『今日にさよなら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日にさよなら
夕暮れが そっと背中を押す
もう戻れない一日の端っこで
私は小さく息を吐く
言えなかったこと
笑いきれなかったこと
胸の奥でまだざわついているけれど
それでも
今日という名前の舟は
静かに岸を離れていく
手を振るみたいに
まぶたを閉じて
そっと呟く
――今日に、さよなら。
明日が来ることを
まだ信じきれなくても
夜のやわらかさだけは
確かにここにある
眞白あげは
待ち時間90分。
楽しみにしていたアトラクションは、行列だった。
気にせず列に並んだら、2単語しりとりが急に始まり、それからずっと小声でバトル中だ。
「期末テストに出てきた連立方程式」の「き」!はい、どうぞ!
ちょっとぉ、オレの期末の数学、破滅的だったこと知ってるでしょ?しかも、また「き」だし。
2単語を使った言葉のしりとりのはずが、いつの間にか、単語数のカウントは曖昧になっている。
「き」から始まる、カッコいい言葉が出てこねぇ。そうだ!「キョウにさよなら」ってどう?
京?都を去るサムライ、みたいな?
違う違う!Todayの今日!「今日にさよなら」って、なんかカッコよくね?
えー、そうかな?
気がつけば、私たちの乗車する順番になっていた。
「お二人様ですね。では、1番からお乗りください」
こういう絶叫系のアトラクション、私は意外と平気だ。
しかし、となりはどうだ?
いよいよ順番が回ってきたというのに、となりは急に黙り込む。
もしかしてだけど、ビビってたりする?
走り出す直前に顔を覗き込んで尋ねてみる。
あー、実はちょっとビビってる。
一瞬、視線を外されたが、すぐさま観念した笑顔でこっちを見てきた。
そっか、バレてるかー、そっかー、うわ、動き出した、
イヤだなー、チクショー、今日のオレはここまでかー、
あー、さよならー、今日にさよならーっ、ぐわーーー!!!!!!
アトラクションに乗っている間、私はずっと大笑いしていた。
たぶん降りる瞬間、態勢を立て直すつもりで、カッコよく手を差し伸べてくるだろう。
だから私はその手をとって、「来月もまた来ようね」次は「ね」!って、しりとりを続けてやるんだ。
しりとりの続きだって気がつくかな。
そんなことを考えていたら、なんだか可笑しくて、必死に耐えている横顔を見ながら、ずっと大きく笑っていた。
【今日にさよなら】
今日にさようなら
新幹線で隣になった外国のお兄さん.
ポッキーが大好きみたい.
窓から富士山が見えると、Mt.Fuji ! と一緒に大喜び
初めましてだけど今日のこの3時間でさよならだね
最後に手を振ってバイバイしてくれたの嬉しかったです
「今日にさよなら」って荒木一郎だよなぁ(´・ω・`)
必殺シリーズの主題歌?になったB面の方がよく知られてるって曲(´・ω・`)
50年前か(´・ω・`)
ごめん、煮詰まってるんだ(´・ω・`)
フレーズも湧いてこない(´・ω・`)
じゃ(´・ω・`)
(´・ω:;.:...
今日にさよなら/春は忙しい
朝からボーッとしていて
分別ごみを捨て忘れた寝坊
あんまり眠れなかったのは
納得いくものが書けずに
書いたり消したりして
いたからだ
コーヒー豆を挽いて
ドリップしながら
マグカップから
立ちのぼる香りに
耳をそばだてて
言葉を探す
そうだ、あれも書かないと
書きかけの原稿にも
目を向けて
唸ってしまう
春だから忙しい
春だから書きたい
ものがたくさんあって
あれもこれもと手を
付けてる
結局は
食べたあとの居眠りに
時間を取られ
あっという間に
今日が終わる
明日のことを考えて
今日のことはお終い
さよならも言わない
焦っても明日がやってくるし
のんびりしてもやってくるんだ
詩景は待ってくれない
高い建物を見た時
amazonで七輪を検索した時
カウンセリングの帰り道
空が苦しいほどに青く光っている時
私の心臓は
私の目は
私の耳は
私の水は
「そろそろ逝こうぜ」
なんて 言うんだ
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前のアカウント消えちゃいました!
あおみどりいろ。です
✍今日にさよなら
誰かが言っていたような。
「人は新しい1日を迎えるたびに生まれ変わり、」
「昨日とは別人になっている」と。
本当に誰が言っていたのか忘れてしまいましたが、
どこかの魔王様が言っていたような気でいます。
明日になったら今日は昨日。
今日が今日のままでも過去が更新されている。
つまり、今日が昨日にならなくても、
今日になってる時点で過去です
(昨日からすると今日は明日なので未来ですが、)
(今日になってる時点で過去を更新しているので)
今日を生きている時点で今日の自分(今の自分)に
さよならし続けているということですね
「ところで」
「ところで?」
「さよならは外国語だとなんか格好良い気がする」
「グッバイとか?」
「それはあんまり」
「再見とか?」
「それはあり。farewellとかadieuとか。あ、フランス語はさよならがいっぱいあるね」
「Au revoirしか覚えてないかなー。前に読んだ小説に出てた」
「お題は今日にさよならだけど、永遠の離別かまた来る明日へのまたねかは解釈が分かれるね」
「どちらのニュアンスかでどれを選ぶかがあるからねー」
「で、お題なので意図的にコンテキストを失わせている」
「なるほど。お題作りのノウハウかな?」
お題『今日にさよなら』
今日にさよなら
明日にさよなら
明後日にさよなら
次も、その次も、そのまた次も
数年後も、数十年後も
来世でも
君に
『さよなら』
【お題:今日にさよなら】
『今日にさよなら』
24時間が
短く感じ始めてきた
今日にさよなら―――したくない
削れるのは睡眠時間だけ
少しでも長く起きて
一日をせめて 25時間に変えて
ほんの少し得した気持ちになる
だけどそれ以上は
身体がやっぱり耐えられない…
もうすこし、
あとすこし……と―――
そこで意識がゆっくり無くなる
今日という日に、さようなら
あしたこそ―――、あしたこそ―――、
〜シロツメ ナナシ〜
"今日にさよなら"
Tomorrow is another day.
備品を壊して職場で"クラッシャー"と呼ばれようとも、明日は明日の風が吹くさ。
……うん、ごめんなさい。
力加減ミスっちゃった。
NHKラジオ深夜便のアンカーのおひとり、石澤典夫さんの優しい声と口調で語り掛けてくれる番組終わりの挨拶が好き。偶然目が醒めた時しか聴けないけれど。
「今日もまた新しい朝がやって来ました。二度と来ない今日という一日をどうぞ大切に大事にお過ごしください。」
でも実践はできてない。
#今日にさよなら
『今日にさよなら』
ベンチに座り、膝の上にノートを広げたときだった。
「残り10分です」街中に放送が響き渡る。
時刻は午後11時50分。
「本日も記憶管理法へのご協力ありがとうございます」いつもの音声が空から降ってきた。
24時間ごとに記憶がリセットされるこの国では、毎日0時になると今日を消去し、翌朝、まっさらな状態でベットで目を覚ます。それが、終わりのない争いを止めるために国民が選んだ、唯一の平和維持システムだった。
この国では記録の保持はシステムへの反逆とみなされる、それでも、消えゆく自分を繋ぎ止めようと必死にペンを走らせた。
「上着の内側に隠しポケットがある、その中にある銀色の鍵を捨てるな。それは、あの人に会うための唯一の希望だ」
決死の覚悟で「明日へのメッセージ」をノートから破り、ズボンのポケットの奥へと突っ込んだ。
「この想いだけは……消させない……ッ!」
そして午前0時。閃光。暗転。
午前6時00分
柔らかい光の中で、男は目を覚ました。
記憶は完璧にリセットされ、心は雲ひとつない青空のようにスッキリしていた。
起き上がると違和感を感じ、ズボンのポケットに手を入れる。そこには、なぐり書きされた文字が並んでいた。
「上着の内側に隠しポケットがある、その中にある銀色の鍵を捨てるな。それは、あの人に会うための唯一の希望だ」
男は、そのメモをじっと見つめた。
そして、3秒後。
「……え、怖。何これ? 何の鍵? 誰だよこんなイタズラしたの」
男はドン引きしながら、唯一の希望であったはずの鍵とメモを、ゴミ箱へ投げ入れた。
今日にさよなら
嬉しかった思い出も悲しかった過去も、楽しかったあの日も辛くこの身に染み着いて離れない涙もあなたは一つずつ時間が経つにつれて忘れていってしまう。一緒に行こうと話した夜景、ずっと食べたいと言っていた料理、子供たちが私たちのもとから旅立つ日も、これからの予定を話し合ったことはゆっくりとあなたの頭から消えていくのかな。日を追うごとにあなたの記憶が溶けていく早さが増している。近いうちに私のこともあなたの頭からいなくなってしまうよね。私が勇気を出して告白した日からしっかりと紡いできた私たちの日々はあっけなく忘れ去られてしまうのかな。あなたの恋心も別れを告げられるてしまう。
私を忘れたあなたとあなたを忘れない私
あなたと生きた日々が、痛みが私の胸に残り続ける限り私はあなたを忘れずに居られる。
あなたが私を忘れる日は明日かもしれない。私がどれだけ足掻いても明日は何食わぬ顔してこんにちはと言ってくるの。
その挨拶を聞く度に私は、今日にさよならをする。
今日にさよなら
今日が終われば明日がくる。
また会社に行かないと、、
今日にさようなら
毎日が同じ自分じゃない。
その日によって今日の自分がいる。
感情、行動、考えること
今日ミスってしまったこと
今日の苦しかった感情
今日とさようならをして次へ向く
前回投稿分から続くおはなし。
今日も平和な「ここ」ではないどこか、別の世界の職場。世界線管理局です。
前回投稿分の妙ちくりんな金銀ワサビ女性によって、虚ろ目だかぐるぐる目だかにノビてしまった図書館職員・藤森が、
ガラガラガラ、がーがーがー。
ストレッチャーにのせられて、ゆっくり、移動しておりました。
「はーい、患者さん通りまーす」
「かんじゃさん!かんじゃさん!」
ストレッチャーを押しておるのは、被害に遭った職員の友人で、管理局の法務部職員。
ビジネスネームをカラス、または付烏月(つうき)といいました。
なおノビてる藤森の胸の上で、ファシファシ、しゅひしゅひ、シーツなどに穴掘りしておる子狐は、
ただの稲荷子狐でして、特に意味はありません。
単純に藤森のバタンキュにノビてるのを、面白がっておるだけなのです。
特にストレッチャーなる乗り物が楽しい様子で。
「患者さん通りまーす。道あけてくださーい」
「くださーい!」
さて。
前回投稿分の妙ちくりんワサビにやられた藤森、
その妙ちくりんが藤森の体にも、魂にも、悪い影響を与えていないか、調べる必要がありますので、
非科学的、神秘的、魔法じみた体調不良にも対応できる世界線管理局の医療施設へ、
すなわち通称「医療棟」へ搬送されます。
「なに。世界線管理局法務部のシジュウカラが、
東京の図書館で妙ちくりんなワサビを使って、その結果としてこの患者が気絶した?」
はぁ、なるほど?
ストレッチャーが診察室のひとつに到着しますと、
医療棟に勤務する医務官、ヤマカガシが待っておりまして、藤森の目を観察します。
「で、その『妙ちくりんなワサビ』というのは?」
「なんか、『お気に入りの金剛ワサビと銀剛ワサビ』とかいうヤツらしくて。
問い詰めたら色々と情報出してくれたけど」
ほら。コレ。 ふむ。どれどれ。
カラスが渡した情報の束の、1枚目と2枚目に目を通したヤマカガシは、
少し考え事をして、助手さんにそれぞれ指示を出して、うん、と小さく頷きました。
「例のフローリングの12時間暴露を処方する」
ヤマカガシは言いました。
「レプリカほどの強度は不要だ。ひとつ下のレベルの、イミテーションで十分だろう。
要するに、寝れば勝手に治るハナシだ」
フローリングって、何でしょう?
子狐はヤマカガシの言っていることの、意味がちっとも分かりませんでしたが、
カラスは全部心得たようで、助手さんの誘導に従って、ストレッチャーをガラガラガラ。
子狐と一緒に、ゆっくり押してゆきます。
「ふろーりんぐ」
「そうだよん。フローリング。
数少ない、オリジナルが管理局に収蔵されてないチートアイテムのうちの1個だ」
「フローリング?」
「誰でもたちまち寝かしつけてしまうから、
不眠症とか、睡眠不足とか、そういうのにだいたい処方されるよん」
なんだそれ、なんだそれ?
頭にハテナマークを浮かべる子狐と、完全にノビて何も言わない藤森をのせて、
ガラガラガラ、がーがーがー。ストレッチャーは移動してゆきます。
「12時間お昼寝、いってらっしゃーい」
途中で待っている助手さんにストレッチャーを任せて、カラスは帰ります。
「半日ネンネだから、
今日にさよなら、しておいでー」
なんだそれ、なんだそれ?
今日にさよならって、なんだそれ?
子狐はやっぱり、ちんぷんかんぷん。
気がつけば眠気が降りてきて、気がつけば気持ちよく昼寝をしておって、
最終的に、心も体も魂もスッキリ。
藤森は藤森で、1日分の記憶がスッポリ抜け落ちておったとさ。
午前0時になる瞬間が好きだ。
今日というものが、明日になる。
明日だったものが、今日になる。
毎晩ずっと、それを繰り返す。
わたしは、枕元の時計を見つめる。
今日にさよなら
明日にはじめまして
の時は、
もうすぐだ。
今日にさよなら
俺は人生にさよならしたいよ。
なんだか今日は寒くて久しぶりにがっつりメンタルがやられてる。生きることはあまりに辛い。
毎日毎日同じことの繰り返し。飯食って寝て働いて。なんの意味があるんだこの人生に。
ネットで死んだ人のニュースを見て羨ましいと感じる。とっくに擦りきれた精神。
それでも死を選ぶほどの勇気はない。ただ惰性で生きている毎日。
【今日のさよなら】
今日のさよならは、昨日のそれよりも重たかった。
彼女は明日から海外で暮らす。クラブ移籍のためだ。
フィギュアスケートで無敗記録を更新し続けている彼女は、対人能力がまるでなかった。
視線恐怖症も相まって目を合わせられないし、本人も苦手意識があるから人を寄せ付けないように息を殺している。けれど硝子の美貌は凄みを増していくばかり。
注目を集めてもそのほとんどを取り合わないし、話しかけられてもひとつふたつ言うのみで会話を続けられない。
高嶺の花。
それが彼女だ。
「だいじょうぶよ。わたしがんばるから」
「…。うん」
分かっている。
花を手折ったのはぼくだ。替えのあるストックで終わりたくなかった。彼女は禁欲的で厳格な淑女。ぼくは享楽的で自堕落な怠け者。釣り合いたいと努力しても、幼少期から実績のある彼女にはどうやっても追いつけない。
でも、ぼくは選ばれたのだ。絶対に手放さないし、手放されないよう努力する。努力で変えられないものを恨んでも仕方ないように、努力で変えたものはたくさんあるのだ。
「ねえ、だいすきだよ。ぼくの白百合」
「ふふ、だいすきよ。わたしの青薔薇」