不完全な僕』の作文集

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不完全な僕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/31/2023, 6:06:59 PM

何気なく読んだSF小説がある。
 気まぐれに足を向けた図書館で、適当に手に取った本。
 その本のあらすじは、人の記憶を脳内に埋め込んだチップを媒介して売ったり買ったりできる世界で生きる、五人の主人公のオムニバス作品だ。
 全部は読めていない。借りるつもりはなかったし、時間もなかった。その上随分分厚いのだ。
 だから、物語がどう進んだかや主人公たちがどんな結末を迎えたかは知らない。
 ただその小説の、人の記憶を売り買いできる、という設定だけが僕の頭に残っていた。

 その日の夜はひたすらに寝付きが悪かった。
 目を瞑ってもどうにも眠気が来ず、虫の声と扇風機の音を聞きながら布団の中でのたうち回っていた。
 そうしていると、どうにも昔のことを思い出してしまう。そこで僕は考えた。
 あの小説のように、僕の記憶も売ることができたら…?

 小学生時代を、売ってみようかと思った。
 僕はクラスに馴染めず、いじめこそされなかったが、友達もおらず、いつも一人で遊んでいた。
 故に、楽しくもない学校生活の記憶を売っても、差し当たりないと思った。

 …ちょっと考えて、売りたくないなと思った。
 確かに僕には、友達はいなかった。クラスからも浮いていた。
 だけど、運動会は…楽しかった。準備も含めて、本番も全力でやった。優勝できた時は、跳ね上がりたい気持ちだった。
 図書室で読んだ好きな児童書があった。内容もタイトルも忘れてしまったけど、表紙の絵だけは朧気に覚えてる。
毎回図書室に行っては、その本の続きが借りられてないか見ていた。借りられてたら…別の本を読んだ。
 放課後、そろそろ帰った方がいいと司書さんに言われるまで、のめり込んだものがそこにはあった。
 …友達とまではいかなかったけど…少し話をする子がいた。
 六年生の終わり。…つまり卒業を間近にしたころ、理由は忘れたが、なぜか話すようになった子がいた。
 名前も顔も…うろ覚えだけど。確かに楽しいと思う時間があった。なんでもっと前に話さなかったんだろうと思ったほどだった。
 思い返せば、売っていい思い出などなかった。

 じゃあ中学生時代は、と考えた。
 小学生時代以上の孤独。何気なくクラスメートから避けられているように感じたあの時間。
 陰鬱な気持ちばかり蘇るあの時。売ってしまっても…いや、売るという形で捨ててしまいたい。

 …ちょっと考えて、また売りたくないなと思った。
 あくる日のテストで満点をとれたことがあり、寿司を食べに行った日があった。
 あの時の親の喜びようといったら…ちょっと引くぐらいだった。
 その日は、恥ずかしくも誇らしく…親孝行できたのかな思った。
 修学旅行は楽しかった。班の人となぜだかめちゃくちゃよく話せて、全力で遊んだ。
 遊びに来てんじゃないぞ!と担任の先生に怒鳴られたことさえ楽しい思い出にできるほどだった。
 高校受験に受かった日。受験勉強に付き合ってくれていた先生が号泣したの思い出した。
 受かりました!と報告したらタバッと涙を流して…。
 もともと涙もろい先生ではあったけど、良かったなぁと泣きながら言ってくれた先生を見てあぁこの人に出会えて良かったと心の底から思えた。
 思い返せば、売ってもいい記憶なんてなかった。

 結局、僕は記憶を売れそうにない。
 嫌なことばかりだからと考えていた記憶は、捨てるのだと思う程捨てたくないと思うような、忘れていた楽しかったことや、嬉しかったことを見せてきた。

 今はどうか。
 クラスからやっぱりほんのり浮く高校生活。
 楽しいと思えるとこも…いや、あるもんだ。
 駄目なことばかり目につくが。嫌なことばかり思い出すが。
 それでも捨てるとなると捨てたくなくなる…そんな良い記憶ばかり蘇る。

 寝返りを打つ。ほんのりと眠気が襲ってくる。明日が近づいてくる。
 瞼が重くなって開かない。ってか開けたくない。
 そんな風になって、気づけば寝てるんだろう。

 自分はとことん出来損ないだ。…いつも、そう思っている。嫌な記憶達が、それを証明している。
 でも、悪い所ばかりじゃない。良い所も、沢山あった。
 少なくとも、捨てたくないと思う程…大切なものが。
 …沢山の出来事が、僕自身を作るなら。
 今の僕が出来損ないでも、仕方ないじゃないかとふと思った。
 だってまだ…僕っていう人間は完成していないから。
 嫌なことも、良いことも詰め合わせて、自分を作っている最中だから…。

 眠気にあてられ、そんなことを考えていることに気恥ずかしさを覚える…本当に眠い…。
 …何も考えられなくなって…。

 気付いたら、朝日が差し込んでいた。
 スズメだかなんだかの鳥も鳴いている。
 今日も憂鬱な気分になるけれど。
 少しだけ、いつもよりほんの少しだけ、頑張ってみようと思った。

 

きょうのおだい『不完全な僕』

8/31/2023, 5:45:40 PM

2023年9月1日決意「理想の自分へ」
今日から毎日自分の思っていることをここに残そうと思う。何日続くか分からない。その日あった面白いこと、昔にあった事、自分が今どうしたいのかそれで自分がこれからどうなりたいのか....正直ナルシストになる部分もあると思う。しかしこれを続けることで自己分析をすることが出来より良い未来ができると僕は思っている

8/31/2023, 5:33:56 PM

背中に翼なんて生えてないし、魔法だって使えない。

勉強だって運動だって人並みか、それ以下。

趣味とか特技とか、他人に自慢できるようなモノもないし、そもそもお喋りする友達すら居ない。

バイトだって長続きしないでコロコロ変えてて、近場ではもう見つかんなくなってきて隣の県の求人を見てる。

 なんで、どうして、こんなことになっちゃったんだか。

夕飯時に母がボヤいた、そんなの僕が一番知りたいよ。ほんと。

 あーあ、あの頃に戻れたらなあ。

なんて、思えるような「思い出」も無い。

お先真っ暗な僕の余生、きっとこのまま生き地獄。

テーマ「不完全な僕」

8/31/2023, 5:00:40 PM

本当のところ俺たちは死にたいわけじゃあないんだ
苦しくてたまらないから、楽になりたいだけなんだよ
分かるかな
生きてる限りこの苦しさに終わりはないから
早く楽になりたいだけなんだ
生きてりゃつらいこともあるが楽しいこともあるって?
そういうことじゃなくて……生きてることがさ
生きてることそのものが苦しくて……
自分の存在ってものがさ……
まあ分からねえだろうな
分かるやつしか分からねえ話だよ
分かるやつが偉いってわけでもねえしさ
分からねえに越したことはないよ
まあとにかくつらいんだ
それでもまだ生きてるのはさ
生きてることがこんなに苦しいなら
死ぬこともまた違った苦しみでしかないんじゃねえか
そう思ってるからなんだ
死ねば楽になるって保証はないだろ
地獄とかあの世とかがあったとしてもなかったとしても
俺が俺でいる限り、この苦しさにつきまとわれる
どこへ行こうと何になろうと
俺ってものが俺のまんまである限りこの苦しさは消えないだろう
だから俺はまだ生きていて、俺ってものをぶち壊してやろうと思ってるんだよ
俺が俺でなくなったら
俺が俺から解放されたら
どんなにか自由で
身軽で
気持ちが良くて
せいせいするだろう
体はもちろん、ことばも、考えも、こころも、
今の俺でなくなって
もっといいものになれたとしたら
どんなにか嬉しいだろうって
そう考えて
まだ生きてるんだ
もし生まれ変わって鳥になっても
俺が俺のままなら同じことだから
この体のままで俺でなくなる
そういう工夫をしてるんだ
ああ
だから自殺志願ってわけじゃないんだ
あんたから見たら同じかもな
けど俺に取っちゃ全然違うんだ
まあ分からねえだろうけど
俺たちは死にたいわけじゃないんだ
ただ楽になりたいんだ

8/31/2023, 4:47:21 PM

不完全な僕

ちょっぴり完璧な僕の演出。
自分はそこそこできると自覚してるけど、見上げると上には上がいて、空は青いけどとなりの芝生も青い。
やっぱり太陽は眩しいから真っ直ぐ前だけを見つめて歩く。背筋を正す。ながらスマホより、ながら単語帳の方が立派そうだからそうするけど、赤信号で止まるのは難しい。真っ直ぐ前を見て歩く。背筋を正す。

靴箱。靴下に穴が空いていて、萎えた。

8/31/2023, 4:46:38 PM

僕の一日は、朝起きて、大学へ行って、バイトをして、寝る。何も変わり映えしない毎日に飽き飽きしてきた。何かが足りない気がする、何だろう?それは、ちょっとの不幸かもしれない。僕は幸福なのだ、毎日を当たり前に生きている。みんなにもそのことに気づいてほしい。

8/31/2023, 4:44:33 PM

🌝『月光浴』


白い光に包まれて
空が明るく輝きだす

白い光に包まれて
木々が明るく輝きだす

空が光を吸い込んで
木々が光を吸い込んで

月の引力
海水の干満
リズムを刻んで
世界は回る

月の光を浴びながら
世界は
何を思うだろうか

  
   舞✨

🌝🤍🌝🤍🌝🤍🌝🤍🌝🤍

8/31/2023, 4:38:52 PM

「私は完璧

あんたはレベルの低い人間だけど
あんたなんかに出来るわけないけど
やってもらわなきゃ話にならないから

私がやってるように
私みたいに完璧にやってね」


そうですか…


平気でそんな言葉を言える人間こそ

不完全なんだってことに
完璧なんかじゃないことに

死んでも気がつけないんだろう

普通の人は
気づいたら死にたくなるのよ

8/31/2023, 4:20:33 PM

お前うぉ、吸収してぇ、

完ー全体の僕になぁrrrrるんだぁー⤵︎

8/31/2023, 4:10:44 PM

不完全な僕

勉強は頑張っても70点以上取れない

運動は苦手でも嫌いでもないけど好きでもない

容姿は良くも悪くも素朴すぎると言われる

料理はせっかちな性格な故によく焦がす

掃除なんて一年に一回してたら偉いと思う

不完全な僕





それでもこんな僕にも胸を張れるものがある

ピアノだ

ピアノなんて上には上がいる恐ろしい世界だ



でも、そんな世界で仲間に会えた

バカみたいにはしゃいで

ガキみたいに喧嘩して

すれ違ったりして本気で泣いて

それでも側にいてくれる仲間がいる

仲間がいれば完璧な僕らになれる





だから

そんなに落胆しないで






不完全なまま生まれてきたのは

それを補い合える仲間と出会うためなんだから

#4

8/31/2023, 4:09:50 PM

「ダメな自分を認めたくない」

「人の怒りを避けて生きたい」

「私にも人にはない宝石が欲しい」

「羨ましいと嫉妬の境目」

「ほっといてよ」

「助けてって言えない」

「日に日に嘘が簡単になっていく」

「私らしいって何?」

「常に何かと繋がってないと怖い」

4年前の日記を開いたら、今とは別な私がいた
あの時は、あの時なりに一生懸命に生きていた
完全なんて、完璧なんてないけど、それに近づきたい
あの時、不完全の中でもがいていた私がいて
今、それを懐かしいと思える私がいる

「不完全だから、好き」

-不完全な僕-

8/31/2023, 4:08:09 PM

不完全な僕はなにかを探していた。
だけどそれはなんなのか分からない。
物心ついた頃にはもう探していた。
何かわからないものを探し続けている。
こんな日々にも飽きている毎日だが、いつか見つかると信じて今日も探し続ける。

もし見つかったらどんなに嬉しいのだろうか。

いや、僕が見つけたそのなにかは、見つけて本当に嬉しいものなのだろうか。
本当に僕は..不完全な僕は探し続けているものを見つけてしまってもいいのだろうか...

そんな不安がいきなり湧き出てきた。

8/31/2023, 4:03:56 PM

順当に過ごせばあと30年位か。
永遠にも思えた見えない残り時間も気づいたらとっくに折り返していた。
振り返れば勝手気ままにダラダラ過ごして、ステータス上限を気にする必要もない程不完全な僕。

さて、何のスキルを伸ばして何を作ろうか。
いつまでもいつかやろうではまずい…
そろそろやりたいことはどんどん消化しないと間に合わないぞ。

8/31/2023, 3:59:20 PM

不完全な僕だけど、きみと一緒になれば10になる。
不完全な僕だけど、君と一緒になれば凹凸は合わさる。

不完全な僕と君だけど、大丈夫。
2人ならやっていけるから。



お題:不完全な僕

8/31/2023, 3:57:43 PM

壊れたガラスを拾い集めて、僕の心を修復した。
だけど、ツギハギだらけ。
完全には戻らなくて、どこか虚しさが残った。
後悔をしている。
でも、ヒビに気づいていながら、見て見ぬ振りをしたのも僕だったじゃ無いか。

8/31/2023, 3:53:23 PM

不完全な僕にあの人は似合わない

あの人は何をしても完璧だと、そう思っていた

今日までは

今日僕が仕事から帰りドアノブをまわそうとした

あっ、きゃぁぁぁ!パリンガシャアン!!

あの人の悲鳴が家の中から聞ここえてきた

一体何があったんだと焦りながら家へ入るとそこには

割れた皿とあの人、僕の妻がいた

「う、うふふふ」

彼女は家事だろうがなんだろうがすべでを完璧にこな

していた

だからだろうか、皿を落としてしまった妻を見て凄く

安心した

嗚呼、どんな人間でも不完全じゃない人は居ないんだ

8/31/2023, 3:41:01 PM

『不完全な僕』
僕も不完全だよ。みんな不完全だよ。
自信、持とうよ。大丈夫だよ。

8/31/2023, 3:30:50 PM

【不完全な僕】

喫茶店にて。
コーヒーを頼んだ私は机の上でブリッジをしながらコ◯インを嗜んでいた。もちろん服は着ていない。

「お待たせしました」
店員がコーヒーを差し出してきた。
しかし

「ほどこしはいらん!」
なぜか気に入らなかった私はコーヒーを床にぶちまけた。
店員は真っ青になって震えている。ゴミが。

そこに店長がやって来た。
「どうされましたか?」

私はしょうがなく状況を説明した。
「実はそこにいる店員から大麻の匂いがしたんです。僕もよく吸っているので分かります」

話を聞き終えると店長は鬼の形相になり店員を殴り倒した。
「まさかこの店に犯罪者がいたとは。お前は人間のクズだ!」

「まあまあ」

私は擁護した。
「彼も不完全な人間だから。その辺で許してやりなさい」

「なんとお優しい!お客様がそこまでおっしゃるのなら、、」

店員は既に全身を複雑骨折しているがなんとか許されたようだ。
店長は警察に通報し一件落着した。
めでたしめでたし。

ちなみになぜか私も警察に事情をしつこく聞かれたが、私が岸◯総理の親戚だと分かると土下座して非礼を詫びた。
やれやれ。

あと店員は薬物とは関係なかった。

8/31/2023, 3:24:51 PM

昨日の朝、パチンコをしないと決意した。しかし、夜になった今、パチンコ台の前でハンドルを握っている。思えば何年同じことを繰り返しているだろう。身体が心の言うことを聞いてくれない。何て不完全な自分だろう。

8/31/2023, 3:24:28 PM

親にとって私は「不完全」らしい。
勉強も、
恋愛も、
友情も、
何もかもが不完全で、もうなにが「完全」かわからなくなった
死ねるなら早く死んでしまいたい。
言いたいことがある人には自分の気持ちをぶつけていなくなる。
不完全な私はそんなことを考えている。
自分では不完全が当たり前になっている。だって「生きたい」と思って生きていないから


不完全な僕

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