『やりたいこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
小説を書くのは 誰かの心に残るものを作りたいから
サプライズをするのは 誰かの喜んでいる顔を見たいから
ギターを始めたのは 自身が心を動かされたから
イラストを描くのは 自分の心を動かしたいから
そう、誰かの心を動かしたい。
誰かの心に私がいて欲しい。
ほんの少しでも私の価値を感じてみたいから。
*やりたいこと*
やりたいこと
やりたいことって、難しいですよね。
なぜなら、たくさんあるからです。
人生って、やりたいことばっかやるんです。
そのたくさんあるやりたいことをやるために。
でも、やれない、挫折することだってあります。
そこで力をなくさないで欲しい。
次やりたいことに挑戦するために。
下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる。
「やりたいこと」
「私のやりたいことか」
自室で独り言を呟く。
学校でやりたいことについて作文を書くという課題が出た。
「やりたいこと。あっ!」
やりたいことについて考えているうちに、昔、友達と語り合った夢の話を思い出した。
やりたいことなんてないだろうなと思っていたけれど、私は、やりたいことがあったんだ。なんで忘れていたんだろうと私は思った。
「イラストで賞を取る事」と作文に書いて提出した。
時間はかかるかもしれないが、今からでもやってみようと思う。
[やりたいこと]
やりたいことやってみたいことは沢山あるよ。
今のうちにできることはやる!
立派な大人になると出来なくなるかもしれないから。
人生楽しもう!
きっと大切な人もできるよ。
「ねぇ、お母さん」
「どうしたの?」
「なんで私たちこんなに苦労して生きているの?」
「さぁねぇ、お母さんにも分からないわ。」
僕たちはとっても寒い雪国で暮らしている。昔はお隣さんや、同じ地域に住んでいた人達が大勢いたけど、住める場所が少なくなった今、家を無くさざるを得なかった人達がが大半だ。僕たちの周りの家が無くなり始めたのは、僕たちが一番この世で恐れている"偉い人"と呼ばれる人達が原因である。彼らは僕たちの家や命を次々と奪っていく何とも恐ろしい存在。だけど、彼らに気に入られれば、住む場所が与えられ、美味しい食事も与えられる。安泰な暮らしが送れるというわけだ。僕たちのような崖っぷちの人生を送っている場合、どうやって偉い人に自分たちを見つけさせるか、気に入られるかを毎日のように考え、探っている。僕の知っている中にも何人か彼らに気に入られ、今でも豊かな暮らしをしていると聞く。昔は気に入られることなどなく、彼らに会うと一瞬で命を奪われてしまうため、今のような生活に幸せを感じる者が多かったが、彼らに気に入られるというのがとても身近に感じられるようになったからこそ、誰もが理想の生活を頭の中で作り上げるようになった。そして僕もその内の一人だ。
「僕たちも早く偉い人に気に入られたいな。」
「貴方は何が夢なの?ママに教えて。」
「そうだなあ、夢は沢山あるよ。まず、広いお家が欲しい。後は美味しいご飯が食べたい。」
「ご飯は毎日食べれてるじゃない。」
「ご飯は毎日食べれてるんだけど、やっぱりいつも同じじゃ飽きちゃうよ。偉い人に気に入られたら、毎日違うご飯が出てくるんでしょ?夢のようだよ。」
お母さんに話したって何も叶わないのに、それでも僕はお母さんに自分の夢を話すのが好きだった。お母さんもいつも僕の話を聞いてくれた。何気ないこの時間が、僕にとっては宝物のような時間だった。
僕の夢に毎日出てきたあの人達が、現実に現れたのはある日の事だった。三人ぐらいの人達が僕とお母さんをジロジロ見つめながら、何かを話している。三人の内の一人は拳銃を持っていて、その銃口は僕たち親子に向けられている。お母さんと僕はただ立ち尽くしているばかりだった。少しでも動いたら、彼らに何かされるような気がして。暫く経つと、彼らがこちらに近づいてきて僕らを眠らせた。麻酔銃だろうか。僕らの中では銃で打たれたような感覚で眠くなる、というのが彼らに気に入られた合図だった。その為、僕は打たれた感覚がただただ嬉しくて、朦朧とした意識の中でこの先の生活を夢見ていた。
眠りから醒めると僕たち親子には既に新しい家が与えられていて、家の中には美味しそうなご飯が置かれている。興奮しながらお母さんを叩き起して、僕はこれから理想の生活を過ごせるとお母さんに口早に話した。お母さんも家の中に置いてある美味しそうなご飯を見て、目を丸くさせていた。やっと僕たちも勝ち組になれたんだ。
…そんな事を思ったのも束の間。体内で一週間が経った頃、僕たち親子は疲れ果てていた。前は涼しかったのに、今は太陽に照らされて凄く暑い。それに、ご飯は決まった時間にしか与えられない為、お腹が空いて空いて仕方がない日がある。それにそれに、僕たちを監視するかの如く、無数の知らない人たちが僕たちの目の前に毎日のように現れる。僕は今まで自分がいた環境が凄く恵まれていたことを、今になって知った。僕はなんて贅沢を言っていたんだろう。隣で寝転び、動かなくなった母を見つめて呟く。
「そっか。僕が本当にしたかったことは、本当の夢は、お家を変えることでも、色んな種類のご飯をお腹いっぱいに食べることでも、偉い人に気に入られることでもなかったんだ。」
今日もまた、言葉が伝わらない彼らに僕たち親子は監視されている。
_20xx年
ある一人の科学者が動物の脳内を理解しようと研究を続けた結果、動物の脳内を見ることが出来る機械が発明された。そして、その研究の延長線、機械のお試しも含め、彼はまたある一つの研究を開始した。それは「絶滅危惧種になると言われているホッキョクグマの親子の一生を覗き、一回の人生で変わり続ける子の脳内を調べる」というものだった。野生から人間の支配下に置かれた時、彼らはどのように感じ、どのような行動をするのか。この彼の研究には誰もが興味を持ち、ホッキョクグマの親子が動物園に展示された日から、毎日のように人が訪れたという。そして科学者は研究が終わった後に、このような言葉を残している。
「最初、ホッキョクグマの子は私たち人間に支配されることを望んでいた。その結果、彼らは私たち人間を"偉い人"だと崇めていた。が、実際自分が支配されると、私たち人間に対して恐怖を覚えた。その結果、最終的に私たちは"偉い人"から"言葉が通じない彼ら"と変換されたと思われる。」
「彼が最期に望んだ本当の夢は、私たち人間の手から逃れることだったのかもしれない。」
「したいこと」
【やりたいこと】
何も思いつかない
何もしたくない
何もせずただ朽ちていきたい
やりたいことなんてもうない
やり尽くしたのだ
自分が興味のあるものには片っ端から手を出し
そして興味を失っていったのだ
まずはやってみればいいなどとよく聞くが
さまざまなものに触れていれば
次第に向き不向きは分かってくるし
好き嫌いもはっきりしてくる
だからもう私にはやりたいことがないのだ
やりたいことはやったし
極めるものは極めて
やりたくないものはやらないことにした
明らかに苦手なものからは目を背けた
この世に私がやりたいことなどない
あるとすれば
何もせず朽ちることだけだ
よく晴れた午後
ふと思い立ってノートを手に取る
死ぬまでにしたい事 誕生日までにしたい事
やりたいことと言っても色々考える
ノートを開くと同じ様な
「死ぬまでにしたい事」
「死ぬ時にしてほしい事」
と書かれたページが目に入る
こんな事書いたかな
思いながらも指でなぞるように読み進める
・死ぬまでに
読みたい小説を全部読む
見たい映画を全部見る
行きたい所全部行く
イギリスに行きたい
・死ぬ時は
好きな本と一緒がいい
みんなが笑顔がいい
苦しまずがいい
読み進めて気づく
これは自分の字では無い
そして1つの記憶が蘇る
あぁ…そうか、これは
去年の君が間際に書いたものだ
読みたいと言った本を買ってきた時は、嬉しそうにしていたね
映画のDVDを一緒に見たね
文句を言いながらゲームセンターで騒いだ
国外なんて行けないからテレビの特集を見たね
棺に君の好きな小説と漫画を入れたね
涙で前が見えなくなったけど笑顔でいられたかな
穏やかないつもの君の笑顔だったね
気が付くと随分と時間が経っていた
そしてノートの新しいページを開き改めて
「今、やりたいこと」
と自分自身の想いを書くことにしてみる
「やりたいこと」すぐには思いつかない
思いついても行動できるものばかりではない
けれど、数少ない「思った時に出来る事」はすぐ行動したほうが後悔は小さいのかもしれない
#やりたいこと
やりたいことが多すぎる。どれも諦められないけど、現実はシビア。欲しいものも、やりたいこともいつも足元で逃げていく。急がなきゃ、出遅れちゃう。どうしてもつかまえたくて、今日も私は影踏み。
夢だってある。目標だってある。理想像もある。
なのにこの辛い気持ちは何?
どうして私は夢へ突き進めないんだろう
焦燥感と背徳感
自己肯定感だけがただただ下がって
やるべきこともやりたいことも手につかなくなる
負のループに陥ったら最後
絶望の深淵に突き落とされるだけ
蜘蛛の糸なんてない
あるのは恣意的な意図だけ
やりたいこと
やりたいことはいろいろありますが
最初に浮かぶのはまず旅行に出かけたい
ことです
行きたい場所はたくさんあるけど
海の幸やスイーツなどまだ食べたことがない
グルメを楽しめる旅がしたいです
そんなことより私は学校の宿題をしなければならない。多すぎないか?学校の宿題。授業はとっても楽しいんだけど、宿題宿題ふざけんなと、ごめんなさい。本心を出せるのはここくらいしかなくて、でもやりたいことは何ですか?って聞かれると正直あんまり浮かんできませんよね。私はたくさんありますよ。絵を描くことでしょう、本を書くことでしょう、動画の編集でしょう、音が作ることでしょう、小説の設定を考えることでしょう、まぁ、一番やらなければならないのは宿題なんですけどね。さっさと終わらせてさっさと寝たいんです。正直今ものすごく眠いからちょっと変なことを書いてるんですよね自分的には。ということで私はさっさと宿題終わらせますね。
【やりたいこと】
「やりたいこと」
私はやりたいことを授業で発表することになった。
私は 「えっ、自分のやりたいこと、、、」
となってしまった。
だけど実は私にはやりたいことが沢山あった。
将来は保育士になりたい。
将来はアイドルになりたい。
将来は、将来は、と語っていくうちに自分のやりたいことが分からなくなってしまった。
最初は私もこれになりたい!というのがあったが、私の夢がだんだん変わっていくうちにこう思い始めた。
「こんなにやりたい仕事があっていいの?」
「こんなに夢を目指してもいいの?」
私はこれになりたい!あれになりたい!と思ったものの全部諦めてしまっている。
沢山諦めてしまった自分を私は
「こんなに諦めてしまうんならやりたいことなんてないよ。」
といってしまった。
私は仕方なく授業で、
「私は将来お金が沢山稼げる仕事をやりたいです。」
と言った。
先生にバカにされるんだろうと思った瞬間
そうんなんだね!いいじゃん!お金が沢山稼げるようになりたいってこともちゃんとやりたいことと一緒だもんね!
とそう言ってくれた。
私は些細なことでも別にやりたいと思っていいんだ!と思った。
別に将来どうしたらいいとかなくたっていい。
自分が何をしてみたいかとかなくたっていい。
自分は好きなように生きればいいんだ。
そう私は心に決めている。
やりたいこと
時間ができたらできたで、そんなにやりたくなかったり
結局は何でも面倒くさいんだよね
【やりたいこと】
やりたいことなあ~
あったはずなのになあ~
もう思い出せないなあ~
悲しいなあ~
やりたいこと
若い頃って
どうしてあんなにやりたい事がいっぱいあったのかな
それなのに今
どうしてこんなにやりたい事が少なくなったのかな
私の家庭には不都合な理由になる人がいたから
やりたい事がいっぱいあった若い時も
それが理由で出来ない事の方が多かった
今の言葉で言うと「ヤングケアラー」
そうなった当初はまだ
介護制度がちゃんとしてなかったから
ほんっっっとに大変だった
私はその人から物心つく頃から虐待を受けていたから
病気で身体が不自由になったとて
全く同情心は湧かないわけで
ようやくあの世に行ってくれて
やりたい事が出来るようになったはずなのに
若い時にやりたくても出来なかった事は
今 やりたいこと ではなくなっている
なんだかなぁー
やりたいこと
ベランダで煙草をふかしている彼女に向かって言う
「やりたいことってある?」
彼女は少々驚いた顔をしたがじきに口を開いた。
「…急にどうしたんだ?人間やりたいことなんて山ほどあるだろう?」
「毎日ぐっすり眠りたいし、タバコを沢山吸いたい。チョコ味のやつね。」
「あぁ、今はカップ麺が食べたいかな。辛いやつにたっぷりチーズを入れたのがおいしい」
……予想以上に答えてくれたので驚いてしまった。
「それで、君もやりたいことあるんだろう?」
「おまえと一緒に居れるなら、他のやりたいことなんてどうでもいいよ」そう言おうとして口をつぐんだ。
「そうだね…今は煙草を一本吸いたいかな」
「君の大好きなチョコ味の。」
やりたいこと
やりたいことは日に日に変わる。毎日やりたいことを求めて毎日歩き続けているが、一向に見つからない。どんなに歩いても届かない星に手を伸ばす。一つの光を追い求めるなんて醜いもの。けど最初に決めたんだ。どんなに届かなくても、その光を掴むまで帰らないと。
やりたいこと 竦んで舐めた アイスクリーム
___________
やりたいことをするためには、努力と自由な金と自由な時間と健康と、時には運も才能もいるし、時には責任も伴うと知っているから、そうお題を出されると やりたいことなんざなくてもいい!と叫びたくなる。
それでもやりたいことを思いついたあなたには拍手喝采を
できない理由がチラついて尻込みしたあなたに握手を
そんなあなたも私もこのアプリで書きたい欲を満たしてる
やりたいことをやっていない訳ではないのだ。
私なんぞ、アイスクリームも食べちゃったしな。
日本語を世界共通に仕立てたい駄目なら英語のテストを消したい
題-やりたいこと
ナツキとフユト【7 やりたいこと】
フユトが貸した、パジャマ代わりのTシャツのままのナツキが歓声を上げた
「わー、さすがカフェをやりたいって言うだけあるね」
フユトが手早く作った朝食は、トーストとベーコンエッグとグリーンサラダだ
「別に普通だろ」
「でも、盛りつけ方がきれい」
食べ始めながら、フユトは聞く
「ナツキ、仕事は?」
「実は、今無職で…」
「それで追い出すなんて、お前の恋人もひどいな」
「だよね」
「仕事探さないとな。ナツキのやりたいことは?」
「フユトのカフェを手伝うこと、なんちって」
「おい…」
(つづく)