『カーテン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
カーテン
今の気持ちは
見せられないから
心にカーテンを閉めて
見えないように
見られないように
今のこの思いを
見られてしまえば
気持ちの行き先は
変わってしまう
私だけで
はっきりしたいから
この思いのまま
進められるよう
今だけは
そっとさせておいて
いずれ時が来たら
自分で開けて
光を取り込み
歩き出すから
私は朝クラスで1番に教室に着く。
教室に着いたらまずカーテンを開け、窓を開けて風を入れ替える。
少し待つと仲のいい友達が来て他愛もない話で盛り上がる。
そんな何気ない日々が楽しい。
いつまでも続けばいいのに。
お題 カーテン
遠く見ていた夢が今
目の前で崩れても
明日を見つめる気持ち忘れずにいたい
涙を流して知った苦しみは
今では何よりも大切な記憶の一部
カーテンから見える星の数
掴み取れる日が来るように
カーテン
四角い窓から除いた小さな空
古い本を抱いて過ごした毎日
想いが言葉にならないもどかしさは
触れ合った指がほどいてくれたね
霧にぼやけた森も、迷い道も
虹色の花が行方を優しく照らしてる
物語のページめくる
広がる世界へと
夢を描く君の目に、重なる未来の向こう
奇跡を呼ぶ
四つ葉に似た幸せの標を探しに行こう
テーマ “カーテン”
少女漫画でありがちのカーテンの裏に隠れての口づけ。
「あれ、窓の外からは見えてるよね。」
そんな事を言いながら、ふと校舎を見る。
「…おー…」
まさに、そんなシチュエーション真っ只中の人と
目があってしまった。
誰かは、知らないけれど。
慌てて目を逸らす。
「見られたいんじゃない?」
苦笑いをした友人と、そんな事を言い合う。
「若いって…凄いね」
「若さ故の過ちに気付くのは…」
「気付かないよ。多分」
「そうだよね」
「きっと、老いてから同じ事してる若人(わこうど)を、ヤレヤレって目で見るんだよ」
「今の私達みたいに?」
「そこ迄老いてないし」
そう言いながら、通り過ぎて行く。
全く別のカーテン越しに、
誰かが見つめていた事を
彼女たちは知らない。
カーテン
私の家には一箇所、開けたことのない「カーテン」がある。
開けたらどんな景色が広がっているのかなんて、考えたこともなかった。
きっと、すぐ隣の家があって、光も何も、入り込まないから、開けたことがない。
それだけのことだろう。
今日は、家に誰も帰ってこない。
私、一人。
夜中に、思い切って、そのカーテンを開けてみよう。
3、2、1。
窓に人の姿が映った。
何だ。私か。と思ったけど、違った。
あなたは誰?
相手は私に向かって手を伸ばし、誰もいない部屋に、カーテンを引き直す音が響いた。
『カーテン』
あちら側とこちら側で
揺れる
別の世界を切り分けて
飼い猫だけが
外を見ていた
私の知らない
あちらの世界
『カーテン』
カーテンは、部屋の雰囲気を
醸し出すわき役
今の家をリフォームした時、壁は
白に変えた
そして、気に入ったカーテン生地で好みのカーテンをオーダーした
白のキャンパスに絵を描く気分
インテリア
コーディネーターの友人も
考えてくれた
通りに面した窓のロールスクリーンは、彼女のお勧めの穴の
空いた白い生地で作った
とっても評判がよかった
お風呂場の目隠しも兼ねたカーテンは、彼女の特許のカビが生えない透けない素材で仕上げた
リビングの私のお気に入りの
カーテンは10年を経ても
素敵な雰囲気を醸し出している
何気ないカーテンにも
使う人の拘りと作る人の
思いやりが生きている
大好きなカーテン!
委員会の仕事をしてたらH先生が通りかかった
男子と色々絡んでから私を見て「おはよ」と言ってくれた
いつも「おはようございます」だったのに
勘違いかもだけど勘違いしたもん勝ちだよね
”カーテン”
高校卒業して私は一人暮らしを始めた。
私はカーテンを買うのを1番楽しみにしていた。
色んな生地を見て、まるで星空の様なカーテンと出会った。私はワクワクしながらそのカーテンを手に取った。
すると横に私と同じカーテンを持っている同じぐらいの歳の男の人がいた。その男の人は高身長で眼鏡を掛けていた。おそろいだと分かって少し恥ずかしくなってしまった。そして私は家に帰りカーテンを付けその日は寝た。次の日隣の人に引越しの挨拶をしに行った。ピンポンを鳴らして出てきたのはあの時の男の人だった。とても印象的だったので顔を覚えていた。私は思わず
「あの時のカーテンの人っ!」と言ってしまった。
彼も覚えていたみたいで、
「おそろいですね。」と言って微笑んだ。
私はその瞬間恋に落ちてしまった。
それから時は立ち。
賑やかな3人家族のリビングの
カーテンは星空の様なカーテンだ。
みんな死ねばいいのに
消えちゃえばいいのに
みんなみんな大嫌い
消えて欲しい
俺が消えればいいのか
誰も悲しまないし
すぐ忘れられるだろう
もう死にたい
消えたい
限界
あの人だってもう居ない
私を救ってくれたただ一人信用できる人
もうやだ
疲れた
消えたい
死にたい
全部全部最初から無ければよかったんだ
こんな僕なんて
生まれて来なければよかったんだ
カーテンが揺れる。
その奥には君がいて、誰よりも可愛らしい君が居て。
そばに駆け寄り、声をかける。
「愛してる」
カーテン
窓から入り込む風は、夏を過ぎてから涼しくなって。
そよぐ風はカーテンを揺らし、穏やかな時間を流していく。
あぁ…こんな時間が何より愛おしい。
カーテン
私とあなたの間に
揺れるカーテンの隙間から指す光
あの先に何があるんだろぉ( ⊃'-'⊂ )キュッ
「カーテン」
ゆらゆら
『カーテン』
カーテンレールの
シャーって音
好きでも、嫌いでもないけどね
風に吹かれて、ふわぁっとなって膨らんで
風に吸い込まれて、網戸にぷしゅーとなるのを
ぼーっと見ているのは好き
厚めの生地
天井からさがる
縦、均一に波打つ
光沢のあるドレープ
朝カーテン越しにみる
外の風景
今日は曇り空
透明な寒天みたいな日々を立ち止まって
震える手が
つめたい雨よりずっとあたたかい場所で
雨と同じくらいつめたく
ああ、やわらかいものだけにふれていたいと
このまま
雨に降られても花びらのように
薄く白く透けないで緩く響く
鎖骨に触れる傘の柄を抱きしめている
オレンジ色のギターの音がとけていく
震える、春がやって来る
『カーテン』
さやしく吹く風は
私を包み込み
去ってゆく
ただ一つ
温もりだけ
心に残る
カーテン
My curtains is gray.I often go to bed around morning, and I can’t sleep when it get sunlight .So I use thick ones .