『スマイル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ニコニコ ニコニコ
いつも笑顔を絶やさない君は、誰に対しても優しい。
ニコニコ ニコニコ
笑った顔しか見たことがない。誰に対しても笑顔で、そんな君の違う一面が見たくて、ひどい言葉を投げかけた。
ニコニコ ニコニコ
変わらず笑っている。そういう機械のようで、段々と気味が悪く思えてきて、ひどい言葉を投げかけた。
あなたに会いたくて、
また、唐突にドアの前に立っている。
少し緊張して中に入ると、言葉交わすと
あなたをそっと抱きしめてみる。
やっぱり、そっとより、ぎゅっと強く
あなたを感じたい。
短い、こんなにも一緒にいられる時間がうそみたいで
ドアを閉めたあと、さみしくなる。
ぽっかり空いた穴が、ふさがらない。
また、あなたに会いたくなる自分がいる。
身分証明書の写真に写る、微妙な笑顔。
改まって撮影されるから写りが悪くなるのだ。
一週間、いや一日でいい。
良い笑顔が出ると思うから、その瞬間を撮って。
その笑顔で遺影までやるから。
#スマイル
ちゃんと笑えてるかな?
幼い頃は笑顔が素敵だねって言われた事もあったけど、
自信無いな
笑顔が魅力的な人ってやっぱり素敵だよね
「スマイル」私はそれを、その場しのぎのための武器として使っていた。
辛い事があると、すぐに笑顔で誤魔化した。
嫌なことをされても、どうしても「やめて」とか言えなくて、すぐにニコッと笑って済ましていた。
けれど、それで嫌なことも、辛いことも、悩みも消えることはなく、なんだか、エスカレートしていくようにも感じていた。
時と場合によって、私はスマイルを剣としても、盾としても使っていた。
そのおかげて、作り笑いが上手くなってしまったようだった。
それが本当に嫌だった。
あれほど素敵で、輝くのが何よりも魅力な笑顔を、
そんなことに使ってしまう自分が、どうしても気に食わなかった。
スマイル
ガサガサガサッ!
この日、卒業式を目前に控えた放課後のキメツ学園高等部では、数名の女子高生たちが職員室前の植木の陰からマイカメラを構えているという異様な光景が広がっていた。
彼女らは同校写真部に所属している最上級生であと1ヶ月後には卒業する。
そんな彼女らは卒業制作のための写真撮影(盗撮まがい)をしているのだ。
狙っているのは強面教師たちの笑顔である。
主なターゲットは化学、数学、体育の担当教師だ。
普段めったなことでは笑顔を見せない教師の素顔を暴くべく、卒制のお題であるスマイルを方便にひたすら職員室を観察している彼女らだったが、困ったことにこの3人は本当に全く笑顔が見られないのである。
笑顔は人を幸せにできるものだ。例えば自分が相手と笑顔で話しているとき相手の気持ちはよくて幸せと見てわかる。また、人が落ち込んでいるときに笑顔で励ましたりすると人は前向きになれる。だから笑顔は自分だけでなく他の人も支えることのできる素晴らしいものだ。
本当の気持ちのスマイル。
愛想に満ちたスマイル。
ものとして扱われるスマイル。
…色んな意味が詰まっている。
だからこそ、大切なものってことだよ。
『スマイル』
仕事中のスマイルは
円滑に物事を進めるため
母に会う時のスマイルは
心配をかけないため
じゃあ本当のスマイルは?
あなたといる時間のすべて
あ、それから
わんこを撫でた時もね
スマイル
チャップリンはこう言う
「笑って 涙溢れそうな時こそ
頑張るんだよ」
って
泣いちゃえば良いぢゃん
泣いちゃえよ、
チャップリン。
涙のあんたも素敵だぜ
『スマイル』
「スマイル0円」は耳馴染みがありますが、スマイルが有料だったら、どんな感じなのか気になってます。
盛大なスマイル、豪華なスマイル、美しいスマイル、きらびやかなスマイル、格好いいスマイル、他、、、
でも、結局どれも作り笑いです。
ビジネススマイルです。
すぐ隣のいつもの自然な笑顔が一番価値ある幸せに思いますので、有料スマイルにニーズはないのでしょうね。
『スマイル』
年齢を 重ねるごとに 上手くなる
張り付く笑顔は わたしの鎧
一日の始まりに
鏡に向かって笑うと
運気が上がるって言われてるけど、
笑顔の練習って
ちょっと恥ずかしい。
色んな笑顔があるよね。
友達同士で笑いあってたり、
お店の対応だったり。
自分に向けられた笑顔は
ちょっと嬉しい。
1番顔がほころぶのは
赤ちゃんの笑顔と
愛おしいものを見る人の笑顔。
だから、
一日の終わりに
疲れをとるため
動画とかを見て癒される。
鏡で笑顔の練習するよりは、
誰かの笑顔につられて
笑った方が幸せな気持ちになる。
「お前表情筋硬いんじゃね?」
冗談交じりで男は親友のほほを軽くつねったがすぐにその手は振り払われてしまった。
親友のとびきりなスマイルが見てみたい。
ふと思った男は、立ちよった飲食店で注文の品を待ってる間にあの手この手で親友を笑わせようとする。
「厳しい現代社会に生き残る為のマナー講座! まずは口角を上げて~!」
にっ、と男は営業スマイルみたいな顔をした。ほどなく親友もにっ、と返す。
「……お前のスマイルってなんか漫画とかに出る悪役のそれだよな……」
「……」
先程相手の恐ろしい表情を見た男はぼそっとぼやく。相変わらずの親友はむすっとしたまま。いやいつもこの顔である。
ようやく頼んでいた品が運びこまれた。
これこれ、と親友は好物のカツカレーを前に少し口元がゆるんだ。
親友のスマイルはこれが限界と諦めたと同時にこのたまに見せるいい表情が親友らしい、と男は思った。
空を見上げ 太陽を 追っかける
ヒマワリみたいな 君の笑顔
I like your smile the best
そんな 君の笑顔が
私のビタミン
スマイルの作り方を、いつの間にか忘れていた。
それは、作る必要がなくなるほど幸せだったからなのか、単に不幸なだけなのか。
スマイルと笑顔って、なんだか全然違う。
なぜだろう。
小学生の頃に流行った、あの黄色のスマイルマークのせい?
それとも、Tiffanyのスマイルモチーフのせい?
笑顔ってさ、口元だけじゃない気がするんだよね。
目が線になって、皺が寄って、口元からは快活な音が飛び出して。
箸が落ちるたび何度でも笑い転げた。
あの時の私たちが、笑顔そのものだった。
【スマイル】
笑顔、笑顔
どんな時も笑顔
辛かろうが悲しかろうが
笑うんだ
痛かろうが苦しかろうが
笑うんだ
笑っていればいいことがあるって
信じていたから
でもさ
気がついた時には
僕の本当の感情が
分からなくなってたんだ
無理に笑ったって
辛いのも悲しいのも変わらないし
痛いのも苦しいのも治らない
いいじゃないか、
泣いたって怒ったって
スマイルの呪いに
蝕まれないで
目に写る 君の笑顔に 救われて
明日もちょっと 頑張れそうだ
「今日一緒帰る?」
いっつも俯いて笑わない君が
唯一笑って返事をしてくれる一言。
「うん!!」
普段の姿からは想像もつかない
元気すぎる返事をきいて
ちょっとにやけちゃった。
「なに笑ってんの!」
ってちょっと怒られちゃった。
でもとっても幸せそうな顔してて
余計に笑っちゃったじゃん。