『ひなまつり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
〝ひなまつり〟
スーパーで、買い物をしていると、
ひなまつりの歌が流れてきた。
ひなまつりといえばひなあられだが、
最近はひなあられを食べる機会もなくなってしまった。
大人になって買うのも恥ずかしいし、
姪っ子が来てくれないかな、なんて。
他力本願だけれどね。
〝たった一つの希望〟
キラ〜キラ〜、と音がなる。
ゲームのガチャを回す音。
もう何回目だろう。
確定演出が来ても、目当てのものは当たらない。
長いロードが来ることだけが、たった一つの希望だ。
「ひな祭り」
ひな人形を見て
怖いと思うのか 可愛いと思うのか 綺麗と思うのか
全部違う
凄く暖かくて 懐かしい匂いがしてきそうで落ち着く
🎎ひなまつり
雛、祭りとはよく言ったものだ。
所詮、弾かれ者
——私のような者など。
雛はやがてかえる。羽ばたける。
私はまだ、雛にすらあらず。
雛でありたいと思った時点で、そうではない者。
離れていく人々。
暖かみなど。
所詮、別れ。分岐。
祈りも消えた我が母国に、何を祭られようぞ。
ひな飾りを仕舞うのが遅れたら婚期が遅れる、なんてよく言われているわね。
去年の私はどうでもいいと思っていたわ。
早かろうが、遅かろうが。私が幸せでいられるのなら、結婚していたって、していなくたって。
でも、今年は違うわ。
彼に出会って、恋をして。
きっと私が幸せになるには彼が必要だと、思うわ。
そんなこと思うのは今だけかもしれない。
そんなこと思っているのは、私だけかもしれない。
でも、たとえそれでも構わないわ。
今年のひな飾りは、早くしまうことにするわ。
毎年3月3日になると私の部屋に飾られていた
おひなさまとおだいりさま
ケースの中に入っていて
横のネジをひねると歌が流れるタイプだった
このおひなさまは
私が生まれた時に
祖母がプレゼントしてくれたものだと聞いた
今年から一人暮らしをはじめたから
今まで毎年この日には目にしていた雛人形を
今日は見れていない
家族にはいつも会いたいけれど
今日はとってもおばあちゃんに会いたい
『ひなまつり』
ひなまつりの日ってちょっと変。
端午の節句とかこどもの日とかなら分かるけどみんなひなまつりの日って呼んでる。なんでも漢字とか使って難しくするんだと思ってたらかわいい名前の日もあるんだと少し関心を持っていた。
調べたら今日は桃の節句らしい。桃は可愛いけどひなまつりの日よりかは可愛くないかも。
ひなまつり……
『うれしいひなまつり』って曲を思い出すなぁ。
そういえば、ひなあられって
明るくて彩りが綺麗で、なんだか気持ちが晴れやかになるというか、心が弾むというか。
そう思ったこの時。
〜ひなまつり〜
新シリーズのレンジャーは全員ピンクだって? オダイリサマーとカンジョもピンクで? 見分けつきます?
ひなまつり
小さな笑顔がたくさん
咲きますように
もうすぐひな祭りだよねー。隣の女子グループから聴こえてくる。そういえばそんな行事があったな。そう思うほど行事にうとい家庭に生まれた。唯一誕生日を祝うくらいだ。
正月はもちを食べたことがない。そのことを母に言うと、喉をつまらせたら大変だし、太るからだめ。と言われた。すでに脂肪を溜め込んだ物体から「太るからだめ。」なんて言葉が出たのは意外だ。
2月になるとみんな豆をまくらしい。鬼はそと福はうち。等と言いながら豆をまく文化がこの日本にはあるらしい。なかなか働かない父に豆でも投げれば少しは働こうという意識になるのだろうか?
特に意味もなく嘘を言ってみた。すると両親は私に白い目を向けた。何馬鹿なことを言っている。そんな眼差しだ。世間から見ればあんたらのほうが白い目を向けられているということを知らずによく実の子にそんな目を向けられたのもだ。
暑くなってきた。プールに入ってみたい。学校の授業で入ったが、あれは授業という感じがしてどうしても楽しめない。だから家族でプールに入ってみたいが、当然だめと言われた。もし津波がきたら真っ先にこいつらをさらってほしい。
秋なのにまだ暑いと思う日がある。そんなある日、みんなが仮装する夜があるらしい。テレビをつけるとみんな思い思いの仮装をしている。俺もまじりたいな~と思わず声を漏らしてしまった。それを聞いた親はすかさず馬鹿にしてきた。馬鹿にしている両親の姿が横目に映る。こいつらは仮装しなくても充分化け物だな。
幼い頃はなぜ私の家だけサンタが来ないのか疑問に思っていた。特別悪いこともしてない。どうやらサンタは平等が嫌いみたいだ。
みんなが羨ましい…。
ひなまつり
お雛様の前にズラリと並ぶお菓子の数々。これはあたしにとって宝の山にしか見えない。
お雛様を飾る意味とか難しいことは置いといて、お菓子を食べられることが嬉しい。上機嫌でお菓子を頬張るあたしとお雛様の目が合う。お雛様が優しい笑顔を向けているように感じて「お雛様のおかげでお菓子いっぱい食べれるよ!ありがとう!」と言ってみた。
「あんたはもうちょっとお雛様の上品さを見習いなさい」
「げっ、聞かれた……」
後ろに居たお母さんが苦笑いしながらあたしの頭を撫でた。そんなあたしを見ながら、お雛様はお上品に座っている。
――あたしがああなるには、まだまだ時間がかかりそうだ。
雛祭りの時期になると必ずと云ってもいい程、思い出すことがある。私は熱いお茶を飲みながら、そんな他愛もない昔の出来事を回想していた。
それはまだ娘が三歳だった頃。例年通り雛人形を茶の間に飾っていた時の事だった。私がせっせと掃除やら洗濯だったりをしている間、普段なら娘は何かしらで暇を潰そうとするのだけれど、何故かその日は人形の前で何もせずにぺたんと座っていた。何か手にしている訳でもなく、娘はそれらをただじっと眺めているだけ。その上、一時間近くもそこで座っているものだから、流石に気になって喋りかけてみることにした。
「ねえ、何してるの?」
すると、娘はぽかんとした顔で、さぞかし不思議そうに答えてくれた。
「この子とお話してるの!」
最初はなんだ、単なる人形遊びかと安心したが、よくよく考えれば疑問に思うこともあった。喋り声が一切聴こえなかったということや、娘は人形遊びをあまり好んでいなかったこと。挙げればキリはなかった。だけど、その瞬間に限って云えば、まあそういうこともあるのだろうと納得しかけていて、別に気に留める程でもないなとも思っていた。その次の言葉で私がびっくりさせられるまでは。
「『あなたのお姉さん』だって言ってるよ!」
そう爛漫に語り出した娘は髪の長い雛人形の方ばかり見ていた。ありきたりな話だ。娘は私が流産したことなんて知るはずもないのに、本来そこにいるべきはずの姉の存在を知っていた。たったそれだけの話だ。だが、妙に私の頭にこびりついて離れなかった。
あれから二十数年。もう娘も大きくなって孫を連れてくるようになった。すっかり様子の変わってしまった居間の端っこで、娘に似たその可愛い女の子が、あの時と同じようにぼーっと雛人形を眺めているのが、私には何処か可笑しくて堪らなかった。もしかしたら、顔も知らないあの娘は今でも私達を守っているのかもしれない。そんな風に思える今日一日だった。
ひなまつり
大人になり
歳をとるたび
お祝いをしなくなる
雛人形もたんすのなかに
しまったまま
今日
久しぶりに
ちらし寿司を食べ
ひなまつりの
歌を聴いた
なな🐶
2024年3月3日676
ひなまつり
今日は三月三日で桃の節句であり、「ひなまつり」である。
女の子の成長や幸せを願う意味が込められているとされているが実は、昔は邪気を払うために禊やおはらいお供えをする日だったらしい。
現代と少し変化しているが、変化していないこともある。
それは、誰かのことを思うことは変わっていないと思う。
そして、これからもその伝統は続くのだろう。
[ひなまつり]
今日はひなまつり
雛人形が並んで、一番上には
お内裏様とお雛様。
今年も貴方と雛人形を見たかった…
お内裏様とお雛様のように
隣に居たかった…
*漢字とテーマが合ってるか分からない!*
ひなまつり
女の子を祝う日。桃の節句とも呼ばれている。
最近は家ではひなまつりだからと言って雛人形や雛霰を食べていない。
弟が生まれた時からなくなった。
父を亡くし母と二人暮らしをしていたころ
一緒に行った百貨店で 雛人形を買うのだと母は言った
もう私も成人してるのに今さら…?と思いつつも たくさん並ぶ雛人形を見ては いいお顔ね、着物の柄が素敵ね、などと楽しそうな様子に付いて歩いた
花びらの舞う屏風と小さな貝合わせの道具がセットになった木目込み人形が気に入った母は「これに決まり!」と言って買い求めた
その数年後に母も他界して 共に雛人形を眺めたのはほんの数回だったけれど
花の季節が巡ってくる度にあの時の母を思い出す
なぜ急に雛人形?と、聞かなかった問いに答えはない でも一緒に過ごす日々を大切に愛おしんでくれていたのだと感じる
季節を、母を思い出させてくれる優しいお顔の雛人形に 今年もありがとう
「ひなまつり」
#350
祝われないひな祭り、これで何回目?
一人暮らし始めてさぁ、友達からひな祭り祝われないわぁとかよく来るんだよね。
うちは別に家にいても祝って貰えないけど…
今日のお題
╭━━━━━━━━━━━━━━╮
ひな祭り
╰━v━━━━━━━━━━━━╯
ひなまつり
それは、女の子の成長を祈る日。
というものの、本人からするとひなあられにひし餅と美味しいものが食べれる日というイメージしかない。
とくに小さな頃はそうだった。
それは、今もあまり変わらない。
ちゃんとした意味を知った今でも。
ただ、楽しみにしているものが少し変わった。
それは、母の作るちらし寿司。
手作りならではの温かみ。
ちらし寿司を食べつつ、家族と何気ない会話。
そんな、日常でもありそうな幸せが好き。
日常が続きますようにと違う事を本人は願いつつ、今年もひな祭りが終わりそうだ。
お雛様と、お内裏様
二人並んで、にこやかに
女の子の成長を、願っているの
---二作目---
桜の舞い散る夜。
皆が寝静まった頃。
お内裏様とお雛様。
子供の将来の安泰を、幸せを、願いながら
二人並んで会える時を、噛み締めてる。
#ひなまつり
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