『バレンタイン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
バレンタインというけれど あまり私には興味がない話だと思いますというのも 独り身であまり売れた経験がないので 義理チョコ しかもらったことがありません 風俗でも義理チョコ 飲み屋でも義理チョコ 昔の嫁はんからも義理チョコ 義理チョコ 義理チョコ 本命チョコ なんか もらったことないわ
バレンタイン
あなたに渡せなかったこと、
いつか思いだして後悔するだろうか
皆でわいわいと手作りお菓子を自慢し合うようなあの空気は大嫌いなのに
あなたに渡したかったものは、私の臆病のせいで、もう渡すことは出来ない
あなたに笑ってほしかった ただそれだけ
我が家にはオーブンがない。
今でこそオーブンなしのレシピが世にあふれているが、少し前まではお菓子作りと言えばオーブンが必須で作りたくとも作れず悔しかったものだ。
そんな中、恐ろしく簡単で恐ろしく美味しく出来るお菓子のレシピがあった。生チョコである。
溶かした板チョコを生クリームと混ぜて冷やし固めるだけ。あとは四角く切ってココアパウダーをまぶしてもよし、丸めてチョコをかけてトリュフにしてもよし、タルト生地に流し込むもよし。
今日はバレンタインデーだ。きっとどこかでは甘酸っぱい青春が繰り広げられているのだろうと思いながら、市販のキャンディ包みのチョコを口に含む。あげる人がいなければ作りがいもないのだ。
『バレンタイン』
彼女は綺麗なリボンが結んである、
可愛いピンク色の箱を取り出して
「はい!友チョコ!」
彼女は私に笑顔で渡してくれた。
私は笑顔で「ありがとう!」と答えた
彼女は他の友達にも渡しに行く。
私は友チョコなんて欲しくない。
私は友達でいたくない、
「いつか私に本命チョコをくれる日がくるのかな」
なんて淡い期待を
甘いチョコに溶かしながら喉を通した。
甘くて苦いこの恋はいつか実るのかな
#バレンタイン
愛おしい人に愛を伝える日。
昔は友チョコ、義理チョコ、世話チョコなんて色々ばら蒔いていたけど、今は一つだけ。
――愛おしいあなた。また1年、よろしくね。
バレンタイン
渡したことがあるのは、
弟だけ。
好きな人も
いないし、
本命チョコを
渡したことなんてないな。
お父さんも
バレンタインを
意識する年頃には
離婚しちゃってるし、
今更になって
そういえば
渡したこと無かったなって
気づいた。
なんだかんだ
私にとっては、
バレンタインデーって
普通の日と一緒。
驚いた!
前日までは
盛り上がり
バレンタインが
まだ今日なんて!
お題☆バレンタイン
友達が好きな人に本命チョコを渡したんだって、
私にも真剣に恋をできる人に出会いたいなって羨ましくも思うけど
素敵な家族や友達がいればまあ…いっか!
ミルクチョコを口に頬張りながらそう思うんだよね
「バレンタイン」
バレンタイン
今日は私の誕生日
沢山の人がお祝いしてくれて嬉しい気持ちで溢れてる
とても良い一日になったと思う
でも、1番お祝いして欲しかった貴方からはなにもこない
それが唯一の心残り
甘いものは好き、チョコレートも好き。
だけどデパートの催事で売られるようなちょっとお高めで捻ったフレーバーのチョコはあまり好きじゃない。だから私のバレンタインは15日から始まる。だって売れ残った徳用チョコが安くなるから。
渡す前に何も計画しなかったのが間違いだった。
考えなかったわけじゃない。きちんと検索した。
『生チョコの作り方』『バレンタインの渡し方』『お菓子の意味』
気がつくと検索履歴がいっぱいになっていて結局何も計画できず、いや、する勇気が出ずに今日が来てしまっていた。
そうだ、次からは計画を立てよう。
……いや違う。次からは、というか今から、「計画を実行する勇気」を持たなければいけない。私に今、1番足りていないものは勇気だ。
このまま終わるな、片想い。
バレンタイン
好きだなんて言えないけど
いつもありがとうって
チョコを渡そうと思う
そう思うとドキドキする
ありがとうが増えた。
バレンタイン前日。意気揚々と本命チョコ作りに励んでいる親友を見ながら、オレは応援する気持ちと共に親友の本命に対する少しの嫉妬を抱えていた。
バレンタイン当日。親友からその本命チョコをもらったのは、オレだった。
その時は、嬉しいとか戸惑いとかいろんな感情がごちゃ混ぜになって、やっと出てきた言葉が、本命の目の前で本命チョコ作るなよ、というなんともぶっきらぼうなものだった。
さすがにみっともないから、来月は最高のお返しを作ろうと思う。
【バレンタイン】
#バレンタイン
『はいはい、没収~』
他の教員のこの言葉を聞くのは何度目だろうか
ピンクや黒、箱型に袋型
甘い香りを放つものを持ってくる子たち
取り上げられてはぶーぶー文句を言う子たち
『…先生のクラスは居ないんですね、』
『僕のクラスなんてもう五人も見つけちゃって』
「あは…大変ですね、」
居ないわけがない
見て見ぬふりをしてるだけ
「お前ら絶対内緒だからな‐」
没収するのが面倒というのもあるが、
折角用意したものを渡せず帰るのも
可哀想だなという僕の勝手な思いで
没収はしない
他の先生に
バレたら怒られるだろうなぁ…、
来年からバレンタイン終わりと言われて困る人は一定程度しかいないと思う。
女の子が
ドキドキしながら
甘いチョコを使って
告白する
男の子は嬉しいくせに
少し照れもあり
「ありがとー」と・・・
素敵!
わたしの職場では
男性職員の机上に試供品のように
チョコが2,3個ずつ
無造作に置かれている
ぉーい、ドキドキ感は?
喫茶店に入って
ホットコーヒーを注文すると
コーヒーに添えて
シュガーらしき
紙に包まれたものが・・・
わたしは砂糖を使わないので
「結構です」
と言ったら
「チョコレートです」と・・・
ときめかなーい!
『バレンタイン』で大切なことは
チョコじゃないことがわかった
「ドキドキ感」や「ときめき」だね
まー
『バレンタイン』
遠くにいる貴方に
恋した私
私たちは
いつ会えるかも
まず
会うことができるのかさえも
わからない
だからね もし
私が貴方の目を見て
今は手元にある このチョコを
わたせることができたら
お返しは
とびきりのキスとハグを ちょうだいね
この日を楽しみにしてた!
うちの友達は、全員にバレンタイン配るらしいよ?
私は、友チョコ派だけど、全員に作るのも大変だしとかで作れなかった……。
だから、ホワイトデーにお返で渡すつもり!!
手作りにしようと思うから、喜んでくれると嬉しいな〜!
去年は人差し指をあげたの
自分で作ってくっつけたから、ちょっと不格好なんだよねー
ほら、と右手の人差し指を見せてくる。確かに、少しつけ根がずれているし爪の造形がおかしかった。
ちゃんとお店に頼まないとだめじゃん
今年はちゃんとするつもり。ネイルできないし
昼のまどろみの中、ディスプレイを凝視していた眼を擦りながら、今年は何をあげようかと話し合っていた。
そういえば、マドンナは小指あげて赤ちゃんできたらしいよ
会社でマドンナとうたわれる彼女は、去年幼なじみと結婚したらしい。そっか、おめでとうじゃん。
あんたは?もう10年以上経つんでしょ
私と彼は高校からの付き合いだ。そろそろ、というか早く結婚したい。私は去年、左手の薬指をあげたのになんの音沙汰もなく今年が来てしまった。
とりあえず、今年もアピールしてみる
お、何あげるか決まったの
仕事終わり、すぐにお店へ向かった。
いらっしゃいませ。今月限定割引やっております
どの部位にしますか?
心臓でお願いします
...重いかな
.バレンタイン
バレンタインにはそんなに良い思い出はない。小学生の時は友チョコの感覚で好きな人にあげた。
中学生の時は好きな人がいたけどキャラじゃないしキモいとか笑われる気がしてあげられなかった。
高校と大学の時は好きな人すらいなかったから、もはやどうでもいいイベントだった。
社会人になってからは少しだけ良い思い出になった。気になる人に渡して、お返しも貰った。だけど結局それ以上発展しなかった。
バレンタインが楽しい思い出になったのは転職してから。職場の人に初めてパウンドケーキを手作りして渡した。次の年はティラミス。それが今の旦那さん。
でもやっぱりバレンタインはそんなに楽しみで待ち遠しいイベントではない。何もない普通の日常の方がよっぽど充実している。