『不条理』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
考えることをやめるな
常に問い続けろ
これは正しいか
いま目の前にあるものは
いま目の前で起こっていることは
正しいと言えることなのか
最も恐ろしいことは
不条理が日常化してしまうことだ
誰かが傷付いている
誰かが苦しんでいる
誰かが泣いている
それがまるで風景の一部みたいに
他の誰の目にも見えなくなった時
ひび割れた亀裂が
いつか大穴となって
世界を闇へと堕とすのだ
【不条理】
不条理なことが人生には多くて
悲観せずには居られない。
きっと今の自分が明るい気分か
暗い気分かで変わっていくんだろうけど
不条理なことが減っていったら
幸せは増えるかな?
─────『不条理』
あぁ
疲れた
クロ、助けて、
あぁ、こんな世界とお別れだ
不条理
わたしはね
ボランティア
ってわけには
いかないんだよ
【不条理】
__隕石衝突まで、あと4分。
「次のニュースです。えー、2週間前に発表された、地球付近を飛行する隕石。計算上では地球を逸れるとの予想が立てられていましたが、現在、その隕石が地球へ向かってきている、との事です。地球へ隕石が衝突する時間はおよそ、明日の午前3時頃だとの事です。これについて——」
「地球に隕石衝突ゆーてんのに、このアナウンサーはよう落ち着いとるな。職業病っちゅうやつか?」
朝7時45分、僕は朝ご飯を食べ終わった後、テレビの電源を消した、明日の午前3時に隕石が衝突するらしい。吃驚だ。
「なぁ、母ちゃん、今日地球最後の日らしいわ。知っとった?」
「なにぃ?知らんがそんなもん、まぁた巫山戯た事言っとらんと、学校行き!」
僕は母に小突かれながらも家を出た。
人間は凄いものだ。今日が地球最後の日ってことを知っている人も居るはずなのに、いつもも至って何も変わらない。……否、5分に一度は狂った人を見掛ける。きっとブラック企業にでも務めているんだろう。それか愛する人が居ないか、やり残した事が多すぎる人。僕はこれも運命。と受け入れているつもりだ。
学校に到着して、クラスへと入れば友達と朝の挨拶を交わす。これもいつもと変わらない。
「せや、けーちゃん、あっきー、共朝のニュース見たか?隕石衝突のやつ。俺朝むっちゃ驚いてんけど、」
「俺も俺も!急に隕石衝突とか、言われてもなぁ、彼女まだ居らんのにー!!」
「ばーか、お前に彼女なんか一生出来る訳無ぇべ、早う諦めんか。」
「何でやって!また一日だけ希望あるやろが!」
何て馬鹿で面白い友達だろうか。僕含め三人で仲良く談笑室いると、いつの間にかホームルームの時間になろうとしていた。
ホームルーム開始のチャイムと共に各々が席に着けば、教室の前のドアから担任の実中(みのなか)先生が入ってきた…が、何かがおかしい。変な違和感を感じながらも先生が教壇の前に立つのを待った。
先生が教壇の前に立ち、一つ息を据えば
「今日は朝から全部、自習となった、迷惑行為、犯罪を犯さん限りは自由にせえ、ええな?」
一瞬、教室内が静まり返った後、歓声が響いた。きっとこの担任も校長も、学校全体の人の頭のネジが外れたのだろう。きっと、今日が地球最後の日だからだろう。
僕はバカバカしくなり、家に帰ろうとしたが、友達二人に説得され、午後の6時まで遊ぶ事になった。
午後6時25分、地球まであと約8時間と35分、
「ただいまー。」
僕は家に帰宅した。
「おかえりぃ、今日は遅かったなぁ、」
いつもは9時帰りの父親が出迎えてくれた。
「親父、会社はどうしたん?クビにでもなったんか?」
「いやぁ、今日の朝、今日が地球最後ってニュースで言っとったやろ?せやから、今日はみんな早う帰れって社長がな」
はっは、と笑いながら父が説明をした後、母が「夜ご飯出来てんで〜!早う手ぇ洗って来い!家族でご飯や」と大声で僕へと呼び掛けた。僕は適当な返事を返し、手を洗って食卓へとついた。目の前には父と母、左隣には姉。
「姉貴、東京の寮に居るんとらちゃうかったん?」
「まぁね。でも今日が地球最後〜言われてたもんで、さっき帰って来てん。」
「ほぇ〜、おかえり、姉貴。」
「ん、ただいま」
家族団欒が楽しいと思ったのは今日が初めてだった。きっと最初で最後なんだろう。そう思うと少し悲しい。
晩御飯を食べ終わって、一人一人が風呂に入り、もうする事は寝るだけ。そうなった時姉貴が母ちゃんと親父と僕を呼び寄せた。何も、「今日はみんな一緒に寝ぇへん?」だと。
一度反対でもしようかと思ったけど、実は僕もしたかったから反対はしなかった、母ちゃんも親父も首を縦に振ったことによって、皆リビングで寝ることが決定した。
敷布団をリビングに引いて4人で寝るなんて、何年ぶりだろう。
そう思ってる時、また姉が口を開いた。
「……ごめん。遅いかもやけど、やっぱ私普通にしてられんわ。やっぱり、地球滅亡とかむっちゃ嫌やし、お母さんとお父さんと、けーちゃんとまだ一緒に居たかった。」
声でわかる。姉貴は泣いている。……と密かに母ちゃんの泣き声も聞こえてきた。
姉貴の言葉に続くように母ちゃんがひとつ大きく息を吸って、こう言葉を言い放った。
「アンタら、一生、永遠に、死んでも大好きやし、愛してんで。」
僕は心から何かが零れ落ちたような、そんな感じがした。それは父も母もきっと同じだろう。
みんな一緒、いつもみたいに笑っていれば怖くない。そう思い、笑いあった。で、最後の最後に悔いが残らないようにいっぱい、沢山、死ぬほど、家族4人で談笑をした。
そして、覚悟を決めた。
地球、日本は今とても熱い。そして現在__
誰も彼も 諦めこそがと 理を
「断りだ」と忌み 不条理を切り
ー不条理ー
僕がいちばん怖いもの
それはいつでも僕自身
何をするか分からない
何を言うか解からない
何を思うか判からない
無視するかもしれない
怒鳴るかもしれない
嫌うかもしれない
けどもしもの世界で
意味は無い
この世界の不条理に
この世界の理不尽に
この世界の片隅に
僕の思いが届くなら
耳を傾けてくれますか
辛くて怖くて苦しいよ
不条理、という言葉を聞いて
僕は一番に『家』を想像する
僕の家は昔、それなりの金持ちだった
父親がギャンブルにハマり、多額の借金が発覚したのは
僕が中学に上がる前の春休みの事だった
いつもの様にリビングで漫画をダラダラと読んでいると
突然母親が怒り狂って発狂し
視界に入った物を手当たり次第に投げ始めた
それが最初だったように思う
それから数年が経ち
母から当時の事を詳しく聞いた事があった
結局彼女は現在まで父とは別れていない
別れられるほどの財力が自分にはなく
どうしようもないからだと言う
涙ながらに話す彼女を見て
正直僕は吐きそうになった
それなら何故見抜かなかったの
何故末っ子の僕を産んだのと
今思えばくだらない罵詈雑言ばかりが浮かんだ
しかしこの歳まで生きてみると
様々な価値観を持つ友人ができた
「子供は親を幸せにする道具じゃない」
「親を反面教師にして生きる事が
最大の親孝行だと思う」
各々複雑な家庭環境の中で育った彼等の
そうした言葉には本当に救われた
『家』は確かに不条理な人間社会ではあるが
それが全てではない事を知った
この不条理な世界から逃げ出して
僕と君以外居ない静かなところで過ごそう。
「ふじょうり」という言葉の意味が分からないので、みんなの文章を読みました。いくつか読んで、やっと意味を理解しました。知らないことや出来ないことがあるとお腹の底にウジが蠢いているような、そんな気持ちになります。知らないこと出来ないことがあるから人生はおもしろい。頭では分かっているんです。だけどやっぱりなんだかくやしい。ウジが喉まで上がってきそうです。
今日のわたしは知ろうとしました。
知らないを知ってるに変えられました。
えらいぞ〜よしよし。
「いやー、たまたまうまくいったんだよ。結果見るまではダメだと思ってたもん」
よく無邪気にそんなことが言える。単にめちゃくちゃ運がよかった、とでもアピールしたいのか?
こっちはお前の何倍も時間をかけて努力した。全力を注いだ。
なのに、蓋を開けてみたら勝ち組となったのはお前だった。
昔から運にめぐまれない。努力も実らない。
どうして努力を惜しまない人間に見向きもせず、運がよかったとヘラヘラ笑っているだけの奴に微笑むんだ。
運も実力のうち、なんて綺麗事で納得できる話じゃない。
運だけで人生が決まるなんて馬鹿げた話などあるわけがないのに、信じてしまいそうになるほど、今、苦しくて仕方ない。
お題:不条理
夫が会社を解雇された時
世の不条理を呪った
周りは全て敵となった
私は世間を憎んだ
お金の心配のない暮らしをして
それでも不満を口にする輩は
皆不幸になれと念じた
人は簡単に墜ちるのだと知った
これでも博愛主義だとずっと自認していたのに、不条理に触れるとそんなもの簡単に粉砕されることを知った
この世の不条理を飲み込んで生きるには
あんまりぼくは弱すぎる
こんな年にもなっていまだそれについて喚き散らしてるのはぼくだけだし、
ほんとに抗っている人達は、多分、寡黙だ
そろそろみんな付き合えなくなってくるだろう
みんなの環境を不潔だと言いたがる虫は
速やかに生活の外へ出て行けというだろう
ぼくは、みんなの敵
ぼくには、条理も不条理も、よくわからない
ただ、どちらもぼくの敵
耐え抜いてやる。
どんな罵声にも、どんな不条理にでも。
耐え抜いてみせる。
そう決意して、私は上京し仕事に就いた。それからはや半年、すでにその決意は砕け散る寸前だ。
毎日上司から些細なことで怒られる。自分のミスを押し付けられることもあるし、正直、不条理の度を越しているようにも思える。
就活を始めた頃は、まだ楽しかったな。あの頃は、社会が理不尽だらけとはいえここまでとは思いもしなかった。だから一丁前に耐え抜くなんて言ったけど、結局のところできるはずがない。
理不尽には耐えられない。今までの人たちが耐えたとしても、私たちが耐える必要はないのではないか。苦しくて、辛くて、泣き出しそうになるまで私たちを追い詰める理不尽。それは本当に、守るべき社会の姿なのかと、考えさせられる今日この頃。
自分では理に叶っている事も
他人には不条理かも知れない。
何かを押し付けたい人は…
例えば「べき」をよく使う。
「〇〇すべき」であるように。
私は「べき」を使わない。
しかしそれも他人からすれば
「不条理」であるやも知れない。
そんな道理もまた他人には不条理であり
永遠に繰り返す価値観の揺らぎ。
テーマ「不条理」
平和な時の不条理には、お金が絡んでいる。
戦乱の時の不条理には、命が絡んでいる。
不条理。
私達は生まれたときから不条理の中で生きている。生まれた環境。親の年収。自分の才能。
それぞれの不条理を抱えてごちゃまぜなこの世界で、私達は生きていく。
不条理
世の中は不条理ばっかりだ
大人は言う、
不条理に負けないで生きなさい、と
どうしてその前に、
不条理をなくそうとしないの?
仕事をしていると
不条理な目に合うことが
たくさんある
とても腹が立つが
『絶対に戦ってはいけない』
なぜなら、戦争は
お互いが正義だと信じているものだと
ドラえもんが言っていたが
全くその通りで
戦ったら最後
勝者などいない
最悪の泥沼が待っているのだ
ならばどうする?
飲み込むのだ。
不条理を。全て。
ごくり。
「ちくしょう、こんなの不条理だ」
全くその通り
この世は不条理だらけだ
だから仕事終わりに飲む
酒がうまい
頑張ろうぜ、みんな。
今日はバイトを頑張った。
新しく始めたバイトということもあって、新しく出会った人がたくさんいた。
同級生もいれば、同郷の人もいて、接しやすい先輩もいれば、趣味の合う人もいた。
意外と楽しいのかもしれない。
ただ、業務になれるには程遠い。
頑張って、頼ってもらえるほどの人材になろう。
怖気ずいてても何も出来ないことがわかった今、
とにかくできることから覚えていく。
しかし、新しい問題として、お金の管理がまずいことに気づいた!
彼女もいるなか、節約を試みるしか無さそうだ。
週1000円から2000円内にどうにかしておさめてやる。
不条理
どうして、、、3年間毎日欠かさず続けてきた。
いつだって真剣に挑んだ。
人に笑われたって止める気は起きなかった。
だけど、もう、、、
私は机の上のペンの先を拳で叩いた。
ペンは空中を飛び、弧を描いて床に落ちた。
どうして、、、どうして上手くキャッチ出来ないんだ__