『カーテン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
❴カーテン❵
風でカーテンが
ふわっ
と、なだびく、、、
誰も居ない明るい部屋に
ポツン
と一人の私、、、、、
秋風がとても気持ちが良い、、
こんな日は、きっと空が高く高く青く
澄んでいるだろう、、、
こんな気持ちの良い日は、絵を描きたい、、
秋の高く青く澄んだ空を描きたいな、、、
【夢物語】
ーカーテンー
1人で頑張り
すぎないほうがいい
眩しすぎて
カーテンを引かれてしまうから
隠し事は少ない方がいい
窓がある意味が
無くなって
窓は
外の景色をうつすことを
やめてしまうから
さよなら、カーテンコール。
もう喜劇はおしまいなの。もう悲劇はおしまいなの。
残念ね、残念。
私もここで終わるなんて、思っていなかったわ、
さよなら、さよなら、みなさん。観客よ。
私だって、1人だけでもいいから、私の人生にスタンディングオベーションしてくれてもよかったじゃない。
仕方ないわね、私は主人公じゃないもの。
私の人生の主人公は、私じゃないの。
人気者のあの子なの、がっかり、残念、本当にいやなやつ。
カーテンはいいなって思った。
でも、カーテンはどう思っているのかな?
ある日は日差しをさえぎり、
またある日は光が漏れないように、
またある日は暑さや寒さの温度差をなくすために、
色々と大変だよね!
それに風にふかれたり、子供やペットのイタズラにたえてって!
カーテンは楽そうでいいなって思ったけど
大変だよね!
カーテン、外と内の仕切りとなりし布。
時には光を和らげ、時に闇を感じさせない。
明るい景色を通さず、夜空を封印する。
くるまったり引っ張ったりした幼少期、毎日広げては閉じての繰り返しをした青年期、洗濯をするようになった成人期、動かせなくなった老齢期。
カーテンは、第四の壁を具体的にした幕をも指す。
そう、カーテンとは遮断や遮絶の象徴である。
僕は君の心のカーテンを開けられずに、見送った。
自身がこんな種族に生まれたばかりに、ああ、種族との縁をカーテンが仕切ってくれたらいいのに。
ーとある長命種の手記より引用
外は雷、雷が嫌で窓を閉ざし、カーテンも閉じた
(怒られるのが嫌で、心を閉じた)
その人の周りにはその人の感情を表す何かがある
カーテンを閉めっぱなしではなく
たまには開けてみたりしてもいいよね
カーテン越しの風を浴びて、黄昏れる。
画面に映るあの子のようになりたいな。
でも、わたしはあの子よりも、よっぽど自由だ。
カーテン、君との恋の風
夜空を見るためにふと開けて
2人で見た月と海
カーテンを開けたところに、貴女は何を見つけるでしょうか。
貴女の世界は、開かれています。
貴女の窓は、今は閉じていますが、永遠に閉ざされてはいません。
どうか、ご自分の心を押し込めたりせず。
どうか、貴女の思うままに、幸福に生きてください。
カーテン
通っていた小学校は、明治の学校制度が始まった頃からある学校で、三年生迄、木造校舎だった…体育館も無く、木造の講堂で、壁には、郷土の偉人の肖像が飾られていた…
その講堂では、映画会と、簡単な音楽会があり、毎回、黒いカーテンが引かれていた…カーテンは、所々穴開きで、生地も薄くなっていて、陽射しが溢れていた…冬の寒い時は、そのカーテンにくるまっていた…かび臭くて、埃っぽいカーテンだったけれど、何となく居心地の良いカーテンだった…
高学年になる頃には、取り壊されて、体育館に変わったけれど、あの、古臭いカーテンが、何気に、恋しいと思いながら…
カーテン
カーテンを作ろうと思って布を買ってあるのだけれど、何だか億劫になってしまいなかなか実行出来ないでいる。
ふと、このお題を見て、あ、やらなきゃなと思った次第です。
連休中の完成を目指して頑張ります。
お題
カーテン
不思議に目が覚めたから
そっとその隙間を覗いてみたら
まるで夢みたいな朝焼けと出会えた。
雲に反射した緋色に
まだ冴えない頭は溶けてしまいそうだ。
カーテン
「カーテン」
カーテンからゆらゆらと揺れているそれは何か良いことがあったとでも言うように陽気に揺れている
それは、実際には姿が見えないが影が見え存在を現している。特徴的な耳、丸い体、そこから伸びる尻尾
普段はすぐに怒るそれも、腹を満たした為か機嫌がいい。
尻尾が見たことの無いほど動いている。
少し肌寒くなり、冬毛に変わったそれは数ヶ月前と比べ大きくなったようにも見える。
我が家には2匹の猫がいた。
どちらも仲が良く夫婦のようだった。
2匹はメスのミケ猫と、オスの白猫だった。
白猫の方は気性が荒くて、ミケ猫と毛繕いしあっている時でないと触らせてくれなかった。
逆にミケ猫は気前が良く人懐っこかった。
目が大きく可愛らしい顔立ちで、我が家のアイドルだった
そんなアイドルは突然消えた。
心筋症だった。
症状が現れづらく、気づいた時には末期だった。
一週間と持たずに死んだ。
とても悲しい。それでも白猫の方が悲しいだろう。
何年経っても俺には気を許さなかったのに、ミケ猫とは半年ほどで仲良くなったんだ。
連れ添った妻が死んでしまって、後を追うように死ななければ良いけど、こればっかりは白猫次第だ。
そう思っていたんだが、白猫はケロッとしていた。
何も無かったようにご飯を食べ昼寝をし、近くを歩いた俺を威嚇する。
ミケ猫がいた時とそう変わらない。
それが怖かった。
何か様子がおかしい気がする。
白猫まで失ったら俺はしばらく使い物にならないだろう。
ペットカメラをバレないよう棚にに設置する。
前買った物だが白猫のお気に召さなかったようですぐに床へダイブ複数回繰り返し、それ以来諦めて居たが懲りずに使ってみようと思う。
白猫は俺が外出中、窓から外をみていた。
前散々棚から落としたカメラには目を向けず、外を眺めている。
カーテンがかかっている窓側へ出ているため、尻尾と影しか見えないが尻尾を振りルンルンて外を眺める。
珍しい。白猫があんなに機嫌が良い時なんかほとんど見たことない。あってもミケ猫が珍しく白猫と一緒に寝た時位だ。
何かが違う。そう思い、もう少ししっかり見てみる。
しかし特に変わりはない、、
…んん?
なんだ?
そう不思議がっていると「み゛ゃおん」白猫が鳴いた可愛げのないしゃがれては居るが鳴いた。
これまた珍しいと思っていると、カーテンの向こうにもう一つ小柄な影が一瞬見えた気がした。
それから白猫は飽きたかのようにお気にいりのベッドへ帰っていった。
きっとミケ猫と会っていたんだな、
しょげる白猫を不安に思ったミケ猫が励ましていたんだ
カーテン越しに見えたその光景は寂しくも温かい物だった
テーマ 涙の理由
自分の努力に対し泣けるのか
仲間との日々が懐かしいのか
理由のわからぬままにただ
泣く同級生を眺めていた
お腹の中にいた子すら
涙の理由はわからない
この子も、あの人達もエイリアン
私も彼らから見りゃエイリアン
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テーマ カーテン
雁渡し カーテン揺らし 乗せてくる
割れんばかりの声援と砂
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今日運動会のところも多かったですよね。
雁渡しは北から飛んでくる雁を乗せる風のこと。
アンドリュー ワイエスの「海からの風」という絵画が好きで、それを思い浮かべていました。
高校生の頃
布地を買ってきて
カーテンを縫った
お値段の関係で
水色に白いドーナツ柄
ちょっと理想と違ってた
窓から見えるのは
何万回も見た風景
山 畑 田んぼ 友達の家
残念な柄のカーテンは
丈夫でいつまでもそこにある
帰省して カーテンを開けると
いつでも私の好きな風景を
見せてくれる
どうして子どもはカ−テンぐるぐるしたいんだろう?
1度はみんなするのかな…
風なんか吹いていないのにカーテンが揺れている映像が、不気味な音楽がついてテレビで流れる。優子はそれをみて肩を振るわせる。
そして隣に座っていた彼氏の肩をバンバンと叩いた。
「辰樹!辰樹!今の見た!?カーテンが、ひとりでに、ひらりって!」
「あーみたみた」
興奮気味の優子とは裏腹に、辰樹はスマホを片手に生返事を返す。それにほっぺをリスのように膨らませた優子は、ふんといってテレビに向き直った。
ちょうどテレビでは映るはずのない手が!なんて映像が流れている。それにまた軽く悲鳴をあげると、優子は辰樹の肩に飛び退いた。
「なんでそんな苦手なのに見るんだよ」
少し鬱陶しそうに言った辰樹に、優子はまたリスのような顔をした。
「別にいいじゃん!好きなの!」
「ふーん。こんな子供騙しが?」
「それがいいんじゃん!」
やや興奮した優子は今の映像のどこが作り物で、どこが本物で、どんな処理をして作ったのかなど語って聞かせる。
「だからね!さっきのは」
「あー、わかったわかった。俺が悪かったって」
手を挙げて見せると、辰樹は優子の頭をわしゃわしゃと撫で回した。
そして何かにびっくりした顔をして、すぐ近くにあるカーテンを指差す。
「動いてるぞ」
そういうやいなや、カーテンがひとりでに動き出す。確かに誰も触れていなければ窓も閉まっている。
「嘘!?」
それに優子が驚きの声をあげれば、辰樹はケラケラと笑う。そして種明かしと言わんばかりに、にゃーと鳴いて一匹の猫が出てきた。
「なんだ……シロじゃん」
ふさふさの立派な尻尾をピンと伸ばした猫をみて、優子は心底安心した顔をする。
そんな彼女をチラリとみて、辰樹とシロは互いにウィンクし合う。二人ともよく似たイタズラ小僧の顔をしていた。
外があまりにも眩し過ぎるから。
世界があまりにも騒がし過ぎるから。
カーテンは閉めた。
ーカーテン
『カーテン』
風に揺れるカーテンの
向こうには、
青々とした山が見える。
昔から知っている山ではないけれど
そんな山を眺めていると
懐かしい気持ちになる。
大人になって
喧騒の毎日に疲れた時、
思い出すものは、小さい頃に見た似た景色。
家族で登った山や
学校の遠足で友達と登った山。
ただそこにあるだけなのに、
朝も夜も景色を見る余裕も無い日々だった私に
色とりどりな世界を思い出させてくれた景色だ。
私は、揺れるカーテンの隙間から
青々とした山を眺めて
コーヒーを啜り考える。
後何年、この景色を見られるだろうかと。
カーテンの隙間から差し込む朝5時の光