『とりとめもない話』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【とりとめもない話】
別にさあ、僕はその子に興味なかったんだよね。
マッチングアプリで知り合った子なんだけど、一回デートしたらそれで終わりにしたかったの。
ただ一緒にお茶して、カラオケ行って、ご飯食べて、ホテル行って、あとは連絡なんて取らなくて良かったわけ。
それなのにお茶してカラオケ行って、ご飯食べたと思ったら、僕がホテル誘ってるのに断って帰っちゃってさ。
けど、その後も毎日連絡してくるんだよ。何考えてるのか全く分かんないわ。
それからも二、三回会ったんだけど、本当顔がタイプじゃないし、ホテルに誘ってるのにノリ悪いっていうか……。
しかもその子、話がつまんないんだよね。所謂とりとめもない話を毎回してくるの。
この間なんてね、コンビニで買ったチョコレートケーキが美味しかったって言うんだよ。その後に何かあったのかなと思って聞いてたらさ、ただそれだけなんだよ。
美味しくて満足した、ってことを僕に伝えたかっただけらしいんだ。黙ってじっくり聞いてたのに、時間の無駄だったよ。嫌になるよね。
その次に会った時はね。今朝、赤い服と青い服、どっちを着るかで迷ってたんだー、なんて言ってきたの。それで、その子は赤い服を着てたんだけど、この服で変じゃなかったかなーって聞いてきたんだ。
そんなこと言われても答えようないでしょ。僕はその青い服すら見てないしさ。本当、つまんないし頭の悪い子だよ。
……え、何? 帰るの?
他の女の子の悪口聞かされて不愉快?
僕の話の方がつまらない、だって?
ちょ、ちょっと! 僕とデートしたいって子はいっぱい居るんだからね!? この僕から誘ってデートしてるのに、もう帰るって正気!?
……あーあ。暇になっちゃったな。
仕方ないからあの子に電話して、クソつまんない話でも聞いてやるか。
……繋がらない。え、嘘……もしかして拒否された?
まさかあの女、この僕を着信拒否したわけ? はあ?
ふざけんなよ! こっちは面倒でも付き合ってやってたのに……あれ……僕、なんで涙出てきてんだよ……クソッ!
大切な人と話すのは、どんなことがいい?
これからのこと? 生活費とか、重要な話?
笑わせたいという思いで必死に考えた話?
違うんじゃない?っていうか、そんなこと話しても、何も楽しくないよね。大切な人と話したいのは、話す意味もないような、とりとめもない話なんじゃないの?
今日あったこと、最近の調子、昨日見たテレビのこと、ご飯の話。全部、価値もないし、需要もない。
でも、こんなことを話せるのは、信頼している証だし、これで笑えるなら、それは本心からの笑いなんじゃない?
とりとめもない話ができる人って、本当に少ないと思う。それができるくらい、信頼してるってことだろうから。その人は、一生付き合っていっても、関係は変わらないと思うよ。大切にしてあげてね。
とりとめもない話って、どうでもいいものが多いけど、大切な人を見つけるための大事なものなのかも。
不安を取り除く薬を飲んで出勤する。
自営業の妻である私は上司である旦那に
きちんとした社長の妻として振るまえと言われている
ドラマや今まで会った事のある、
いわゆる、冷静で知的そうな女性のように
演技しているが、
本来の私って、
もっとズルくて、
面白いことでガハハとバカ笑いして、
友情もどきが好きで、
いざというときは、
傷ついても平気な能天気なバカなんだよなぁ。
(とりとめのない話)
二次創作になります。
苦手な方は飛ばしてください。
「林海学校とかこういうの本当はやりたく
なかったけどちょっと楽しい……かも」
そう言って彼は笑ってくれた。
私となら話せるって言ってくれて
嬉しかった。
友達だって思ってもらえてたのかなって
とりとめのない話もたくさんしてくれた。
楽しかった……
でも……
もうそれはできないのかな…
彼の夢を私が壊してしまったから…
一言言う前に彼は学園に戻っていったから。
あの時に私はどうしたら良かったんだろう……
学園に戻ってからもずっと考えてた。
久しぶりに合う機会が出来た。
でも彼は変わっていた。
私が変えてしまったのかもしれない……
「絶対に負けない。」
そう彼は言って去っていった。
『 もし……
この戦いに勝って貴方を倒せば
貴方とまた
とりとめのない会話が
できるのかな…… 』
金曜日の夜、仕事終わりに幼馴染と居酒屋に行く。
「聞いてよ!上司がね――」
「うわ、うちのも――」
延々と愚痴をこぼしあう。生産性など欠片もないこの時間が唯一の楽しみだった。
「あ、俺、結婚するんだ」
「えっ!おめでとう!」
それから金曜日の夜の飲み会はなくなった。夫婦に迷惑をかけるわけにもいかない。友達とはいえ男女2人で酒を飲むなどどう思われるかは容易に想像がつく。
誰と飲みに行っても、あんなくだらない話が出来る相手は他にいない。性別が違うせいで2人で酒飲むこともできなくなるんだな。
今日は晴れだね
そうだ、ピクニックにでも行こうか?
あ、でも君は家の中にいる方が好きだったね
映画にする?
お菓子をたくさん買ってさ、
ソファで君と2人だけで過ごすんだ
、
そうやって
ひとりでとりとめのない話をしているとどうしようもなく不安になる。
君はいつ起きてくれるのだろうか
寂しいな
とりとめもない話
大抵、わたしは1人で家にいるのが好きだ。
好きな時間に起きて好きな動画やアプリを一通りやったあと、朝昼兼用のコーヒーと食パンを食べながら、ためていた番組や動画をみたり、またアプリをして時間を過ごす。目的も生産性も全くないし、なんならやらなきゃいけないことを全て投げ出し、それらに時間を使う。
…なんて、今日は少しいつもと違うのだけど。
家を出る準備を30分で済ませ、家から10分ほどのショッピングセンターにたどり着く。ファミレスの前で友人を見つけた。今日約束をしていた友人はわたしに気付き、ふたりでファミレスに入る。
なんだかんだ、間を埋めるために最近の出来事を話す。とりとめもない、オチのない話だけれど、人に話すとちょっと面白い話に聞こえなくもないのは、単に友人が聞き役に回ってくれているだけなのか、わたしの話が本当に面白い話なのか、それはどっちでもいい気がした。
とりとめもない話
今年、オーブントースターを懸賞で手に入れたんだけど、毎回水をセットしなくちゃならなくてちょっとめんどい。でも冷凍食パンがフワッとした感じでトーストされるので幸福感アップでありがたや。んで先日メーカーのエックスにて焼きいもの作り方が投稿されているのに気づいて今日やっとこさ作ってみました。本気でおいしかったのでまた作ろうかな。
私の今日の、とりとめもない話
(すこし自慢含む)
こないだカルディに並んでいて背伸びして棚の上のカフェインレスカフェオレベースを取って隣の人に「それ薄めるんですか?」と聞かれたので『そうです私は胃が悪いのでカフェインレスなんです。これをカルピスみたいに牛乳で薄めてコーヒー牛乳を飲むんです』とひとくさりコーヒー牛乳について澱みなく説明したあの明るい曇り空の日の差し込む黄色い光のような狂った眼の女は私です。その節はどうも宣伝しました。良いですよ、カフェインレスコーヒー牛乳。
了
とりとめもない話をすることが、もう最近は無くなってしまった。
仕事、将来、結婚、お金……全部現実味を帯びてて、なんだか楽しくない。
学生の頃、こんな私と仲良くしてくれた友達がいた。
話す内容は、好きなアーティストの事とか、最近あった面白いこととか……漫画みたいに面白くて、あの時が1番、話すのが楽しかった時期だった。
皆が青春と聞いて思いつく様なことなんて全くしてこなかったけど、私にとっては友達と話すことが青春だった。
あの頃に、戻れないかな。
とりとめもない話をしてくれてありがとう。
時間の使い方に罪悪感があり
何かをしていても他のことに気が散り集中できずに
効率的な時間の過ごし方ができなかった
無駄な時間を過ごした
と後悔ばかりしていた俺に。
無駄なことなんてなく
無意識には裁きはない。
『とりとめもない話』…特に重要でもない単なる
おしゃべり。
私は男女関係なく平等に接するようにしている。
男子からも告白されたことがある。
でも、私は恋愛が分からない、
『好き』って気持ちが分からない。
だから毎回振っている。
それが原因で少し噂が流されもしている。
『思わせぶりをする女』__、と。
だけど、私はそんな噂を知らないフリをする。
自分のキャラを演じるために。
私はそんなキャラを演じる時に簡単な、
とりとめもない話が好き。
まぁ、周りの人とのコミュニケーションも
簡単に取れるから。
だから私はとりとめもない話が好き。
#『とりとめもない話』
No.8
「とりとめもない話」
長年恋人のいなかった私にはある夢があった。
それは、恋人と何気ない日常を過ごすことである。
私はとってもおしゃべりで、小さい頃はよく母に
「あんたは口から生まれてきた。」と言われた。
つまり、私の何気ない日常とはおしゃべりなのだ。
好きな人とたくさんとりとめのない話をする。
なんて幸せなことだろう。
でも、私を好いてくれたあなたはとても無口だった。
いつも私が1人で喋っていて、返事がない。
時々、物足りないと思ってしまう。
けれども、返事がない代わりに頭を撫でたり、
手を握ったり、肩を抱き寄せたりしてくれる。
これが私とあなたのとりとめもない話。
何も特別なことなんてない、
何もおかしなことなんてない。
傍から見たらきっとそう。
なのに不思議だ。
私には、とりとめのない話だなんて思えない。
その証拠に、私はずっと覚えている。
とりとめのない話の中の、
なんの変哲もない仕草にも、
私はときめきを見つけた。
ふと緩められた口許がいとおしい、
緩めた唇から零れる言葉がうつくしい、と。
あなたにとっては、
ただのとりとめのない話 だったかもしれないけれど、
私はずっと覚えている。
私は全部、覚えている。
あなたから湧き出るその話は、
到底、「とりとめのない話」になんて
できないほどに、
いとおしさもうつくしさも、全部混ざって、
何か複雑な形となる。
私の心にずんと据えられる。
私の礎となる。
それが、私は時々怖くなる。
あなたにとってのとりとめのない話は
私にとって特別で特別で仕方の無い話であることが。
私とあなたの見える世界の違いが。
私はあなたと一緒に生きられる?
同じ世界で、同じ物事を見られる?
できる気がしなかった。
だから、私はあなたともっとお話がしたい。
私の世界を知って。
あなたの世界を教えて。
あなたの特別な話に埋もれたい。
埋もれて埋もれて、
特別だなんて言えなくなるほどに
その特別な話を積み重ねて、
どうにかあなたととりとめのない話がしたい。
あなたととりとめのない話がしたいの。
だから、一緒にとりとめのない話をしましょう。
「とりとめのない話」
Twitterのロゴも無機質な一文字に変わり
日々の備忘録としていたツイートもしなくなった
何だか欠けた感覚で少しさみしい気分
鳥とメモ無い話
なぁ平和ってなんだと思う?
…………母さんに宿題やりなさいって言われん事じゃろ?
…ふっ、ははっお前ん中で平和じゃない世界ってそれかよ
ははっ、ふっ
出来れば平和がなにか知らずに死ねればいい。
そんな、とりとめもない話。
「今日学校行く途中で転んじゃった」
「今回のテスト赤点取っちゃった」
「昨日風邪ひいちゃった」
どれもこれも、今となっては他愛のない話。
今日、いつも通り学校の屋上で、彼女から聞いた言葉。
「昨日の夜、親を□しちゃった」
彼女は笑っていた。
とても純粋に。
〜風邪〜
〜とりとめもない話〜
「おはよう」
それだけなのに嬉しいと思った
でも続きが話せないから
少しずつまた距離があく
今日こそはと意気込んで
明日こそはに変わってく
でも話しかけれてもまともな話ができない
そんなことを考えるといつの間にか終わってしまう
でも一日ごとにふえていくため息を
少し軽くしてくれる
とりとめのない話を
今日も頑張ろう
答えの出ない話は好きだ。
「もしオレが、一冊の本だったなら、おまえはオレを手に取るのかな?」
「おまえが?」
「どうよ?」
「…………」
オレは、おまえの好きな推理小説じゃない。
「きっと俺は、おまえを読むよ」
答えなくてもよかったのに。
帰り道、自転車を押しながら帰る。
「明日さー、英語小テストあるけど範囲どこやっけ?」
「テキストの36ページから38ページやろ。」
「だるいなあ。今日、電話しながらゲームせん?」
「勉強しろよ。」
こんなとりとめもない会話今しかできない。
それに気づくのは何年も先。
#とりとめもない話