『ないものねだり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
背が低い方が可愛いよって…
背が高い方がカッコイイよ
もっとかわいかったら。
もっと明るかったら。
もっと喋れたら。
もっと努力できたら。
もっと才能があれば。
もっと勇気があれば。
きっと十年後くらいにはあなたの隣にたてたのかもしれない。
あなたの勇気が、才能が、努力が、声が、心が、顔が。
わたしにもあったらいいのに。
ないものねだり
あの日のあなた
抱きついた時、手を繋いだ時、しっくりきた感覚
運命かと思うぐらい心が落ち着いた
あの日の時間
もう一度と思うけど、
もう二度と手に入ることのない気がする
あなたとの連絡のやり取り
普通のことでも嬉しかったのに
今はもうない
なかったかのように日々が過ぎている
決して手に入るわけがないのに
それを欲しがってしまう
「ないものねだり」
ないものねだり
頭の良さ
ないものねだり
しょうがないと思う
だって当たり前にあるものは
そこまで輝いて見えないから
人間みんな、ないものねだり
全てを得る事はできない
何かを得る事は何かを捨てる事だから
あなたの笑顔が好きで
あなたを身近に感じたくて
一緒に過ごして4年。
いつまた離れるか分からない。
だから、あなたの寝息のそばにいたい。
あの日あの時からずっとないものねだり
ないものねだり
告白って、ほんとに辛いね。
「夢を、覚えているんだ」
昨日の夢も、一昨日の夢も、ずっと前の夢も。普通の人なら目が覚めてしばらくすると記憶から消されてしまう夢の話を、俺はずっと覚えている。
そのせいで、今俺がいるこの世界が夢なのか、現実なのかすら分からない。
「店長さん、おかわりください」
「……うん」
彼女がいるということは、夢の中なんだろう。
可愛らしい猫の模様がついたマグカップを受け取り、温かいココアを注いでいく。最後に角砂糖をふたつ入れて、彼女に渡した。サービスと言って小さなカップケーキを差し出せば、彼女はまるでネコのように目を細めて小さく喜んだ。
思えば、最近はずっとここにいるような気がする。これじゃ夢の中が現実だと言っても過言じゃないや。
この場所が嫌いというわけじゃない。
それでも、友達とくだらない日々を送ることができているあいつのように、俺も過ごしてみたかった。
普通の人間で、ありたかった。
——今更、ないものねだりだけれど。
ないものねだり
私はきれいな腕がほしい。
ギタギタに切られた腕はもう見飽きた。
縫ったり、ホッチキスのような物で傷をとめられた。
たくさん切るからお医者さんに
「もう縫わないよ?」
と言われた。
私は切って血を見てホッとする。
なんてことは全く思わなかった。
ただただ痛いしやりたくない。
でも傷つけないと元気だと思われる。
だから切った。
今はでは腕の傷を名刺がわりにしてる。
一発で心の病気とわかってくれるから役に立ってるよ。
死ねない人は死にたい
生きれない人は生きたい
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いま私が欲しいのは
叶わないと分かってる
付き合えないと分かっている
きみなのです
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Theme:ないものねだり
みんなに褒められる知能がほしい
みんなに可愛いと言われる顔がほしい
みんなに親しまれる人望がほしい
私はいつでも,ないものねだり
『ないものねだり』
綺麗な顔
美しい体
慎ましやかな性格に
余裕のある心
全部全部、僕にないものばかり
その艶やかな髪を
その涼やかな声を
その愛らしい笑い方を
その優しい家族を
ほんの少しだけでいいから、僕にくれても良かったのに
神様っていじわる
なんて、結局いつも
ないものねだり