『夜明け前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夜明け前
起きたくもないこんな時間にふと目が覚めてしまって、「今日はついてないな、、、」なんて思って空を見上げていた。
そしたら、夜明け前の空に流れ星。
その景色だけでなんだか嬉しくなって、心が穏やかになっていくようだった。
夜明け前
夜明けだね。青から赤へ
色うつろう空
お前を抱きしめて
「別れるの?」って、真剣に聞くなよ。
でも、波の音が
やけに静か過ぎるね。
色褪せたTシャツに口紅
泣かない君が泣けない俺を見つめる
鴎が驚いたように埠頭から飛び立つ。
以上は、ラッツ&スターのヒット曲の詩です
題名 Tシャツに口紅 好きな曲です。
私の尊敬する大滝詠一さんの作曲で
「夜明け」というワードで反射的に頭に浮かび、それ以外は何も考えられませんでした。
夜明け前、電気もテレビも煌々と。
後悔。
また寝落ち。
さあ、
「おはよう」or「おやすみ」
どっち!?
#夜明け前
本日 残業也…と
書類を見て思う たった1枚の紙なのに
進まない
進まないのが時計だったら こんな夜更けになってない
うちの会社にテレビがあってサッカーを見ていたら時間は過ぎていた
残業代は 本日ゼロ円也 好きな時間に帰る
だが もう4時にはなっている
「朝…かもなぁ」
窓のブラインドを指で折り曲げる
曇っていて太陽が出ていないか出ているか分からないが…出そう…
そして仕事は なんの成果も出なかった
スッキリしない
お題:夜明け前
静けさを通り越して何もない
受け入れることも拒むこともしない
怖いぐらい透明な空気の中に
自分の本当に欲しいものまで消えて
残された体の中を巡る微かな音だけが
聴こえてくる
想像もつかないほど世界は広く
びっくりするほど人は小さく
そのうちの一粒が僕なのだと
今さら気づいて
ここではないどこかへ
還らなければいけない気がした
夜明け前
君との記憶を時々取り出してみる
君はいつだって愛らしく
僕を幸せにしてくれる
君の寝息を聞きながら
君をそっと抱き寄せた
君のぬくもりを思い出す
夜明け前の静かなひと時
馬鹿みたい
目を腫らして起きてた理由が
超一方的な想い。気持ち悪い気持ち。
夜明けの色がやさしいのは
今日でないのは確か。
明けない夜を引きずるいろ。
ほろ苦い明るさが皮肉じみてる。
わぁきれいなんて 思えるわけない。馬鹿か。
今日は
世界でいちばん泣きたいそらなんだから。
あーあ
寄り添ってくれものはわたし自身の感情だけ。
こんな時間だし。誰の連絡もない。
毎日お昼まで寝ている彼女は、
その日に限っては午前4時に起きる。
ベランダに出て、しんとした空気を吸って、
夜が明けるのを待つ。
誕生日おめでとう
という母の声が彼女には聞こえる。
私が生まれた日の朝だ。
母が母になった日の朝だ。
そして母が亡くなった日の朝だ。
お母さんありがとう
彼女は月明かりを見ている。
まって
お願い
お願いだから
まだ
夜は明けないで
時が進むのが
ひどく恐ろしい
夜から朝に移り変わる時、
地球から合図があるね。
シーンとした空気から
少しずつゴォーという音が響いてくる。
目覚める音。
私も目覚めて今日を始めようとする夜明け前
発毛業界では
あ、そうそう、昔は薄毛業界って言ってたの。
印象がね、薄いんじゃなくて、生やそうって事で名前が変わったんだけど。
隠語ってあるのよ。
業界用語。
夜明け前とか日の出とか。
そうそうそう、前に来た時言われた?
あ、そうやっぱり。
だいぶ、夜明け前だもんね。
え? どういう意味かって?
何となくわかるでしょ、ここまで来たら。
ちなみにワタクシは、「月」って呼ばれてるのよ。
そう言うと自分の頭の毛を掴み、引っ張り上げた。
『夜明け前』
「夜明け前には帰るよ」って言ったくせに
もう明るいじゃん
「眠くなっちゃったから車で寝ちゃった」って
いっつもそうなんだから
「お仕事大変だから出来るだけ布団で寝てほしい」
と素直に言えない私であった
夜明け前に君とLINEをする。
返信が来るかな?とか期待して。
でも、君が返信をくれるのは夜明け。
だから、私は夜明け前になると
不思議と気持ちが高まりドキドキする。
早く、夜が明けないかな
なんてずーっと思ってる
少しだけ
窓を開けて
まだ明けない
空を見てた
慰めるように
無数の星たちが
何も言わず
ただキラキラ瞬く
だんだんと
明るくなる空に
星が吸い込まれて
消えていく
連れて行って
私の悲しい思い出も
「夜明け前」
夜明け前
ロンドンの丘の上でみた景色
息が白くて 空気が澄んでいた
鳥のさえずりが聞こえ
だんだん空が朝日にてらされてゆく
新しい世界を感じた瞬間だった
頭まで抜ける冷たい空気
冷たくなる手
日本よりも冬の湿度は高かった
長いロンドンブーツを履いて
ウィンザー城へ向かった
あの空気感をまた感じたい
お題【夜明け前】
アラームが鳴る前に止める目覚まし時計
そしていつも照らしてくれる眩しさで
重い瞼をこすりつつ開けて
『今日も一日がんばろう』そう思う
半分寝ぼけたまま顔を洗い
そして少し起きた状態で朝食とお弁当を…
昨夜の夕飯を少しと朝食の残りを
お弁当に詰め込む。
茶色ばかりだったり、もしくは緑ばかり
そして遅延もない限り普段通りの職場へ
変わらない人 いつも空いてる席
上司に叱られつつ同期からの合コンの誘い
後輩のミスを徹底的に行う
全部作り笑いで誤魔化していく
クタクタで帰る帰り道
美味しそうなおでんの匂い
たまに買って帰りたいそう思うが
家に残っている食材をどうにかする
その思いでひたすら下を見て帰る
真っ暗な家に帰ってくる
以前までは明かりがついていたのに
今となっては真っ暗だ
疲れて廊下に倒れるかのように寝転ぶ
思い浮かぶのは彼女だった
『おかえりなさい!ご飯にする?
お風呂?それとも わ た し?笑』
耳にタコができるぐらい聞いたこのセリフ
今となっては思い出だ
アイツは俺の知らないところで幸せなのかな
思い返すと時間がもったいないから
とりあえず水分をと冷蔵庫の目の前まで向かう
冷蔵庫を開けると、色んな作り置き
野菜炒め 肉じゃが 青椒肉絲
全部俺の好きな物ばかり
『ねぇ〜ピーマンも食べなよー』
『じゃがいも大っきいかも!笑』
『この、ピーマンは食べるのよね…』
思い返すと沢山思い出がある
気づいたら風呂も入らずご飯も食べず
夜明けまで来てしまった
明日も早いのに……と思いつつ
作り置きのご飯を食べて風呂に入って
少し仮眠を取りまた日常を繰り返す
日常で変わったのは
彼女が居なくなったこと。
この世から去ってから48日
もう大丈夫だよ。って言えぬまま
48日になってしまった
夜明け前が好きだ。新聞配達のバイクが走り去る音、ガタガタ住宅のシャッターが開く音、カラスやスズメが鳴き始める時間。そんな時間になると、温もりを求めて飼っている猫が布団に潜り込む。たまに窓から見える夜明け前の空模様は気まぐれで、朝焼け色であったり、まだ夜をふくんでいたり、くもっていたり、太陽が笑っている。家の中はシンと静まっていて、台所の冷蔵庫のブーンというモーター音が聞こえる。私はそんな色んな音や色んな色を聞いたり、見たりして柔らかい猫の毛並みを楽しみながらゆっくりとまた、眠り夢の続きを見に行くのだ。
私が過ごす、最高の休日の朝である。
<夜明け前>
夜明け前、
神は宇宙へ合図を送る
その合図を逃してはならぬ
月と太陽は互いに目を合わせ
夜から朝へとリセットを繰り返す
そう神は、宇宙は、時を操る魔法使い
苦しみ続けなくていいように
幸せは常に新鮮であるようにと
闇には過去を葬って、光は続く未来を照らす
こんなお力を宿していると
私達は魔法が掛けられた事を知らないまま
当たり前に今日という朝を迎える
人生で数えるほどしか味わったことがないけれど。
夜明け前の、あのしんと静まり返った時間が好きだ。
この世界にたった一人でいるかのような、あの感覚。
いろんな柵から解き放たれたかのような、あの感覚。
あの、非日常。
夜明け前
夜明け前が一番暗い。
それは人生でも同じ。
何かの成功のきっかけを掴む前が一番もがき苦しむ。
だから明るくなるのを信じて、恐れず前へ。