『クリスマスの過ごし方』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
クリスマスの朝は
映画館の明転みたいで
足元には薄い布団の冷たさしか
#クリスマスの過ごし方
半分透明人間の彼女はいつものように浜辺で歌っていた。
足先だけ見えるようになったけど彼女の顔はまだ見ていない。
こんにちはマシュー
こんにちはエウレナ
この前の劇場良かった
ありがとうございます、声だけでしたがとても楽しめました
キミの歌はとても評判だったよ
エウレナは冬でも海に来るんだね
はい、冬の海は不思議な魅力がありますから
もうすぐクリスマスですね
クリスマスの過ごし方はもう決めているんですか?
いや何も決まってない
あ、あのマシュー良かったら今度クリスマス音楽会に行きませんか?
いいですねどこか二人で行きますか
本当ですか、ありがとうございます
それではクリスマスここで待ち合わせしましょう
さよならマシュー
さよならエウレナ
二人は立ち去り、浜辺には足跡だけが残る。
クリスマスの過ごし方
もうプレゼントを貰えなくなってからは、何も無いただの日になった。
あの頃はあんなにワクワクしてたのに。
これが成長なのだろうか?
もう一度、あのワクワク感が欲しい。
成長なんてしたくなかった。
ずっと無邪気な子供のままでいたかった。
私は、ちょっとかわったクリスマスを、過ごす。
クリスマスは、いつもお出かけを して
ご飯を買ってかえってから、それを食べてフツーに、寝る。
素直になれなかった自分に後悔してる。
気持ちをコントロールするのって難しい。
運勢が悪いからとか、そんなことで諦めていた自分が嫌になる。
反省点ばかり出てくるクリスマス。
わあすごいこのケーキ
お父さん、どうやって切り分けましょう
知らない、勝手にやってろ
そんなことより煙草が無いんだ
…はい、すみません
クリスマスの過ごし方
己の立場を弁えること、嗜好品にすら負けること
《クリスマスの過ごし方》
ん?『クリスマスの過ごし方』、ですか?
そうですね。さして人に言うほどのものでもないのですが...。
もちろん今年も恋人と過ごしました。
午前中は仕事があったので午後からですが。
いえ、彼女は夕方まで仕事でしたので、私が用意を。
チキンを焼いて、ロープストビーフや彼女の好物のホワイトソースのシチュー、それからチョコレートケーキも手作りです。
ふふ。いえ、すみません。思い出し笑いを。
チョコに目が無い子なんです。去年イチゴのケーキを用意したらイチゴは食べられない、と泣かれまして..。あの時は焦りましたが今はいい思い出です。
彼女が帰ってきてからは共に湯船に浸かり、食事を共にして....その後を聞くのは野暮、と言うものでしょう。
では、もういいですか?
それでは失礼します。今日も、彼女とこの後用事がありますので。
それでは。
#クリスマスの過ごし方
#スパダリ彼氏
「ああ、今日クリスマスか……」
携帯の日付を見て漏れ出た声。冬のショッピングモールは、赤と緑、そして金に彩られ、スピーカーからはクリスマスソングが流れている。周りを見渡すと、家族連れとカップルばかりで自分は何か欠けてる存在みたいに思えてくる。
給料日だからちょっと買い物しようと思って立ち寄ったら、思わぬところからダメージを喰らった。こんなことなら、家でゆっくりお茶漬けでも飲んでるんだった。
かといってノコノコ帰るのも癪だ。
彼は大きく息を吸い、雑踏の中に消えていった。
『クリスマスの過ごし方』
『クリスマスの過ごし方』
私→散歩がてらお気に入りのファミマのカフェスペースで駄菓子とブラックコーヒーを楽しむ
旦那→家の中でも一番日当たりの良い布団の上でトドのようにゴロゴロと日向ぼっこ(本人は『ネコじゃ!』と言って聞かないが)
イブにクリスマスケーキ食べたし、クリスマスの雰囲気を堪能したから25日の過ごし方なんていつもと一緒さ。
子供の頃は
待ち遠しかった
クリスマスというイベント
大人になるにつれ
それに伴うあれこれで
大変なイベントだと気付かされた
でも
子供のようにはしゃぐ
君に出会ってから
大変だと思うよりも
喜ばせたいと思うようになれた
クリスマスの過ごし方
クリスマスの過ごし方
理想:自分の好きな種類のケーキを自分で買って。クリスマスの日付とか関係なく、自分の好きなタイミングで食べて。飲めないお酒をチビチビ飲んでみたり…食べ物はコンビニで買った好きなもの。好きな音楽を聴いて歌って、好きな映画を誰にも邪魔されず見られれば最高だな。
現実:色々と気を遣いながら、食材お菓子類手配、プレゼント手配、お茶出し…ごちそうは落ち着いて食べてはいられない。誰かが食べ終わった皿を回収して、次は追加のお茶の準備だ…。どんな事態が起きても薄ら笑いを浮かべながらやり過ごす。これが終わったら後始末をして、おしまい。
明日からは残ったケーキ、自分と同じようにくたびれたごちそうをいただきます。あぁ美味しいな…
イブ前日
インフルになったと友
クリスマスにクルシミマス友を
遠方から励ましてるうちに
クリスマスはオワタ
マイトシ コンナモン
「クリスマスの過ごし方」
貴方はどんなクリスマスを過ごしましたか?
恋人と家族と過ごす人も多かったでしょう。
1人だった人も少なからずいると思います。
クリスマスの日に
仕事やバイトなどをした人もいるでしょう。
私にどのようなクリスマスを過ごしたのか
教えてください。
ワクワクしますよね。話を聞くだけでも。
あっ、そういえば貴方にはサンタさんって来ましたか?
もしかしたらサンタさんになっている人も
いるのかもしれませんね。
自分にもプレゼントあげてくださいね。
いい子にしてたらサンタさんは来るはずですから。
私は家族と過ごしました。
撮ってあったホームアローンを見ましたね笑
来年は恋人となんて行ってみます。
言霊を信じて。
クリスマスの過ごし方
それはどんなに同じ行動をしていても
感じ方は人それぞれで素敵なものだと思っています。
いいクリスマス過ごせましたか?
過ごせた方も過ごせなかった方も
来年はもっともっと
素敵なクリスマスを過ごせますよう
みんなで願いましょうね。
─────『クリスマスの過ごし方』
クリスマスの過ごし方は、
これだけ地球上に人間がいるから
どんな過ごし方したっていい。
恋人とラブラブクリスマス。
友達とワチャワチャクリスマス。
家族とワイワイクリスマス。
私、仏教徒なんで、普通に日常。
私、クリスチャンだから、ちゃんとキリスト様お祝いします。アーメン。
サンタクロースにお願いしたり、
サンタクロースになったり。
クリスマスに関係なく仕事に出勤だったり、
クリスマス関係で仕事に出勤。
クリスマスって事は確かだけど、
いつもと同じ24時間だから
好きに過ごせばいいよ。
でも、
誰かの幸せを少しの時間
祈る事。
今日位
争いのらない日、に
したいな。
お題
クリスマスの過ごし方
「クリスマスの過ごし方」
いつもと変わらない一日に少しだけ特別が交わる
いつもの日常の中にささやかな非日常が交錯する日。
と言っても私にとってはクリスマスイブにクリスマスを満喫してしまうのでクリスマスの日はほとんどいつもと変わらない日常を送っている
しかし、世間はクリスマスムード真っ只中
そこが非日常な点だろうか。
テレビは特別番組が多い、街中や店内もクリスマスの曲が流れ、話しにもクリスマス関連の話題がよく上がる
そういったものを目にしたり聞いたりすると
「あぁ、クリスマスなんだな」と感じる
クリスマスは元々日本のイベントではないから
日本のクリスマスは自由度が高い
なのでイエス・キリストに祈りを捧げるのも
盛大にパーティを繰り広げるのも
プレゼントという習慣も
やってもやらなくてもどっちでもいいのだ。
確かにそういったイベントや行事を大切にするのはいい事だと思う。
でも、だからといってみんながみんな特別な一日を過ごしてる訳では無いのだ。
普通の生活を送っている人だっている
普通の生活を送っていてもクリスマスはやってくる
それぞれがそれぞれ思い思いのクリスマスを送っている
それは自由度が高い日本独自のクリスマスだからこそ出せる良さに思えた。
【クリスマスの過ごし方】×【蛙化現象】
私が蛙化現象を持っていると知りながら告白する貴方。
貴方は一体どれほどの勇気を持って告げてくれたのか、私が考え、語れる立場では無いのでしょう。
暖かな窓の外を眺めれば、
聖夜の白雪として舞い落ちることの出来なかった微雨が
凍て空から虚しくアスファルトの上に打ちのめされている。
…けれども、私は考えてしまう。
私が貴方の立場なら告白をすることが出来たのだろうか。
自分の好意を伝えれば、結ばれる訳もなく振られて嫌われるのだと分かっているのに。
「本当にごめんね。
私の蛙化現象が治らない限りは貴方の気持ちを
〝好意〟として素直に受け止める事は出来ないの。」
なんて、ここで言うのは狡いよね。
「
拝啓、君へ。
種を植えたのなら、
美しい太陽を見せてくれますか。
」
𓂃 𓈒𓏸✎
『クリスマスの過ごし方』
美味しいものを食べる
暖かい部屋で過ごす
大切な人のそばに居る
笑顔を感じられる
贈り物を手渡す
プレゼントをもらう
心温まる言葉を交わす
誰かの幸せを願う
明日が来ることを疑わない
布団の上で安心して眠りにつく
全部がぜんぶ
当たり前じゃない
どれか一つでさえ
奇跡のようなことなんだ
この奇跡が
地球上のすべての人に
やさしく 訪れますように
とわに 満ちあふれますように
クリスマスの過ごし方
いつもの時間に
目が覚めて
顔洗って歯を磨いて
あったかいお茶を
ごくりと飲む
そういえば
今日はクリスマスだったなと
幼い頃にもらった
プレゼントの数々を思い出す
私のクリスマスの過ごし方は
思い出に浸るだけの
ありふれたものだった
繁忙期なので仕事ばかりの1日。
家族と美味しいものを食べて、プレゼントを貰って、ケーキも食べて、っていう時間を子供の頃は当然のように過ごしていたけど、実はとても得難い時間だったんだなって今頃になって実感してる。
まばらに雨が降る音を聞きながら、孤独ではないと嘯く。
誰に言うわけでも聞かれるわけでもないというのに。
炬燵の中はいつもよりも冷たく、そこにいるはずの誰かの影の後じっと眺めている。
これで良い。これで良いのだ。
これが強がりかそうでないかは自分が痛いほど知っている。だが、言わずには居れないのだ。
一時の幻想に過ぎなかったというのに。一度知ってしまった温もりは我が身の髄まで犯し、毒してしまった。もはやここから立ち上がれやしない。ゲル状になった己を情けなくも有り難く感じた。
窓の外はビュゥビュゥと風が吹いている。
彼女に会いたい。今すぐに会いたい。何よりも会いたい。
遠い海の上で働く彼女に。
この時ばかりは縦横無尽に空を駆け巡るサンタが羨ましくなった。
『クリスマスの過ごし方』