『はなればなれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
はなればなれの君へ
私を見つけ出して
そして連れ出して
会いたいよ
はなればなれ
いつだったかな君と会えなくなった日は
それほど前でもないような
それほど最近でもないような
いつの間にかはなればなれになった
私と君は
毎日同じ夢を見た
それは君に会う夢
また会おう
おやすみ
駅のホームで友達が見送りに来ていた。
たまには連絡寄越せと話す。
わかってるよ。
友達に別れ際の挨拶していたら、発車のベルが鳴って
電車がホームを滑るように出て行く。
はなればなれになってしまうのは辛い。
今日は卒業式。
あなたとは別々の学校になってしまったね。
はなればなれになっても、私は絶対に、
あなたのことを忘れないよ。
今日まで私の思いを受け止めてくれてありがとう。
お題〈はなればなれ〉
さくらんぼは、二つくっついてできる。
なんでも、1つの花芽から2個の花が咲くから……らしい。
つまりは、蕾の頃からの相棒と共に、赤くて丸く、可愛らしくて甘酸っぱい二つの実となるのだ。
まるで初恋が成就した幸せ幼馴染カップルを見ているようで、初めてそれを知った時は何故だか少し恥ずかしくなった。
しかし、大抵は収穫されるときにはなればなれになってしまう。こうして、同じ店で二つのプリンアラモードを頼んだとしても、その上に乗っかっているさくらんぼ達は、互いに知らない者同士の可能性が高いのだ。
彼女の口に運ばれていくさくらんぼの片割れを何気なく見つめながら、俺はそんなことを考えていた。
彼女が口を開ける。
俺も口を開けて、同時に小さな果実を頬張った。
瑞々しい食感と爽やかな甘味が広がる。
美味しい。俺と彼女は目配せして笑った。
はなればなれ
はなればなれ
小学校の時からの親友、ボランティア活動の親友、近所で、姉妹みたいにしている子
専門学校の友達。
私の大事な人達
私は、この人達に会うと、なんでも話すし、泣いたり、笑ったりしてきた。
友達がいなかったら……学校も行きたくなかったし、ボランティア活動もできなかっただろう。
子供のママ友ありがとう。
ありがとう。と思う。
色んな人達にありがとう。
この人とはなればなれになったら
どうやって生きていこう
そう思う時がある
自分の人生にとって一番守りたい人だから
想像がつかないゆえに
恐怖を感じる夜がある
いなくなった後 私は立ち直れるのかとか
眠れない時たまに ふと考えてしまう
いつかはそんな事が起こる
みんな生きていればそうだ
人生 日々 大事に生きなくてはいけない
今日は二度と来ないのだから
いつもの道を全力で走る。
見慣れた景色がどんどん流れて行く。
頑張って間に合わせないと。
これが最後だってわかっていたのに。
何故あの時素直に行かなかったのだろう。
自分を責めたところで状況が変わる事はない。
時計の針は進んでいく。
ただ前へ前へ足を進めるだけ。
もう少し。
改札を抜ける。
「待って!」
バタンッ、プシュー
待っては貰えなかった。
さよなら、終電。
『はなればなれ』
はなればなれ
僕は、やっぱ、君の事が好きなんだ。
はなればなれなんて、嫌なんだ。
立ち止まるな、振りむくな
千切れた糸を辿っては行けない
僕は知っている
人は一生孤独だと
彼女が居ようが、家族が居ようが、親友が居ようが
仲は良くても全部分かり合えるなんてことはないんだ
寂しさ感じ、街を憂鬱に感じても
実の所、何処か突っ掛かりは感じてるもの
でもそんな御託を並べても
じーんと感じるまとわりつくような胸の痛み
はなればなれ
見えないところで…
繋がっているの
きっと…
縁が切れても縁があっても
出会ったもの一つ一つ…
たいせつな宝物
天使が導かれ…
きっと出会うべくして
出会ったの
いまは…
離れていても…
あなたのことは
忘れない…
ずっと変わらない
距離なんて関係ない
そう言っていたのに
見えない壁や暗い空に隠れた私たちは
手を伸ばしても届かない
結局
はなればなれ
春はいつでも暖かく私を待っている
冬の寒さに負けそうでも
秋の強さに挫けてしまいそうでも
夏の日差しに足が震えても
やがて夏が終わり
あっという間に秋も終わり
冬には雪が降る
積もった雪は春の陽だまりで熔け
また次の夏がやってくる
あなたはいつだって
私を温かく見守ってくれていた
はなればなれになっていても
どんなに強い風が
私達の間に吹こうとも
嵐の夜でも
雷鳴が轟く日にも
あなたの温かさは春のようです
あなたの笑顔という太陽が
私の心の雪を溶かしてくれますように。
はなればなれは寂しい
ハナレバナレは悲しい
離れ離れにはなりたくない
でも
また一緒になれるなら
ちょっとだけなら
我慢する
ずっとずっと仲の良かった友人に会いに来た
仲の良かった友人は遠いところに行ってしまった
会おうと思ってもそう簡単には会えない距離
私もいつかそっちに行くからね、待っててね、という思いを花に込めて生ける
花に込めた思いを自分の手からも伝わるように、しっかりと手を合わせて名前の入った石の前で花に込めたことをもう一度手に込める
花からと手から、両方から伝わったらあの人はどんなことを思うかな
しつこいなって笑われるかな
はなればなれ
彼氏とずっと居たいのに親のせいで好きなように会うことすら出来ない 大阪と静岡 遠いよね 家出してた時は彼氏と居れたから幸せだった 今は地獄
題 はなればなれ
蒼い空を、私は得た
文字通り、掌中の珠を得た様に周りには映るだろう
その為の演技には力を注いで来た
人々も、まさか知るまい
得られたのではなく、得ざるを得なかったのだとは
だがこれで良い
この毒は、彼では耐えられない
あの人は蒼い空を得た
その直後、いや、その少し前から
私に対し、冷淡になった
本人は、私が気付いてないと思っているだろう
だが、言わなくてもわかる
持つ手は震え、足は力んでいる
何より、眼はいつも、あの頃のまま
はなればなれ
地元から離れるとなんだかさみしい、
でも違う県に行ったとしても楽ことはある。
寂しい思いが忘れられるように、
思いきり楽しもう。
【はなればなれ】
はなればなれになっても、もう一度会いたい。
よくある言葉。
そう思えた数が、沢山あるって幸せだな。
当たり前に思えても、気づけるのってそんなにあるかな。
気づけたこともラッキーだな。
はなればなれって寂しい。
言葉だけなら、ポジティブに聞こえないけど。
だけど、はなればなれって考えられるのは考えられる事実は、やっぱり私は幸せかなと思うんだ。
ハナレバナレ
はなればなれ
は な れ ば な れ
は な れ な れ ば
ればれば
ばればれ
はなれる はなれず
ひきさかれ
さかれる身も気も
ちじれにちじれ
はなれなければ
はなればれねば
ばれねばはなれ