『何気ないふり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
何気ないふり
努力する時は、何気なくするのが好き。額に汗を流し、苦しそうな顔をして、いかにも自分は努力しているんだという態度は取りたくない。祈るときは静かに神に向かいあいたい。神さまなら私のことを理解してくれるに違いない。確かに、孤独は辛い。しかし、孤独を知らない人生は薄っぺらにみえる。私の努力は神さまだけに知っていただければ十分だと思っている。
どんなこと言われてもどんなに笑われてもへらへらして何気ないふりで今まで生きてきた。処世術ってやつ?
声のトーン
部活、勉強、人間関係…
人はそのような悩みを抱えて生きる。
でも、それを他人には見せてはいけない。
暗黙のルール。
何気ないふりをして笑顔を振り撒く。
そうしないといけないから。
そういう社会だから。
このルールを飲み込まなければならない。
だから、私は声のトーンを少し上げ、今日を歌う。
<何気ないふり>
生理中の女の子みんな
この世で1番生理痛いらねぇ
って思ってます。
彼氏の皆さん
身体を温めるもの、痛み止め、食べやすいもの
これさえ準備してくれれば
女の子は嬉しいし喜びます。
何気ないふりをして近づいても、
すぐに気づいて逃げてしまう鳥たちが、
挨拶しながら跳んでくる。
色とりどりの香りが広がる庭をかけまわる。
あおいあおいあおいそらのもと、
舞い上がる色白な花に包まれて。
音階が上がっていくように響く笑い声を耳にする。
細いゆびさきがつまむカップの取っ手が
今夜の月みたいだなんて思いながら、
バームクーヘンでも食べようか。
『離陸』
何気なく立ち読みしてる雑誌の内容 記憶にないな
時間を潰してるだけだから 君に優しくできたらいいなぁと思って カスタードたっぷりのシュークリームを選んでる 地元では結構評判のいいお店だよ
小さなカフェスペースもあるんだよ 今度どうかな?
一緒にどうかな? 思ってるだけじゃ何も変わらなくて 感情だけが離陸していく あーあ行っちゃったな
雲に紛れてもうどこだかわからないよ 悲しくなりたくなくて またコンビニで立ち読みしてる 何気なく
ただ何気なく 傷つくのが嫌なだけなんだ
何気ないふり
今日も私は何気ないふりをする。
貴方に会うと胸がドキドキして気を抜いちゃうと声も震えちゃう。
でもこの気持ちは貴方に気づかれたくないの。
だから私は何気ないふりをするの。
「おはよう。」
何気ないふりで痛いとこついてくるんだよ
『あれこれ頭ん中で考え込んで悩みまくってるの、そういうの妄想って言うんじゃないの?』
ううーん
『取り敢えず少しだけやってみ?』
くやしいけどその通りだ
顔を見たらもうあっちを向いている。とても自然に、俺なんか言ったっけ?という顔をしている。まるで今から鼻歌でも始めそうな、その何気ない口元の君がとても好きだよ。
私はどうやら、溜め込むタイプの人間らしい。
最近、人間関係を保つのが面倒になった。頼みを断れない、相手を第一に考えてしまう、周りの目を気にしてしまう。これらは悪いことじゃない。人間が生きていくのに必要なことだ。ただ、ストレスが溜まる。
私は都合のいい人間でいるために努力する。だから、他人に嫌われまいと都合のいい人間のふりをする。どんな無茶振りをされても、どんなことを言われても、どんなに利用されても。私は何気ないふりをして、私を騙す。
だからこそ、誰かの何気ない一言で救われるのだ。私自身が無意識に追い詰めた自分を引き戻してくれる、誰かの何気ない優しさに溢れた、何気ない一言。「何気ない」とは、心強い。
今は何気ないふりして君と話すけれど
私は寂しがり屋だし嫉妬深いです
そんなに嫉妬させに来ないでよ
嫌な気持ちで落ちたくないの
君と時間を過ごせる時くらい幸せでいたいから
何気ないふり
何気ないふりして、気を使ってくれている人。
他の人のことを考えて、動いてくれている
優しい人だ。
わたしは尊敬する。
何気なくするって一番難しいことだと思うから。
# 何気ないふり
彼女の柔らかな黒髪を見つめる。細く美しい指が髪を耳にかける仕草すら、冗談みたいに綺麗だ。
彼女がふとこちらを見た。僕は何気なく空を仰ぐふりをする。彼女が笑う気配がして視線を元に戻せば、悪戯っぽく微笑んでいた。
頬杖をついてこちらを見る彼女の、細められた黒水晶のような瞳が忘れられない。
何気ないふり
疲れているその人が
突然鼻歌を歌い出す
考えたくないことを
考えていないふりを
して自分を守っている
今はただ、自分がこれ以上
崩れないようにすることが
精一杯で、ないふりをする
いつだって気になるのはあの人で。
”何気ないふり”をして、様子を窺って。
今日は元気、ないな。
今日は、楽しそうだな。
今日は……。
そんなことばかりしてて、何だかつられてばっかりで。
自分のはずなのに、まるであの人みたいに気持ちが変わって。
ーーーでも、それだけなんだよなぁ。
だって、あの人の隣は、いつだって埋まってるんだから。
それが悔しいとか、哀しいとか、そういうのはない。
諦めたんじゃない。寄せるものが違うだけ。
そう言っても、なかなか納得してくれなくて困ったけどさ。
本当に、そうなんだから仕方ない。
ただ、そんな2人を”何気ないふり”をしながら見守っていけたら、十分に幸せだ。
何気ないふり
あなたが、影で人のために頑張っている。
誰も気付いてないと思ってるかもしれない。
何気ないふりをしてる人、気付いてるよ。
見てくれている人がいるよ。
なかなか言葉にして伝えることはないかもだけど
あなたに、たくさん感謝してる。
何気ないふり
ほんとは気になっている
すごーく気になっている
けれど君に悟られないように
平常心で話しかける
いつも通りの軽やかな会話
程よい距離感
君に気付かれないくらいに
少しずつ少しずつ距離を縮める
きっと君はグイグイくる男も
ボディタッチする男もわかりやすい男も
好きじゃないから
遠回りに見えるけれど
何気ないふりが2人の距離を近づけると信じて
今日も僕は君に見破られないように
恋を隠して話しかける
先日席替えをした。
気になるクラスメイトの斜め後ろの席になった。
何気なく窓の外を眺める振りをして、そっと彼の横顔を見る
何気ないふりできる人
格好良いと思う
何気ないふりして 気遣って
何気ないふりして 助けてくれて
何気ないふりして 守ってくれるんでしょ
そんなんヒーローだよ
私にはできないな
きっと 心の器が大きくて
根から優しくて
自分より他人が優先で
いい人なんだ
いつか私も
何気ないふりして 誰かの力になりたいよ
でも性格ひねくれてるし 難しそう
憧れる。
_ ₁₁
何気ないふり
、、、。
、、、。
今日もまた
何気ないふりをする
私はいつも何気ない振りをしていた。
親に、友達に、先生に、
心配をかけたくないから
迷惑をかけたくないから
自分がどんなに辛いめにあっても
苦しくなっても作り笑いをして
明るい声で何気ないように普通に振舞っていた。
親にもいろんな面で心配をかけてるしわがままで反抗もしてきたから
友達にもそんなことで傷ついてる私を見たら見放すかもしれないから
先生にも先生からしたら仕事で仕方なく関わってる赤の他人だから赤の他人に心配迷惑をかけたら親にまで迷惑かけてしまうから
そう考えて私は何気ない振りを続けていた。
ずーっと長い間耐えてきたどんなに辛い苦しい目にあっても平常を装って隠していた。
そんな自分が嫌だった人のことを信用出来ない人に頼ることが出来ない自分が嫌いだった。
お題[何気ない振り]
No.14