『世界に一つだけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
世界に一つだけ____
人の頭は盾だ。
無意識に自分を守ろうとしてしまう。
人の思考は糸だ。
絡まって限界が来たり、何も考えなくなると切れてしまう。
人の心はゴムだ。
被害者が加害者になり、その被害者がまた加害者になってしまう。
人の感情はジェットコースターだ。
あっちに行ったりこっちに行ったり、行き先がわからずただただ、走り続けてしまう。
でも、私は、
誰かを守れる盾になりたい。
糸が何度切れても、何度でも結び直したい。
ゴムでできた心をスポンジにしたい。
例え、行き先がわからなくてもたまには止まって休憩しながら走り続けたい。
何も書いてない手紙が届いたら、怖いと思う?
という質問に彼女は目を輝かせた。
え、なにそれ、面白い!
面白い?
面白いよ、だってそれ、炙り出すとか、水で浮き出るとか、太陽に透かしたら文字が見えるとか、そういうのかもしれないじゃん!
そんなこと考えるのは、世界に一人だけだよ。
大げさだなー
手紙の文字が、風にさらわれたことは、しばらく内緒にしておこうと思った。
世界に一つだけ
そう思ったものは、他にもあるかもしれない。
けれど、自分がそう思うならいいんじゃないか。
ポジティブにもネガティブにも考えても。
最初は耳を疑った。それから直ぐに喜び。
見た目には変わりはないが確かにそこにいるのだという証の写真を見つめる。
見た目にも分かるようになった頃、触れていた手のひらに振動。じっと澄ましていなければ分からない程度だが愛しさが湧き出してくる。
はっきりと突き出した腹を見ていると、もにょり、もにょりと四方八方が蠢く。一体どうなって、どこがどこを押し出しているのか。可愛くて堪らない。
まだか、まだか。立ち会いを断られうろうろと部屋の前を行き来する。断末魔のような聞いたこともない彼女の叫びに似た声だけが朝方の産院に響く。
瞬間、思ったよりも大きく生命が溢れた声と拍手の音。
初めて抱いた我が子に筆舌に尽くし難い程の気持ちが溢れ出る。
至福の至、天にも登る気持ち、歓喜の絶頂。彼女への感謝。それから絶対に守り抜いてみせるという確固たる決意。
世界に一つだけの、この宝物を。
#世界に一つだけ
‐世界にひとつだけ‐
何一つ
誇れるものは
持たない儘に
生まれて消えて
巡り續ける
ある意味幸せ
ある意味不幸
世界に一つだけ
特別なそして大切な、
あなたの命
わたしの命
世界に一つだけ、だから
世界に一つだけ、と言って
互いに殺し合う
人間は、世界に一つだけ、が
わかっていない
「世界にひとつ」
という価値に惹かれる。
たったひとつだけのもの。
自分だけのもの。
他には存在しない、唯一のもの。
大量生産ではなく、ひとつひとつ作られたもの。
好きだ。
私もそういう存在でありたい。
ただ、一番でなくても良いとは思わない。
そこを目指しもせず、唯一だと胸を張ることは出来ない。
価値のあるものだから。
個性?独自性?
出したいの?
ああ、やめとけやめとけ。
そんなもの、クサくて見てらんないよ。
どうするのか?
あのさぁ、空手とかって皆、同じ型をやるんだよ。個性をけすの。
でもね、試合形式だと皆バラバラ。
よーはね、消して消してプレーンな状態、それでも出るのが個性。
それが、あなたの世界に一つだけのもの。
本や動画じゃなくて、勉強するのは自分何だよ。
自分が一番わからない。
『世界に一つだけ』
私の辿って来た道
やり直したくても
戻る事は出来ない
私だけの人生
私が創り出すものは、毎週がオンリーワン。
あなたが楽しんでくれて幸いです。
どう考えても割に合わないけど、
それが私のやり方っていうか、
ずーっとそんな風にやってきたから、
もうこんな風にしかできないのです。
「馬鹿じゃないの?」
「自覚はあります」
でも、これが私のやり方なんです。
ご愛顧くだされば、幸いです。
#世界に一つだけ
私の趣味は絵を描くことだ。
8月の始めから夏休みが始まったので、人体についての本を読んだりして人間の体の構造について理解を深めている。
そうして毎日絵を描いているのだが、この絵は私にしか生み出すことが出来ない世界に一つだけのものと考えるとなんだか不思議な気持ちになるのである。
#世界にひとつだけ
世界に一つだけ
この世界にはたった1つしかないものなんてない
命で考えても
僕の命は1つしかないないが
他の人の命はあるし
ほかの生き物の命もある
物で考えても
僕の持ってる物は1つでも
同じ物は沢山作られてる
そうやって
大きな括りでしか見えてないから
世界に一つだけのものなんて存在しない
そんな世界で今生きている
だから戦争なんて起きた
差別、いじめ、誹謗中傷、詐欺
騙し合い、奪い合い、殺し合い、
自分の利益しか考えない
ものが壊れればすぐ別のもので代用し
いらなくなったものはすぐ捨てる
絶滅危惧種、絶滅した生き物、沢山いる
大気汚染、水質汚染、などの環境汚染
便利になればなるほど
壊れていく
そんな世界で生きている
そんな世界にたった一つのものなんて存在しない
君とのこの時間は
世界に一つだけしかない。
ただ会話をするだけでも
他のところで同じ人が同じ会話をする
なんて事はないから
君との時間は世界に一つだけなのだ。
一緒にうっとりしながら過ごしたあの日も
世界に一つだけで、かけがえのない宝物だ。
そして、今日また世界に一つだけのものが増えた
ただそれは、私にとっては
とても受け入れ難いものだった。
世界に一つだけの君の葬儀場。
世界に一つだけの贈り物
私とあなたの大事な子供
かけがえのない 私の人生を変えてくれた
だから一生懸命になれるの
世界にひとつだけの
あなたへ
なくてはならない人です
世界には1つしかないものがある
それは...
自分だ
世界に一つだけなんてものは存在しない。
僕らは何一つ特別じゃないからだ。
人間は弱い生き物だから何かに縋らなきゃ生きていけない。
そんな人間の弱さが嫌いだと思った夏。
君に恋をした秋。
君が世界で一つだけの宝物だと思った冬。
世界に一つだけ、
ここに持ってる自分の想いがもう既に
誰も持っていない自身の感情
皆同じようで全然違う そんな気がした
世界に一つだけ。
それは。
みんなで創り上げた、
たった一つの何かだったり。
ひとりで創り上げた、
自分だけの宝物だったり。
案外、世界は、ひとつだけで溢れてる。
自分にとっては、意味のないものも。
誰かにとっては、特別なもの。
「世界に一つだけ」
世界に一つだけ
必要なこと
それは平和
しかしそれを叶える為に
人は武器を持って
人を殺す
世界に一つだけ
必要なことと言いながら
人はそれを壊している
ヒロシマの悲劇を
繰り返すなと言いながら
人はいつしか別の地で
原爆ドームの量産を
目論んでいる
しかしそれすら
町おこしで平和だと
ごまかすのだろう