『たくさんの想い出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
思い出と云ったら、写真に保存する。僕は記憶力に乏しいので、頭に入れておくことができない。それがたくさんあるなら尚更。
でもね、だからといってね、写真をたくさん撮るっていうわけじゃあないんだ。何かこのスマホに保存されている写真といえば島根・鳥取旅行の物くらい。あぁ、そういえば、小学生の時までやっていた水泳とバスケの写真もあった。あとはなんの為に撮ったのか分からない、書類の写真達。勿論、それが思い出である筈がない。だとしたら、僕の思い出は旅行と水泳とバスケだけ?そんなことない。記憶力に乏しいとは言ったけれど、大切な思い出は覚えている。
写真に撮ることができなかったたくさんの思い出は形として残っていなくても、ちゃんと記憶の片隅に座っている。そんな思い出をこれからも増やしていきたい。
題 たくさんの思い出
思い出が抱えきれない。
たくさんの思い出が私の頭をよぎる。
あなたと一緒に過ごした時間が長すぎて、何度も何度も反芻する。
あなたの笑顔、言葉、優しさ、癒し、存在感が、私を救ってくれた。
あなたの言葉、怒り、冷たさ、無関心、傍にいない時間が私を苦しめた。
同じあなたなのに何でこんなに変わってしまうの?
私が変わったの?あなたが変わったの?
それでもね、私とあなたが別れる今思うのはあなたとの時間だよ。
初めて告白した日、緊張で手の先が冷たすぎてあなたにびっくりされた。
初デートの日、あなたが私のこと車で迎えに来てくれたけど、お互い待ち合わせ場所勘違いしてなかなか会えなかった。
お花見行こうって一緒に出かけた日、夢みたいな時間だった。
夜桜が見られる時間まであなたと私は飽きずに横にいて桜を眺めた。
あなたは私のこと、桜より綺麗ってたくさん褒めてくれた。
それから・・・沢山楽しい時間を過ごしたね。
その延長線上で付き合って、結婚して、幸せを形にしたような大切な時を抱きしめていた。
なのに・・・あなたはいつのまにか変わって。
私に冷たくて、無関心で話も聞いてくれなくなった。
一緒に出かけたがらなくなった。
私のこと、冷酷な眼差しで見るようになった。
あなたのことが、わからなくて、分からなくて私は泣くことしかできなかった。
何を言っても言葉は弾かれてしまう。
あなたの冷たい鎧が全てをガードするから。
幸せな思い出も悲しい思い出も私の中にはぐちゃまぜで今混ざっているけど。
やっぱり幸せな思い出が優勢で、私はあなたのことが、大好きだったから・・・。
あなたのこれからの時間が幸せであるように願うよ。
あなたにもらった大切な気持ちや時はもう、何物にも変えられないんだよ。
だから、あなたの幸せを祈ってる。
そして、私は私の幸せも祈ってる。
いつまでもあなたと居たかったけど、それが叶わないのなら、私は私の幸せを探そうと思うから。
次の扉へ向かうの。
ここであなたとは離れてしまうけれど、いつか再会した時は笑顔で会話出来るといいな。
親愛なるあなたへの想いを込めて。
たくさんの想い出を忘れずに。
これからも生きていこう。
そしてたくさんの想い出になりうる景色を。
これからも見ていこう。
たくさんの想い出、それが本として保管している
栄光年の図書館があるらしい。
忘れ去られた人から、有名人まで幅広く揃って
いるという噂がある。
僕はいささかその噂話には、信憑性を疑った。
何故ならそれをどこから知ったのかが、
不明だからだ。
それを信じるまでは、来れないという噂もあるが
別に構いやしない。死亡診断書、死因保管所、
様々なヘンテコな噂が飛び交ってしゃあないのだ
"噂に踊らされているのは果たしてどちらなのか"
偏見はいつも、
あなたの直ぐ側に居るのかもしれないね。
【たくさんの思い出】
〜Mrs. GREEN APPLE様『フロリジナル』〜
「愛してる?」
なんてもう聞かないよ
どうせ居なくなるなら触れないで
私は嗅ぐ
ただ断片に
思い出を美しくしていたいから
空を嗅ぐ
【たくさんの想い出】*161*
みんなで共有できる想い出
1人で密かに温めていたい想い出
たまーに夢に出てきたりね♪
お風呂に浸かって
今日あった出来事や最近ドキドキしたことを考えるのも
至福の時間
『たくさんの想い出』
BLです。お気をつけください。
きっとそれは、運命だったのだろう。
冬の日の最中、人混みのその向こうに驚きと嬉しさをごちゃまぜにしたような顔をして立っていたあなたを思い出す。
前世では伝えられなかった思いとか、感謝とか、そんなものが飛び出そうになって、それでも声帯が凍りついた俺をあなたが抱きしめたその時から、今世の幸せが決まった。
時が流れて昔より近い隣にいるあなたが馴染み始めた頃、なぁん月島ぁ、と甘えた声であなたが俺の名を呼んだ。
「前世ではできなかったことを今世ではいっぱいしよう。そして、たくさんの想い出をつくろう」
「いいですね。手始めに何しますか」
「……キスしたい」
ぐ、と喉の奥が詰まった気がした。
え、やばい。なんだそれ。破壊力。
「…だめか?」
見えない尻尾と耳をしゅんと垂れさせながら、あなたが呟く。
そんなのだめなんて言えないだろ。
「だめじゃ、ないですけど」
「いいのか!?」
さっきのは何だったんだというレベルに喜色を全面に散りばめた顔であなたが笑う。
「…はい」
言うが早いか、あなたの唇が俺のそれに重なった。
柔らかい、ささくれなんて知らないようなそれを感じてケアをしておればよかったなんて考える。
時間的には一秒にも満たないようなその時間が、俺には永遠に感じられた。
「嬉しい。ずっとしたかった」
少し恥ずかしいけれど、今言わなければ後悔すると思って俺もです、と囁く。
あなたの驚いた顔がやけに愛おしくて、その唇に再び自分の物を重ねた。
ゴールデンカムイより鯉月です。
これは前世ではお互いに誰より大切で恋愛感情は持っていたけれど最後まで恋愛なしで隣にいた鯉月(のつもり)です。
そう思って見てください。
お願いします。
「たくさんの想い出」とかけまして
「計量器のしるし」と解きます。
その心はどちらも「メモリー/目盛り」です。
#たくさんの思い出
リボンをかけて誰かにシェアしたい思い出
そっと奥底に秘めた思い出
活力になるような思い出
涙しながら頑張った思い出
私を私たらしめたすべてのことを
天に持っていけたらいいのにね
たくさんの想い出
カメラロールには、あの子と過ごした日々がぎっしり詰まっている。
これから先、人間界が恋しくなった時は想い出の写真たちを見て幸せだったと思う日が来るのだろう。
いつか出会う人たちにもたくさんの物語を聞かせてあげよう。
たくさんの思い出
60年生きて来たらたくさんの思い出がある。
でも、なんだか思い出すのは失敗した時の思い出とか、忘れたい思い出。
いつも気が小さい自分。
たくさんの想い出
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2023.11.19 藍
今年は
節目の年。気がつけば30年
子供頃から私の人生なんて30年ないと思ってた
父親が早くにいなくなってからは特に孤独で
学校に行けばキャーキャー言われるほど、
学校のアイドルだったけど、やっぱり孤独の
思い出しかない。
茨木市の記憶
良いことばかり
幸福な記憶に幸福な経験がさらに増える
茨木市に戻って来れて本当に良かった
お題 たくさんの想い出
年を重ねるだけ積もっていく想い出。
想い出には様々な種類がある。
楽しいばかりじゃないからだ。
辛い想い出が強すぎると、楽しかった想い出が出てこなくなる。
だけど楽しい想い出だって探せばどこかにあるはずだ。辛さが強すぎて直ぐに出てこないだけだ。
楽しい想い出を探すんだ。君にも見つかるよ。
だって生きてきた分の想い出が、たくさん眠っているからね。掘り起こしてみようよ。
流血
ゆりかごから墓場まで
きっとそれは傷つけた分だけ
きっとそれは傷ついた分だけ
恋情
ゆりかごから墓場まで
きっとそれは限られた分だけ
きっとそれは儚いだけ
憧れ
ゆりかごから墓場まで
きっとそれは子供のように
きっとそれは拷問のように
きっとずっと
抱えて生きるんだね
たくさんの想い出
今年はいろいろあった。嬉しかったこと、悲しかったこと、悔しかったこと、辛かったこと。だけど、それも大切な思い出。また、来年も大切な思い出を作りたいな。
今年もよろしくお願いします。
たくさんの思い出、たくさんの写真が乗ったアルバムを抱きしめて、仰向けでベッドにダイブする。
明日はどんな日になるかな。
私に明日なんて来ないけど。
今夜が私の死亡予定日なんだって。死神さんが言ってた。
もちろん、家族には言ってない。
死ななかったら恥ずかしいからね。
今夜死ぬなら最後くらい思い出に浸ろうかなって思ってアルバムを見返してる所。
死神さんが窓の外から覗いてる。
瞼がだんだん重くなる。
眠い……。
『たくさんの思い出』
三年間書き残し続けた電子メモ帳
それが全て消し飛んだ
バックアップ機能を評価して選んだアプリ
その選択が活きる肝心の機種変時に
バグのせいで復元できずデータがすべて消えた
生活のためのちょっとしたメモや
本を読んだあとの思考やくだらない言葉遊びも
人には見せられないたくさんの思い出が一瞬で消えた
そのときの喪失感は書き残さずとも記憶に残っている
穴のような記憶がはっきり残っている
【たくさんの想い出】#85
命は大切なものってよく言うよね。
でも、もう私それ聞き飽きた。
だから、ね?
そうだ、走馬灯ってなったことある?
あれね、面白いよ。
本当に0.1秒くらいで
写真がパパパって変わって。
いつも、いつも思うんだよね。
ここまで準備して、
ここまで考えて、
ここまで頑張って、
いままで我慢してきたからさ。
生きてればなんとかなる
って気づくのって最後じゃん。
タイミングが悪いよ。
あ、まって。
これから死のうとしてる君へ。
死ぬことはだめじゃない。
でも、良いことが…って反論する気もない。
私は見えない君の人生の保証はできない。
だから、どうか、
最後まで好きなように生きて。
もし気が向いたら、生きてみてね。
これから生きようとしてくれてる君へ。
いつもよく頑張ってる。
頑張ってないしとか、そんなことないよって
言ってばかりだけど、本当にすごいよ。
これからも見えないところからだけど、
応援してる。