『夜明け前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
4時、5時ってこんなに暗かったっけ。
まるで私の心みたい。
早く楽になれないかな。
もう疲れたよ。
だれか 私を 見 つ けて。
私はあなたの声を聞く 夜明け前まで。
きっと私は 夜が明けてしまったら
死にたくなるわ 死にたくなるわ
だから つかの間の幸福がほしかったの。
私はあなたの心を聞く あなたに会う窓。
きっとあなたは無理をしちゃうわ そして
死にたくなるわ 死にたくなるわ
だから そうならないようにしたいの。
私は夜明けに生きる太陽。
きっと君には何もしてあげれない。
そばにいること以外。
あなたは朝に生きる月。
私に見返りなんていらないわ
そばにいること以外。
夜明けに涙を落としたら、
きっと水溜まりができるから。
「夜明け前」
妙にそわそわする。
夜が明けてしまう
朝に焦る様な怯える様な感覚。
どうか明けないで。
運命の口づけを待つアウローラ
/お題「夜明け前」より
ウォーターサーバーの前でグラスを割ったね
あの日…あの時…
もうすぐ夜が明ける頃に…
ベッドサイドのふたり…
肩にうなだれる君…
僕は君の迷いの中に閉じ籠もり…
さよならしたね…
君を見た…
はじめてマジに見た…
微かに弾む声に躍った僕がいる
君が一生懸命な姿が好き…
そのそのままの眼差しが好き…
君の明日を愛してみたい…
君が好き
美佐子さんが大好きです。
夜明け前が一番暗いって?
誰がそんなことを言ったんだろう。
明けない夜が長すぎて、
私は何度も絶望を味わった。
違う種類の、苦しみ。
自分の事がとてつもなく嫌いで
でも何処かで誰がが両手を広げて受け入れてくれるかもしれないと微かな希望を抱きながら。
そんな闇の中、ある時しっかりと抱きしめてくれたのは
大嫌いな自分自身だった。
「夜明け前」
最近にゃんこがよく起こす
真っ暗な夜明け前...
眠い。まだ夜だよ
にゃー。
うーん。どうした?
にゃっ。
秋の夜長、にゃんこの悩みは尽きない...
暗い暗い俺の夜は、貴女という太陽の光でようやく明けました。
今俺は、貴女という太陽が、何度も生を得て昇ることを知っています。
俺の明けない夜は、終わったのです。
夜明け前
東の空が、少し明るかった。
まだ日は出ていない、夜明け前。
そっと、窓を開ける。
澄んだ、爽やかな空気。
朝の空気……それも、夜明け前の空気が好きだ。
なんとも言葉に表しにくいが、
自分の言葉で言うならば綺麗だから。
一日の中で、一番綺麗な空気だと思うから。
日が出てからの朝は
慌ただしさがある。
昼は、ざわざわしている。
夕方は寂しさも、忙しさも感じる。
夜はなんだか怖い。
神秘的だけど、静かすぎる。
でも、夜明け前は
静かなのに恐ろしさも寂しさもない。
まだ日が出ていないからか心に余裕があり
慌ただしさも、忙しさも、ざわざわとした音もない。
ただ、そこには
透明な空気があるだけ。
だから、単純に綺麗だと私は感じる。
静かな夜は終わりを告げて
チラチラキラキラ
真っ黒にスパンコールのような星のついた帳を
するするゆっくりと引いていく
帳の裾はグラデーションになっていて
やがて薄青く 光を透過させ
薄桃色を覗かせて
するすると さらに引いて
空は薄青と薄桃色へ
そして端になるほど帳は薄くなり
黄色から やがて朝の空の水色へと
そうして帳はすっかり上がり
星の光たちは朝の露を残して輝き
きょうも新しい 朝がくる
「夜明け前」
【夜明け前】
道はどこかへつながっているのだ
果物も肉も腐る直前が最も旨いのだ
追い詰められた鼠は猫を噛むのだ
夜明け前の空がいちばん暗いのだ
だから心配いらない、行ってこい
珍しく早く起きすぎてしまってベランダにいたら、気づいて起きたあなたも外へ出てきた。あかない瞼を擦りながら手探りで僕を探すあなたで、満たされるものがある。
/夜明け前
㊷夜明け前
空気が澄んできて
空が白くなってきた
ひぐらしの鳴き声
すべてのものが
一瞬動きを止めるような
夜明け前が好きだ
今日は、何だか文章がまとまらない
書いては消し、書いては消し…
投稿を始めて5ヶ月になった
流石に、スランプなんだろうか?
自分が納得いかないからまた消します。
ずっと考えていたら「夜明け前」に
なりそうなので…
明日は、またひらめきがありますように
では…皆様金曜日の夜をごゆるりと…
夜から朝に変わる空の色
とてもきれい
だけどせつなくて
朝が来てほしくない
そんな気がした
君はまだ寝ているだろうか
流星群を一緒に見たいと頼み
見える場所を探しながら
色んな場所を転々とした
港の近くの公園がよく見えた
不意に流れる流星群
他愛のない話をしながら
ずっと夜空を眺めていた
夜明け前の赤と青が混ざり合う空
いつの間にか星空は消えていて
薄明かりが差してきた
あまりの夜更かしに
顔を見合わせて苦笑いをした
そんな遠い日の思い出話
夜明け前
「さむいぃっ....。」
自動ドアが開いた瞬間、マフラーからはみ出た頬を冷たい空気が掠めていった。
彼女はカタカタと震えながら、かじかんだ指先でマフラーを更に引き上げ、顔を埋めた。ストールのマフラーはボリュームがあり、彼女の小さな顔を目元まで隠すには十分だった。
自転車の傍へ歩く彼女の後ろ姿は、黒い少し綿の入った長いアウターと、その下から伸びる黒いズボンと黒い作業靴、黒い手袋はアウターの袖口に隠され、長い髪がサラサラと風に流されている。マフラーと髪の少しの間から除く顔は色白、いや、白すぎる。ちょこちょこと固まったように震えながら歩く彼女はさながらペンギンだ。
自転車を震えながら解錠した彼女は、重そうなトートバッグを前籠に乗せ、目の前の大通りを見た。
向かいのスーパーも、お寿司屋さんも、隣のラーメン屋さんも電気は消え、信号も点滅している。人1人いないこの時間はどこか薄気味悪いが、彼女はこの時間に慣れすぎていた。
「....はやく寝ないと。」
呟いた彼女の口からは白い息が零れた。
再び顔をマフラーに埋めた彼女は自転車に乗り、帰路についた。
しかし、彼女は家のそばの公園で自転車を漕ぐ足を止めた。
薄暗い灯りの傍にある滑り台に登った彼女は、パタリと仰向けに倒れる。傍の時計が静かに、4:30を示していた。20歳の女の子が外にいていい時間ではない。
ふぅっと息を吐いた彼女は左の手袋を外して、頭の上に投げた。
さむいなぁ。と呟きながら、右手でマフラーを首元に押し戻し、左手で小さな巾着袋を取り出した。中からは小さな箱と、ライターが1つずつ。
少し上体を起こし、箱から白い棒を取り出し、右手でライターの火をつけた。
「っふぅ....。」
白い息にも似た大量の煙が彼女の口から溢れた。
「明日は....、8:00イン。8、7、6。6:00起き。あと、1時間半。」
煙を吸い込みながら彼女の口からはポツポツと感情の無い声が出る。
ちゃんと寝たのはいつだろうか、白い肌に黒い溝が目元にくっきりと浮かび上がっていた。
「臭いなぁ、この匂い嫌い。」
そう呟いたのは、5本目の短くなった白い棒を右手のポケットに入れた時だった。
ふらりと立ち上がった彼女は左の手袋をはめ直し、マフラーで口元を覆った。
身震いをしながら自転車を漕ぎ出した彼女の後ろ姿が小さくなった頃、時計は5:00を指し、鳥の声がどこからか聞こえていた。
どこからか現れたカラスは、彼女をぐるぐる回りながら見下ろし、ずっと付いて飛んで着いてきた。
彼女の背中がマンションの中に消えると、小さく、「かぁ....」と一声鳴いた。
「明けない夜はない。」
夜明け前は
そんな希望を
持たせてくれる。
明るくなっていく空は
本当に
きれいで、
心が 洗われる。
語彙が貧しくて、
そんな表現しかできないけど…。
朝一番に見る空の色が
好き!
目が覚めた午前4時13分
もう一度眠ろうにも目覚めが良すぎてしまって
寝るに寝れないので珈琲でも入れようと
君が置いていったコーヒーメーカーを起動させた
この味とともに迎える朝はいつぶりだろうか
読みかけの本を手に取り
ボクは朝を待つ
夜明け前
薄い膜を破ったようにパリッと音が聞こえた。
空を見上げると雲が流されて星がチラと見えている。
ぐんっと背伸びをするとなんだか朝が、怖くなってきて
心が小さくなっていく気がした。
潮の匂いが鼻腔をかすり、近くに海を感じた。
風が髪を靡かせて白い息がかほーっと漏れた。
そろそろ夜明けだ。
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