『ルール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたが本当に守りたいものは
あなただけだった
あなたが守ってきたルールは
私には些細なことだった
ルールさえ守れば失敗しないと
信じて疑わないあなたが嫌いだった
だから
あなたが守ると決めたものを
私が守れるはずがなかった
あなたにとって私は
一生理解できない人間になった
私にとってあなたは
一番つまらない人間になった
『ルール』
家に帰ったら鍵を閉め、手を洗い、米を炊き、シャワーを浴び、服を着替え、肉を焼き、米と肉を食らい、歯を磨き、ベランダで本を読む。
いつも変わらず、このルーティンを繰り返している。
どれだけ帰りが遅くなろうと、雨が降ろうと、熱があろうと、必ず守る。
このようなことをしてなんの意味があるのかと思うだろうけれど、私のように何も確かなものを持たない者にとっては、確かなルールを守ることが、自分という存在を確かめるほとんど唯一の方法なのだ。
だから今日も、家に帰ったら鍵を閉め、手を洗い、米を炊き、シャワーを浴び、服を着替え、肉を焼き、米と肉を食らい、歯を磨き、ベランダで本を読む。
ベランダで本を読む。ベランダで本を読む。ベランダで本を読む。
ベランダで本を読む?
ルール
杏さんと俺の中のルールは基本ふたつ。
決まりをつくると
守った守らないで喧嘩になるから
のっぴきならない事がない限りは
決まりは作らない。
これからどうする、より
どうやって解決するかが大事。
もうひとつはそんな二人の間で決められた
唯一と言って良いほどのルール。
ある日ふと冷蔵庫に入っている
駅前のスイーツ店の限定プリンは
どんな理由があっても食べてはならない。
食べたが最後、
杏さんが般若の顔になって戻ってこなくなる。
もうあんな鬼みたいな顔は
見たくない…。
マジで怖かった。
それは ないと困るもの
だから 守らない人には
ペナルティがある
路上のルール
そかそか
人間同士のルール
なかなか
ややこしい
小学生のおにいちゃんのお友だち
何でもできてかっこいい
まだ幼稚園児だったわたしは
ある日思いきって言ったのだ
「大きくなったら結婚してください」
「うーん、、
ぼくより背がとっても小さいでしょ、
だからだめだと思う」
そんな決まりがあるのかと
素直に納得してあきらめた
かなしい気持ちにもさせず
なんと優しい紳士だったろう
「ルール」
#401
【ルール】
たくさんありすぎると
窮屈になる
だから みんなが幸せになれる量を探そう
少なすぎると
自由奔放
相手のことを考えないと上手くいかない
少しいいやと思っていると
どんどんどんどん
崩れていく
ルールについて。
自分はルールというものが大嫌い。
何かに縛られたり、制限されるのが嫌いだから。
だからルールだらけの学校が嫌いだった。
でも学生ではなくなった今、家のルール、社会のルールを認識し、できる限り守る意識をするようになった。
ただ、大人になったからといってルールに従おうと思っているわけでもない。
ルールは最低限、意味のあるものでないと納得はできない。
でもそんなんじゃ生きていけない。
それを痛感しただけである。
叱ることがある時は、ご飯を食べ終わった後に。
それが我が家の…というか、父の決め事だった。当時は結局怒られるのは変わらないのに、と思っていたけれど、私にヘソを曲げて部屋に籠ってご飯を食いっぱぐれたなんて経験がないのも、父に瞬間速度の感情に任せた酷い言葉を遣われたなんて経験もないのは、きっとそのお陰だったのだろう。
見習って私も父がトイレットペーパーを使いきったのに交換せず放置したことはご飯を食べ終わったら言うつもりである。覚悟しろ。
"ルール"
ルールの対義語は文化だと聞いた事がある。
例えば学校には、「スマホ禁止」というルールがある。
でも「学校では学業に集中するものだ」という文化が
あれば、ルールはいらない。
成程、確かに文化はルールの対義語かもしれない
今の社会は意味も無くルールに溢れ、日々増え続けている。
その裏で常識という文化はどんどん消え、失われていく。
ルールを知らない 小鳥がいた とても生き生きしていた。
ルールを知らない 人間がいた 不安で泣いていた
ルールを知った 小鳥がいた とても生き生きしていた
ルールを知った 人間がいた 無表情で怖かった。
ルールがあるから守られる人がいる。ルールがあるからできないことがある。
人はときに自分の都合でルールの有無を決めてしまう。
【テーマ『ルール』】
生まれた生命はいつか死ぬ
それが、この世界で唯一絶対のルールだ
お世話になっている家の飼い猫が亡くなった
腎臓病を患っていたらしく
亡くなる数日前から水とご飯を拒否するようになり
最期は飼い主であるお母さんの見守る中
深夜3時に亡くなった
私自身、ちょくちょく世話をさせてもらう間柄で
幸運にも当日に予約を取れた火葬場で
お母さんとその息子である彼氏、そして私の3人で見送った
両親の祖父母も健在で
これまで誰かの死に触れる機会のなかった私は
死んだばかりの猫の亡骸が
まったく眠っているようにしか思えなかったことと
呼吸の上下がなくなったことで
そこに魂が入っていないと
直感的に理解させられたことへのギャップに
自然と涙が溢れていた
葬儀から帰って、ぐったりと帰宅した翌日
私は心身ともに倦怠感を覚えた
飼い主に対して気を遣ったこともあるだろうが
なにか、自分の中で根本的な何かが
崩れていったような予感がしている
それがなにかは分からない
ただ、一つ思ったことがある
全生命が皆、亡くなったネコと同じ
骨になる最期をたどるなら
皆、いつかは息を引き取るならば
今際のきわで後悔のない生き方をしたい
生前と同じ光を灯した瞳と
あの冷たい肉体の温度を
私はきっと忘れないだろう
死という概念の断片を体感させてくれた猫さんと
この文章をアウトプットさせてくれた
私の体と神経回路に感謝して
この瞬間からまた、生きようと思う
#ルール
ルールは、必要だと思う。
だが、時にルールは、人を苦しめる。
ルール
ルールはほどほどに守るのが一番楽しい。目上の人に怒られるか怒られないか。際どいところが一番楽しい。少しルールを破るという悪さをしているとき仲間の顔を見ると破って良かったと思うし、その時の笑顔は一生ものだ。ルールをきちんと守ると、あんま楽しくない。私は、ルールを破りがち。だって青春は一生に1度しかない。だけど…たまには守らなきゃ。
特別が"特別"じゃなくなっちゃうから…
「あなたの特別な一瞬はいつですか?中学生?高校生?大学生?それとも…今?」
「ルール」
ルール。
それは集団生活をしていく上での決まり事。
ほとんどの人がルールを守る。
だけど、たまにルールを破る人がいる。
そしてまた、新しいルールが作られる。
その繰り返し。
ルールは必要だが、いいものなのか分からない。
ルール。
学生時代に爪を短くという校則があり、爪を短くというのが、社会人になった今も抜けず、校則の名残がある。
ルールは、もしかしたらその後の人生に影響するかもしれない。
ルール。
ルールを
守るより
壊したい。
できるなら。
不幸かどうかは
自分が決める。
正しくあるために守るのだ
守るから正しいのではなく
/お題「ルール」より
意味のあるルールは必要だが意味の無いルールは必要ない。
【ルール】
ルールってのはね
みんなが楽しく過ごせるように
という考えで作られてるんだよ
間違ってるなら直せば良いだけで
破って良いというわけではない
いいかい?
そこを履き違えてはいけない
あなたはそこまで
お前はもっと向こうだ
君はここまで
僕の決めたルールに沿って
周りのみんなを振り分ける
好きな人は近くに寄せて
苦手な人は遠ざけて
罪悪感なんてない
ここは僕の世界
振り分けして何が悪い
僕のルールに則って
毎日みんなの位置を
調整 調整 調整
大事な僕に
誰も触れてこないように
近づけながら遠ざける
どうかそんな目で見つめないで
僕はまだ、寂しくなんかない
テーマ『ルール』