『半袖』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ある初夏に海沿いの町へ旅行に行った。
あまりにいい天気だったのに、調子に乗っていた私は半袖Tシャツで過ごしてしまった。
普段インドア派だったせいか日焼け止めの重要性がわかっていなかった。
後悔あとの祭りである。
ほぼ火傷状態で水疱だらけになったわが腕は二度と元に戻らないと思った。
しかしありがたいことに少しずつ回復し今ではその痕跡は無い。
細胞さんたちにめっちゃ感謝。
そしてもう絶対上着は着る。
半袖と聞いて思い出した話しでした。ホント太陽エネルギー恐るべし。
あの子が、通り魔にあったのが
冬であればよかった
もしあの時、冬で、長袖だったら
傷は、少し浅くて
あの子は助かったかもしれない
そんなわけないのに
そう、考えてしまう
あの子が半袖ではなく
長袖だったら…
あの子は今も私の隣で
笑っていただろうか…
《半袖》#3
僕のクラスにはいつも長袖を着ている女の子がいる。その女の子は半袖を来てこいと毎日のように先生に言われていた。
いつもクラスを仕切っていて成績も優秀、そんな女の子が、半袖だけは着られないと先生に抗議する。先生にいつも従う聞き分けの良い子だったので先生もその剣幕に圧巻されていた。
その子の長袖の下には痛々しい傷跡が残っていることを僕以外だれも気づいていない様子だった。
傷跡は今まであなたが頑張って生きてきた証
傷をつくらないと生きていけないほど辛かった過去を乗り越えた証
今まで辛かったね
頑張ったね
今日はのんびり休んでみよう
半袖
汗が光る
首元をパタパタと仰ぐ
黒く焼けた肌
紐がよれた靴
大きな声
走る音
整った顔
輝く笑顔
こっちに目を向ける
目が合う
心臓が高鳴る
手を振る
彼も手を振る
はぁ
好き
〈半袖〉
半袖苦手。
自分を守ってくれる面積が減るから
心細く感じてしまう。
世間に怯え始めると
身を守る手段として
お洋服を見ちゃうんだ。
怖い季節がやってくる。
–半袖–
¿?
あついな もう半袖の季節か
ついこないだまでは 心地よい春だったのに。
あと 何ヶ月生きれるんだろう
あと 何日生きれるのだろうか。
木漏れ日の隙影に覆われた私は
そんな事を思うしかできない
半袖
洋服のリメイクが好き。
着なくなったブラウス。
長袖を半袖に切って
リメイクした。
雰囲気が変わり素敵に
見える。
北国の5月は、まだまだ
肌寒いけど温暖化で最近暑い。
そろそろ半袖も活躍しそう。
リメイクブラウス着れそう。
心地よい温かさの春から雲一つない蒸し暑い季節へと変わった。
僕の通っている高校は夏はみんな強制的に半袖になる必要がある。半袖を着ていないと先生から注意を受け親の元へ連絡が行く。
ここの地域は他のところよりも気温が高いからこういった熱中症対策が必要なのだ。
僕の親は、僕に罵詈雑言を言ったり機嫌が悪ければ暴力を振るったりする。
そんな奴らに電話してみろ。
機嫌がすぐに悪くなり僕をサンドバッグのように痛めつけるに決まっている。
だから今日も腕についた傷や痣を包帯で隠して学校に登校する。
お題 半袖
風が身体を通り抜ける心地よさと、美しくも隠したくなる傷跡が顕になる。この傷跡をなぞることが、私に大きな安心と少しの不安を与えてくれる。
お題 半袖
陽が昇って少し暑い夏の日
みんなで遊びに行った
風に揺れる半袖の服が
青春の風を運んで来て
帰り際の夜の道あなたは
無邪気で微笑んだ
涼しい風が二人の時を止めて
二人のシーンを輝かせてく
「暑くなってきたな…」
照りつける太陽の下でボソッと声に出す。
そろそろ半袖出さないと…そう思った次の日。
「さっむ…」
昨日の勢いで半袖で出てきたら肌寒くて、私にどうしろっていうの?半袖着たら寒いし、長袖きたら暑いし…早くどっちかになってくれないかな。
暑くなったら仮面ライダーと戦隊の映画あるから夏になって欲しい想いと、暑いのは単純に嫌いなので冬になって欲しい思い。そんな複雑な気持ちを胸に、半袖に腕を通す。
題.半袖
見せたくないものも、
隠したいものも、
守りたいものも、
あったから。
寝苦しくなってきた。夜中目が覚める。背中に、腕にベタベタと布が張り付く。気持ち悪い。夢うつつ、重い体を起こしてタンスの中から半袖を引っ張り出した。麻の物であるから、さらさらしている。いいね。
お題 半袖
半袖
親戚が家を建てるそうだ。
家を建てる事には自由なので構わないと思う。
家族という構成が成り立っているし。
だけどね、今まで散々真似をされ続けてきた怒りは収まらない。何をもって真似をして演じてきてたからはわからないが、それを何とも思わず演じてきてたことに腹が立つ。
さぞ、楽しかったでしょうね。
さぞ、優越感に浸れていたでしょうね。
今もなんだろうけど。
隠して生活しているの見え見えだし、
オーラで陰湿くさいの私わかるんで。
いくら国から援助されてもらっているのかは知らない。
政府と繋がっている職業だからね。
まー国を守る職業だから守っているんだろうけど。
散々真似をしてきたんだから、これから有名な方々になりそうだし、せいぜい夫婦共々同じ職業なので国を支えて国民を守ってくださいね。
期待してますよ。
身体にお気をつけて。
夏場は暑いので半袖が主流になりそうですね。
今年の衣替えはいつもより早く5月中にしました。
少し早いかなとは思いましたが、しておいて正解でした。毎日暑い!もうすでに初夏ですね。半袖を着ると、夏が来たという気分になって良いですね。
SPF50+ PA++++
ドラッグストアで探す時、
絶対確認する夏の装備の数値だ。
それに飽き足らず、夏本番になれば
薄手の長袖パーカーも羽織る。
自分を守る装備は大人になればなるほど
重要なのだ。
そんな私のそばを小さな子が半袖姿で元気に駆けていく。
半袖からのびる小麦色の肌が眩しい。
昔の私もそうだったんだよ。
駆けていくその子の後ろ姿を見つめながら、
ポツリと呟く私の手には、日焼け止めクリームがしっかりと握られていた。
寒い。
流石にそろそろ半袖では肌寒く感じる季節に突入したらしい。
剥き出しの二の腕をさする私の手を取って君が笑う。
こうすればあったかい、なんて、寒いのはそこじゃないと文句を言いながらその手が離れてしまわないよう、繋がれた手にぎゅっと力を入れた。
//半袖
半袖のタイミングは難しい。
特に春と夏の境目は難しい。
でも、冬に半袖半ズボンの人もいる。
正解はないし人それぞれ自由。
明日は半袖にしてみようかな。
半袖
最近暑くなってきたね~
俺は今日パーカーを半袖にしたよ
初めて着たけどさ、結構着心地良かったんだ
ねぇ君も着てみて欲しいな…
君をモデルにたくさん写真撮りたかったな、
それじゃあまたね
またここで会おう
私は彼氏に隠していることがある。
学生時代から自傷癖があるのだ。
だから、夏は嫌いだ。
冬は萌え袖とかにして隠せるが、半袖にならざるを得ない時期は、本当に嫌いだ。
本日は大好きな彼氏とのデート。
しかし最高気温が今日は三十度を越えるらしい。
まだ五月だというのに。
私は気温よりも傷を隠すことを優先し、下半身は露出度高めだが、上は長袖である。
「暑くない?」
彼氏は問う。
「ううん、私、寒がりだからちょうどいいの」
嘘。本当はめちゃくちゃ暑い。
これがどこまで隠し通せるかわからないけれども。
いつか半袖を来て、傷を見せても、それを全て受け入れてくれる人が現れてくれるといいな。
付き合ってすぐには、さすがに見せられないよ。知ってほしいけど、嫌われたくないよ。
汗で傷口が痒くなった。
【半袖】