『カラフル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
海 川 空 蝶 月
みんなカラフルで美しい
全く同じ色という訳ではなくたくさんの色が集まって出来ている
それも美しい色ばかりではない
深く悲しい色だってある
それをわかってそこにいる
だからこそ美しい
だからこそ輝ける
#03
【カラフル】
か
ら
ふ
る
あまりそそられないお題
この世界は色んな色に満ちている
そ
れこそが
生きる所以
あまりにも美しいから
あしたもまたいきていける
美しい?
なにが??
鮮やかすぎるセカイ
幼いわたしが覗く万華鏡。
[カラフル]
この世界は沢山の色で溢れている。
例えば、
赤だったら怒り
青だったら悲しみ
黄色だったら喜び
そんな感情の色で溢れている。
じゃあ私を色で表すなら…
「灰色」だね――
カラフル
色んな人に会って、
色んな事を知って、
色んな物を見る。
良いも悪いも様々で
そうして人生という作品を完成させる。
気付けばカラフルになっている。
今、どんな作品になっているのだろう。
カラフル
「カラフル」という楽曲がある。
それは、『アオペラ』というもので、声優さんたちが「アオペラ」で歌を歌うといったものである。
今日のお題の「カラフル」を見て、アオペラの楽曲の一つである『カラフル』が思い浮かんだ。
【カラフル】
水の粒が空から降るとき
身に纏う人々の手に持つ物の
空に輝く色彩のこと
#カラフル
サーモンピンクのサマーニット
ネイビーのワイドパンツ
オレンジのコットンワンピース
黒の夏ワンピース
年齢と共に纏う色が変わってく
クローゼットのカラフルなバリエーションが
今日も私を奮い立たせてくれる
「カラフル」
君が微笑むと そこはもう色彩の坩堝
シャラシャラと音がしそうなほど
軽く 跳ねる
自分の目の前はモノクロな世界。
仕事をやめて自由になればカラフルに色づくかな。
[カラフル]
カラフルってたくさんの色が混ざりあってできるじゃん
だから凄く綺麗だよね
私の人生もカラフルにならないかな〜
一人一人の個性が否定されず
この世に染み渡ったらな
そしたら世界はカラフルになるだろう
そんな世界が欲しい
色が変わるお菓子が、すべてカラフルというわけではない。たとえば、ねるねるねるねは、パステルカラーだが、ビビッドカラーとは言えないのだ。
カラフル
空から見ると
カラフル
傘だらけ
いろんな模様
人がいっぱい
どこへ行くのか
なな🐶
2024年5月1日1126
カラフル
カラフルっていいよね〜
色んな色がたくさん入っていて
最高だよ〜
【カラフル】2024年5月1日
人生は白から始まって、色々な人に触れて黒く染まって終わる。カラフルな時を精一杯生きる。
- カラフル -
モノトーンだったわたしの毎日は、
あなたに出逢えて
一瞬で、
カラフルに色彩を纏い始めた。
あなたがいるだけで、
こんなにも
世界が変わるものなのか、と
こんなにも
視界が拓けるものなのか、と
ただ、その威力に
ただ、驚かされて
まだまだ馴染めずにいるけれど…
「あんたの弁当なんかいつも茶色くない?」
「はあ」
薮から棒すぎて、間抜けな声をあげながら向かいの女の顔を2度見してしまった。
私たち、確か今季のアニメの話してたよね?
お弁当に添えていた左手を動かしてこころもち向かいの視線を遮りつつ、流し目で敵情視察。挑戦者青コーナー、肉じゃが、ごぼうのきんぴら、えのきの肉巻き、梅干し、プチトマト。こうも茶色に囲まれると申し訳程度の赤色は埋もれてしまっている。
赤コーナー、ブロッコリーとエビのマヨ和え、占いグラタン、ピーマンの肉詰め。なんかマイナスイオン出てる気がする。ううん、確かにあっちと比べるとかなり茶色い。参りました。カンカンカンカーン。
途端になんかちょっと恥ずかしくなった。
いやいや、お前んちと違ってウチの母は働いとるんじゃ。かりにもお昼を一緒に食べる仲、人の弁当覗いてケチつけるのあんま良くないよ、と今後の彼女の起こしうるトラブルの芽を潰すべきだったのかもだが、私は心が狭いので確かに!𓏸𓏸ちゃんのお弁当いいなー!と会話に乗りつつ心のシャッターを下ろした。
っていうできごとをたまに思い出す。
私がガキの頃はコンビニのご飯なんて不健康!親にお弁当を作ってもらえないなんて可哀想な子だなあ、みたいな風潮があったので昼食の時間はかなり息苦しかった思い出がある。
お弁当のできでマウントとったり親からの愛情を測ったりなんて馬鹿げてたなって今では思う。
ずっとモヤッとしてたけど、一人暮らしして気づいたのは美味しいものはだいたい茶色い、ということ。人目を気にせず食べたいご飯を食べられるようになった今、私はとても自由である。
揚げ物美味しい!焼きそば美味しい!カフェラテ美味しい!ホットケーキ美味しい!
やはり、茶色い食べ物……茶色い食べ物こそが人生を彩る……
かつての友へ、そんなに物質的彩りを求めるなら着色料もりもりのジャンクフード食って虹色のクソでもしてろ。
🌈カラフル
きみと出会って
私の世界は輝き始めた
全てのことが
真新しく変化していく
【カラフル】
#カラフル
夕方 川沿いを散歩したら
空の色が どんどん変化して
日が隠れたら 真っ暗
太陽が出ている事で
カラフルな世界を
見せてくれる
「世界は一度モノクロに回帰すべきなんだ」
分厚いサングラスをかけた男がぽつりと呟けば、傍らで行儀良く座るクリーム色の大型犬が大きな欠伸をした。内装や家具、男の着用品の一つまで全て白黒で構成された部屋の中では、濡れたピンク色の舌はやけに映えて見える。
男はそんな愛犬の頭を片手で撫でながら、そのまま言葉を続けた。
「君もそう思うだろう?」
男は眼前の相手に同意を求めるように問いかける。しかしその声に答えを期待する色はなかった。彼にとって、これは単なる独り言に過ぎないのだ。
だが、それでも彼の目の前にいる相手は律儀にも返事を返した。
「いえ全く。生憎僕は色好みなもので」
十代半ばほどに見える少年が冗談めかした口調で答える。顔立ちはあどけなさが残るものの、青く光るその瞳にはどこか達観したような雰囲気があった。
「そもそも世界は元より、色で溢れていたじゃないですか」
「しかしそれを証明することはできない。私はね、この写し絵のような世界に戻りたいだけなんだよ」
二本の指で挟んだモノクロ写真をひらひら揺らしながら男は言う。端が少し破れたそれには灰色の空を背景にして立つ少女と、今もなお男に頭を撫でられているものに似た大型犬が写っている。何ら特別ではない、ありふれた日常を切り取ったものだ。明暗の差だけで表現されたそれからは、どこか静謐な美しさが感じられる。
「写真技術の発展は素晴らしい。けども、残酷だ。もう戻れない過去の風景を鮮明に残してしまう」
「そうでしょうか。僕にはそれが救いのように思えますが」
「君はまだ若い。それゆえ理解できないのだろうね」
男は自嘲するように笑うと、持っていた写真を机の上に置き、代わりに湯気の消えたコーヒーを口に運んだ。
「〝恋をすると世界が色付く〟やら〝色の無い世界の中で彼女だけが輝いて見える〟やら、人々が言い始めたのはいつからだろうか。しかし私にとって、それは文字通りの事だったんだよ」
少年は何も言わず、ただ黙って耳を傾けている。
「彼女……君のお祖母様にあたる女性は私の世界の唯一の色彩だった。生涯を共に過ごすことは叶わなかったが、それでも彼女と過ごす時間は幸せだった。だからこそ、今の色彩に溢れた世界が耐えられないんだ」
「だから回帰すべきだと、貴方は言うんですか」
「人々は結果と過程を入れ替えてしまった。自身の特別が色づくのでは無く、色づいたものこそ特別だと勘違いするようになった。そうして色が溢れてしまった世界は私にとって眩しすぎる」
こいつが居なければ散歩すらままならない、と男はまた傍らの犬を撫でる。その手つきはとても優しく、慈しみに満ちている様に見えた。その様子を、少年は青い目で睨むように見つめる。
「祖母から聞いた通りです。貴方は随分自分勝手で、夢想家だ」
吐き捨てるように放たれた言葉に、男は小さく笑った。
「夢を見るのは、何も子どもだけでは無いんだよ」
「そうですね。でもやっぱり貴方の思想には賛同できません」
ほお、と男は興味深げに少年を見やる。
「それは何故かな」
「貴方と違って、僕の世界は最初から色づいていたからですよ。それに……」
そこで言葉を区切り、少年は男の顔を真っ直ぐに見据えて言う。
「世界が鮮やかに見えるのは、貴方がそう望んでいるからじゃないですか」
少年の言葉に、男は一瞬虚をつかれたような表情を浮かべる。が、すぐにその口角を上げた。
「ふふ、面白い冗談だ」
「冗談で結構です。ただ貴方が言う通りモノクロの世界の中で特別だけが色づいたと言うのなら、今の色鮮やかな世界は、つまりそういう事ではないですか」
色好みは貴方の方じゃないですか、と最後に付け加えて少年は口を閉じた。男もしばらく無言のままだったが、やがて堪えきれないといった様子で笑い出す。
「ああ、やっぱり君は彼女の血縁だ。眩しくて仕方ない」
返事をするかのように傍らで寛ぐ犬が「ばう」と短い声で鳴いた。
【カラフル】