『声が枯れるまで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
声が枯れるまで、何度も何度も舞台の上から台詞をさらった。どんなトーンで、どんな音量で、どんな感情で。
何度も繰り返した。
分からない、まだつかめない。
でも、私は今ここにいる。
私は生きている。
好きなものを
好きと言いたい
いつだって
どこでだって
言い続けたい
………声が枯れるまで
声が枯れるまで
声が枯れるまで貴方の名前を呼ぶ
いくら呼んでも貴方の返事は無い
いくら叫んでも貴方の声は聞こえない
なぜ、なぜ
前はすぐに返事をしてくれたのに
どこにいるの返事をしてよ
貴方の声が聞こえるまで貴方を呼ぶ
早く返事をしてよ
私は声が枯れるまで貴方の名前を呼ぶ
声が枯れるまで
ダメなものをダメというのも
自由なはずだが
いつからか声を出さなくなっていた 辛い時もグッと耐える君 そんな時もあるよね
1人っきりになった君と私 黒い板を叩く音だけが聴こえる
沢山話したね お互い何も知らないのに
段々とネジが落ちていく君 形が崩れていく
見た事も聞いた事もない人 空虚の絆
今こそ声を届けよう 声が枯れるまで叫ぼう
今こそちゃんと友となろう 声が枯れるまで泣こう
なんだか少し 君は感情の出し方を思い出したかもね
ああ いつからか 私は表情がなくなっていたんだね
愛を
藍を
叫びたい
名前を
泣くほど
叫びたいの
涙が頬を伝って
喉元が千切れそうなほど
あたしは笑いたかった
前だけ向いても駄目ね
死にたくない
生きたくもない
誰か助けてと
小さく言った
声が枯れるまで
声が枯れるまで私は歌う
その声が夢に向かって飛んでいく
メロディが空へ高く飛んでいく
輝ける私の希望
追いかけて
君が起きるまで、何度でも君の名前を呼ぶよ。
何度でも、何度でも、声が枯れるまで。
だからさ、早く目を覚ましてよ。
今度は僕の名前を呼ぶ君の声が聞きたいな。
お題:声が枯れるまで
声が枯れるまで
声が枯れるまで、この世に生きていたい。
声が枯れたとしても生きたい。
声が枯れるまで
声を出し続けていたい。
声が枯れるとわかっていても
声を出して表現したい。
こんなにも、やりたい事がたくさん。
でもそれがいいんだ。
声が枯れるまで
辺り一面、暗闇だ。
何も見えない。
しばらく歩き回ってみたが、何もない。
真っ直ぐに歩いても、壁に辿り着かない。
私は叫んだ。
返事はない。
だが、叫ぶ以外に何が出来るだろうか。
私は叫び続ける。
声が枯れるまで。
声が枯れるまで
今日は声が枯れるまで発声練習しました
演劇部ESTPです
声が枯れるまで何度も何度もセリフを読んで、何度も発声練習して、
同じキャストのあいつに勝ちたい。
勝ったと思いたい。
ぜってー負けねぇって気持ちで明日も部活行ってきます。
クリスマス公演、1番目立つのは我が校演劇部公認イケメン枠のあたしです。
泣く
泣く
泣いて
声が枯れるまで 泣いて
でも
心の穴は
広がるばかりで
今も
まだ
心は泣き止むことなく
何が辛かったのかすら忘れて
運動会。
気がついたら声かれてたなー。
一昨日娘も運動会で、
すっかりがらがら声。
声が枯れるまで泣き叫んだ
誰もいない場所で
何もない場所で
誰にも聞こえない場所で
ただただ泣き叫んだ
歌いながら泣いていた
果たして彼女以外には聞こえない歌声や泣き声を
「音」と認識出来るのだろうか
彼女はもう耳も聴こえていないというのに
叫びすぎて鼓膜は破れた
喉は破裂寸前だった
もう声も出なくなりそうで
ただ瞳だけは爛々と輝いていた
そんな少女に傘を差し出す誰かがいた
誰もいない筈だったのに。
『声が枯れるまで』
声が、枯れるまで歌い続けるのは、
あなたのためじゃない
私の為だ
『あなたの夜が明けるまで』
疲れたとか、もう嫌だとか、辞めたいとか、止めたいとか病めたいとか。今のこの私を構成する全てのものを壊して無くしてゼロにして、丁寧に作り直したい。そんなことをいつからかずっと考えて生きている。思い切り声が枯れるまで叫び続けている。
声、出してないけど。
「声が枯れるまで」とかけまして
「運動不足で身体がバキバキ」と解きます。
その心は「声帯/整体」が大切です。
声が枯れるまで
君の名前を叫ぶ
君が振り向いてくれるまで
君が僕の名前を呼んでくれるまで
君の名前を叫ぶ
声が枯れるまで
声が枯れるまで泣き叫んだあの日。
これからも人生が続くことが恐ろしくてたまらなかった。絶望しかなかった。死にたいという言葉が頭に浮かんで消えなかった。
あの日の私に伝えたい。
恐怖と絶望しかなかった日々を生き延びてくれてありがとう。あなたが死を選択せずに生きてくれたから、私は幸せにたどり着けたよ。
学校に行けなくたって大丈夫。勉強が遅れてたって大丈夫。あなたは努力が足りないって自分を責めるけど、あなたは充分頑張ってる。そんなに自分を責めずに気楽に生きて。幸せは必ずやってくるから。その時までもう少し待っててね。
#声が枯れるまで
【声が枯れるまで】
「声が枯れるまで」って表現がある。
私はそれを経験したことはないし、
この先も経験することができない。
私は、声そのものを出せないのだ。
声が出なくて不便だなぁ、と思う場面がなくはない。ただ、生まれつきなので、声を出さないことが当たり前の生活を送ってきた。これから先も声を出したいと思うようなことはないだろう…と、昨日まではそう思っていた。
今日は、我が子の初めての運動会。決して足が速いわけではないが、昨日も夜遅くまでまでパパと一緒に練習していたのを知っている。私は、手作りのキャラ弁当で精一杯の応援の気持ちを表した。
そして、我が子が走る番がやってきた。
パンッと乾いたピストルの音とともに、幼い子どもたちが一斉に駆け出す。うちの子も、先頭の子を懸命に追いかけている。
「がんばれー、がんばれー‼︎」
どの子の親も、必死で声を振り絞る。
でも、私にはそれができない。
声が枯れるまで子どもを応援することに、
こんなにも憧れる日が来るなんて…
気がつけば、我が子は1等章の証をつけていた。パパは「よくがんばったなぁ〜」とニコニコして、走った本人よりも上機嫌だ。
せめて、ギュッと抱きしめて「おめでとう」の気持ちを伝えようとしたそのとき、
「ぼく、おかあさんのがんばれ、きいたよ」
え?
「はしってるとき、おかあさんがてをふってがんばれ〜って。すごくすごくうれしかったよ‼︎」
…いつの間に、この子はこんなにも優しい子に育ったのだろう。自分でも聞くことのできない声を、その幼くて小さな心が汲み取っていてくれたのだ。
「だからぼく、いっとうしょうになれたんだ。おかあさん、ありがとう」
私は、我が子を力一杯抱きしめた。
「いたいっ、いたいよぉ、おかあさん」
子どもが思わず声をあげるほどだったが、それでも力を緩めることはできなかった。
今日という日が、初めて私が「声援」をおくった記念の日になった。