『向かい合わせ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私の中で
父=血が繋がってないが話をよく聞いてくれるいいひと
弟たち=うるさいがちゃんと話を聞いたり褒めたりして理不尽な対応や言葉をなげかけたりしなければとても優しくて元気ないい子
母=猿
ここには
自分がいた
隣には
互いに競い合える友がいた
上には
負けられない人がいた
下には
語り合える人がいた
前には
憧れた人がいた
後ろには
いつどんなときでも支えてくれる人がいた
進んだ道の先には
誰もいなかった
最期は
全てを
受け入れ・向き合う
ときが
くる
あなたは優しくて甘い
あなたは刺激があるから楽しい
あなたは健康的で安心できる
向かい合わせになって3分悩んだけど
やっぱりカフェオレがいいかな
ごとん、と落ちた君を取ったら
少し寂しそうなコーラとトマトジュース
//向かい合わせ
〜向かい合わせ〜
向かい合わせになると目を合わせるのが恥ずかしい
自分の心が覗かれてるような気がする
この状況でも
自分の好きな物を好きって
嫌いなものを嫌いって
言える人になりたい
それはきっと自信より
自分を受け止める気持ちがあるかなんだろうな
どんな自分だって
認めてしまえば
自分でしかないのだ
図書室で向かい合って座り、読書している。
オレは、いつもの通り哲学書で、おまえも、いつもの通り推理小説だ。
決して答えに辿り着かないオレと、必ず真実に辿り着くおまえ。
お似合いだよな、全く。
オレはただ、おまえの隣にいられたらいい。
そうすれば、見える景色は同じだから。
あんだけ虐めておいて、
まだやるのか、あんたは。
「被害者ヅラ」とか
「お前が悪い」だとか
いちいち正当化しないと私を虐められない時点で
もうあんたの負けなんだから。
諦めなさい、あんたは。
手を出した時点であんたの
あんたの
負けなんだから。
泣き面で
腕につけた傷と向かいあわせ
向かいあわせの席で、僕は君を見つめている。
君が飲んでいるのは、グレープフルーツジュース。
僕は、ラズベリーのサイダーを。
今日に限っては、君に合わせるつもりで来た。
なぜかっていうと、僕は君に言いたいことがあったからである。
「ねえ、君。やっぱり、僕たちは別れるべきだと思う。だから……」
彼女が泣き始めると、僕はやはり口をつぐむしかなかった。
彼女は涙をだらだら流しながら言った。
「ごめんなさい……」
「いやいいんだ。僕が言い出したことだから」
なぜ、君に合わせているか。それはこうなることが、分かっていたからだ。
君が泣くのは、僕のせい。
そして、それにもう、未練はなかった。
彼女はこう言うかもしれなかった。
「もう少しだけ一緒にいて」
でも、それは、僕の幼稚な願望で、彼女は固く口を結んで、それ以降、なにも話すことはなかった。
「それじゃ」
と、席を立つ。
「待って」
「なに?」
「あなたとは、もう二度と合わない」
そう、って僕は返したよ。
メガネの端に映る彼女は、やっぱり頑なで、それが五年の重みだと、思ったんだ。
向かい合わせ。
大好きなゆうと
向かい合わせに
なったら
いつも
本当はドキドキする。
向かい合わせで
「おいで」って
言われるのが
楽しみで
今日も行く。
ある日目が覚めたら、口の中に苦い味が広がっていた。
なんでか分からないけど、苦くて、お世辞にも美味しいとは言えない味だった。なんだろ、これ。確かに昨日は友達と喧嘩してしまったけれど。淋しいわけでも、悲しいわけでもないのになぁ。考えながら、その味を噛み締めた。
それは、初めて体験する「やるせない」という気持ちだった。
「やるせない」
向かい合わせになった心と心がすれ違ってちょっとした違いを見逃した。通り過ぎた後に振り返ればよかっただけなのにそれをしなかった私の心は貴方を失った。
笑顔の裏には何も無いと信じた愚かな心へ、もう誰の心とも向かい合わずに消えて下さい。
初対面でも
知り合いでも
身内でも
仲良しの友達でも
向かい合わせって
なんか緊張する
悪いことしてるわけでもないのに
恥ずかしいわけでもないのに
時間が経つと
魔法がかかったみたいに
へっちゃら
面白いね
(2023.08.25/向かい合わせ)
「向かい合わせ」
「無作為に席を選んだので、それぞれ座ってください」
入学後のレクリエーションで用意された向かい合わせの椅子。
誰が座るのだろうと緊張に支配された私を弛緩してくれたのは
親友になる君だった。
やられたらやり返すそのループはまるで合わせ鏡
【向かい合わせ】
駅までの帰り道。
手のぬくもり。
今日もかわいいねと言ってくれた。
駅までの帰り道。
手には冷たい風が抜ける。
今日もかわいいなんて言ってくれる君は隣にいない。
君との過去と
向かい合わせに
今日を並べる。
並べた2つの間違い探しをする。
向かい合わせに座って フレンチをいただく
今日は結婚記念日だから
ガラスの大皿に カラフルな前菜
一つずつ 味わって 食していく
人生もそうありたいものだ
内に巻き込んだ唇。頬を赤らめる正面の君
「#向かい合わせ」
あなたのことはお見通しだよ、みたいな目が光る。
やましいことなんてないのに、どきりとする。
背けたくなるけど背けるともっと怪しく見えるから、私は必死で現状維持。
これだから私は人の顔ってのが怖い。
目を合わせるのも合わせられるのもごめんだ。
「向かい合わせ」
向かいあわせって、何かと緊張しない?
居心地が悪いというか、相手に見られているというか。何だか視線に縛られているみたいで、気持ちも体もこわばってしまう。
放置される方が断然好きだわ
あなたを前にしてこんな事考えている。微塵も感じさせないつもりも、仕草ひとつに出ているだろう。
早くひとりになりたい
大好きなあなたを前にしてこんなこと考えている。いつになったら人に慣れるのか。いや一生ないだろうな。だって物心ついた頃からこんな思いに縛られている。誰か私の呪縛を解いて。解放して。そう、わかっている。私は自分自身に囚われているって事。自分との戦いね。でもね、私は戦いを好まないし、こんな風にうだうだしている間に協定が組まれて、いつの間にやら解決してるっていう方向を望んでいる。
だからさ
次はカウンター席に座らない?
向かい合わせてになって、問いかける。
「これからの運勢はどうでしょう?」
「可もなく不可もなく、順調ですよ」
水晶を覗き込みながら、占い師は言う。
「何かアドバイスあります?」
「迷ったら、気分転換しましょう。いつまで考えても答えは出ない時は出ないです。他のことを考えたり、作業したり、寝て起きた時に閃いたり、答えが見つかるときがあります」
「自分らしく歩いていけたらいいと思いますよ」
自分らしくするのは簡単なようで、難しい。
- 向かい合わせ -
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向かい合わせで話すのは恥ずかしい。
背中合わせで話すのは素で話せる。
でも、背中合わせで話すより
向かい合わせで話す方が思いは伝わる。
いつか伝えたいこの思い。
「いつもありがとう。大好きです。」
2022. 08.26.