『列車に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
おばあちゃん家にいくよ。
列車に乗って。
おばあちゃんのご飯、熱いお風呂、無限に出てくるおかしとジュース。
大好き、早く会いたいな。
列車に乗って
母の頭から、私たちは
消えそうになってる
少女のような笑顔に、癒されている
幼い頃、家族四人で高知までの旅行
列車に乗って「楽しい旅が始まるよ」と
若い母は幸せそうだった
それから三十年
母は「こんな未来になるとは思ってなかった」
と、嘆いてる
なんのことだか、わからないが
ならもう一度
未来をやり直してみよう!
またあの列車に乗って
今がしあわせと確めるために
消えゆく記憶に涙する前に
列車に乗って
君は どこかで 神秘の 星をまとった
流れ星の 神話を 独り占めする 女神のようだ
星の 息吹を 集めて 銀河の 物語を 謡う
ゆっくりと 渦巻く 時間に 合わせて
流星のレールを 走る 列車がやってくる
寂しい 夜も 忘れて ペテルギウスの物語
寒さに 凍えた 夜でも 君の 声が 遠くで
聞こえてくるから 今夜も 君に ささやき かける
列車に乗って 君が 夜空に
時間を 忘れる ほどに 夢中になった
君を 忘れる ことは できないよ
数々の 星の 物語 描ききれない 星座になる
この世の 果てにある 銀河が
いつか 押し寄せてきても
君と 描いた 星の 波の数だけ
君の 上に 光 輝く 味方がいるから
押しボタン式の列車に乗ると
旅してるなぁーという気分になる
[列車に乗って]
#列車に乗って 子供の頃の夢の話を
住み慣れた街を通り過ぎると
そこは真っ青な世界
電車が線路を滑る音だけが響きわたる
車両には手ぶらの私ひとり
見上げると今にもぶつかりそうな大きな満月が
首をもたげた向日葵のようだった
列車に乗って旅へ
知らない土地
知らない風景
知らない世界が広がっていき、自分のちっぽけさに驚いてしまう
しかし、それに勝るワクワクした気持ちが自分の胸に迫る、、、
もっと遠くへ行け
帰り道なんて気にしない
列車に乗って
乗って揺られて
周りを観察して
それでもここにある
だから何かをする
読書、ゲーム、音楽
流れがあって
決まってもいて
それでも辿りつく
そこに向かっても
ここは過ぎていき
ここに滞在している
何処にも行けないでいる
いや、何処にも行かない
ただぼんやりと眺めていて
ここから広がって
その波紋に今を感じ
波紋だった過去を考え
波紋になって未来へ誘う
本物ではない
本体でもない
本来だけで在ろうはしない
ただあふれていく
伝わるものはこぼれていく
ここだけを残して
《列車に乗って》
都会の大学に受験に行く 遠くの親戚のお葬式に駆けつける 家族との団欒から単身赴任先にぽつんと帰る 富士山を見ながら駅弁をぱくつく 在阪テレビ局の番組収録にむかう 有権者回りがすんで地元からとんぼ帰りする 振動に身を任せてしばし居眠りをする 発車までの短時間で車内清掃を済ます 安全確認して駅舎に別れを告げる 車窓から見える子どもたちに挨拶する 命懸けの届け物を固唾を飲む思いで背負う 銭婆婆に詫びに行く カムパネルラを探しに旅に出る
列車に乗って
彼女と行く
記憶の街へ
列車に乗って
進む道は
楽しみで
新たな
思い出を
つくるために
なな🐶
2024年2月29日653
列車に乗って 過去の自分と出会う旅に出た。
あの頃のわたしは、意味のわからない自信に溢れ、空気を読むことなんて知らなかった。
一つ目の駅に着く。そこには、若かりし頃の母がいた。
あーあ、退屈だ。今は夏休み。外で遊ぶのは苦手だし、ゲームができるような友達もいない。
中学生にもなってどうしてこんなに退屈な思いをしなくてはならないのか。中学生と言ったらもっと、大変で、忙しいものじゃないのか。
提出物は1週間ぐらいで終わってしまった。まだ時間は3週間弱ほどもある。
こんなことなら、友達のひとりでも作っておくんだった。
旅行にでも行こう。日帰りでも、宿泊でも、なんでもいいから。列車にでも乗って。どこに行こうか。仙台?那覇?京都?大阪?渋谷?どこでもいい。どこか遠くに行って、暇を潰せるのなら。
テーマ【列車に乗って】2/29 #2
言われるがまま生きてきて
気がつけば最果て
もうどこにも行けない
ここは終点
降りざるを得ない場所
引き返すこともままならず
恨み言の相手はとうに下車済み
すべてがもう遅い
ここは最果て
もうどこにも行けない
目の前にはただ空と海と崖
すべてがもう遅い
(列車に乗って)
列車に乗るのは好きだ。
節約が好きなので、小旅行では新幹線や特急は使わず、鈍行列車をよく用いる。
時間は倍かかるが、それは早起きの口実になる。帰りは遅くなっても構わない。24時間営業の駅前のマクドナルドに立ち寄り、ポテナゲセットを食べる瞬間は疲労がふっ飛ぶようで気分がいいし、しょっぱいものがとてもおいしく感じる。
こんな旅は今の年齢のうちにしかできないだろう。なら、いま楽しんでおくのがいいにちがいない。
私は列車に乗っている。
どんな列車かって?
それはね、“人生”という旅にでる為の、個星溢れ出す列車だ。
宇宙に飛び出すくらいの勢いでね。
宇宙には沢山の星がある。
それは、みんなの個星なんだよ。
列車に乗って
さて、どこまで行こうか
レールから外れることなく進む道
乗っていれば目的地に向かう
敷かれたレールから外れることがないのなら
せめて目的地は自分で決めよう!
窓の外の流れる風景でさえ、誰かの故郷である。
列車に乗って
いつもより早い列車に乗った
何よりあなたに早く逢いたくて
お土産はいつもの
お菓子屋さんで買いました
一緒に食べれるように
あなたは相変わらず
甘い物が好きなのだから
窓の外は青空が広がっている
少し寒いだろうか
小鳥が横切るように飛んでいく
もうすぐ駅に到着します
迎えに来てくれますか
いつもより早く逢いたくて
列車に乗って
列車に乗って海でも見に行こう。
海じゃなくても、山でも、花畑でもどこか遠くまでね。
海の列車に乗って
思い出の場所に旅する旅人
彼は、忘れてしまった記憶とともに
忘れてしまった思い出の場所を探しに行く
海の列車は冷たく、その日は暑い日だった
そよ風も吹き
小鳥や、海の魚達が歌を歌って
旅人を見送る
1羽の鳥が『頑張って』と囁いた
旅人は、小鳥や魚達の声を聞きながら
旅を続けるだろう
大切なあの人の所へ行くために…
何もしたくなかった。
ずーっと続く平凡な日々に飽き飽きしていた。
「うーん……定期テストも終わったし
今日は知らない場所まで、行ってみようかな。」