『イブの夜』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
なぜ「前日」にここまで心踊るのだろう。
なんならクリスマス当日よりも好きかもしれない。
他者と約束をしている時が一番楽しくて、約束当日にめんどくさくなるのと一緒だろうか。
夢を描くのが一番楽しくて、追い始めるとめんどくさくなるのと、一緒だろうか。
「イブの夜」
いつもと変わらずここに来る
一言残しに。
誰かが置き土産を残してくれる。
そして明日も変わらずに
とりとめのない言葉を残しにくるだろう。
イブの夜、あなたはいなかった。それが信頼の証だと思っていたクリスマスの夜。
イブの夜…
アレ?
今日だよね?
あまり変わりの無い日
明日に期待しよう
イブの夜だと
賑わってる周りを見ながら
いつもと変わらない生活を
淡々と送っている私
皆と同じ わくわく・ドキドキは
いつから? 何処へ?
置いてきてしまったんだろう…
Yume
小さいころ
誰かにもらった特別が
今でも胸にきらめいて
光の中に紛れ込み
少し瞬く
/ イブの夜
イブの夜
イブの夜
君は何をしていますか
誰と過ごしていますか
どんなことを想って
どんなことを願っていますか
少しだけでいいから一ミリだけでもいいから
君の中に私がいますように
イブの夜
サンタさんが
来てくれると信じていた
小学生の頃
姉にその夢を壊された
お父さんお母さんだと
夜中に頑張って起きていて
寝たふりをして確かめた
母が枕元にプレゼントを
置いてくのを見てしまった
サンタさんはいないのだと
かなり寂しい気持ちになった
両親にありがとうと
思うようになったけど
見てしまったことは言えなかった
イブの夜 毎年独り 寂しいな 草摩信乃
ときどきお前が
おぞましいものでも見るかのような目で
私を見ているのを知っている
たとえそれが、イブの夜でも
《イブの夜》
ふふな雰囲気
ふふふな味
ふふふふな人
ふふが溢れる世界に
ふふふ
クリスマスが幸せでありますように。
サンタさんお茶飲んで休んでね。
肩の力が少しでも抜けたらなんて
ふをおもっておもう。
イブの夜は
あなたと二人きりのパーティー
二人だけの時間
この歳になればイブの夜なんて
所詮正月への景気づけみたいなもんだ
サンタさんへの手紙がどうとか
恋人とどこに行くかとか
自分には縁遠い言葉が
耳障りにすらならなくなったのはいつからだろうか
些細なことで感情が動くのは若い証拠だったな
などと微笑をこぼしながら
閉店間際のスーパーに並んでいた
大人数向けの割引済オードブルを前にとびきりのワインを開ける
おっと?
ワインを注ぐ手が震えているようだ、
あまりの喜びに耐えられなくなったのだろうか
ワインをひと回しして一言
う〜ん、良い…!
しかし返答は無い、
当たり前だ
この部屋には俺1人しか居ないのだから
テレビからはイルミネーションを見に行っているカップルが寒い寒いと喚く声
俺は暖かい部屋でオードブルとワインに囲まれている
うん、俺の方が幸せだ、うん。
気づくと頬を生ぬるい何かが伝っている気がする
ああ、そうか
イブの夜にこんなにも自由で居られることに耐え難い喜びを感じているのだろう
うん、
これは
これは断じて悲しい涙などでは無い
孤独という名の自由へ乾杯して
少し塩っぽくなったワインを味わった
イブの夜
あなただけ…
あなたとだけ…
静かに…
しっとり…
ささやかなイブの夜
あなたがいれば
それだけで、
ロマンチックな夜…
あなたを思い続けるわ…
キャンドルの下で…
クリぼっち
寂しいね
友達と映画
彼氏と行きたいな
いつかできるかな
いつかがもうすぐならいいな
時速6000キロで走れるトナカイを調達したサンタクロースが原因で、空の上では事故渋滞が発生している。長いテールランプとサイレンがけたたましい。
そんなキラキラした夜空を地上から見上げている、イブの夜。
街中が浮かれているな…イルミネーションを見ながら笑う。
自分だってこの場所に出てくるぐらいには楽しんでいるのに。
去年は大勢で騒いでいたこの場所。
今年は明日、又同じメンツで揃う予定だと言うのに一日早く一人で来てみた。
大勢でいるのが嫌なわけじゃないし、そもそもこんな場所に一人でなんてどう考えても似合わない。
それでも世間が浮かれる夜にこのにぎやかな場所で一人静かに過ごすのも自分らしくて良いんじゃないかな。
イブの夜
なんだか奇跡が起きても不思議な気がしない特別な時
期待とそれに対する僅かな否定を抱いて夢をみる
今日はいつもより、自分と自分の夢に素直になれそう
そんな気がした
今夜はサンタさん来るかなぁ?
ソワソワしながら眠りについた幼い頃
朝はサンタクロースからの贈り物を見つけるためにいつもよりも早く起きた
いつの間にかサンタクロースはいなくなってしまった
イブの夜が遂にやってきた。
もう今年もそんな時期か、プレゼント貰えるかな、と
毎年どこか他人事のように考えてる自分がいる。
でも今年は少し違くて。
お母さんに貰うクリスマスプレゼントも
いつもよりちょっぴり豪華なご飯も
今年は何もいらないから
風邪に苦しむ大好きな優しい君が
少しでも早く良くなって、大好きな家族と楽しく過ごせるように願うよ。
メリークリスマス。