『君は今』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
死にたい。そんな思いが頭の中を埋め尽くす。
自分が死んだらこの世界は何か変わるのかなと思ったけど。こんな私がいなくなっても世界なんてなんも変わらないし、いてもいなくてもいい存在なんだよね。
「君は今」
今はそのうち過去になる
その瞬間、感じる何かを大切にしたい
今君は何をしてた?
君は今、岐路に立っている。
楽しいだけが良いのか
少し辛くても学びたいのか
一緒でいるのか
離れるのか
受け取るべきか
慎重に考えるのか
付き合うのか
友情にするのか
逃げ出すのか
真剣に話すのか……
どれも貴方が選んだら正解だ。
人の責任にしないだけ
めっちゃかっこいい。
応援する。
貴方の答え。
何をしているかって?
案外幸せにやってますよ。
捨てる神あれば拾う神ありの如く、しぶとく図々しくも生き延びています。
過去には色々とありましたし希望もありませんでした。
決して褒められた人生でも人格でもありません。
幸せになるには努力も必要なんですね。
静かな夜は、どこかもの寂しくなる。
なるべく忘れようと日々忙しくしていても、ふとした時に別れたキミのことを思い出してしまう。
消そうと思ったけど消せなかったLINEの履歴。
そして通話のボタン。
通じないだろうと分かってはいても、押したい衝動に駆られる。
ああ、こんなやつ、未練たらしい男だと思われても仕方ないよ。
でもキミはこの静かな夜に、何を考えているのだろうか。そればっかりが気になって、眠れないんだ。
「お世話の日々」
中学生の女の子は、おじいさんとおばあさんのお世話をしていました。本当だったら、お父さんかお母さんがするはずですが、両方とも働いてて忙しいので、女の子がおじいさんとおばあさんの世話をしていました。女の子は、
「何で、おじいさんやおばあさんの身の回りの世話をしなきゃいけないの?」
と、毎日泣いていました。お母さんは、
「私達は、仕事が忙しくて、おじいさんやおばあさんの介護が出来ないの。アンタは毎日遊んでて暇なんだから、アンタが世話しなさいよ」
と、女の子の意見には聞く耳持たずでした。
「本当だったら、友達と遊んだりしたいし、好きな男の子と恋人同士になって青春時代を送りたいのに…何でおじいさんやおばあさんのウンコの世話や体拭きばっかり、毎日毎日しなきゃいけないの?」
女の子は、短い睡眠時間の時に泣いていました。
女の子は授業を受けていると、長い間二時間しか睡眠時間の無い生活を送っていたので、倒れて保険室に運ばれて行きました。
「大丈夫?!」
スクールカウンセラーの先生は、女の子の様子を見るなり驚きました。先生は、
「何か、困った事とかありませんか?」
と、女の子に聞いたので、女の子は、
「実は…」
と、自分がおじいさんやおばあさんの身の回りの世話をしなきゃいけない事を先生に言いました。
「ヤングケアラーね…ご両親とお話させてもらえないかしら?」
と、先生は自分が女の子を助けると言いました。女の子はこれでようやく救われると涙を流しました。
面談の日、女の子の家に先生が来ました。
「娘が素行不良を起こしましたか?」
「後で、厳しく言いますので…」
「お父さん、お母さん。娘さんは、学校では真面目に勉強なさってます。素行不良なんて一切ありません。ただ、おじいさん、おばあさんの介護の件なんですが、娘さんは大事な時期です。介護をさせていれば勉強の時間だって減ってしまいます。祖父母さんは、老人ホームに入所させるとか考えてくれないでしょうか?」
先生が、女の子の両親に提案すると、両親の表情は曇りました。
「困りますね…どっちか退職したら、生活費がままならなくなりますよ?」
「両方とも非正規雇用ですし、片方だけの給料で生活は難しいです!」
と、女の子の両親は先生に反論しました。
「あの…児童相談所に通告しますよ?」
「コッチはそんなことしたら裁判を起こして、学校の不祥事をメディアに公開してやりますよ!」
と、お父さんは先生に怒鳴りつけました。先生は、そのまま帰ってしまいました。
女の子は、中学卒業後、成績が足りずに高校進学を諦めて、近くのコンビニでアルバイトをしていました。中学三年の共通テストの日におじいさんが、卒業式の一週間前におばあさんが亡くなって、ようやく介護から開放されました。
「もう、介護しなくて良いけど、行きたかった高校にも大学にも行けない…」
女の子は、狐か魔女に騙された様な気持ちになっていました。女の子は、家が貧しくて中卒の為、アルバイトをするしかありませんでした。
女の子は、アルバイトをしていて思いました。
「何で、こんな単純で単調な仕事しか出来ないの…?」
女の子の側を、中学時代の同級生が通りかかりました。同級生には夫と子供が居て、楽しそうに喋っていました。
「ママって、大学出てるの?」
「当たり前じゃん。結婚前は正社員だったのよ」
同級生は、女の子の方を見ました。
「あんな風になっちゃダメよ。勉強しなかったらああなるから」
「うん!分かった!」
同級生一家は、遠くの方へ歩いて行ってしまいました。女の子は、自分の人生って何だろうと思いました。
あれから年月が過ぎ、女の子は中年女性になりました。結婚適齢期が過ぎても相手が現れず、未だに独身です。自立して自由に生きている人達が羨ましく思っていました。
「悪いな、今度は親の介護をしてくれ。じいさんばあさんの両方面倒見て来たお前なら出来るだろ」
今度は、両親の介護を頼まれました。女の子は、今まで抑えていた感情が一気に吹き出しました。
「お前らを苦しめて地獄に落としてやる!!」
女の子は、両親を虐待する日々を送りました。両親の口を強引に開けて熱湯を流し込み、針を両親の体中に刺し、両親を顔の原型が分からなくなるくらい、殴り、蹴り、踏みつけました。両親共に動かなくなってしまいました。女の子は、睡眠薬を大量に飲んで眠りました。
君は今。
君は今
どこにいるんだろ?
君は今いないけど
今日も楽しんでるよ。
【嬬恋柚輝×東雲捺稀】
君は今どこにいるのだろうか。
誰かと幸せになっているのだろうか。
そう考える夜はいつも眠れず、夜を見送り、光り輝く朝に背を向ける。
君は今の僕を知っているのだろうか。
そこそこ有名になって『イケメン俳優』ともてはやされる僕を、かつての僕と分かっているのだろうか。
覚えていなかったらと考えるたびに、恐怖が背筋をゾワゾワと通る。胸がぐっと苦しくなり、声が出なくなる。こんなの、俳優としては死亡案件だ。
高校生の時に出会った初恋を引きずって、眠れぬ夜を繰り返して、毎晩恐怖に潰れ、怯える俺は、プロなんて嘘でも言えない。
アイドル売しているプロのフリをする、弱い弱いただの俳優気取りだ。こんなのが毎日毎日テレビに出ていると考えたら、自分でも気持ちが悪い。
君は今、何を考えているのだろうか。君の中に、少しでも僕がいればいいのに。そう強く。願わない日はない。
静かな夜は、空を見上げる。
夜も明るいこの街では、星は見えない。
この街の一番の暗がりは人間関係ね。
そこでも星なんて見えやしないけど。
そう呟いたら、君はなんて言ったっけ。
あの日この街を飛び出した君を
優しく輝く君の声を
眩しい君の笑顔を
私はもう、思い出せやしないわ。
大好きだった。
君のこと、大好きだった。
君は今、何をしてるの
そんなこと考えてやらないわ。
でも
君は今、輝く笑顔を
星に向けていられているかしら。
そうあって欲しいの、心から。
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「君は今」2023. 2. 26
君は今
何をしてるんだろう
元気に幸せで
いてくれたら嬉しい
願うはそれだけ
君は今
この青い空の下で
この広い大地の上を
騒がしいほどの日々の中に揉まれて
駆けずり回っているのでしょう
君へ今
この青い空の下で
この広い大地の上から
馳せたくなるほどの想いを込めて
馴染むほどに口ずさんだ唄を贈りたい
君の生き様を、君の生きた道筋を
そしてこれから歩む未来までもを
声高らかに讃える唄を
【君は今】
君は今 何をしているんだ
離れていても 忘れられない君のことを
会いたくないと言えば
嘘にはなるが たぶん
会えないだろう
昔の君が 僕の心の中にいる
君は今
君は今なにをしてるの
だれと楽しく話して
どんなことを楽しんでるの
新しい生活
もっと楽しんでやる
今私は学校に行けるように頑張ってます。
貴方は今何をしていますか?頑張っていますか?
家事、育児、勉強、色々あると思います、
いつも母、父は自分達の為に頑張ってくれて、
私は親の泣いている所を
嬉し泣き感動以外で見たことがないです。
ストレスとか、疲れてるはずなのに。
もしかしたら体調を崩してるかもしれない、
そんな心配があった、休んでね、ずっと言ってた
でも休むのは自分の方だったみたい。
無理しないで、疲れたら休んでいいんです、
休むことは悪では無いそれを覚えといて下さいね、
みんなお疲れ様。
君は今、どうしているんだろう。
しとしと。
昇降口から見上げた空はどんよりとしていて、大雨とも小雨ともいえない微妙な雨が降っていた。
先週から梅雨に入ったこの街では、この雨はすぐには止まないことは十分に分かっている。
濡れて帰るのはものすごく躊躇われたが、今朝の母親の声掛けを聞かず傘を忘れてきた自分にはそれ以外の道は残されていない。
ふと、自分が想いを寄せる女の子のことを思い出した。彼女はどうしているだろうか、まだ学校にいるのか、それとも帰ったのか、帰る時には濡れずに帰れただろうか。
俺は少し前に想いを寄せる女の子、同じ委員会の先輩に告白して振られた。想いを告げた瞬間の先輩の戸惑った瞳はいつまで経っても忘れることができない。
失敗した、そう悟った時にはもう慌てて忘れてほしい、これまで通り仲良くしてほしいと捲し立てていた。
俺の告白のせいで疎遠になったらと心配していたけれど、優しい先輩は俺の言う通りに変わらずに接してくれた。そう望んだのは自分のくせに、あまりにも変わらない先輩の態度に俺は密かに傷ついた。俺の告白は1ミリも彼女の気持ちを揺らせないのだと落ち込んだ。
傘がない絶望的な状況でも思い出すのは彼女のことだなんて、振られたくせに未練がましくていけないと思わず自嘲的な笑みがこぼれる。
背後に人の気配を感じて、あぁもしかしてお仲間かなと思っていると、
「…もしかして傘無いの?」
掛けられた声は想いを寄せる人のもので、俺は勢いよく後ろを振り返った。
「あ、えっと、そう、ですね…すみません…」
さっきまで考えていた人が目の前に現れるなんてと動揺が止まらず、訳の分からないことを口走ってしまう。
そんな情けない姿の俺を見て彼女は、
「どうしてすみませんなの笑
良かったら一緒に帰る?」
と可愛らしい笑みを浮かべた。
好きな人と一緒に帰るなんて降って湧いた奇跡に感謝せずにはいられず、俺は勢いよく頷いた。
傘がなくて憂鬱だった帰り道のはずなのに、隣には好きな人がいて、いわゆる相合傘をしている。
「傘入れてくれてありがとうございます。先輩濡れてないですか?」
うるさい心臓の音に焦りつつも、精一杯平静を装って彼女に声を掛ける。
大丈夫だよと返してくれる声に安心すると同時に、絶対に彼女を濡らしてなるものかと自分が濡れることは構わずできる限り彼女に傘を傾けた。
俺を見つめる彼女の顔はなんとも可愛らしくて、思わず抱き寄せたい衝動に駆られる。
仲の良い後輩でも十分幸せだけれど、もし叶うのならいつかは、彼女の彼氏として傘を傾けたいと思った。
そういう、物憂げな空の帰り道だった。
さあ 涙をふいて
歩き出すタイミングは
自分だけが知っている
重たい荷物はもう要らない
今 胸にある夢を抱いて
軽やかに進むのみ
自分の道は自分でつくる
誰かと同じなんて まっぴらごめんさ
こころが大きくなろうとするときに
痛みを伴うことはあるけれど
苦しいことのその先は
必ずや
幸多き未来へと繋がっている
あなたと出逢う為に
たくさんの命が待っている
歩くのに疲れたときは
その大きな翼をひろげたままで
ゆっくりと休んで
それからまた歩き出せばいい
どうぞ忘れないでいてね
勇敢なあなたへ届きますように
キミは今過去の苦い想い出に別れを告げて
新しい一歩を踏み出したんだ
君は今
君は今、どこで何をしてるかな……
私は来年、夢のために地元から離れます。
本当は4月まで君に会いたいが、どこにいるか分からない
連絡先も知らないから、探すこともできない
私は君の名前を絶対に忘れない……この先も。
君は今、何してるかなぁ
泣いてるのかな
「置いて行くな」って怒ってるかな
なんでって、僕に聞いてるのかな
だけど
その問いかけは
もう僕に届くことは無い
出来れば……まだ一緒にいたかった
会いたいよ……
-その手紙をポストに入れると、僕は言った
「地上までお願いします。」
#君は今
『君は今』
テーブルの下から切り取る世界 この価値観だけで暮らしていけたらどんなにいいか 染色液に浸された
取り留めのない配色の毎日が 頭痛を呼び込み思案を鈍らせる 君は今、散歩から帰路に着く いつもの散歩道の公園でフリーマーケットがやっていたらしく
藤のゆりかごを抱えて笑う 赤ちゃんもいないけど
無論、そんな予定もないけど とてもいいねと私も笑った
『君は今』
拝啓
君は今 元気ですか?
仕事はしてますか?
暮らし向きはどうですか?
つらいことはないですか?
ちゃんと食べてますか?
きちんと眠れてますか?
出すことのない手紙を
もう何度書いては捨てただろう
数年間 音信不通の君に
送り先もわからないのに
何してるんだろう
さだまさしの「案山子」を聴いて
ふっと君のことを思い出して…
バカだよね 実の親でもないのにさ…
別に今更
恩着せがましことを言うつもりはないんだ
頑張っているなら それでいい
元気でいるなら それでいい
生きているなら それでいい
幸せでいてくれるなら
もっと いい…
でも 本心を言うなら
どこでどうしてるかくらい
知らせてくれると
安心かな…