星になりにいきます。
夜景
星空の景色も好きだけれど、あなたとこうして夜景を見るのもとても綺麗に感じる
#夜景
宝石箱をひっくり返したみたいと
丘の上から見下ろす景色に
声をあげてたあの日
はしゃぎながらも
本当はわかってたの
あの光 ひとつひとつの下に
たくさんのストーリーがあること
綺麗だけじゃない
涙も憎しみも溶けて瞬き
いつか私たちものみこまれてゆくこと
それもまた新しい夜明けを迎える為の
きらめき
闇の中に浮かぶ光と影に
過ぎてきた時の流れを抱きしめて
少しだけ微笑む
わたしを月がわらう