『三日月』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
三日月だって綺麗なはずなのに
全てが欠けていない満月の方が綺麗だとされがちだよね
うまい具合に曲がったお月さまに
ちょいと足をひっかけて
いつもの夜を、頭を逆さにゆらゆら揺れれば
財布の中身もしょうもない心の内も
みんな失くしてしまえるかしら
#三日月
『三日月』
欠けた部分に
歴史があり
見えないことにこそ
真がある
三日月の弱い光に照らされ
長いこれまでに
想いを馳せる
「三日月」
ふとした瞬間に見た月がかけてたら、
満月まで後どのくらいかなって、考えちゃう。
三日月のおかげで
上を向いたり、考え込んでたことを一瞬忘れて
月のことを考えられる時間を作れる。
月を見るのってなんだか落ち着くなぁ、
冬空、夜の公園。
僕は、あんまんをかじって、三日月を作ろうとした。
空に掲げて2人で「一緒だね」って。でも。
姉ちゃんは泣きそうな、でも、嬉しそうな昔と変わらないそのままで笑っていた。
「散歩行こう。」
夜中1時半すぎ。
隣で寝ていた僕に優しくそう声をかけ、ガバッと布団を引っペがした。
声色と行動の乖離が凄まじい姉ちゃん。
今日は両親ともに出張で家に帰ってこない。
「眠いんだけど。」
「外出れば目ェ覚めっから。」
姉ちゃんは僕を雪だるまのように仕立て上げ、玄関へ押しやった。
ご丁寧に靴まで履かせてくれて、幼い時の一瞬がよみがえる。
外は音もなく、空気は凛としている。
遠くの空は、高速道路や空港の照明で明るくなっていて、いかにも都会らしいと姉ちゃんは言った。
地方へ進学し、移住し、戻ってきた姉ちゃんには映し出される夜の景色が複数あるのだろう。
しばらく歩くと姉ちゃんは、ワイヤレスのイヤホンを取り出し、片方を僕に差し出す。
曲名も歌手も知らないが、ギターの旋律が心地よかった。
―どこまでも広がる星空の向こう側に新しい未来の夜明けが待ってる。
僕はこの歌詞を捕まえて、反芻した。
濃紺の空に歌詞が踊っているように見えた。
コンビニの灯りが大きくなり、吸い込まれるように姉ちゃんと僕は入っていく。
姉ちゃんは缶コーヒーを手にする。
僕は空腹に気づき、レジ横のあんまんを選んだ。
誰もいない公園。ベンチ。
寒いからか、姉ちゃんは僕の横にキュッとくっつく。
「月が、綺麗だね。」
姉ちゃんは空を見て言った。
「…言う相手間違えてるよ。」
「素直にそうだねとか言っとけばいいんだよ。」
姉ちゃんはそっと、僕の上着のポケットに手を突っ込む。そして、こしょこしょとくすぐってくる。
僕は耐えきれず、ブハッと笑う。
半分くらいまで食べていたあんまんを姉ちゃんはガブリと食べていく。
「あ!」
姉ちゃんに三日月型に整えて見せようとしていたのに。
悪戯な顔で姉ちゃんはニヤッとした。
「おいしいね。」
「うん。おいしい。」
「あんたは、優しいからさぁ、…」
「…優しいからなんだよう。」
「優しいから、さぁ、…」
姉ちゃんがどんな顔をしているのか、ハッキリとはわからない。
小さな体を震わせているのは、寒いからなのか。
「明日もきっと、月は綺麗だね。」
僕が言ってあげられるのはそれだけなんだ。
姉ちゃん。
三日月
もう欠けそうな三日月。
この月が欠けるころには
私はどうなっているんだろう
「綺麗な月やなぁ」
隣で歩く彼が呟く。
「今日三日月なんだ。俺は満月の方が好きやな。」
正直、月なんか気にしたこともない。常に下を向いているからか、、?
「ほぉ?満月の方が好きなんやな」
彼か俺の顔をのぞき込む。
「なんだよ、、。おかしいか?」
「いや、なんでもない」
はぁ?と若干キレつつも、そのまま下を向く。
彼はまた月に顔を向けていた。
暗闇の中に1人月に照らされて綺麗だった。
「僕は三日月の方が好きやなぁ。」
「なんで?」
彼のことはよく分からない。だから、知りたい。
そんな思いだけでただ聞き返した。
「んー、、。なんでやろなぁ?」
「は、、?」
「でも三日月って欠けてても綺麗やん、狡いわ。」
彼にとっては些細な事かもしれないが、その言葉は俺の心にささる。
「そっか、、。いいと思う、、。うん」
「若干引いてない?」
「確かに綺麗やな、、。」
「やろ?」
彼がこちらを向いて微笑む。
「じゃあお前は満月だな。欠けてないし綺麗やし。」
少しいじけたように言う。すると彼は
「ふは、何それ。僕のこと大好き?」
「なっ!、、そう思っとけば良いじゃん、、。バカ」
彼から返された言葉は、期待していたようで、でも
返す言葉は見当たらなくて。
「僕も大好きやで。」
雲に隠れた月が俺たちを照らした。
#三日月
長いです!長いのにちとよく分からんです!ごめんなさい!
月は美しいものの一つだと思う。
かけた月も、いつかはみちる。
見えないだけで、そこにある。
月を見ると、あなたのことを思い出す。
かけた心は、なくなったのではなくて、見えなくなっただけ。
もしまだそこに残っているのなら、
私はあなたにもう一度会えるだろうか
「みかづき」
満月になると
オオカミになるのは
オオカミ人間だけじゃないみたい
男という動物は
よっぽど
単純な生き物なのね
女もまた
月に引かれ
月に押され
ゆら ゆら
揺られながらながら
彷徨う旅人
あんなに細くなった新月
今日、月に願えば
叶うと言ったのはだれ
月に抱かれて
支配されて
生きている
わたしたちは今晩
もっとも動物にちかづく
#三日月
鏡の中に映る自分の顔は、どれも理想とは程遠い。
目も鼻も口も耳も輪郭さえも、全てのパーツに何かが欠けている。
才能も特技もこれといってなく、話上手でもなければ愛嬌すらも振り撒けない。
集団に入っては居場所を作れず、何となく馴染めずに時を過ごす。
なんてダメな欠陥品。
いつまで経っても、欠けてるばかり。
けれど。それでも。
丸く大きな満月の、輝かしい黄金には遠く及ばなくても。
「今夜の月が一番綺麗ですね」
細く鋭利な三日月の、
ささやかなる月明かりの下。
そんな優しい声が聞こえる夜に、
私はいつか出会うのだと、
今夜も夢を見続け眠りに就く。
【三日月】
三日月
お月さまは、大好きです!特に満月ね。自分の部屋から、ひとりお月見するのは大切なイベントなんです。
三日月ですか?余り好きじゃありません。特に下弦の月は、なんだか寂しげだしね。
今夜は欠けて行く最中でしたね。
しばらくは、三日月ですか〜。
では、三日月も楽しみにして眺めてる事にしましょう!
痩せてても、太ってても
お月さまはお月さまですからね!
パキッとした空気が
肺を満たして
冬の香りを感じている
雲がものすごい速さで流され
薄らと昼間の青い空に
三日月が浮かんでいる
この瞬間がとてもいとおしい
【三日月】
君は満月よりも三日月が好きだと歌った。私はそれを聞いて、、、そうか、、、と言い返すだけだった。貴方が好きだと言った三日月を見ても貴方は横で笑うことはない私からすれば今の月に三日月は存在しない。
三日月
小さい頃は
お月様には うさぎが
居たと思ってた
三日月には 住めないと
うさぎの
心配をしてた昔
可愛い時代も
あったんだなぁと
日常を少し忘れて
思いを馳せる
昔、好きで良く聴いた歌だ。
恋人との別れを描いた切なくも暖かい歌。
だから三日月をみると別れを連想させる。満月だとそんな気持ちにならないのに不思議だね。
欠けて不安定だから悲しくみえるのだろうか?
まるくて安定していても幸せとは言い切れないのにね。
「インナーチャイルみたいだよね」
誰かがそう言った。
インナーチャイルドとは内なる傷ついた子供時代の自分、自分の意識の中にいて、リアルで生きる私たちを応援してくれている自分。
全てが満ちているとき、そして、全てが影に隠れ切っている時、私たちは心身に不調がもたらされる。
つまりは、傷の全てをさらけ出しているとき。
つまりは、自分という存在が隠れきっていて、誰にも見つけてもらえないとき。
そんな時に、私達の心身は不安定になったり、不調になったり、そして苦しくなったり。
半分では裏表が半々で、自分を偽って明るく見せているようにも見える。
それが例え、苦しい時でも。
大部分が心地よく安らかな影で、自分が隠れていて、でも全く誰にも見つけてもらえない訳ではない、3日分だけ輝いているくらいが丁度いい。
傷ついた子供、傷ついた自分にとって、それくらいで丁度いい。
テーマ『三日月』
朝月夜に貴方は何を思う?
縁側で風鈴の音
もう冬だというのに
見上げれば輝く三日月
私を拒んだ静電気
今夜はスコッチパイでも食べましょうか
窓の結露に指を添えて
描きましょう 2人だけの三日月
ドアの奥の貴方には
まだまだ遠い様だった
最後に残ったのは
萎んだ月下美人と 朝焼けに光る三日月
お題 三日月
三日月
夜空を見上げれば、そこには月がぽつん、と浮かんでいた。欠けたその月は三日月と呼ばれ、月の象徴とも言われる形をしていた。
この星から見える月の見え方は、綺麗だと誰かが言っていた。本物の月は欠けてすらいないのに、その一部が影に隠れてしまって欠けているように見えるのだ、と。
欠けているのにその美しさは満月をも上回り、儚さを兼ね備えていた。
だから、と誰かは言ったのだ。
だから、たとえ未完成で不完全に見えたとしても、それが本当かどうかなんてわからない、と。
欠けて見えても、それすらもうすでに完成されているのだろう、と。
そのことに誰も気づいてはくれないんだよ、と月に座るその人は寂しそうにそう言ったのだ。
テーマ“三日月”
クロワッサンは三日月という意味だと
誰かに聞いた。
けれど、私が知っているクロワッサンは
三日月型では無く
似てる……かなぁ?という印象だった。
ひし形のクロワッサンを良く見る。
スーパーやコンビニで売っているのも
どちらかと言えば
ひし形のクロワッサンだろうと思う。
そもそも、日本では三日月のクロワッサンより
ひし形の方が多く作られているんだろうなと
思った。
闇に浮かぶ。
金色に染まる三日月。
僕は君を想ってる。
今日はあえて聞かないでおくよ。
君の応えを。