『ゆずの香り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
腕を焼く煙草の熱が
寂しさの象徴たる痛みだと思えた私は終わりである。
先見の目
人は時と共に叡智を得る。
時とは未来に進む。
時計の針はいつも前に進む
人は知恵を身につけ次の世代に知らせなくてはいけない。
十年後、百年後の人が豊かに暮らせるように考えて生きなければならない。
それが人間の使命だ。
どこまでなのか、途切れることのない日々が続いていく、なんとなくありたいと思えば思うほど止まることが難しくなって、だから少しでもゆっくり眠れるように、温かい湯気の中で深く息を吸って吐いて
『ゆずの香り』
「これでいいじゃん安いし」
「駄目、全然違う、それオレンジ」
「じゃあ、これ?このでかい黄色いやつ」
「違う、それデコポン」
「もうレモンで良くない?」
「だーめ」
「なんで?みんな柑橘系じゃん、一緒じゃん」
「全然一緒じゃないの、バーカ」
「バカじゃない、アーホアホ」
「2回言ったな、ご褒美のアイス無しね」
「ごめんなさい!」
「あ、あった良かった売り切れてなくて」
「高っ、もっと腹が膨れるやつ買おうよ!肉とか!」
「またバカみたいなこと言って、湯豆腐だっつってんだろ」
「えーだって食べるとこ少そうだし」
「いいの、この贅沢な香りを楽しむんだから」
「香りは食べられないです」
「バカの子以外は食べられます」
「バカじゃないもんアーホア」
「…」
「ごめんなさい!」
「はい、じゃあアイス買いに行きましょう」
「わーい!」
『ゆずの香り』は食べられます。ただしバカ以外。
2022年12月23日
初夏の香り。
ゆずの葉が揺れた。
貴方はこうして、昔の人に会いたくなるのね。
【 ゆずの香り 】
プカプカとお湯に浮かぶゆず。落ち着く香り。
今日は、親戚から貰ったゆずで"ゆず風呂"をした。
日頃の疲れが湯船とゆずの香りで安らげる。
ゆずを手に持ち匂いを嗅ぐ。
ゆずの匂いは、どこか落ち着く懐かしい匂い。
どこかほっとする。
ゆずの香り。
その大きな木は毎日変化を楽しんだ。
森の奥には不思議な木がある。毎日姿を変える洒落た木だ。夏のある日にその木を見れば優しい桜が咲いている。春は紅葉冬には青葉が。何にも囚われていないその木が僕は少し羨ましかった。
ある日その木をおとずれたら見たことの無い姿になっていた。健康的なほど鮮やかな青い葉に黄色の大きな実。なんだか美味しそうだった。
だから僕はその実をひとつ取って齧ってしまった。
味より先に匂いが伝わってきた。言葉で言い表せないような清々しくどこか独特な匂い。それには人を惹きつける力があるような気がした。
そう感じたのも束の間。激しい苦しみが僕を襲った。匂いが濃くなるにつれて苦しみは増していった。
そして僕は黄色い果実の匂いに包まれて死んだ。
木はそれ以来姿を変えることはなかった。
昨日は冬至だった。
ゆず湯入ったよ。
南瓜もね♪
ゆずの香りのお風呂でぽっかぽか。
お肌つるつるだ〜♪
ゆずの花言葉はね、「恋のため息」なんだって。なんだか今の私にぴったりね。貴方に届くはずがない、もう愛してはいけないと分かっていながらも、貴方のことを想ってしまう今の私に…。
貴方のことを考えると、ため息しか出ないよ。別れてから何ヶ月も経ち、全く会っていないのに、貴方への愛は変わらない。それどころか日に日に増している。愛する人と会ってはいけない悲しみ、この愛が貴方に届かない辛さ…。あー、会いたいよ。もう一度だけでいいから、貴方に会いたい、貴方に愛されたい。
いつになったら私の「ゆずの香り」が消えてくれるかな。心地よくないこの香りが、早く消えますように。
#ゆずの香り
【ゆずの香り】
ゆずの香りか…。難しいな、
あ、今日友達と帰ってた時にみかん?ゆず?っぽいのなら
あった。結局、あれがなんの果物だったかのかは分からないけど個人的にはみかんだと信じたい。((友達はゆずゆーてた
どっちでもいっか笑笑
ゆずの香りね〜、ゆずとかあんま食べた事ないな。
てか、全くない可能性もある。マーマレード?ってゆず??
あ、違うんだ((違くはないか。柑橘類を加工したやつなんだ…
じゃああながち間違ってはなかった??
あれ、美味しいよね- ̗̀ෆ⎛˶'ᵕ'˶ ⎞ෆ ̖́-
顔文字乱用しとこ
ゆずの香り
今夜もゆず酒を飲んで寝る
心做しか身体がほっこりし
鼻の奥に残った香りに
癒されながら布団に入る
今日も頑張りました
おやすみなさい
冬至の季節が来ると思い出す。
小さい時おばあちゃんの家で
ゆず湯に入った時のこと。
ふわりと香る優しい匂い。
ゆずは絶対にもんじゃダメよ?
お肌痒くなっちゃうからね?
わかった〜?
はーい!
はーいと言うものの結局ゆずで遊び怒られる。
年々遊ばれないように対策されていくゆず湯
毎年遊ぶ子供たち
決して屈しない祖母
とても平和な争いだ
僕ら一家のゆず湯争いが終結するのは
また別のお話。
【ゆずの香り】
柚子の香りがしたから
きっと君だと思って目をさましたんだよ
どうして君はいつもいい香りがするのか聞こうと思って
聞こうと思ってたんだけど
ゆずの香り
「しあわせって何だっけ」
って歌があったよね
お鍋にポン酢
冬至に柚湯
寒い日の柚子茶
ささやかな「それ」を拾いながら
冬を行く
元カレと再会できる飲み会。
会いたかった。
久しぶりに、話したかった。
奥さん身籠ったって。
良かったね。
結婚して、私にも子どもがいる。
それなのに、、いや、それだから?
もう1人のロールが見え隠れする。
「奥さんとこの子どっちが好き?」
いらぬ質問が飛び交う。
別に聞きたくない。
でも、期待してる自分がいた。
「奥さん」
「そりゃそうでしょ」
っていいながら、少し傷つく自分がいた。
「家庭とこのコミュニティは分けたいんだよね」
だって。そういうことか。なるそど、こっちだって、それだ。
ゆずの香りは癒される
名前や見た目も可愛い
…と思っていた
自分の中の常識が覆された
お店にはゴツいグレープフルーツが
…何か違う
そこに居たのは可愛くもないユズだ
どうしてそうなった…
経験は無いが可愛いかった子が
楽しみにしていた同窓会で再会した時に
衝撃的な変貌だった様な気分だった
せめて中身だけは…
ゆずの香り
その匂いがすると
あゝ冬がどんどん深まっているなぁ
そう感じる。
なぜなら、子供の頃に柚子湯と言うものに冬になると入っていた記憶があるからだ。
とても温まる。
そんな記憶だ。
それはとても懐かしいと感じるものだろう
ゆずの花言葉って、健康美、汚れなき人、なんだって。
あまりにお風呂を彷彿とさせてくれる。
そう言って啜ったうどんはゆずの香りがした。あれ??
お題 ゆずの香り
ゆずの香りが
ふわりと香る
そういえば、
君からはいつも
りんごの香りがしてたね
あの頃は私もりんごの香りで
染まってた
だけど、
今は違う人の香りで
染まっていくんだね
なんだか寂しいなぁ
なんて思っちゃったな
ゆずの香り
冬の おひさまの香り
ほかほかの マフラー
湯たんぽの しあわせ
****
大空
ほら
きこえてくる
そりの音
雪夜の空の
藍色の
鈴の音