『モンシロチョウ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
揚羽蝶
はらり ひらり
舞い揺られ
黒羽 誘い
揚羽蝶
ひらり はらり
舞い揺れて
白羽 抗う
揚羽蝶
夢寐に射す
宵光
輪幻に射る
宵煌
刻の理 夢寐華葬…
軸の謳 微睡華葬…
はらり ひらり
狂い踊るわ
黒羽 嗤い
揚羽蝶
ひらり はらり
狂い堕ちる
白羽 雫の
揚羽蝶
古き縁 螺旋死葬…
モンシロチョウは、チョウ目アゲハチョウ上科シロチョウ科に分類されるチョウの一種。畑などの身近な環境でよく見られるチョウである。比較的採取しやすいため、アゲハチョウの仲間やカイコなどと並び、チョウ目昆虫の生態や生活環を学習する教材としてもよく活用される。
モンシロチョウみたいな小さくても
君に魅せるためならば
どこまでも飛んでみせよう
モンシロチョウになって、大好きなキミの肩にずっととまっていたい。キミ肩にとまって一休みしたり、キミが歌うはな歌をきいていたい。同じ目線でいたい。
私も連れてって!
モンシロチョウ
あなたはすごいね
現れるだけで
子供が笑顔になる
私もそんな人でいたい
舞華
モンシロチョウは好きじゃない
‐モンシロチョウ‐
風に搖れてる
紋白蝶
地味で目立たぬ蝶だけど
白以外特徴もない蝶だけど
指さして冗談にして
笑はないで
純白と云ふのは
健氣つて云ふのは
君の爲に
紡がれたやうな
言葉だつて
綺麗だつて
嘘でも良いから
言つて欲しいの
正直ものより
嘘つきが好きよ
無垢で氣がつかない
ふりするから
上手に騙してゐて欲しいの
『モンシロチョウ』
天気のいい日に
2匹で飛んでるチョウを見た
その2匹の白いチョウは
とても仲が良く
ずっと見てたら
朗らかに笑った音が
私の耳をかすめていった
蝶は人間にはわからない微妙な色の違いをはっきりと知覚できる。だから例えばモンシロチョウも、ヒトからは同じ白い羽に見えてもきっと様々、個性的な「白」がある。
モンシロチョウさん
僕のストレス全部持ってってー
『桜』
「桜の花 何色に見える?」
幼稚園の頃
同じクラスの男の子と 言い合いになった
私は桜の花は「ピンクだ」といった
同じクラスの彼は「白だ」といった
だって 壁に貼ってある
みんなで作った桜の花だってピンクだし
絵本に書いてある桜だってピンクだし
それなのにアイツは……
絶対に『白だ』って言う
わたしはしばらく 怒りが収まらなかった
あれから10年
高校の入学前にあるオリエンテーションで
同じクラスに なんとなく
見たことがある名前があった
誰だろう?
知っている気がする 見たことある……
あ!
そうだ アイツだ!
思い出した あの白い桜の……
ちょっとだけ変な気持ちになる
よく思い出せたなぁ わたし
いつまで 根に持っているんだろう…
ちょっとだけ気になって 名前の人物を探す
その名前の席に座った10年後のアイツは
マッシュカットがよく似合う
普通の男の子って感じだった
オリエンテーションの帰り道
学校の通学路に咲く桜が ちょうど見ごろだった
はらはらと舞う花びらが
思ったよりもきれいだった
「ねえ!」
後ろから 声がした
「もしかしてさ 幼稚園一緒だった?」
ムッとして振り返る やっぱり
アイツだ
「……」
「サクラ 嫌い?」
絶対わざと聞いてる なんだコイツ
「まあね」
ぶっきらぼうに答える
「なんか モンシロチョウみたいだね サクラ嫌いってさ」
(は?何でモンシロチョウ?)
「モンシロチョウは桜が嫌いなんだよ」
「え?何言ってんの?そんなの嘘だよ」
思わず 私は半笑いで答えた
アイツは ちょっと真面目な顔で 私を見た
「モンシロチョウが
桜に止まってるの見たことある?」
「え?でも……歌にあるじゃん!
『さくらにとまれ~』って」
「だから 止まらないんだって
だから『とまってくれ~』って歌ってるんだよ
……あっ!」
スズメの鳴き声とともに
桜の花がくるくると回って 落ちてきた
アイツは 両手を伸ばして
パシッとその花を捕まえた
「スズメが食べるんだよ
そんな桜は こうやって花の形のまま
きれいに落ちてくる」
「スズメが?桜を食べるの?」
「花の蜜を食べるんだ 見て……これ」
そっと開かれた掌から現れた桜は
思っていたよりも……確かに白く見えた
「本当はさ……あの時も これ 見せたかったんだ
俺 あの時ずっとさ
桜の花 手に持ってたんだよ」
「え?」
「嘘じゃないだろ?白いんだ
幼稚園の時 こうやってキャッチしたんだよ
一番最初に 君に見せようと思ったけど
絶対に『ピンクだ』って言うから
俺 手開けなくなっちゃってさ
今でも覚えてる」
ウソでしょ?
あの時 なんであんなにピンクだって騒いだんだろう
子供だから?ピンクが好きだったから?
あぁ これは10年越しでの謝罪案件だよ
「あのさ なんていうか あの…あの…」
私は 何を言おうかと 言葉を選ぶ
「………ごめん
ほら こどもだったし なんか うん」
アイツは ただ 桜を見つめてた
「それに……私 モンシロチョウじゃないよ
だって桜 嫌いじゃないし……」
あの頃の私に 教えてあげたい
ちゃんと見ないと
気づかないものがあるんだよって
「ほんと 桜白いんだね」
アイツが ちょっとだけ びっくりした顔をして
私を見た
「モンシロチョウ並みに 白いじゃん
きっと チョウが桜を仲間と見間違うから
チョウの方からは桜に近づかないんじゃない?」
私は 少しだけ おどけた顔をしてみる
アイツは ちょっと笑いながら
「なるほどね」
と言った
再会できた桜の下
10年ぶりにようやく
和解出来たような気がした
モンシロチョウ
最後に見たのもいつか思い出せない
ひらひらと消えていった蝶は
春を連れて私の元に現れた
モンシロチョウ。小さくとも溢れ出す生命力躍動感、自由自在にヒラヒラと舞う純白の姿。
真っ白 ふわふわ
優雅に舞って
憧れ追いかけ
近づけば
夢も覚めて
二度と追わない夢になる
モンシロチョウ
モンシロチョウの印象は白いなーくらいです。
『モンシロチョウ』
小さな小さな卵から
大きな大きな羽をもつ
真っ白なチョウになる
生命力がすごい
羽を上下させて
休ませているところは美しい
踊ってるみたいに
舞うチョウも美しい
冬が終わり
モンシロチョウを見た時
その時初めて
春だと感じる
春を伝えてくれる存在
モンシロチョウ
モンシロチョウは
小さい頃に
よく探しに行ったなぁ。
でも捕まれられないから
いつも
虫籠はからっぽ。
モンシロチョウ
小さい頃よく捕まえて、、、
小さい頃ですよ?小さい頃。
でも本当に申し訳なかった。
ごめんなさい。
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蝶にはなりたいとは思わないけれど
人間じゃなかったらなと思う時がふとある。
飼い主さんに可愛がってもらえるわんちゃん。
自由に空を飛んでる鳥たち。
今の自分だからこそ、この苦しみがあって
もし自分が自分じゃなかったら
もう少し上手く生きれてたかな。
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Theme:モンシロチョウ
君は、なんでそんなにふわふわと飛べるの?自由な空を好きなだけ飛べて何者にも囚われないで…自由なキミが羨ましい