『バレンタイン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
バレンタイン
バレンタインのチョコを購入すると寄付になるの、毎年みたいに購入してました。千円くらいのチョコです。
今年、忘れたわ!
来年は忘れずに購入したいと思います。
一週間前ぐらいから、職場の義理チョコを漁りにデパートの特設会場を見回るのがお決まりのパターン。
そして人混みに揉まれつつ上司と同性のお世話になってる先輩方にはそれぞれ一人一箱ずつ、同僚には分けて食べられるポテチのチョコ掛けをまとめて一箱分買う。
後は家族と自分の分。
気楽な気持ちで混んでいる場所を避けて、狭い特設会場内をゆっくり歩く。花型、惑星チョコ、キラキラしたチョコレートの中身や箱が所狭しと並んでいて、目が回りそう。
今年の自分用のチョコは、会場の片隅にあったマーガレットの小さな缶入りチョコにした。
ああ、バレンタインが楽しみ!
バレンタイン。
バレンタインは
特別な日。
大好きな人に
大好きと
堂々と言える日。
チョコに添えて
想いを伝える日。
明日は少し遅いけど
逢えるのが嬉しい。
『バレンタイン』
空は蜜色 冷たい風に頬が薄らぐ 胸の高鳴りが彼方此方で聞こえてくるよ 私も私で気が気でなくて そわそわという言葉の本質に辿り着く そんな想いでバレンタイン 今は2月の真っ最中
今日はバレンタイン。
君からチョコを貰える妄想くらい、してもいいよね。
いつも文句を躊躇せずに言ってくる心理を突いてくる女の子が会社にいて、何故かこの前怒られた。「あなたのために用意したの、受け取って下さいって言わなきゃ分からないでしょ。はい練習、言ってみて」と唐突に。言えなかった。その日から、彼女の言葉で気持ちが揺らいだ。乱暴だが本当に良い子で、私のことを毛嫌いするくせに、『あなたはすごく良い子なのに分かってもらえないと悲しい』とか本気でちぐはぐを言ってくる。
なぜあの時そんなことを言ってきたのか。職場の仲間だが班が違うためにほとんど会わないけれど、私の醜態の全てを知っているようだった。知っているのだと思った。
だから今年は、言葉で感謝の気持ちを一言だが本気で伝えることができた。それは彼女の言葉のお陰だと思う。これを彼女に伝えたら「死ね」と本気で言ってきそうな人である。
私がチョコを渡した彼は、最高の笑顔と一緒に素直な『ありがとう』を心から返してくれた。私にはいつも怒っている、いつも不機嫌で暴言なんか聞きあきるくらい吐いてくる。この人の笑顔が見たかった…もうなにも要らない、それだけで私の心は満たされてしまったのだから。こんなに満たされた気持ちになったのは10年ぶりくらいだろうか…たった一言のありがとうがこんなにも嬉しかったことが、これまでにあっただろうか。その事に感激して、嬉しくて仕方がなかった。これを読んでくれたあなたは、こいつはこの男に洗脳されていると思うに違いない。
バレンタイン
最近、本命チョコもらってないな。
義理チョコも今年は無かった。
もらったのは母さんからだけ。
バレンタインなんて無くなればいいのに。
45歳男性
バレンタイン
おおお
キーボードに
ハートが降ってきた
バレンタインの
スイ〜トな思い出が
というか記憶が
全然無い・・・
あげるのは
チョコじゃなくて物だったりで
義務感から必死に
数日前から探すけど
毎年選ぶの大変
あげたらホッとして
後は煮るなり焼くなり
転売するなり
どうとでもしてっ
て感じ
ハハハ
バレンタイン
頭の中は何故か
(Y)(°¥°)(Y)フォフォフォ
が浮かびっぱなし
バレンタイン
バルタン星人
・・・全然似てないんだが
今は
フラワーバレンタインとか
逆バレンタインとか
男性から女性に
なんてのもあるらしい
誰か花くれぇ!
チョコくれぇ!
ハイ
これはクレクレ星人
「バレンタイン」
「バレンタイン」
バレンタイン
かといって
告白する勇気もなく
贈れるはずのない
甘いチョコを
自分へのご褒美と
偽り昧る
だって
仕方ないじゃない
受け取れないことくらい
ちゃんと知ってる
知ってるよ
どうせ
泣くくらいなら
最初から
ビターチョコにすれば良かった
ほろ苦い
チョコのほうが
私には似合ってる
恋の仕方だって
友だちとか
恋人とか
家族とか
くだらない。
口の中に広がる、
ほろ苦いカカオの風味。
ああ今年も平和なバレンタイン。
リア充だかなんだか知らないけれど、
バレンタインで大騒ぎしてる奴は本当に
くだらない
友だちを作ろうと頑張ったって無駄。
どうせ私は一緒孤独。
お題《バレンタイン》
月灯りで発酵させたチョコレートケーキは満月のように、煌めく。
月光を集める大窓は高い買い物だったが、お菓子づくりには欠かせない代物だ。紅の魔女はたくさんのあかい花を飾った魔女のとんがり帽子をかぶり直し、夜空へ飛び出す。
夜空にあかい花弁が優雅に散る。
今日はバレンタイン。
無気力魔法使いにでも食べさせて、絶対美味しいと言わせる――そう強く誓ってほくそ笑む。
絶対、落としてやるんだからと。
バレンタイン、必ずしも
「チョコ」をあげないとダメなんですか?
最近所謂「良い感じ」の子がいる。同じフロアの村上由希奈ちゃん。自惚れなのは分かってるけど、想いは一緒な筈なんだ。俺だけ違う呼び方だし?これって脈ありですよね?ね?
2月14日。朝から妙にそわそわしてしまう。貰えたらヤベー嬉しいなぁ、なんて考えたり、貰えずにじゃあね、って帰られたらスゲーショックだし。1人百面相してたら隣の井川に笑われた。
「高木、お前何してんの?」
「う、うるせーな」
「ははぁん…由希奈ちゃんか。貰えるとイイねー」
くっそ、妙に勘が良くて腹が立つ。井川にイラついてたらスマホが震える。井川からだ。
内容を見て思わず椅子から落ちた。
「待ってて」
※※※※※※※※※※※
好きな人がいる。職場の高木雅人さん。最近はちょっとでも距離を詰めたくて「雅人さん」って呼んでる。…本当は「まーくん」って呼んでみたい。2月14日。そう、バレンタインでチョコを渡して想いを伝えるの。お菓子メーカーの策略?恋する乙女は何にでも便乗しちゃうからいいの!
バレンタインの為に何度も練習したチョコブラウニー。おかげで体重は増加しましたが、私はめげない。…明日から頑張るもん。美味しいって思って貰う為には多少の犠牲は…ね。
今日はバレンタイン。包装も頑張って、可愛いリボンつけた。どこからどうみても「本命」。これなら分かってくれるよね。でもどうやって渡そう…仕事中…は無理だし。休憩…いやいや、見られんのはもっと無理!仕事終わってから…しかないよね。雅人さんに時間作って貰わないと…何か井川君と楽しそう…今なら連絡しても平気そう。よしっ!
「雅人さん、今日仕事終わったらちょっと時間欲しいです」
ガタガタッ ?なんだろ、誰か暴れてる…
「いいよ」
やった。「終わったら連絡ください」っと。
退社時間。私の方が早かったからしばらく雅人さんを待つ。あ〜…どうしよ、すっごいドキドキする…。スマホが鳴る。雅人さんからだ
「ごめん、今終わった。ど、どうすれば…」
「今会社の入り口にいます」
「あ、じゃあすぐ向かうよ」
「わかりました」
「ごめんお待たせ。その…何か用事…かな?」
「えっと…雅人さん…今日って何の日か…わかります、よね」
「バレンタイン、だね」
「はい。つまり…その…貰って下さい!わた、わたし、雅人しゃんの事…」
「…マジか」
あ、ヤバい。これ、フラれるやつだ…涙出そう。帰りたい、無理…
「めっちゃ嬉しい」
「…にゃ…??」
「こんな風に言うのズルいかもだけど、さっきの言葉の続き…俺が言うね。俺さ、村上ちゃんの事凄い好きだよ。だから俺と付き合って欲しい」
ぶわって涙が出る。嬉しすぎて涙が止まらなくなった。ウソ、どうしよ、てかわたし今めっちゃブサイク…
べそべそ泣くわたしを雅人さんが優しく抱きしめてくれた。
「村上ちゃん、じゃなくて由希奈って呼んでいい?」
「はい…!わたしも、雅人さんの事、まーくんって呼んでもいいですか?」
「まー…恥ずいけど…由希奈にならいいよ」
無理無理、熱出るってー!
帰宅後
「由希奈、チョコ凄い美味しかったよ。ありがとう」
メッセージ一つに足をバタバタさせてしまう。ニヤけが止まんない…。すっごいしあわせ…
「バレンタイン」
もらうの待つ日じゃ勿体ない
気持ちをのせて 自分から
言葉なしでも届く日だから
「バレンタイン」
#17
今日はバレンタインだ。
俺は、この日がこの世のイベントの中で一番嫌いだ。
クリスマスよりも嫌いだ。
クリスマスは、友達や家族と過ごせるからいい。
バレンタインは、誰からも好かれたことがない(男女ともに恋愛的な意味で)俺にとって苦痛だ。
生まれてから20年間、本命どころか、義理すら貰ってない。
なんか、笑えてきた。
俺の友達は、今日恋人と過ごすようだ。
そして、俺は一人。
いや、別にいい。
一生一人だって構わない。
孤独ではないから…
「バレンタイン」
甘くて、蕩ける。
チョコレートみたいにドロドロに溶かして。
想いをこめた。
沢山あるから。
数え切れないくらい。埋もれるくらい。
一つ一つ違う想いがこもってる。
全部、あなたに向けた想い。
全部、全部、違う味だから飽きないよ。
あなたの知らない味も沢山。
だから一つ残らず食べてほしい。
勿論、あなたに食べて欲しい。
全部、全部、あなたの為のものだから。
他の人にあげたりしたら駄目。
私の気持ち全部味わってほしい。
チョコレートみたいに甘い貴方への気持ち全部食べて。
全部、違う味だから飽きることもない、新しく作ることも出来る、沢山あるから足りなくなることも無いだから、
だから私の"チョコレート"だけを受け取って欲しい。
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*なにこれって感じになってしまいました。
なんか捻りたいと思い考えた結果よく分からない闇深いものになってしまいました。
素直に書いてもよかったんですけど、純粋な甘酸っぱい青春ものは私には不似合いといいますか、
在り来りなもしか書けないのでどうしたものかと考えた結果こうなりました。
私には縁遠い行事ですがお店でチョコレートを選ぶ若い方を見かけると青春だなと感じます。
好きな人や彼氏にあげるのかなと勝手に妄想を繰り広げては勝手に応援しています。
友達と友チョコを交換しに行った。
集合場所はビルの前。
お互いに渡し終わり帰ろうとすると目の前のスーパーから気になる君がでてきた。
チョコっと勇気を出して声をかけてみた。
まさかの家が同じ方向。
わかれ道まで一緒に歩いた。
友人からもらったチョコ。
それは甘すぎるチョコだった。
バレンタイン
以前はハートの形にして
愛の言葉をチョコペンで
描くのがすきだった
遠い過去の記憶…
いまは愛は心で感じる
もののような気がする…
☆バレンタイン☆
初めて作った
星の形のチョコレート
ちょっといびつな星ひとつ
放課後…
早く届けたくて
風きって走らせた自転車
君の家のドアの前
ドキドキ
モジモジ
気がつくと
空に小さな星ひとつ☆
遠き日の思い出…
今日は私が強くなれる日。
昨日 夜更かしして作ったチョコレート、
あの子に渡すの。
いつもより少しだけ高い
ポニーテールを揺らして、
いつもより少しだけ早く
教室であの子を待つ。
―バレンタイン