『さよならを言う前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「さようならを言う前に」
「さようなら」を言う前に「ありがとう」を言うね。
明日、「おはよう」を言うけれど。
毎日会えることは当たり前じゃないから、「ありがとう」を一年に一度とかにせず、今日の「ありがとう」は今日伝えるね。
みんな今日も「ありがとう」
元気でいてくれて「ありがとう」
読んでくれて「ありがとう」
※さようならを言う前に
もう2人で歩む未来はない。
だから、さようならを言う前に、
「俺、お前の推しちゃんコス、ちゃんと出来てたか……?」
俺のコスプレの完成度を評価してほしいんだ
「これで良いか」
「うん。大丈夫」
緑色の紙に記入されたお互いの名前。
結婚している8年間。長いようで短い期間なのかな?
なんだか、中途半端だよね。
まるで私達みたいに
「これからどうするんだよ」
「県外に行く予定だよ。自由にあちこちを回るの」
「…そうか」
「うん。日本に満足したら、海外に行く予定」
「…、……そう、か」
「うん」
あなたと過ごしたいこの8年幸せだったよ。
「これでお互いに自由だね」
「……あぁ」
政略結婚。
割り切った結婚生活……そのはずだったのに、何でこうも胸の奥がざわつくのかな?
「なぁ…夢主」
「なに?」
「幸せ…だったか?」
「…それを、聞いて何の意味があるの?」
もう、終わるのに
「…っ、悪りぃ」
「今日のjnpiは変だね」
「…」
「あ、ごめん……名前で呼んで」
jnpi。もうこの名前を呼ぶ事はないのだろう
「気にしねぇから…呼んでくれよ」
「…」
ねぇ、勝手なことを言っても良い?
さよならを言うまで…この家を出るまでは、夫婦で居てくれる?
「夢主」
「なに?」
「ありがとうな」
「……うん」
「お前との生活楽しかった」
「私も、楽しかったよ。本当にありがとう…そして--」
さようなら
私の細やかの最後の願いも
貴方は気付かないよね…
『さようならを言う前に』
別れても今日の続きが分かるように君との日々に栞を挟む
題-さよならを言う前に
さよならを言う前に。
君の口から「愛してる」って言って欲しい。
もう二度と君と言い合える日が来ることは
無いから。
そしてもう一度抱き合って。
そして君の笑顔を見せて。
最後に目に焼き付けておきたい。
最期に。私を泣かせないで。
笑わせてよ。この顔のまま送りたくない。
ほら、もう朝日が昇ってるよ。
嗚呼。君と今日を。生きたかったなあ。
いつも通り意味不明。
僕さよなら嫌いなんだよねー、さよならを言う前に?じゃー、好き。 ど?無難でいい言葉じゃない?んー、もういいかな。うん。 またね。
さよならを言う前に、
君を抱きしめればよかった、
いや、それよりも、本心を伝えればよかった
1942年 X月XX日
さよならを云う前に、
せめてあなたの気持ちを云って欲しかった
うそ、 抱きしめて欲しかった
1945年9月2日
「さよならを言う前に」
さよならを言う前には、きっと何も考えない。
何の覚悟も出来ないまま、ただ、言ってしまうのだ。
…もう、駄目だという自分の心を欺けずに、
全身で「さよなら」と告げ、背中を向ける。
だから、わざわざ言葉になんてしない。
ただ遠ざかるだけ。
モノクロームの花束が身体から湧き出て来るみたいな、私の「さよなら」。静かなものよ。
だから、…氣付かなくてもいいの。
ただ、離れてゆくの。
#さよならを言う前に
私はこれから二度と君に会うことは、出来ない
会いたくても会えない場所に行くから…
でも、さよならを言う前に1度だけギュってしてくれない?
それか、頭を撫でてくれない?
「今までありがとう、大好きだよ」
って。
「今まで頑張ったね」
でもいい…
それが無理なら、額にキスをするだけでもいい。
私も最後のあいさつは、しっかりするから
お願い…
彼女は、目でそう訴えてきた気がした。
私は、精一杯の感謝と愛を伝えた。
彼女が望むとおりに…
最後に額にキスをした時。彼女は、笑って一言の別れの挨拶をしてくれた。
ワンッ!
そうして私に15年間付き添ってくれた愛犬は、
帰らぬ旅へと出発した。
さよならを言う前に
いつもより数ミリ長くアイラインを引いた目が鏡越しに見つめてくる。
せんせえさよなら、みなさんさよなら、またあしたあ
窓の外から聞こえる元気のいい掛け声に口の端が醜く上がる。
小学校の近くの物件に決めたのは、いつか子供を通わせられたらいいねと話していたからだ。
あんなに屈託なくその4文字を言えたのはいつまでだっただろう。
長く引いたアイラインの上にシャドウを載せる。──綺麗な色だねと褒めた声を思い出す。
鎧のようなスーツと剣のようなハイヒール。あとは念を入れた化粧が、これから臨む負け戦へのできる限り最大の防御策。
午後3時、外のうだるような熱さを全く感じさせない涼やかな喫茶店で徐ろに一枚の紙を取り出すと、目の前の男は明らかにほっとしたような顔でちらりと隣の女を見遣った。
「…確認してくれる。提出後に不備が見つかっても面倒だから」
「あっ、うん」
いそいそと受け取って紙に目を通す男。隣の女はちらちらとこちらと紙を見比べるように視線を動かす。ふわふわと巻かれた髪。丸い目とつるつるの唇。綺麗に塗られた爪。…随分とまあ、典型的なひとと争う羽目になったものだ。
「えっと…あとここだけ判をついてくれたら、他は大丈夫そうかな」
「…判ね」
鞄から印鑑を取り出して朱肉を軽くつけ、紙ナプキンを下に引いて紙の上に押しつける。
「これでいい?」
「あ、うん、あの……あ…ありがとう」
笑顔。ほんわかとした陽だまりのような笑顔が好きだった。それひとつで感情がほぐれて癒やされるような気がしていた。台座にしたナプキンで朱肉を拭き取って鞄に戻す。
「…飲んだら? 氷で薄まっちゃうでしょ」
運ばれたときにはガムシロップが混ざりきらずにゆらゆらしていたレモンティーが、今は女の手の近くで汗ばんでいる。ガムシロップの姿はもうない。「あっ、はい」とか細い声を出して女はストローをつかんだ。左手薬指に光る指輪。ひと粒ダイヤモンドの薄いピンク色に、ああ、指輪を忘れてきた、と思い出す。目の前で返してあげようと思っていたのに。
「ええと、それで…提出だけど、一緒に行く…?」
「冗談言わないで」
笑った。半分以上呆れ笑いだけれど、本気の笑いだった。うっかりするとそのまま涙まで零してしまいそうなほど。
「わたしはもうあなたに提出したでしょ。2度目は勘弁してよ」
「あ……ごめん」
「謝らないで」
注文したコーヒーはとっくに空になっていたので水を一口。こんな量じゃ乾きは収まらないけれど、これ以上飲んだら吐き出してしまいそうだ。
「あのね。短かったけどわたし、あなたのお嫁さんになれて嬉しかった。ほんとに」
「………」
「…じゃあ、わたしはここで。これまでありがとう」
にっこり笑った。これは99%が偽物の笑いだった。嘘でもお幸せになんて言ってやらない。夏の暑さの中でエアコンの風を感じるたびこの笑顔を思い出せば良い。新妻に困らせられるたび懐かしく思えば良い。もう一生二度と見られない顔を惜しめば良い。
何も言えない男とレモンティーのストローを握ったままこちらを小さく睨むような女。そんな顔しなくていいよ、あなたは勝ったんだから。戦利品をもう持っているんだから。
せんせえさよなら、みなさんさよなら、
「さよなら」
やっぱりあんな屈託なくこの言葉を言える時代は過ぎた。“また明日”なんて来ない。
だから鮮やかに去ってやる。鎧も武器も未だ外していないから。
鍵を回してドアを開けると、じんわりと暑いがらんとした部屋に迎えられた。
ヒールのない足が小さな違和感と共に床を踏む。シワを伸ばしてジャケットをハンガーにかける。冷たい水がアイラインをアイシャドウを落とすと、目は熱い水をどろどろと流し始めた。
あしたまた会えるさよならを最後に言ったのはいつだっただろう。
“さよならを言う前に”、目の前で泣き崩れたい。
どんな顔をしてくれるんだろう?こんな汚い私に手を差し出して、声を、かけてくださるのだろうか。
優しい彼だもの、救いの手を差し出してくれる。
あと、6日で会える。やっとつまらない夏休みが、終わる。そうだ、夏休みに“さよならを言う前に”彼に話しかけられたらどうするか考えておかなくちゃ…!♡
だってわたし、彼を前にしたら緊張で何も言葉が出てこないもの。鬼に金棒、ラプ◯ツェルにフライパン、私に台本だわ。いや…こんなことわざ、国語教師の彼に知られたら「なんておぼつかない日本語だ」と思われてしまう、、いや〜♡そう思われるのも、嬉しいかも〜♡♡♡♡
彼のことを考えたらまた気分が上がってきた…!♡
彼がいれば、どんな嫌なことでも頑張れてしまう、、
“さよならを言う前に”は、原稿用紙にもまとめられないほどの感謝を、どう伝えようかな…、、、
坊主に屏風、教師に出席簿、私に彼だわ〜♡♡
〖 さよならを言う前に 〗
さよならを言う前に言いたいことがあるよ
君は夏の空を駆ける蝶のようで、綺麗だった。
とでも言うと思いましたぁぁぁ???????
んなわけ無いだろ人間は蝶には慣れないんだよ??
人間は人間という種族なんだよ???(?)
自惚れないでよねぇぇんんんんん
あなたに言いたいこと
そんなの、いっぱいあるよ。
だけどこの紙には全部書ききれないから
言わないで心に留めておくね。
えっと、今までありがとう。
迷惑いっぱいかけちゃったよね、
ごめんね。
大好きでした、あなたのこと。
さようなら。
【2024-08-20 - さよならを言う前に】
まだ話しをしていたい
君と話すのはすごく楽しいから
この時間がもっと続いてほしい
お互いが飽きるまで語り合えればいいのに
けど、もう帰らないといけない
いつまでも話しを続けるわけにもいかない
名残惜しいけど、ここで一旦さよならだ
さよならを言う前に
次、会う約束を済ませる
話し足りなくて残念だけど
また会えるから、その時を楽しみに待っている
今度こそ、さよならだ
次に会う時もまた、たくさん語り合おう
きっと、次も楽しい時間になるだろう
「さよならを言う前に」
同じ風が吹いた
思わず振り返った
その先を手繰り寄せるように
あの日この日を思い出す
今日ここからは体温も
目尻の皺も白髪の数も
少しずつ
多分その日が来るまでに
忘れていってしまうだろう
せめて
さよならを言う前に
あの優しい声だけは
心に痛いほど刻みつけたい
さよならを言う前に
今まで我慢してきたことを
言わせていただきます
人に気を遣うよう育てられましたが
愛された記憶はありません
あなたは私を利用していましたね
あなたの言葉の端々から
なんでうまく立ち回らないの
きれいにならないの
女らしくしないの
と圧が伝わってきました
あなたが老いて柔らかくなったと
聞いて再会しましても
あなたは自分のことばかりでした
あなたは母親失格です
さようなら
皆にサヨナラを言う前に、この気持ちを伝えられるだろうか?一人一人に言いたいことがある。感謝を伝えたい。こんな私でもそばにいてくれた、仲良くしてくれた。元気をくれた。色々なものをくれた皆に感謝を伝える。それがどんな形でも。悔いのないように生きよう。サヨナラを言う日までに。
別れはいつもゆるやかに訪れる
さよならを言う間もなく
気づいたときには既に終わりを迎えている
衝撃を与えない優しさと
無言で去っていく残酷さ
気づいたときにはもう遅いんだ
さようなら、わたし
死はいつだってあなたのそばに
さよならを言う前に、いなくなりたい。
さよならを言うのが辛いから、黙って消えたい。
さよならを言う前に
人はさよならの数だけ強くなれる。
2022年私が中学3年の時に、今まで通っていた学童が突然閉所した。理由はよくわからなかったけどその学童に通っていた子たちにとっては衝撃的な話だった。
そして2023年の春、学童に通える最後の日私はサプライズで先生に子どもたちで書いたメッセージの寄せ書きを渡した。先生はとても喜んでくれた。「みんな元気でね、さようなら」最後の日帰りの送迎が始まる時に玄関で先生がそう言った。私はすごく寂しかったけれど「さようなら先生、またどこか出会えると良いですね!」と私はわざと明るくそう言った。先生の前では決して涙や寂しそうな表情を見せないって決めていたから。本当は最後に先生に言いたい事が沢山あった。
人は別れの数だけ強くなれるんだって思う。別れを経験する度にまた一つ成長できるんだ。だから別れは悲しいことばかりではない、新たな成長への一歩でもあると私は思う。