『上手くいかなくたっていい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
上手くいかなくたっていい
器用でも
要領がいいわけでもないのに
何でも上手にやろうとしてしまう
歳を重ねるごとに
自分には何ができて何ができないのか
少しずつ理解はしてきているつもりだけれども
それでもやっぱり
出来もしない「完璧」に
こだわっている自分がいるし
上手く出来ない自分に
イライラしたりする
ただここ数年は
自分にガッカリしたり落ち込んだりする反面
まぁ、そういう日もある、と
自分に言い聞かせることもできるようになってきた
上手くやるのは難しいくせに
諦めるのも難しい
だから、せめて
上手くいってもいかなくても
そんな日もある、と受けとめて
さらっと流せるようになりたいなと思う
何処に意識を向けるか
眠っているあの部屋に
使ってないあの部屋に
私たちの力は無限大に
見えないものを見る力
揺れた分だけ広がる力
興味のあることは何か
突き詰めることは糧に
コントロールするのは
自分自身だということ
忘れてはいないかい?
イメージから始めよう
未来が呼びかけている
『上手くいかなくたっていい』
上手くいかなくたっていい
彼女は過去の事故で笑わなくなった。
幼馴染の僕は、無表情になった彼女に
「いつか君の笑顔を取り戻してみせる。」
と誓った。
くすぐり、ドッキリ、美味しい食べ物、コメディ映画...
色々試してみたが、今のところは全然ダメだ。
次の案を考えながらの帰り道?、彼女が口を開く。
「私のせいで...ごめん。無理しなくていいよ?
君には君の人生があるんだから...。」
彼女自身も感情を取り戻したいと思う一方、
上手くいかない現状に頭を悩ませている。
それに僕が付きっきりで問題を解決しようとしている姿に
罪悪感を抱えているらしい。
彼女自身どう思ってるかはあまり聞かない方がいいと思い
聞かなかったが、そう思っているのなら...
「僕が君の感情を取り戻したいのは君のため。
僕がそうしたいから好きに無理してるだけだよ。
上手くいかなくたっていいじゃん。
まだまだ色んなこと試してみようよ!」
両手を広げ彼女にそう伝える。
彼女はありがとうと言ったが変わらず無表情だった。
でも、声はさっきよりも冷たくなく、
優しくほほ笑みかけるような声色だった。
語り部シルヴァ
上手くいかなくたっていい
とりあえず挑戦してみよう
木版画
蝋画
小説を書くこと
タイルアート
レジン
ボイストレーニング
ミシンで服を作る
ここ5.6年で挑戦した事
すべては相性
上手くいかなくたっていい
一つでも上手くいけば幸せ
上手くいかなくたっていい
いつもよりちょっといいご褒美を自分に♡
No.85『上手くいかなくたっていい』
2人でこれからを生きる。
上手くいかなくたっていい。
それを2人で乗り越えるのが夫婦だろう。
今日のお題。上手くいかなくたっていい。
上手くいかなくても問題ない。いっそぐちゃぐちゃだっていい。
文も物語の構成も結末も展開も、なってなくたっていい。
色んな人に指を指されて嘲笑われたって気にしない。
たまに人の意見を聞いてみて考えるのもいい。
ただ言われて嫌な文句は黙らせてやったら一番いい。
その顔が羨望か恐怖か呆れかはどうだっていい。
私はそうやって生きていたい。
上手くいかなくたっていい
挑戦することが大事なんだ
僕たちは夢を売るのが仕事なんだから
社員には事あるごとに言って聞かせた
もちろん良い時もあった
これで事業が軌道に乗る、という感触があった
このままでいきましょう、との社員の声に
何言ってんだ、挑戦が足りない、お前らは夢を見ないのか、と押し切った
無理矢理高度を上げる
もう少し上げればジェット気流に乗って儲かる速度が三倍になる
それが僕の計算だった
ミシミシと音を立て始める
それでもなんとか耐えるだろう
あれ?なんかオカシイな、と計算式を見直した時にはもう遅かった
夢を乗せた機体は外圧に耐えきれず
一部が崩壊したと思った直後に連鎖的に弾け
原形が何だったのかわからないほど無様な姿を晒しながら
ゆっくり、ゆっくり、海へ堕ちる
残骸は藻屑と散った
アメリカには夢があるという
掴めば億万長者
しかも誰にでもチャンスがあるんだって
借金6億円
いや7億円だったかな、まあどっちでもいいか
僕はもうすぐ掴むのだから
色はカラフルな方が良い
ヘリウムをたくさん詰め込んで
大きく膨らむ僕の夢
記者を集めアメリカに渡ると高らかに宣言する
このまま一緒に過ごせればそれでいいじゃない、との家族の声を押し切って
彩りの風船は青い空によく映える
まるでファンタジーだ
重りを外し、行ってくるよ、と手を振った
高く高く舞い上がれ
風に乗ってあっと言う間にアメリカだ
全て計算通り、
今度こそ絶対に上手くいく
『上手くいかなくたっていい』
上手くいかなくたっていい
楽しければいい。
上手く行かないからこそ、上手くいった時に楽しいのだ
そう思い続けてゴルフ歴15年。
それなのに、一向に上手くいかない。
どれだけ練習しても、全く自分の思い通りにならない。
流石にもう楽しいと思えなくなってきた…
そろそろゴルフも潮時かな…
そう思いながらも、「今日こそは」とワクワクしながらゴルフ場へ向かう自分は、思い通りなんだよなー
初めてが上手くいかなくたっていい。
時を重ねることに上手くなっていくはずだから。
今はおれに身体を預けていて。
沢山愛してあげるからね……
上手くいかなくたっていいって言われても
人を巻き込んで上手くいかなくたっていいことはないと思う。
自分で完結することなら、まあいいんじゃないかな。
家で1人で食べる飯の盛り付けとか。
茶色ばっかとか器おかしいとか。
なんなら食材のままいってもいいし。
ま、ここまでいくと上手くいくいかないのレベルじゃないか。
どうでもいいだ。
(上手くいかなくたっていい)
上手くいかなくたっていい
(本稿を下書きとして保管)
2024.8.9 藍
『上手くいかなくたっていい』
死にゲーって知ってる?難易度鬼で初見クリアはさせるつもりのないゲーム。何度も死んで覚えてを繰り返して、だから自分の成長や達成感が楽しめる。それを好む人は多い。
上手くいかなくたって、やりたいならやってみたらいいと思う。やれるまで取り組んだらいいと思う。そのうち上手く回りだすか、壁にぶつかり投げ出すか。なんであれ歩いて進んだ人の方が必ず遠くまで進めるのはその通りなんだから。
だけど、遠くに行きたいわけでもなくやりたいこともないのなら、上手くいってくれないと楽しくないし苦しくなる。ダメな時ってとことんダメだったりするものだし。そういうときに走り続けてしまうのも負け癖つくまで頑張るのも良くないと思うので、立ち止まったり見切りをつけたり誰かと一緒に迷ったり…負け方逃げ方頼り方、上手くいかないならやらなくたって大丈夫って方法をたくさん知って覚えることも大切なことだった。
上手くいかなくたっていい
まあ、そうかもしれないね。今回がだめでも次がある。今回のは次のための経験値って考え方だな。
あるいはそもそも生きているだけで十分。なにも上手くいかなくても生きているのだからそれだけで幸せだ、という考え方もあるか。
でも俺は上手くいかないとへこんじゃう。上手くいかないとメンタルが弱っていくから上手くいかないと困る。
それに俺は趣味でやってるけどこれがプロだったら上手くいかなかったじゃすまないでしょ。
あれなんだよね。上手くいかなくたっていいってのは理想論にすぎないっていうか、現実に上手くいかなかったら心が折れちゃうよ。
実家が金持ちならなにかに人生をかけて上手くいかなくたっていい経験になりましたって笑えるだろうけど実家の後ろ楯のない人間は笑えないんだわ。
結局こんなこといえるのは金とか才能がある奴だけなんだよ。富裕層のたわごとでしかないんだよな。
上手くいかなくたっていい
ぜんぶが上手くいったら
失敗が許されないみたいで 息がつまりそう
「上手くいかないこともある」
そう思うことにして
自然体で
『完璧』
は捨てて
肩の力を抜く
それでも不安な気持ちは
ゆっくり、
ゆーっくり深呼吸して
気持ちをリセット
そんなふうにしてやって出てきた「結果」は
たとえ上手くいかなかったとしても
「これで良かったんだ」になっているから大丈夫。
上手くいかなくたっていいさ。
だって、全部上手くいってしまったら、
退屈になるだろう?
【上手くいかなくたっていい】
(勇者と元騎士、元騎士視点)
宿で適当に済ませた朝食の後、テーブルに頬杖をついて、華奢な少女でありながら勇者でもあるヒナタが言った。
「神様が夢に出てきて言ってたの。『勇者は聖剣以外の武器を扱えないから早く聖剣を見つけろ』って」
「……は?」
この勇者様は、今、なんて?
「城に居た頃に私の剣の腕が上達しなかったのはそのせいだったみたい」
ヒナタはうんざりした様子でため息をついた。
「そんな大事なこと、先に言っておいて欲しいんだけど」
確かに、私が護衛騎士として近くで見ていた間、ヒナタの剣は酷いものだったが。
聞きたいのは、呆れたのは、そこではない。神というものはそう簡単に人間の夢に出てきたりしないはずだ。
茫然とする私のことは置き去りにして、ヒナタはムスッとした顔でぼやく。
「この前の遺跡はハズレだったし、新しく情報を仕入れないと」
確かにその通り。
しかし、この勇者はまだ未成年の少女で私は元騎士のお尋ね者。聞きたいのが聖剣の話では、疑われても仕方がない。
「城の連中に勘付かれたら面倒ですよ」
相変わらず手配書の顔は似ていないが、追手はいるはずだ。
「それなんだけど、外見を変えたらどうかな。髪の色とかさ」
私は言葉に詰まった。まさか……?
「アルならできるでしょ? 幻影の闇魔法で」
ああ……やはり。
何故知られたのかはわからないが、これは少し釘を刺しておくべきか。
「あなたはまだまだこの国の常識に疎い」
「仕方ないじゃない。異世界人だし」
「ここでは、闇属性の魔法というものは歓迎されないのですよ」
「……そうなの?」
首を傾げたヒナタに言い聞かせる。
「私は確かに闇魔法が使えます。もちろん幻影も。ですがこれは知られれば疎まれるもので、隠しておく必要があるのです」
「でも……実際に幻影が掛かっているかなんて普通はわからないでしょ?」
「それはそうですが」
両親は私に甘く、闇魔法に適性があっても可愛がってくれた。けれど、世間一般にはそれがかなり珍しいことだというのは知っている。
幼い頃からの婚約は、闇魔法が使えると判明してすぐに解消された。父の後継は弟に変更された。騎士には相応しくない力だと、理不尽な暴力を受ける原因にもなった。闇魔法は人前では極力使わないようにしてきた。
しかし、ヒナタはそんな事情を何も知らない。単純に便利だとでも思っているのだろう。
「どうしてもだめ? 上手くいかなくたっていい。どうせここにも長くは居られないんだし」
私はそっとため息をついた。
「仕方がありませんね。ひとまずは今日だけですよ」
自分の外見を黒髪黒眼に偽装する。ヒナタが顔を輝かせ「すごい」と声を上げた。
「私は? 何色にする? 金髪とか?」
「いえ。あなたはそのままで」
「え、なんで」
「二人とも黒髪黒眼なら、兄妹に見えるかもしれないでしょう」
ヒナタは一瞬ぽかんとしてから、嬉しそうに笑った。
「じゃあ、今日のアルは私のお兄ちゃんだね」
「…………ええ、そうですね」
『お兄様』と、妹の声が聞こえた気がした。
─────────────
【鐘の音】【太陽】の続きとなります。
ヒナタ:
召喚されたものの、貧弱で役に立たないと城を追い出された勇者。成長中。
アルヴィン:
ヒナタを放っておけずに騎士を辞めて共に旅をしている青年。勇者を連れ去った誘拐犯に仕立て上げられている。
なんてったってわたし自身が器用になんて生きれてないからね。
だからきみに上手くいくことばかり求めたりしないさ。
たださ、しあわせになってほしいんだよね。
だから、自分をしあわせにしてやれるように、できるだけがんばってほしいな。
どんなふうだって、しっぱいしたって、きみが満足してそこにあれるならそれで十分だよ。
きみの満足のためにがんばってほしいんだよ。
もしだめでも、やるだけやってだめなら納得いくだろ?
結果がどうでも、最後にきみがわらっていられたら、それでいいんだ。
「上手くいかなくたっていい」
「上手くいかなくたっていい」
乳幼児と公園を散歩中、見知らぬおばあさんに話しかけられた。子どもと一緒にいると割とよくある事なのでもう慣れた
「かわいいわね〜♡母乳で育ててるの?」
ネットでたまに見るやつだ!初めて聞かれた!と少し動揺しつつも「……混合です〜。たくさん飲むから母乳じゃ足りないみたいで〜」と正直に答える。ちなみに私は機転がきく会話ができるタイプではない
我が子はミルクを飲む量が凄まじく、生後一週間で退院する頃には母乳に追加で120mlは飲んでいた。数ヶ月〜半年経つ頃には200ml〜300ml(この頃はミルクはだいたい日に4、5回)は飲んでいて、母乳はもはや添えものと化していた
「そうなの〜。私も母乳出なくてミルクで育てたのよ。いいわよね、ミルク!」
私の不安を他所に、おばあさんからの返答は穏やかなもので、ミルクいいよねという会話を少しして解散した
そっちのパターンもあるんだ…
上手くいかなくたっていい。
上手くいかなくても、
大丈夫。
君は君なんだから。
自分の好きなように動けばいい。
自由に生きなよ。