『別れ際に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
友達と帰るときの別れ際に合わせて、会話をぴったり終わらせるのは難しい。
数秒間ができたり、長引きそうになったり。
ムズいですわ。
別れ際なんてなかった
前触れもなく、ただ残酷に去って行った
あの日から私は悪夢の中
なすすべもなく日々が過ぎて行く
「さようなら」という言葉が好きだ。「また会いましょう」でも「もう会いません」でもない、淡々と、けれど柔らかなひと区切りとしての「然様ならば」。別れの言葉だから好きなのではなく、運命に干渉しない中庸な響きが好ましく感じるのだと思う。
/お題「別れ際に」より
『別れ際に』
片想いをしている貴方に、届かなくても。
別れ際、そんなことを思って呟いた。
「好きです」
……なんて、聞こえてないだろうけど。
まあ、やっと言えたんだ。
その事実だけでも、今日は安心して眠れる。
私「今日、練習中寝かけてましたよね笑」
先輩「あ、バレてた?ほんと有能な後輩だわー」
私「いやいや、先輩の教えがいいんですよ」
先輩「練習中寝る先輩の教えを
信じていいのかな?笑」
私「いいんですー」
先輩「いいんやな笑」
私「はい!あ、うちこっちなので!」
先輩「そっか!またねー」
私「さようならー」
先輩「ばいばーい」
―この別れ際の日常が最後になるなんて―
#6
別れ際、
君は「またね」じゃなくて
『バイバイ』と言った
何時からだろう
あの子に違和感を感じたのは
『バイバイ』と言われた瞬間
ようやくその違和感に気がついた
「まって」
僕はその子を引き止めた
そして、もし、もう、この子と
『一生会えない』のなら言ってしまおう
「好きだ。君の事が」
勿論恋愛的な意味で伝えた
........引かれたかと思われたが
彼女の顔は
真っ赤に染まり
"泣いていた"
別れ際、君は大きく手を振ってくれていたね
僕の姿が見えなくなるまで
心配そうに見送ってくれた
大丈夫だよ
また会いに来るからね
次に会う時はもっと強く抱きしめよう
#別れ際
別れ際に、そっと手を握る。
まだ離れたくない気持ち、分かってくれたかな。
「別れ際に」
「別れ際に」
別れ際になじりたくなった
なんでわかってくれないの
どうして優しくしてくれないの
私は小さい頃からずっとあんたに優しくした
ママから「あの子は小さいから優しくしてあげなさい」
そう言い聞かせられていたから
なのに大人になったらなんだ
あんたが小さいのは身体だけ
態度は5Lメンタル7L体力10L
パラメーターで私は全負け
本当は私のほうが小さかったのに
あんたなんか大嫌い
親も田舎も理不尽無理ゲーム
でも3.11の夜
あたしは終わりでも
外国に随行中のあんただけでも
生き延びれば本望とまで思ったんだよ
他人なのに妹みたいなあんたに
別れ際に
私達は、デート終わりの別れ際に必ず決まって同じ事を毎回する。私達は、デート終わりの別れ際に、必ず毎回彼の愛車に彼を押し付け、濃厚なキスを交わし、少し離れ、投げキッスを遠くからお互い交わし、お互い少し遠くから、ハートを撃ち抜く振りをし、最後には、お互い「愛しとーよ♡」と言い、手を振って、彼を自分から見えなくなるまで見送ってから帰る。それが私達のデート終わりの別れ際の日常だ。今じゃ、これが無いとお互いやっていけないし、これが当たり前化しているから、これが無ければ私達じゃないとも言える程だ。彼と付き合ってから、生まれて初めて見る景色が沢山あった。そして、彼と付き合ってから、沢山の初めてや、沢山の初めての感情を覚えた。もう少しで夢見た彼との同棲生活…私が待ちくたびれて、何処かへ行く事や、彼から逃げる事は、確実に無いけれど、なるべく早く私を迎えに来てね、私だけの白馬の王子様♡
「別れ際に」
君の微笑みが頭から離れない。いつまで経っても思い出してしまう。あの時の君は、とても輝いていたから。僕は眩しくて、目を閉じてしまった。でも本当は君のことをもっとちゃんと見ていたかったんだ。そんなことに気がついたのは、随分と後になってからだった。僕の手はもう二度と君には届かない。もしかしたら、君に触れられたことなんて一度たりともなかったのかもしれない。それでも、やっぱり。僕は君とお話ししたあの時を、あの空間を、そして君の柔らかな表情を、忘れることはないのでしょう。あれは確かに存在したものだったから。
穏やかな時を過ごせて良かったのだ、と。僕は自分に言い聞かせるのです。君の為に。僕自身の為に。それでは、また。
別れ際に
別れ際にいつも
何か言いたそうな顔をするね
なんでかな
帰らないでって
言ってくれたらなんて
ね
別れ際にいつも
君は一瞬の寂しさを纏う
それは
僕が見ているものなのかな
君が見せてるものなのかな
どっちもだとしたら
別れ際にいつも
ふたりは少し歩みを止める
ほんの少し その一拍に
ほんの少し すれ違いながら
別れ際に
差し出された
あのひとの右手
少し長めの握手で
言葉にならない
サヨナラを
あのひとに
背を向けて歩き出す
わたしの足音が
凍てつくように
心にこだまして
我慢していた
別れの哀しみを
溢れさせる
# 別れ際に (290)
もう二度と会えないから
最後は笑顔で
今までありがとう
心から
君と会えてよかったよ
「別れ際に」
会社の同期が、ずっとやりたかった仕事に就くために退職をした。
別れ際に、新しい人生への期待と少々の不安が入り交じる笑顔で挨拶をしてくれた。
帰り道、はたして今の自分はやりたいことがやれているだろうか、と考えてみた。
20代の頃は色々とチャレンジをしてきたが、結婚や子育てをしているとなかなかそうもいかない。
いきなり人生レベルで考えるのも大変なので、1日単位に置き換えてみる。
食べたいものを食べ、読みたい本を読み、学びたいこと学べているだろうか。
悲しいことに、なんとなく毎日を過ごしている私には、はっきりとした答えが出なかった。
まずは毎朝起きたとき、その日一日何をやりたいかを言葉や文字にして宣言することから始めたい。
親友と別れ際「またね!また遊ぼ~」って言った
親友はお父さんの仕事の関係で転勤族だ
この挨拶が「バイバイ!」になりませんように。
最後の矜持を保つために振り向かなかった
答え合わせをあの場でしていたなら
これほどまで心絡め留られるずに済んだだろうか
(別れ際に)
いつも目を見て挨拶してくれる人がいる
人見知りの私は照れるけど嬉しい
別れ際に笑顔でこれをされると
気持ちよくてまた会いたくなる
私もこの人を見習おうと思うけど
私にはなかなかハードルが高いです
別れ際に彼は言った。「今までありがとう。」と。私は彼との別れが単なる別れではないことに気づいた。
友達や大切な人との別れ際、
いつも一瞬だけ不安になる。
もしかしたら、もう二度と会えないかもしれない。
それでも、次もまた会えるようにと願う
おまじないの言葉。私の好きな言葉。
「またね。」
【No.1 #別れ際に】