『バレンタイン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「あ〜!!今年もバレンタインゼロかよ!」
俺はもてない。だから、もちろんチョコも貰えない。はぁ…またお母さんだけからしかチョコ貰えないのかなぁ…。そんなことを思いながら靴箱の頼りないボロボロの靴を手にした。
靴を履いて学校を出ようとすると
「ちょ、ちょっと待って!」
ん?女の子の声?俺に言ってる?いや、勘違いして恥かいた回数なんて数えきれないくらいあっただろ。無視していると
「あなたに言っているんです!」
やっぱり俺に?
「何」
ぶっきらぼうに答えたら、ちょっと怯えさせてしまったっぽい。
「あ…ごめんなさい。チョコ…渡したくて…」
は…?この俺に…?嘘だろ?
「えーと…ごめん。もう一回言って?」
「チョコを渡したいんです。」
スーーーー。まじか。こんなことがあるんだな…。
「あーそっか。ならくれる?」
「はい」
手には夢にまで見たお母さん以外の手の込んだチョコがのんきにのっている。
その後すぐに女の子は
「ホワイトデーとかいらないので!」
と、捨て台詞のように言いながら走っていく姿を見て、俺はドキドキしている胸を手で抑えていた。
バレンタイン
好きな人の机にはチョコの山。
私のチョコは山に紛れてる。
伝えたかった。
あの思い。
もう伝えられない、あの世では。
君と出会うまでのバレンタイン
今まで億劫でお菓子作り好きなのにやめていた
けど君と出会っって料理だけじゃなく手作りのお菓子で君に気持ちを伝えたい…。
口下手だから愛情表現が料理やお菓子。
バレンタインのチョコ
君からもらって
一緒に映画見たあと
カフェで食べた
明治にブルボンにロッテのお菓子。
チョコにクッキーと甘いものばかりでは飽きるから、亀田製菓のお煎餅も入れて箸休めにも抜かりはない。
個包装で、たくさん数が入ったファミリーサイズのお菓子たち。
大袋でそのまま差し入れたなら味気ないけれど、ばらして人数分に山分けして。
可愛い小分け袋へ詰め替えて、キラキラのシールで封をすれば、ちょっとしたオリジナルセットのプレゼントが出来上がりだ。
こういうイベントに備えて集めた、ラッピンググッズがよく映える。
百円均一と云えど、最近はなかなかに可愛いものが揃うから侮れない。
もう毎度お馴染みで、何番煎じかの代物だけど。
日頃お世話になっている職場の方々へ、今年も感謝の気持ちを込めて贈り物を。
いつもありがとうございます。
ハッピーバレンタイン!
(2024/02/14 title:007 バレンタイン)
後で書く
てかお題のバレンタイン、驚くほど気分がのらない
どうしたものか…。
って書いたらたくさんハートをもらってしまった。
みんなバレンタインは複雑なんですね……
風呂に入ったら、ネタ出てきたので書きました。
ここから本文です。
🍫🍫🍫🍫🍫🍫🍫🍫🍫🍫🍫
「父さん!」
「どうした佳代。そんなに慌てて……」
リビングでくつろいでいた父さんは、驚きながら私を見る。
「学生時代に父さんの作る手作りチョコがおいしすぎて、クラスメイトの女子から『バレンタイン用のチョコ制作禁止令』を出されたことがあるって本当?」
「……母さんから聞いたのか。
いかにも、学生の時バレンタインチョコを作ることを禁じられた。
女子より目立つなという理由でな。
そして今も母さんから禁じられている」
「なるほど。通りでお菓子作りが好きな父さんが、バレンタインチョコを作らないはずだ」
私は長年の疑問が一つ解決した。
だが本題はそこじゃない。
「父さん、そのエピソードを見込んでお願いがある」
「バレンタインか……」
「そうだ。気になる人がいる。
父さんにお願いするのは癪だが、作り方を伝授してもらいたい」
「くっ。佳代が男になびくのは許しがたいが……
愛する娘の頼みだ。いいだろう」
父さんはにっこりと微笑む。
「教える前に一つ聞かなければいけないことがある。
チョコをあげたい人は仲がいいのか?」
父さんに痛いところを突かれる。
だがこれからのためにも正直に答えねばなるまい
「学校の部活の先輩で、会話はあんまりしてなくて……
顔を合わせた時に挨拶するくらいで……
で、でも私はあの人に愛を伝えたいんだ!」
「なるほど。はらわたが煮えくりそうだが、事情は分かった。
そうなると問題点が二つある」
「問題点?」
まさかの指摘に頭が急激に冷めてくる。
「まず一つ目。
愛を伝えるには佳代のお菓子作りの腕では足りない可能性がある。
だがこちらはそこまで問題ではない。
練習すればいいだけだ」
「うん、頑張る」
「二つ目、こちらは深刻だ。
受け取ってもらえない可能性がある」
「!?」
受け取ってもらえないだって。
盲点だった。
確かにあまり親しくない人からチョコをもらっても困るだけ。
こんなことに気づかないほど浮かれていたのか。
「だが、そこに関して父さんにいいアイディアがある」
「いいアイディア?」
かなり致命的な問題のようだが打開策なんてあるのか?
「さっき、佳代は練習すると言っただろう。
その練習の過程で作ったものを渡す」
「え?でもチョコは受け取ってもらえな――はっ」
その手がったか!
「気づいたか。
確かに『バレンタインチョコ』は受け取ってもらえないかもしれない。
だが『普通のチョコ』は?
よほど嫌われてない限り、受け取ってもらえるだろう」
私は父さんのアイディアをじっくり頭の中で消化していく。
そして、それにも問題点があることに気づく。
「いい案だと思うけど……
いきなりチョコ渡したら不審に思われない?」
「そこも考えてある。
個人に渡せば不自然だが、部活のメンバー全員に渡せば自然だ。
バレンタインの練習だといえば、勘ぐる人間がいても指摘まではされないだろう。
そして普段からチョコをあげる程度の仲になれば、バレンタインチョコも受け取ってもらえる、という寸法だ」
完璧だ。
完璧な作戦だった。
「分かった。それで行く」
「後はお菓子作りの修行だな。
厳しくするが、ついてこれるか?」
「当たり前、完璧なチョコを作る」
こうして私は父さんからチョコを作り方を教えてもらう。
厳しい修行だったがなんとかなった。
愛ゆえに。
そして、その過程で作ったチョコも、先輩に食べてもらうことに成功した。
そしてバレンタイン当日。
「佳代。チョコは持ったか?」
「もちろん。このパーフェクトなチョコでメロメロだよ」
「ならいい。じゃあ《《彼氏》》によろしくな」
「うん」
そう、今日私は彼氏にチョコを渡す。
なんと驚くべきことに、先輩はバレンタインを待たず私の彼氏になった。
私がチョコをあげることで、先輩は私を意識するようになったらしい。
それで数日前、先輩から呼び出され告白、晴れて恋人同士となった。
このことを父さんに報告すると、
「『男は胃袋で掴む』っていうだろ」
と言われた。
どうやらすべて作戦通りらしい。
私の父親ながら恐ろしい人である。
「あ、そうだ。コレ」
そう言って父さんに小包を渡す。
小包を見た父さんは驚いて固まってしまった。
「お礼。じゃ、行ってきます」
父さんの返事を待たず、家を出る。
フフフ、父さんビックリしてた。
父さんにばれないよう、友達の家で作ったバレンタインチョコである。
ベタだけど効果てきめんだった。
効果てきめんだからベタなのか?
先輩への愛の百分の一もないけど、まあ世話になったからサービスくらいせんとな。
それはともかく。
私は先輩の待つ学校へと歩き出す。
私が愛情をたっぷり込めたこのチョコで、きっと私の愛が伝わるはず。
待っててください、先輩!
どんなものに
どんな思いがあろうとも
その思いが伝わりますように。
頑張ってつくったお菓子、
勇気を振り絞って渡したお菓子、
渡せなかったお菓子、
お菓子じゃなくても、ものだったとしても
何か理由や意味があるんだよね。
happy Valentine💌
冬は一緒にの続き
バレンタイン
いつも 俺が一人で居ると 手を引っ張ってくれるのは、あいつの方だった。
2月14日 バレンタインデー 当日
下駄箱の扉を開けると ドサドサと
大量のプレゼントの雨が降って来た。
「夏樹 お前 今年もすごいなあ!」
「ああ.... うん.... 後で皆で食べよう!」
俺は、プレゼント もといチョコレートを
鞄に詰めるだけ詰めた。
友達にも手伝ってもらい 教室に
向かう。
「しかし 毎年 毎年 お前が羨ましいよ!」
「いや あれは あれで大変だと思うぜ
まぁ俺達にもくれるんだし文句はねぇけど...」
そうして、俺は、お昼休み 昼食を軽めにして 屋上でチョコを広げた。
此処は、本来 立ち入り禁止区域だが
ドアの施錠が緩い為 たまに少しドアに
隙間が空いていた。
鍵を直せば良いと思うが先生達も
そこまで 真剣には、気にしていないらしい... なので此処はあまり人が寄り付かない だから俺は、毎年此処で 友達と
一緒にチョコを広げる。
何となく くれた女子の視線が気になるので 教室では、何か食べづらい
のでこうして友達と一緒に屋上でチョコを
食べるのが毎年恒例になっている。
くれた人 一人 一人 奇を衒っていて
面白い 手作りの人も居れば
安物の10円チョコをたくさんプレゼント
ボックスに詰めて渡す人も居る
あきらかに義理と分かるチョコもあるが
たまにチョコと一緒に手紙が添えられて
いる事がある。
放課後 教室で待っていて下さい
体育館裏に来て下さいなどいわゆる
本命チョコだ
俺は、そう言う類のチョコは、極力
受け取らない様にしていた。
でもたまに チョコだけでも受け取って下さいと泣きながら 頼んでくる女子も居て
そう言うのは、断りきれず 気持ちには、
応えられないけど チョコの味の
感想だけ伝える様にしている
そうすると 笑って ありがとうと言って
くれて 何となく丸く収まるからだ。
「しかし 夏樹 毎年思うけど
お前 あんだけ女子に告白されてんのに
誰とも付き合わねぇの 試しに誰か一人と
つきあっちゃえば良いのに...」
「そう言うの 真剣に言ってくれる人に
試しにって 軽い気持ちで向き合うの
何か 気が引けるんだよね!」
俺は、正直に自分の本音を言う
すると友達は、....
「真面目だなあ夏樹は... あっ でも
夏樹には、可愛い系の幼馴染みが居るん
だっけ..... あの子にもチョコ貰うのか」
その言葉に こう言うイベント事が
大好きな幼馴染みの顔が浮かぶ
「あー 多分 毎年くれるし貰えると
思う まだ貰って無いけど....」
良いなぁと言う友達の声を聞きながら
(そう言えば あいつ 今年は
くれるの遅いなぁ どうしたんだろう
いつも 毎年 真っ先にくれるのに....
何かあったのか....)
「はぁ~ どうしよう 失敗したあ~」
私は、ため息を吐き机に突っ伏す
(何で 今年に限って 手作りなんかに
挑戦しちゃったんだろう...)
いつもお店で買うのに....
今年は、何だか意地になってる....
それに何だか 上手く渡せない
毎年 クラスメイトの義理チョコと
一緒に夏樹にも渡してるのに....
今年は、何だか 夏樹にだけ
まだ渡せないでいた。
去年の今頃は、夏樹に...
バレンタイン楽しみにしてて
とびっきり 凄いのを夏樹に
あげちゃうんだから
驚き過ぎて腰抜かすなよ!
なんて 冗談めかして言えたのに....
クリスマス頃から私の気持ちは変だ
もやもやする。
イライラする。
苦しい.... これは、もうさすがに
鈍い私でも もう気づいていた。
独占欲 つまりは そう言う事だよね...
(嫌だなあ...) こんな醜い気持ち
楽しく無い...
私は、皆で楽しく ワイワイがモットーなのに...
これじゃあ 皆と居ても 夏樹と居ても
楽しめない
私は、ドロドロした この想いに蓋を
して 鍵を掛けたい想いでいっぱいだった。
こんな気持ち誰にも知られたくない...
苦しくて 涙が溢れる。
泣きたい気持ちでいっぱいで思わず
しゃくり上げる。
その時....
「冬美...」 名前を呼ばれる。
其処には、今 一番会いたく無い人が
立って居た。
「お前 泣いてんの どうしたんだよ」
夏樹が 私の顔を覗き込んで来る。
私は、急いで涙を拭く
「なっ 何でも無い」
「何でも無いってそんな訳ないだろう
何があったんだよ!」
「何でも無いってば!」私は首を振って
さらに否定する。
「だから放っておいてよ!」
私は、心にも無い事を言い放つ
(あっ.... 今 私... 凄い 嫌な子だ
こんな私なんか 夏樹だって好きじゃないよね....)
私が落ち込んでいると 夏樹が私の
隣に来て
「分かった 何があったか聞かないから
とりあえず 落ち着いたら一緒に
帰ろう...」
私は、夏樹のその言葉に
「うん」と頷く
帰り道 夏樹は、黙って私の隣を歩いて
くれた。
私は、ふと自分の鞄に目を遣る。
今なら余計な事は考えずに渡せるんじゃ
無いか そう想い 私は「夏樹!」と
夏樹を呼び止める。
夏樹は、私の声に立ち止まり
「ん?」と小首を傾げる。
「これ 遅くなったけどバレンタインのチョコレート 今年は、手作りに挑戦して
失敗しちゃったから美味しく無いかも
しれないけど...」
私はおずおずと夏樹に差し出す。
夏樹は、私が差し出したチョコレートを
受け取り 「ありがとう!」と笑顔を
見せた。
私はその笑顔を見て ふっと何かが
吹っ切れた。
(何をゴチャゴチャ考えてたんだろう...
こんなに喜んで貰えるなら
早く渡せば良かった。)
私は、すっきりして歩調を早めた。
すると 今度は、夏樹が立ち止まって居た。
「夏樹...」私が呼び掛けると...
夏樹は何故か横を向いて....
「あのさ...こんな事言ったらお前
怒るかもしれないけど....」
「何?」私は首を傾げる。
「俺...お前の事が好きだ...!」
その言葉を聞いた瞬間 私は、目を丸く
した。
「えっ.....ええええぇーー」と私は、
思わず大きな声を出してしまった。
「えっ...なっ 何で...えっ」
これは、夢? それとも私知らない内に
気持ち声に出してた?
私は信じられず思わず自分の頬を自分の手でつねった。
「お前何やってんの?」夏樹が呆れた
様に私を見る。
「だっ だって夏樹がいきなりそんな事
言うから...!」
「それは....だって今日気付いたから...」
夏樹は、バツが悪そうに横を向く
「今日!!」私は、素っ頓狂な声を上げてしまう。
「だって お前 今日 バレンタインデーなのに チョコ渡しに来ないから...
クラスの奴は、貰ったって聞いて
俺だけ 今年は、無いのかなって思ったら
何か焦って.... もやもやして....」
「普通 今日 気持ちに気付いたからって
すぐ相手に告白する?
もっと悩まない?」
「そう言うもんなのか? 俺 今日
初めて告白とかしたからそう言うの
良く分からないんだよな....」
夏樹があっけらかんと言うもんだから
思わず私は 「何か凄いね夏樹って....」
そう言えば 女の子から告白を受けた時も
返事は、すぐにしてたっけ.....
「いや 俺は、お前の方が凄いと
思うけどな...」
「えっ...」私は夏樹の言葉に
きょとんとする。
夏樹は、そんな私を見て笑って...
「小さい頃からさ 俺が一人で
居ると 必ずお前が手を引っ張ってくれて
皆の輪の中に入れてくれただろう....
お前のおかげで 俺 友達がたくさん
できる様になったんだ....
今思えば 俺あの頃からお前の事好きだったのかも.....」
私は、夏樹のストレートな言葉に顔が真っ赤に染まった。
「なっ 何でそんな 恥ずかしい事
そんな すぐ言葉に出来るの
夏樹の事で悩んでた私が馬鹿みたいじゃない!」
私は腹立たしさに紛れて思わず言ってしまう....
「悩んでた... 俺の事で....
えっ じゃあさっき泣いてたのって...」
「あっ!」私は恥ずかしさの余り顔を手で
覆ってしまう...
夏樹は、そんな私を嬉しそうに見て...
「なぁ冬美 今度の日曜何処に出掛けたい....」
私の手を夏樹は、ゆっくりと優しく繋ぐの
だった。
こうして 私と夏樹の新しい
関係が始まるのだった。....
〜バレンタイン〜
普段伝えられない思いを
お菓子に込めて
甘いお菓子は恋のよう
特別な日だからこそ
正直になってみたいな
“バレンタイン”
「ハッピーバレンタイン☆」
「ハロウィンか」
「いてっ」
朝の挨拶にしては元気が良すぎる友人の頭にえいやっと軽くチョップをかます。我ながらナイスツッコミだ、と悦に浸れば恨めしげな視線を向けられた。
「いいじゃんかよお、お祭りって点では大して変わんねえだろー」
「お前はバレンタインへの認識を改めた方がいい」
何がお祭りだ。作るわけでもないくせに便乗して調子のいいことを言ってはいけない。甘くて可愛くて楽しい日などと舐めていると痛い目をみる。バレンタインとは恐ろしいイベントなのだ。
「相変わらず大変そうだな……」
力説すれば哀れみの眼差しで見つめられて癪に障る。人が親切で忠告してやっているというのに。
「母ちゃんどころか弟まで動員して朝から晩まで調理から梱包まで無心で作業に勤しむんだぞ? アレはお祭りなんて甘ったるいもんじゃない。もはや戦争だ」
「そんなガチってるお前ん家の姉ちゃんが特殊なんだよ!」
ついでにそれに付き合わされてるお前もな!
テイッと先程の仕返しかのように頭部に手刀を食らわせられる。むう、と口を尖らせれば呆れたように笑われてしまった。いつの間にか立場が逆転していて解せない気持ち。
「そんな君にほれ。労いの品をやろう」
「チロルチョコかよ」
「文句言うな!」
「へいへい」
ありがとさん、と受け取っておく。きなこ味とは珍しい。目の前の男は「王道だろ!」と得意げに胸を張っている。そうなのか、知らなかった。
「しょーがないのでお返しだ」
ガサゴソガサゴソ。鞄の中をまさぐってお目当ての品を掴みとる。目を輝かせている様子を見るに、これが狙いだったのだろう。現金なヤツだ。
「っしゃ! 美味いんだよなぁ、お前ん家のチョコ!」
「俺の血と汗と涙の結晶だからな」
「それは不味そう」
「いらないなら自分で食う」
「嘘です貰いますありがとうー!!」
受け取って意気揚々と袋を開ける。
「美味そー!」
言うが早いか笑顔で口に放り込む。ほっぺが落ちそうだとかなんだとか騒ぎながらも大喜びな友人を見て、まあ、苦労も報われたかなと満更でもない俺なのだった。
真っ赤なハートのボンボンショコラ
キルシュ酒香る大人のトリュフ
オレンジをダークチョコレートで纏ったオランジェ
カフェ風味のガナッシュ
クリーミーな王道ショコラ
ふわっととろける生チョコレート
今年も、自分へのご褒美「バレンタイン」
バレンタインデー
マシュマロ貰った
意味調べた
泣いた
「今までありがとう。ゆっくり休んでね」
孫より感謝を込めて
「誕生日おめでとう!いつもありがとう!」
娘より愛を込めて
12日は亡き祖父の、15日は母の誕生日
花束もお菓子もないけれど、貴方達が喜んでくれるように生きていくつもり。
そうか、昨日はバレンタインだったんだ。自分には無縁のイベントになってしまったなあ。
小学生の頃は、好きな子の家まで行ってチョコを渡してたけれど、その子とは疎遠になっている。
ちなみに私はチョコが嫌いだから、あまり嬉しいイベントでもない。友チョコも義理チョコも。
今は友達の恋を応援することを楽しむイベントと化している。
バレンタイン
トロトロのチョコに
温めたミルク
バターも少々
あなたにあげるチョコレート
笑顔になれば嬉しいな
バレンタインは、企業の戦略から始まったと
思うが、それ以上に引っかかるのは
格差を生み出すしくみであること。
3次元世界のみしかないと思われる方は
読むのをやめたいほうがよいかと思います。
元々、地球人には格差、優劣などはなかった。
愛そのものしかなく、縄文時代は一万年以上
争いがなかった素晴らしい文明であった。
それをおもしろく思わない支配力の強い
地球外生命体が、支配や恐怖、競争を
教えてから地球の人たちは、戦闘的な
民族が出てきて、力で抑えようとする
支配が誕生することになった。
例としてはアトランティスがそうである。
話は、戻るがバレンタインで、勝ち負けを作る
仕組みも支配者階級は、目論んでいたことには
ほぼ間違いではあるまい。
少年少女時代にこのバレンタインに限ったことでは
ないが、苦い思い出とかあると、どこかで
自信をなくすことがのちのちの人生に
大きく影響を与えるということだ。
そのため、私はバレンタインはなくてもよいと
断言したい。
そんな優劣をつけるシステムより、
みんなで楽しく踊る日とかのほうが
楽しいのではないかと思う。
チョコレートが苦手な
自転車通学の彼に部活終わり
ドキドキフワフワしながら
手作りクッキーを渡して
自転車を押しながら彼が
駅まで送ってくれた
クッキー渡せたことと
彼と2人歩いていること
夢みたいでフワフワして
駅までの数分間
冬の夕暮れの街灯や
小さな駅の灯りが
キラキラ揺れてるみたいで
寒い冬の夕暮れなのに
温かいオレンジ色の光に
包まれてるみたいだった
『バレンタイン』
今日は2月14日。
そう。年に一度のバレンタインデーの日だ。
お婆ちゃん、叔母から親戚ということもありチョコが
送られて来た。
だが、僕は毎年のことだから貰っても何とも
思わなかった。いや、思うものはあった。面倒くさい。
そう。面倒くさいと思ったのだ。
バレンタインデーにチョコを貰ったらホワイトデーに
お返しをしないといけないからだ。
だから僕はバレンタインデーにチョコを貰うという
行為が好きでは無い。
男なら誰しも女の子から貰いたいと思うだろう。
だからバレンタインデーだからと言って渡そうと
してくれた子に対して僕は「いらない。」と言った。
男としてどうかと思うかもしれない。だからと言って 貰ってしまったらお返しを渡す必要が出てくる。
だから僕はチョコを一つも貰っていない。
勿論、親戚を除いて。
これで良かったのかは分からない。素っ気ないと
言われたら確かにそうだ。優しくしてくれた子に対して
ありがたい気持ちはある。その反面、嫌な気持ちも。
これが人間関係が上手く行かない理由の
一つなのだろう。
はぁ、どうすればいいのだろうな。
〝バレンタイン〟
バレンタインは、
企業が勝手にチョコ制度を作ったそうだ。
好きな人へのチョコも、友チョコも、
歴史なんてない。
いつか、陰キャに優しいチョコができますように。
バレンタイン
あの人、来るかな?
おすそわけ あるよ
学校 行くとき
チョコボール 買った
ビニール はがして
後ろむきの あの人を
呼んだ
ぼろぼろ
沢山出ちゃった チョコボール
全部 食べる事で
お昼ごはん 入るかな
楽しいバレンタインデー