『キャンドル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
母の誕生祝いのケーキに乗せるロウソクをどうするか。
そんな話題で子供らがずっと騒いでいる。
「年の数と同じだけ用意するのは?」
「…それ、お母さん多分嫌がる」
「でも、記念なんだしデコりたい」
「大きい位の数は、大きいサイズのにするとかさ」
「数字のカタチした可愛いキャンドルもあるよ」
意見を全部聞いていては、いつまでも決められなさそうだ。年長者らしく、ここらで強権発動しておくか。
「いいか。ケーキに立てていいのは1本だけだ」
途端に激しいブーイングが巻き起こったが、こればかりはもう仕方ない。
なにせ我らが愛しの母、大いなるマザーアースは御年46億歳。年の数だけロウソク立てるなんて一体どんな酔狂だ。46億の炎を一息で吹き消すと、どれほどの暴風が地上を駆け抜けると思う?
誕生パーティーが俺達全員の命日になっちまう。
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「キャンドル」
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所感:
最近はLEDのキャンドルが人気ですね。野外活動で使うとか、室内でも失火の危険が無いと喜ばれたり。
マジか・・・。
長文になりすぎて
自分で添削して校閲して
うーん
ニヤリ
なかなかいいんじゃない
とか、やってる間に
スリープ状態になって
消えた
あー、お気に入りのキャンドルをどうやって手に入れたかって話や
もったいなくて火が点せないって話や
火を点したキャンドルが溶けて無くなるのがせつないって話を
長々と書いていたが
今わかった
一番悲しいのは
フッと、消えた時なんだ
『キャンドル』
〜キャンドル〜
上司からの小言、パワハラ、セクハラいつもこれに耐えて会社に出勤する
上に報告してもそんなものは無いと見て見ぬふりをされる
ストレスで胃に何も入らない
ひとくちだけでも戻してしまう
ちょっとした休日
ストレスを緩和させるためにアロマを焚く
それが1番の楽しみで癒しだ
ラベンダーのアロマキャンドル
最近はこれが一番お気に入りでリラックスできる
アロマを焚き目をとじる
それでも思い出すのは
沢山のカラスが電線に止まっているそんなに高い声は出ないよと声張り上げる
あなたは週末にちょっと光るだけの存在じゃなかったのにね
この世界が二周目に入るまで待っててね
【キャンドル】
キャンドル
キャンドルというと、誕生日に、ケーキの上に、年齢分立てるというのを思い出します。
それ以外に、キャンドルを使う機会など、ございますか?
そういえば、今日は、貴方様の誕生日でしたね。
もちろん、キャンドルもご用意しておりますよ。
キャンドルを立て、火をつけ、部屋の灯りも消しましょう。
お歌を歌い終わったら、キャンドルの火を、一息で吹き消してくださいまし。
部屋の灯りが付いた後、何がお見えになっても、心の中に留めてくださいね。口にしたら…どうなるかご存知でしょう。
誕生日に貝殻の形の大きなライトをもらった。
普通に点灯するだけではなく、キャンドルバージョンで点灯すると光がゆらゆらとゆらめき、大変ムーディーらしい。
でも、私の部屋はとても狭い。
とにかくシンプルな見た目にして、物を減らし、置きっ放しもしないように気をつけている。
そこに巨大な貝殻…。
この人は何度も私の部屋にきているのにな。
ありがとうって言ったけど、ちょっとなあ。
折りしも光はキャンドルバージョン。
冷めた思考とロマンチックな雰囲気のせめぎ合い。
どちらが勝つ?
風に吹かれて儚く消えてしまうような
そんなメンタルだったのに
ここにいられるから
あなたを見てられるから
あなたの歌声を堪能できるから
私はもう崩れてしまってもいい
本当はすごく怖かったんだ
前日の夜から今までに
ちゃんと回復できるか
だから他のことは我慢して
健康でいることに努めたのさ
ここにいられることって
当たり前じゃない
今ならあなたの言葉
何もかもに涙さえ流せる
感謝しています
ありがとう
今はキャンドルじゃなくて
倒れても平気な松明くらいに
成長できてると思う
#キャンドル
白濁したロウは
艶めく湖となり
芯をつたって熱となる
酸素を取り込み
二酸化炭素を吐き出して
その身もろとも灼き尽くす
/ キャンドル
ゆらゆら揺れる炎。
今日も一日お疲れ様、なんて。
ぼんやりと炎を見つめていると
気のせいかな?
中に何かが見える。
疲れた目をこすってもう一度よく見ると
そこには私がいた。
違う場所。
違う仕事。
違う生き方。
そうか。
あの時選ばなかった選択肢の私だ。
なんだか充実してそう。
楽しそうだな。
でもね。
今の選択を後悔はしてないよ。
壁にぶつかって上手くいかない時もあるけど。
それでも間違ってなかったと思うよ。
それは向こうの私も一緒よね。
だって私だもの。
お互い自分の道を迷わず進もうね。
私は向こうの私にエールを送って
そっと炎を消した。
-キャンドル-
🍀キャンドル
修学旅行で作った自分だけの香りがするキャンドル。
決していい香りとはいえなかった。
今は奥底に仕舞ってどうしようがなと迷い中……
キャンドル
私はキャンドルを焚くことが好きだ。
特にお風呂場でキャンドルを焚いて、湯船に浸かることが習慣だ。
目の前に横たわる
動かない何かが
僕の胸を無用意に叩く
呼吸が早くなって「それ」が
何なのかを教えようとしてる。
僕は今も「それ」に目を向けられないでいる。
テーブルの上のキャンドルはまるいガラスで覆われていた。
ディナーが出てくるのをぼうっと待っている僕は、蝋燭の熱さでうまく回らない頭で、それが酷くつまらないと落胆していた。
いま、いま、この店のたくさんあるテーブル上に一つずつ置いてあるキャンドルの覆いを全部取っ払って、ひっくり返して、そこら中を燃やしてやりたい。そして、その熱さのゆりかごで眠りたい、9歳ぐらいだったかな。こう思ったのは。
さて、これが僕の初恋だよ。面白かった?
珈琲の湯気が仄かな香りを
漂わせながら弧を描く
ゆらゆらと揺れる
キャンドルの灯をはさんで
向かい合うあなたと私
話す言葉はなくても
穏やかに流れる時間が
何よりも心地よくて
幸せと呼べる二人の時間
湯船に浸かりながらキャンドルにそっと灯りを灯す。
仄かに甘いバニラの香りがする。
匂いは時に記憶を呼び覚ます。
キャンドル
私は、キャンドルと言えば、停電を思い出す。
停電になると、ロウソクをつけて灯した。
家族と一緒に、ロウソクの明かりで、話をする。
怖いような、寂しいような……
君はいつもお日様のように暖かくて優しい光で照らしてくれていたな
俺が悲しい時はそばで冷たくなった心を温めて
俺が嬉しい時は一緒に笑って
そんな君が居なくなったのは何時だっただろうか
あぁ、こんなにも冷たくて寒くて暗いのはこんなにも慣れないものなのか
もう一度だけ、俺を照らしてくれその小さな光で。
決して強いわけでもなかったその光で
また優しく包み込んでくれ。
【candle】
キャンドルってロマンチックよねと語る彼女。
俺は知ってるぞ。
お前の裏の顔。
ほおずきのキャンドル
ほんのりと小さな灯りともす
真っ暗な部屋に、ただいま
手元を照らす 灯りを欲してる
せめて手元を照らす
小さな灯りで 良いので
ほおずきのキャンドル
ほんのりと小さな灯りをともす
ほおずきのキャンドル
ほんのりと温か 灯りをともす
キャンドルでこの部屋を照らす
光の揺らめきに心が安らぐ
何だかのんびり過ごす
いまが 幸せなひととき
ほおずきのキャンドル
ほんのりと小さな灯りをともす
ほおずきのキャンドル
ほんのりと温か 灯りをともす
#キャンドル