『エイプリルフール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日はエイプリルフール。嘘をつくのが許される日。でも、ぼくは今日嘘をつかなかった。というのも、今日がエイプリルフールということを、すっかり忘れてしまっていたから。一年に一回しかない貴重な日なのに忘れちゃうなんて、それだけこの日に対する思い入れが薄れちゃったのかな。
【248,お題:エイプリルフール】
「今日エイプリルフールなんだってな」
「うん、」
「絶対に騙されねぇからな」
「そうなんだ、意気込んでるとこ悪いけど、それ昨日だよ」
「エッ、マジかよ...」
「嘘♡ww」
title.嘘が上手いパートナー
嘘なんかつかなければ、そう後悔したところであいつは戻らない。
[エイプリルフール]
付いていい嘘と、ついてはいけない嘘がある。
嘘は程々に。
「俺、来週中にこの家出てくわ」
「…は??え、なんで??」
「ふはっ…思ったより盛大に引っかかってくれたなぁ?今日はエイプリルフールやで!」
「……」
「…あれ?怒ったんか??」
「あのさぁ。エイプリルフールってな。午前中にしか嘘ついたらあかんのやで。知らんの??」
「エッ?そうなん??え、なんで????」
「やーい引っかかってやんの」
「……」
「…ん?怒った?」
「怒ってません!」
「ふはは」
【エイプリルフール】
詩『別れ話』
エイプリルフールはいろいろ諸説あるけれど、イギリスのオークアップルデーや、フランスの旧正月を貴族が祝ってた説や、インドの揶揄節なんかもあって、午前中しか嘘は駄目って五月の祭りだったオークアップルデーのしきたりが近年広がっただけで…、
うん、うん、うん、へー、知らなかった、すごい、よく知ってるねー、
男は知識を競い合い優位に立つ会話が好きだから、いつも私は馬鹿なふり。
女は、ただ共感して気持ちを受けとめてくれるだけでいいのに、あなたは話しの本質をいつも聞きたがる。
だから、
「別れましょう!」
あなたは
「・・・・・」
「エイプリルフール?」
「オークアップルデー!もう午後よ!」
嘘の恋は、ばらさなきゃ。
"嘘、でよかった"
"嘘、にしたかった"
だから、始まりにもならない『告白』の終止符として新学期の始まりとなるその日を選んだ。真実すらも偽者へとすりかえる為に。
── 好きだよ。ずっと前から、好きだった。
それは最後のチャンスで、故に最低で最悪な別れの言葉だったと我ながら思う。
何を言われているのかわからないとでも言いたげな表情をした貴方。それはそうであろう。今日まで自分は友人の誰よりも近く、けれど恋人なんて甘さはない 普通の当たり前の友情を築いてきたのだから。
だからこれは、裏切り行為に等しい。否、それ以外のなんでもない。けれど、この学び舎から別の空に向かって飛び立った自分たちはこれまでの地位を変わらず保つことは厳しくて。ならせめて思い出にと欲張ってしまったこの業。
── 返事はいらない。伝えたかっただけだから。身勝手でごめんね。今までありがとう。
身勝手に言い募り、呆然と立ち尽くす貴方に背を向ける。優しい貴方はどんな返事も出来ずに私の言葉が消化できるまで思考の迷走を続けるでしょう。その世界で私はきっと永遠だ。
『それはきっと幸せなこと』
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「随分と昔のことを……」
あのころ私は幼くて我儘で。大切なものが手からすり抜けてゆくことがどうしても許せなかった。だからせめても、と。そんな子供騙しの行為。
思い出したのはきっと薄く儚い花のせい。どこを見ても視界に入る柔らかな花弁。私の罪の証。
「嘘、でよかった と思いたかったの」
「何が? ようやく見つけた」
吹き付けてきた風が桜花のカーテンとなり視界を遮る。そして再び瞳を開けたら、ここにいるはずもない人が見えた。
今年のエイプリールフールの気まぐれは随分と都合よくできているのだと笑いながら、その幻覚に一歩だけ近づいてみる。あまり傍によれば消えてしまいそうな気がして、普段より小幅な一歩になった。
「ねぇ、あの日私は私以外に嘘をつかないように と心がけていたんだよ」
甘く優しい幻想に向けて種明かしをする。あの日私に嘘があったとすれば、『嘘をついてもいい日』を『嘘をつく日』だと思い込ませたこと。
嘘と真実の境目がぼやけた瞬間は都合の悪い事象を嘘にできたから。現実に傷つくことなく逃れられるから。
「嘘、にしたいと願う程 本気だったから」
エイプリルフール
4/1
10:00
私、実は宇宙人なんだよね。
私、彼氏出来たんだよね。
私、貴方のこと大嫌いなんだよね。
18:00
私、実は人間なんだよね。
私、彼氏出来てないんだよね。
私、貴方のこと大好きなんだよね。
_22end_
僕のとっておきの嘘を言おう
だって、今日はエイプリルフールだって言うのに、
誰も嘘をつかなかった。
友人は忙しくて、連絡は無い。
家族も、同僚だって、そういった類の話題はなかった。
誰かが言ってた。
エイプリルフールはもう「寒い」って。
そんなことない!
嘘をつくドキドキも、嘘をつかれるかもしれないドキドキを、一番楽しめる日なのだから。
みんな、大人になってしまって、遊び心を忘れているんだ。
かく言う僕だってそうだ。
だから、ちょっと遅くなったけど
僕のとっておきの嘘を言おう
『エイプリルフール』 4月1日
絶対書きます保留で
【エイプリルフール】
普段から、嘘をついているようなものだ。
「勉強?全然やってなーい」
と笑いながら、昨夜は日付が変わるまで勉強していたり。
「太っちゃってさ、みんな細くていいなあ」
と呟いているけども、標準体重はキープしていたり。
「可愛い、何着ても似合うね」
と微笑みながら、
(うっわ、似合わないよね何着ても)
と心の底では呆れている。
だから、嘘をついても良いなんて日には。
「この世界なんて、無くなっちゃえばいいのに」
本当の本音だけ、言うようにしてる。
私 : えーとですね!私、彼氏できたの!
友 : え?それほんま?
私 : いがいかなWWWW?
友 : 意外すぎるW
私 : ぷんすかぷんすか 失礼だぞ!
友 : ごめんてW
私 : りぇー?許してあげる♥️
友 : ハートきも
私 : るぇ?!?!てめ喧嘩売ってんのかごら?あ?
友 : 怖いです。
私 : ふふふふ私が怖いかW
友 : は?
私 : ー😊ー
友 : てか彼氏の話どーなったん
私 : るー気になるのか♥️
友 : は?
私 : 縦読みで読んでみて WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
『私は屋上の手すりに乗り、この街を見渡した』
もう、これくらいしか、方法がない。
誰も私を、知ろうとしない。
旋風を巻き起こして見せる。
四月馬鹿で終わるのなら、それで構わない。
それで、少しでも私を記憶してくれるなら。
私は私の存在を、保てる。
……でも、やっぱりもう少し、生きてもいいかな。
なんせ、4月の1日なのだから
これくらいの嘘。
エイプリルフール_43
お化け屋敷は行きたいけど
怖くて入る勇気が出ない。
ジェットコースターも同じで
誰かとならいけるかもしれないと思う。
そうは言ったけど、
私は演技も、嘘をつくのも下手だった。
いつから気づかれてたんだろうな。
そんな私に
素直になってもいい権利があるのなら
こう言わせて欲しい。
君と過ごす1日は夢の国の
そのまた夢のようだった。
毎日、あなたに「好きじゃないもん」とか、「きらい」って、嘘ばっかりついてたから、「好き」って言うのが嘘になっちゃうのかな?
エイプリルフール
それって午前までは嘘をついてもいい
と言われている日
その日には多くの人がからかいのために嘘をつく
しかし、そう言っていれば
嘘に紛れて本音を言う人はどれくらいだろう
そうこのタイトルを見て思った
朝から口紅で遊んで顔中真っ赤!
保育園に行くのにどうするのー!
エイプリルフールなら嘘だと言って…。
明日は4月1日。
――ルールに則り、お互い嘘で塗り固めましょう。
そんな約束を交わした。
11時45分。中庭に呼び出された。
緊張した様子のあなた。
そう。今日このタイミングなのね。
雑談も一段落。
少しの沈黙の後、あなたが口を開く。
「ぼくと付き合ってくれませんか?」
ああ、今日でさえなければ。
「…お断りいたします。」
喜んだ色を見せる憐れなあなた。
時計は12時3分を指している。
『エイプリルフール』の嘘は午前まで。
エイプリルフール
嘘をついても許されるとされている日。
楽しいウソや、元気をもらえるウソがいいな、
人を不快にさせるのは、やっぱりダメだと思う
そうは言っても、、なんのウソもないけど。
★エイプリルフール
「俺、お前のこと好きだわ」
「はぁ?」
本気とも冗談とも分からないくらい軽く笑いながらの突然の告白に驚く
僕の親友はそんなこと言うキャラじゃなかったはずだが…
…なるほどエイプリルフールか
「そんな事言うなんて珍しい。僕もあなたの事好きですよ」
冗談ぽく言えただろうか
いつもクールなのに時々子どもっぽく笑いながら揶揄ってくるそんなところが大好きだなぁと思いながら見ると
笑った顔の彼と目が合った
「じゃー帰ろっか」
「さっきのはなんだったんだ?」
「別にー」