『夜の海』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【夜の海】
不安の概念であり
日夜の境目である
香水のようで
絵画のようである
苛立つ感情押し込んで
通常運行で行っちゃおう
上っ面しか見てないヤツら 吹っ飛ばして
自分らしくやってこう
説明なんてしたくない
端からそんな気 サラサラない
同情なんて 欲しくもないし
可哀想なんて 思われたくない
見た目がどうの言ってるけれど
自分の方こそ どうなってるの?
出した言葉は引っ込まないよ
その覚悟は 出来てるの?
楽しくやれたらそれでいい
他に余計なもの 何もいらない
ここで見つけた宝もの
何か言いたいなら こっちおいで
分かってないのは そっちの方
楽しいこと 一緒にしよか?
分かってないなんて 勿体ない
知らない世界 教えてあげる
夜の海を眺める人はこう思う。
「怖い」と。
認識できる範囲が狭くなるからだろう。
危機感を覚えるのは生物として当然である。
では、
「生まれつき目が見えない人はどうか」
彼らにとっては朝の方が
「怖い」のではないか。
それは人間社会の動く音とか。
目が見える私達は
目で「眺める」のではなく、
耳で「眺める」ように切り替えたとき、
世界の価値観が変わるのだ。
いつでも「切り替えられる」
能力があるにもかかわらず、
それをしない人間は多い。
能力があり過ぎて
どこでどう切り替えれば良いのか
分からないらしい。
「五感を減らす」行為が
「劣化」だと認識するなら無理もない。
人間がこの「切り替え能力」を
上手く使いこなせたなら、
それは進化なのではないか。
声が聞こえる
真っ暗な闇の中で迷う
自分の心臓の音だけがうるさく響く
なにもかも諦めた時に支えてくれたのは
あなたの言葉
涙が虹色に変わり 泡になって消えていく
夜の海は人を動かす。
狭いワンルームの部屋で寝起きの喉がガラガラになる乾燥問題に直面した自分は、ネットに載っていた情報をあてに枕元へ水がたっぷり入ったバケツを置いた。
超愚直な加湿器。至極単純だがこれなら朝になっても喉が乾かないだろう。安心して明かりを消して眠りについた。
その後、ふと目が覚めてしまった。いったい今は何時だろう。時刻を確認する為に近くに置いたはずのスマホを暗闇の中手探りした。どこだどこだ。
あった。スマホを見つけてすぐに時刻を確認した。しかしその直前に腕がぶつかって何かが倒れた音がしたことも確認した。夜中3時に水の音。急いで明かりを点ける。
そして事態の最悪さを把握したあと、ありったけのタオル類をかき集め寝起きの身体を必死で動かした。
夜の海は人を動かす。
ねぇ
明かりを消したまま
あなたのお部屋を見て欲しい。
そうしたら
目の前にあなただけの海が広がって見えるから。
テレビの赤いランプはちいさく愛らしい灯台だし
夜はねむったままのカーテンを開いたら
窓からはちいさな星のこどもたちも見える。
いつもとは違う
心地好い戸惑いを胸にあなたは
うすくあかるいお部屋を
月灯りを頼りにさまようことができるの。
ね、すてきでしょ?
わたしのすてきな冒険譚は
とてもたくさんあるのだけれど
わたしは
あなただけの冒険譚を見つけてみてほしい。
せめて今宵は夜の衣を返し着る
私の心は残んの月
貴方に溺れて 息も出来ぬ程
この徒恋を抱いて逝く
私の心は残んの月
愛を知り快楽を知り
坊やは誰で恋を知る
囁く愛は恋知らず
赤い糸先は誰のもと
身を焦がす様な恋を求めて
海底に引き摺り込まれる 天満月夜
私の恋を嘘だと嗤って 貴男で中を染められる
私の中の肥えた胎児は 貴男の愛でまた肥大する
結ぼれ心に指掛けて 柔い私を嬲らないで
上書きされて染まる私の 泡沫の偽恋
貴男の檻で朽ちてゆく 蕩けて過去を消してゆく
貴男は私の寄生虫 私の骸を抱いて逝って
お題【夜の海】
タイトル【嬲って穿って殺めて愛して】
夏の心の健康は、肝試し、ホラーでドキドキして新鮮な心でいること、と勝手に思ってるわけですが、自転車に乗って夜の海に行きたいとは誰も言ってないのです、本当にやばいのはお断り。
「夜の海」
或る月の日の夜の海に目を向けてはならぬ
或る月の日の夜の海に足を向けてはならぬ
或る月の日の夜の海に体を向けてはならぬ
或る月の日の夜の浜辺から声がしても出てはならぬ
人間として生き延びたいなら
空に月が出ている時は決して外に出ても
夜の海に近づいてはならぬ
夜の海は
暑くて静かで
波の音しか聞こえない。
砂浜に足を取られそうになる
感覚も私は嫌いじゃない。
夜の海は静かに私を包んでいる気がする。
─────『夜の海』
月明かりと。
潮の香りと。
優しく心地良い波の音と。
それだけがあれば良い。
いつか貴方と一緒に歩きたい、
夜の海。
でもそんな細やかな願いも、
波と一緒にさらわれて、儚く消えた。
『夜の海』
夜の海に君を置いてきて
しまったのかもしれない
だって君の姿が見えない
君の声が聞こえない
かすかな光でいいから
君をとらえたい
君をさがしだして
つかまえる
夜の海
山育ちの人間が海を見ると、なんと広いんだと開放的になる。それこそ、小さな悩みはまさに小さな悩みなのだと思わせてくれる。
ただ、それは昼の海の話。
静かな夜の海に来ると、その小さな悩みが視界の全てに広がっていくように思える。人も光も遮るものがなく、ただ広がっていく。気分転換にと浜辺を歩いても、いつの間にか悩みのことで頭がいっぱいになっている。
何を悩んでいるの? 並んで歩く彼女の言葉。
夜の海は悩みをとめどなく広げていく。でも、彼女のなんてことのないその言葉が、それを遮ってくれた。
なにも。
うそ。
うん。でもいいんだ。今日は悩むのは終わり。明日にする。
そう。 彼女が腕を絡める。
ねえ、どこまで歩くの?
そうだな。あそこの堤防まで。そしたら戻ろう。
ちょっと遠くない?
いや?
ううん、いいよ。
季節が進んで夜風に涼しさを感じるようになってきた。彼女の手の温もりが、心地よくて優しい。
夜の海ってなんだか切ないよね。
青い海が何処か日の出と共に沈んでいくよう。
夜の海…真っ暗な闇ブラックホール⚫️つまり…なんだ?
とっても嫌なことがあった時
100均で大量に
ガラスコップを買って
海に投げつけて割っていた
割れる音なんて
全部さざなみでかき消される
当時の自分は
余るエネルギーを持て余し
行き場のない怒りを
夜の海で発散するしかなかった
ああ、幼いけど
それでよかった
今は怒ることすら疲れてしまう
真っ暗で冷たい怖い〜海だと考える人もいれば
光を使っていかつる海
XXXX年X月16日
嫌な夢を見た。真っ暗な場所に一人佇んでいる夢だ。波が水を運んで足首まで水に浸かっていた。灯り一つもない夜の海にいるようだった。そこにあの音がーーガラガラと骨のぶつかる音が聞こえてくる。背後から聞こえた音は横を通過し、やがて四方をぐるりと囲う。姿は見えない鯨骨の化物が私を中心に据え弧を描いて回っている。音は獲物を逃さぬように段々と距離を狭め、そして。
そこで目が覚めた。
気付けば朝になっていた。
あの化物の夢を見たのは、眠る直前まで映像の確認をしていたからだろうか。叶うならもう見たくはない。
夜の海に求めるもの3選
・センチメンタル
・深夜のノリ
・ロマンス
それ以外あるだろうか。
漂って 彷徨って 辿り着いた夜の海
黒い畝りがすべてを飲み込んでいく様を眺めている
I'm chicken.
わたしは小さな臆病者です
こんな光景で安堵するなんて
誰か私をなじってください 蔑んでください
そんな私でさえ呼吸している事実が 現実が
私自身を蝕んでいく
あゝ神様? もしいるのなら答えてください
なぜ私たちはこんなにも辛く重く悲しい思いを抱えなければならないのかを
1945 08 15
この日を境に変わった何かを
ずっと持ち続けなければならない
忘れてはならない
同じ人間ならば…