『君からのLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
スマホに囚われるとはこういう事なんだろう。返信はまだかと画面に張り付いてそわそわ。
ゲームをしてみてもyoutubeを見てもそわそわは無くならず、君以外の通知音を切ってひたすらに待ち続ける。
分かってる。きっと自分以外にも友達以上恋人未満の友達がいる事、きっと自分は1番じゃない事も。
それでも今日の夜は通話してくれるって言ったから、今日の夜だけは自分との時間。
バイト中なんてきっと嘘なんだろう。それでもいいから、なんでもいいから、早く、
“もう少し遅れそうごめんね”
……あぁそうだよね。期待するだけ無駄だ。そっとスマホを消音にして閉じた。
『君からのLINE』
君からのLINE
いつもワクワクして待ってる
「ピコン」と通知音がなった
君からのかな?
そうしてLINEを開く
君からだ!!
「草w」「◯◯はどお?」「◯◯に似合うと思 う!イイネ( -`ω-)b」
君からのLINEは本当に面白いなぁ
お前と別れてもう3日経つ、俺は全然平気だけど
お前は今頃後悔して、連絡したくてたまらないだろう。
俺にはわかる。なんせ4年、
お前の彼氏をやっていたんだから。
今なら許してやってもいい。
お前もあの時は少し頭に血でものぼっていたんだろう。
今連絡をよこせばまた、付き合ってやってもいい。
ピロン
きっとあいつからの通知だ。と、俺は画面を照らす
「本日お惣菜5%off!ポイント2倍は明日から!」
─── 君からのLINE ───
もう受信しないし
既読を付けることもないよ
アンインストールしたから
~ September fifteenth 24 ~
[君からのLINE]
ちらり、ちらり
そわ、そわ
スマホの画面が着くのをずっと待って
その時を願う
来るその時、私は震える手で微笑む。
【君からのLINE】
震えたiPhoneに光画面
確認して高鳴る気持ち
新しく知るきみの情報に
想いが積もって
また君に会いたくなる
2024-09-15
―君からのLINE―
幼なじみからのLINEが
無愛想になったのは
他の男の子と
仲良くし初めてから
だっただろうか。
#16 【君からのLINE】
推しのFCに入ると、LINEみたいに会話できる機能がある。
わたしはその推しの子のことが当然、好きなのだが
どうも好きの種類が違うのだ。
異性で、年下。
ステージではとてもキラキラしているけれど、FCの配信やSNSではどちらかというと、いつもなにか思い悩んでいるし
寂しそうな感じ。
仕事柄、彼女もおらず、けっこういい歳になってしまっていることをまた悩んでるし
親の問題があったりして、辛そうなことが多い。
私自身はもう結婚してこどももいるし、そもそも彼の恋人になりたいとかはまず有り得ないし、釣り合わないし、相応しくないと思っているのだが
彼の友人にはなりたいと、とても思っている。
彼と最近読んだ面白い本の話とかしたいし、人間とはなんぞやみたいな話もしたいし、呑みにも行きたいし、寂しそうなら遊びに行くか!みたいなこともしたい。
彼と手を繋ぎたいとか、キスしたいとか、そういうのは別に要らなくて
彼という人間をもっと知りたいし、ここにこういう人間がいることを知って欲しいって思ってるし、めんどくさいからもう直接会って話したいと思っている。
でも、きっとFCのLINE的な機能でそういうことを書いたら、個人的な繋がりが欲しいみたいに見えて、規約違反とかになってしまったら困るな、と思って
まだそう書いたことは無い。
おかしいのかなぁ、こういう感覚って。
楽しいんだろうけどなぁ、彼と実際に会っていろんな話をしたら。
いつも気にかけてもらって嬉しい。
こんな自分に送ってもらって申し訳ない。
特に返す言葉も出てこなくて気まずい。
情けない自分に気づかれたくなくて返信に困る。
君からLINEが来たときはそんな気持ちになる。
〈君からのLINE〉
「君からのラインか、珍しいな。」
「蓮!それ!いつまで続けるの!?」
「いつまで?何のことだ?」
「分からないの!その、厨二病のことよ!」
「厨二症?フッ!何のことだか分からないな!
優璃!」
「もうー!!」
「で、俺に用とはなんだ?」
「、、、蓮。あのね、私、蓮のこと好き!
付き合ってくれる?」
「、、、、、なんだって〜!!!!!」
スマホから、通知音が鳴った。
何かなと、見てみると、それはLINEだった。
相手は、好きな人からで。
『明日、暇なら遊び行かない?』
『いいけど。どこ行くの』
素っ気なく返してしまうけれど、本当は、もっと、愛想よく、可愛げある返事をしたいと願うけれど、そんなことは出来なくて。
だって、彼は…。
『ゆっくり話できるとこ。また、話聞いてほしくてさ』
『分かってるよ。またあの子のことでしょ』
私の親友に、恋してる。
それでも、こうして彼と会う口実が出来ることが、嬉しい。
2人が恋人同士になったら、もう、こうして彼からのLINEは来なくなるだろうか。
もし、そのときが来るのなら、まだ先でありますように…と願ってしまう私は、意地が悪いなと自嘲する。
題【君からのLINE】
ピコン♪
「誰からだろ。」
「なんかLINEが来たね。」
「葵かな!葵かな~!」
「知らないよ(笑)早く見たら?」
「うん、って公式LINEかよ!?」
「よく恋愛アニメとかで見る、好きな人からのLINEだと思ったら公式LINEって言う落ちのあれ?」
「長いな!?確かにそうだけど…、葵は!?なんか送る!」
「もう夜の9時40分だよ!?迷惑じゃ?」
「大丈夫!今日は女子会お泊まりするって言ってたし!」
「でも、」
「よし!送信っと!」
「って速くね!?なんて送ったの?」
「今から一緒に4人でお泊まりしない?って。」
「うわ!きっしょ!?」
「そんな汚い言葉を使うなよ!」
「だって普通に考えて?いくら彼氏だからって、今から男女4人でお泊まり会ってさ。進展速くね?」
ピコン♪
「あっ、来た!」
「えっ!?なんて来たの?」
ー良いね❤️する?ー
「まじかよ!?」
「やった!葵とお泊まり会だ~!よし、行こ?」
「はいはい。どっちの家に行けば良いの?」
「聞いてみる!」
ーどっちの家に行けば良い?葵かすみれ。ー
ピコン♪
ー私の家にいるから、いつでも来て良いからね❤️ー
ーOK!ありがとう。葵!ー
「葵の家にレッツゴー!」
「本当にこうなるとは。」
「お邪魔します。」
「ヤッホー!葵!」
「どうぞ❤️」
「女の子の家に入るの初めて…。」
「ふうま緊張しすぎですよ。」
「ご、ごめん。」
「ゆっくりしていってね?」
「ありがとう!葵!神!」
「…。」
「始まったよ。」
「ですね。」
以外と楽しめました(笑)
君からのLINE
既読無視した
申し訳ないと思いながらも
既読無視した、
君からのLINE
君からのLINEはいつも私の居場所をくれる
あなたはそのままのあなたで良いよ
と君に言って貰えてる
そんな感覚
だから君からのLINEにどれだけこれまで助けられてきたことか
本当にこれまで私の心を支えてくれてありがとう
そしてこれからも君との繋がりを大切にしていきたい
そう思います
ピコン。
通知オンと共にスマホの画面を勢いよく見る。
ドキドキと叫ぶ心臓。
段々と紅潮していく頬にぶるぶると頭を振り、心を落ち着かせる。
しかし、いざ画面を見れば
【夏限定!今だけ特別割引!!】
と、先日入れたショッピングアプリの通知が来ているだけだった。
エベレストの頂上にいた心は一気にマリアナ海溝に沈んでいき、俺はイラつきを隠すかのように布団の中に潜り込む。
意味もなく彼女とのLINEを開き、
【今度遊びに行かない?二人で】
というメッセージに既読すらついていないことを確認してため息を吐いた。
人生で初めて、好きな子ができた。
勇気を振り絞って交換してもらったLINE。
ポツポツと続くやりとりにもどかしさを感じながらも、手には幸せを感じていた。
「すき」の二文字はいまだ送れない。
もしかしたら彼女は俺の気持ちにとっくに気づいているかもしれない。
それでも、ほんの少しの勇気がたりない。
彼女とのやりとりを遡って、なんの発展もしていない現状に再びため息が溢れる。
別に気にしてないんかない。
気にしてなんか……。
ピコン、と音が鳴った。
思わず驚いて落としそうになってしまったスマホをしっかり握りしめる。
今度はショッピングアプリの通知音じゃない。
緊張からか、手汗がドッと流れる。
珍しく神妙な顔をした俺に、「キモ」と妹が毒を吐いたが、それどころではない。
俺は震える指を必死に動かし、LINEを開いた。
【いいよ。どこ行こうか】
一時間越しの彼女からのLINEに、俺は密かにガッツポーズをしたのだった。
『君からのLINE』
君からのLINE、待つ時間
ラーメンが食べれるようになって
ネイルもできるようになって。
長風呂だってできるようになって。
日付を超えることができるようになって。
そして日付を7回超えることもできるようになって。
ついにはごめん寝てたですませるようになって。
ごめん寝てた?ああ、1週間だけじゃ足りなくて。
一生寝てろ。二度と目覚めるなって。
私のお母さんが彼のお母さんから聞いたって。
何者かに刺されたんだって。
お母さんが聞いてきた。あんた刺した?って。
私は答えた。「わたし『は』刺してないよ」って。
君からのLINE待つ時間って、
こんなにも面白かったかなって。
ありがとう。こんなに沢山の駒を用意してまで
楽しませてくれて。
駒たちの催眠術はまだ続くんだって。
みんな、催眠術が得意な子ばかりだって。
みんな、エースだもんね。裏切られてたって、
知ったらどんな行動とるかって。
分かるはずなのにね。
君からのLINEはいつも自分勝手
無言でXの投稿送り付けて
私がそれに返事をしても、いつも既読無視
気分が乗れば返事をくれる
ほんとに自分勝手
苦手なのは知ってるけどさ
そんな自分勝手なLINEですら嬉しいと思う私も私なんだけどさ
でも電話で話したり、出会って話をすると
私の話をいっぱい聞いてくれて
少し低めの声で沢山褒めてくれるね
自分勝手なLINEを送り付けてきて、でもちゃんと話を聞いてくれる君の事を好きな私はおかしいね
先生とのライン。
中学校を卒業して、私は先生とラインを交換した。今でも毎日のように先生と連絡をしている。
「先生! お疲れ様です!」
この言葉から始まり、学校であったことをいろいろ共有する。
先生は忙しいからか、返信がその日に来ないことはしょっちゅう。仕事を頑張る先生を応援しながらも、先生からの連絡を待ちきれない自分がいる。
いつか「先生」ではなく、違う呼び方で連絡ができたらいいな。
そうふと思い、先生からの連絡を楽しみにスマホを閉じた。
君からのLINEは、なぜだか心が踊る。
恋なんて、もうしないとひねくれた心が、少しずつ脈打ち始める。
スマホの画面を滑る指も、どことなくいつもより早い気がする。
それも、今日で終わり。
「俺、彼女できたんだ」
また、心が、腐り始めた。
スマートフォンの着信は
君からのLINE
『あと5分で着くよ』
既読にした瞬間にドキッて
高鳴る音が聴こえるのは
彼氏になったあの日から
ずっと……
#君からのLINE